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危険な男
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掃除屋の尹朱峰は危険な男だった。
しかし一見するとマリンルックの似合うスポーツマンタイプのナイスガイだった。
季節は8月。
この日も白い綿パンにポロシャツ、マリンブルーのジャケットをひっかけていた。
葉山の別荘に黒いスポーツカーで乗り付けたユンは、ケータイでボスの女を呼び出した。
時刻は午前9時を少し回ったところだ。
「掃除屋です」
「早かったわね、ユン。今開けるわ」
木彫色のスライディングゲートがゆっくり開いた。普段は目隠しになっていて中は見えない。
ユンは愛車のトヨタ86を車庫に滑り込ませた。
車庫にはボスの女の車が2台と他に見慣れない赤のマセラティが1台停まっていた。V8エンジンを搭載したクワトロポルテGTSだった。おそらく別荘が一軒買えるほどの値段に違いない。
良い車だ。ユンは口笛を軽く吹いて、まだ見ぬオーナーに敬意を表した。
部屋は冷房がよく効いていた。そうしてくれるようユンが頼んだのだ。
ブラウンのチュニックを着たケイコはそれでもちっとも寒そうではなかった。
チュニックの下は何も付けていない感じだった。ソファーにゆったりと身体を任せ、何か飲みながらオリンピックの開会式を眺めていた。
薄い布地を通してグラマラスな体型が浮き彫りになって見える。
「ケイコ奥様」
ユンは声をかけた。正確にはボスの情婦だが葉山にいる時はそう呼ぶ様にケイコから言われていた。
「おはよう。ユン。何か飲む?」ケイコは画面を見たままだ。
「いえ、それより仕事が先ですから。終わったら頂きます」
ユンはその場にバッグを置き上着とシャツを脱いだ。
「そう。わかったわユン。あなたはどこを応援してるの、韓国?」
ケイコはテレビを見るのをやめ、ユンの逞しい身体に視線を預けた。
「私はどこも。スポーツは苦手なんです」
「まあ、そんなに立派な身体をしているのに?勿体ないわ」
ユンは綿パンから脚を抜き、下着も取った。
「こっちを向いて、ユン」
ユンは正面を向いた。
「大きいわね」
「ありがとうございます」
ユンは礼を言ってからペニスケースを装着した。両側から伸びた紐を尻に回して硬く結ぶ。
「どうしてそんな物を付けるの。男物のビキニパンツならうちにもあるわよ?」
「この方が良いんです。ゲン担ぎのようなものなんですよ」
「男の人は変な所にこだわるのね。それにしてもイヤラシイわ」
紐で吊られているので半分ほど勃起している様に見える。
玉の位置を微調整してユンは本題に入った。
「始めましょう。そいつは何処に"ある"んです?」
「バスルームよ」
「溶けるまで時間がかかります。映画でも観て待っていて下さい。寝室や部屋の中は後でやります」
「わかっているわ。お昼は何がいい?」
「ミートローフとパンがあれば私はそれで結構です」
「そうだと思って作っておいたわ。夜中のうちにね」
「それじゃ失礼します」
ユンはバスルームへ向かった。
ケイコは形の良い男の尻を見送り、それからまたオリンピックの開会式に没頭した。
選手入場が終わり、退屈な挨拶が始まった。
しかし一見するとマリンルックの似合うスポーツマンタイプのナイスガイだった。
季節は8月。
この日も白い綿パンにポロシャツ、マリンブルーのジャケットをひっかけていた。
葉山の別荘に黒いスポーツカーで乗り付けたユンは、ケータイでボスの女を呼び出した。
時刻は午前9時を少し回ったところだ。
「掃除屋です」
「早かったわね、ユン。今開けるわ」
木彫色のスライディングゲートがゆっくり開いた。普段は目隠しになっていて中は見えない。
ユンは愛車のトヨタ86を車庫に滑り込ませた。
車庫にはボスの女の車が2台と他に見慣れない赤のマセラティが1台停まっていた。V8エンジンを搭載したクワトロポルテGTSだった。おそらく別荘が一軒買えるほどの値段に違いない。
良い車だ。ユンは口笛を軽く吹いて、まだ見ぬオーナーに敬意を表した。
部屋は冷房がよく効いていた。そうしてくれるようユンが頼んだのだ。
ブラウンのチュニックを着たケイコはそれでもちっとも寒そうではなかった。
チュニックの下は何も付けていない感じだった。ソファーにゆったりと身体を任せ、何か飲みながらオリンピックの開会式を眺めていた。
薄い布地を通してグラマラスな体型が浮き彫りになって見える。
「ケイコ奥様」
ユンは声をかけた。正確にはボスの情婦だが葉山にいる時はそう呼ぶ様にケイコから言われていた。
「おはよう。ユン。何か飲む?」ケイコは画面を見たままだ。
「いえ、それより仕事が先ですから。終わったら頂きます」
ユンはその場にバッグを置き上着とシャツを脱いだ。
「そう。わかったわユン。あなたはどこを応援してるの、韓国?」
ケイコはテレビを見るのをやめ、ユンの逞しい身体に視線を預けた。
「私はどこも。スポーツは苦手なんです」
「まあ、そんなに立派な身体をしているのに?勿体ないわ」
ユンは綿パンから脚を抜き、下着も取った。
「こっちを向いて、ユン」
ユンは正面を向いた。
「大きいわね」
「ありがとうございます」
ユンは礼を言ってからペニスケースを装着した。両側から伸びた紐を尻に回して硬く結ぶ。
「どうしてそんな物を付けるの。男物のビキニパンツならうちにもあるわよ?」
「この方が良いんです。ゲン担ぎのようなものなんですよ」
「男の人は変な所にこだわるのね。それにしてもイヤラシイわ」
紐で吊られているので半分ほど勃起している様に見える。
玉の位置を微調整してユンは本題に入った。
「始めましょう。そいつは何処に"ある"んです?」
「バスルームよ」
「溶けるまで時間がかかります。映画でも観て待っていて下さい。寝室や部屋の中は後でやります」
「わかっているわ。お昼は何がいい?」
「ミートローフとパンがあれば私はそれで結構です」
「そうだと思って作っておいたわ。夜中のうちにね」
「それじゃ失礼します」
ユンはバスルームへ向かった。
ケイコは形の良い男の尻を見送り、それからまたオリンピックの開会式に没頭した。
選手入場が終わり、退屈な挨拶が始まった。
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