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白虎の怒りと魔王の決意
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ビアンカとラファエルが番として、気持ちを確かめ合っている最中、別の場所では聖獣であったはずの白虎が背中にアルダルシを乗せて、かつての住処である城で大暴れをしていました。
『我の娘に手を出した報いは受けてもらう』
謁見の間の天井に大きな穴を開け、立派な玉座を粉々に破壊し、国王の肖像画を風で切り裂いていった。
国王の権威の象徴を破壊し尽くす白虎を止められる者は存在しなかった。
唯一、止められる可能性があるアンダルシアが、かつての伴侶の胸ぐらを掴み、顎が歪み鼻血がでるほど殴りつけていた。
「わたくしの癒しであるビアンカに手を出すなんて、絶対に許さないわ」
その様子を魔王と勇者が腕を組んで並んで見詰めている。
「もっと早く、こうするべきだったな。俺の討伐を指示しているのも、エヴァンスを勇者に指名した教会の責任者もコイツだ」
「そうだね。教会の責任者には業突く張りのジジイは不向だよね。無能な馬鹿が権力を持つと国が亡びるからね」
国を守護していた聖獣に、魔力が多いの不老の美魔女に、人間を襲う気は無いけど魔族の中で最強の魔王と、そして人類最強である勇者の4人を敵に回した1人の老人は自分の愚かさを身をもって思い知る。
「おい。この国はアンダルシアに手伝ってもらいながら、エヴァンスが納めろ」
「どうしたんだ?急に」
「急では無いさ。俺は魔王に戻るタイミングを伺っていたんだ。俺が魔族を制圧して納める覚悟を決めたんだ。たが人間側を納める奴が馬鹿だと意味が無い。だから無駄な争いを避ける為にエヴァンスが元勇者として王になれ。地位や血筋など関係なく王座に付ける者。それが英雄や勇者だ」
この一件は愚かな国王に白虎と勇者が鉄槌を下し、クーデターを起こしたと、瞬く間に国中に広まった。
元々国王から信頼され人気があったアンダルシアが一緒に帰って来て、勇者の補佐をする姿に国民はお祭り騒ぎで歓迎した。
元々国王としての仕事をあまりしていなかった前国王が、アンダルシアが居なくなってから、まともに仕事が出来るはずもなく、悪政が続き国民の信頼は落ちるとことまで落ちていた。
不満だらけの日々を送っていた国民にとって、国の守護神であった聖獣白虎と若くて強い勇者の国盗りは気持ちを晴れやかにする出来事で、大歓迎された。
貴族の中には反発する者も存在したけど、アンダルシアと共に大掃除すると、見た目と若さだけでなく国王としての実力もある認識され、いつの間にか反対する人間は居なくたっていた。
そして新しい国王は、魔王と会談し平和協定を結んだ。
勇者によって、真の平和が訪れた瞬間でした。
『我の娘に手を出した報いは受けてもらう』
謁見の間の天井に大きな穴を開け、立派な玉座を粉々に破壊し、国王の肖像画を風で切り裂いていった。
国王の権威の象徴を破壊し尽くす白虎を止められる者は存在しなかった。
唯一、止められる可能性があるアンダルシアが、かつての伴侶の胸ぐらを掴み、顎が歪み鼻血がでるほど殴りつけていた。
「わたくしの癒しであるビアンカに手を出すなんて、絶対に許さないわ」
その様子を魔王と勇者が腕を組んで並んで見詰めている。
「もっと早く、こうするべきだったな。俺の討伐を指示しているのも、エヴァンスを勇者に指名した教会の責任者もコイツだ」
「そうだね。教会の責任者には業突く張りのジジイは不向だよね。無能な馬鹿が権力を持つと国が亡びるからね」
国を守護していた聖獣に、魔力が多いの不老の美魔女に、人間を襲う気は無いけど魔族の中で最強の魔王と、そして人類最強である勇者の4人を敵に回した1人の老人は自分の愚かさを身をもって思い知る。
「おい。この国はアンダルシアに手伝ってもらいながら、エヴァンスが納めろ」
「どうしたんだ?急に」
「急では無いさ。俺は魔王に戻るタイミングを伺っていたんだ。俺が魔族を制圧して納める覚悟を決めたんだ。たが人間側を納める奴が馬鹿だと意味が無い。だから無駄な争いを避ける為にエヴァンスが元勇者として王になれ。地位や血筋など関係なく王座に付ける者。それが英雄や勇者だ」
この一件は愚かな国王に白虎と勇者が鉄槌を下し、クーデターを起こしたと、瞬く間に国中に広まった。
元々国王から信頼され人気があったアンダルシアが一緒に帰って来て、勇者の補佐をする姿に国民はお祭り騒ぎで歓迎した。
元々国王としての仕事をあまりしていなかった前国王が、アンダルシアが居なくなってから、まともに仕事が出来るはずもなく、悪政が続き国民の信頼は落ちるとことまで落ちていた。
不満だらけの日々を送っていた国民にとって、国の守護神であった聖獣白虎と若くて強い勇者の国盗りは気持ちを晴れやかにする出来事で、大歓迎された。
貴族の中には反発する者も存在したけど、アンダルシアと共に大掃除すると、見た目と若さだけでなく国王としての実力もある認識され、いつの間にか反対する人間は居なくたっていた。
そして新しい国王は、魔王と会談し平和協定を結んだ。
勇者によって、真の平和が訪れた瞬間でした。
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