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20. 皇子、晩餐に招かれる
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その翌日の昼下がり。
『黒騎士団』の女騎士で事務処理担当でもあるシュール・ファレルは、鬱蒼とした木立の中、離宮へ通じる小道を上機嫌で歩いていた。
この国の冬は皇国の冬よりもはるかに厳しいと聞いていたが、大陸全体にわたる暖冬のせいか、予想していたよりずっと過ごしやすい。特にここ数日は、いわゆる小春日和が続いている。
こんな日和に訓練ばかりしているのは、もったいないな、と密かに思っていた彼女にとって、『黒の皇子』の頼み事は渡りに船だった。
おかげで、王都を一人でゆっくりと見て回れたし。まあ、それなりの品ぞろえがある本屋も見つけられたし。
ずっと欲しかったロマンス小説がみつかったのは、本当にツイてた。
騎士団一のレイピアの使い手でもある彼女は、きつめの外観に反して、心は、けっこう夢見る乙女だった。
彼女の敬愛する団長は、本日、ベルウエザー家の晩餐に招待されている。本人がはっきりと口にしたわけではないが、その場で、ベルウエザー嬢との婚姻の許可を正式に求める手はずになっているのは、明白だ。
朝から明らかに落ちつきが欠けていたアルフォンソ皇子。
一見いつもと変わらぬ無表情を装っていても、家族同然の、いや実の血族よりも彼を知る黒騎士団の面々には、彼がかつてないほど緊張しているのが、丸わかりだった。
朝食後すぐに呼び出され、買い物を頼まれた時、ファレルは二つ返事で承諾した。
依頼の一つに、『御令嬢が喜びそうな贈り物の選定およびその購入』が含まれていた以上、自分ほどの適任者はいない。
令嬢が見舞いに来られた折にも同伴していた侍女エルサを通じて、令嬢の、更にその家族たちの、喜びそうな品々はがっちりと把握済みだ。
偶然、エルサが同じロマンス小説の大ファンだと知ってからは、二人は同好の士として語り合うほどの仲良しになっていた。
肩に提げた大きな袋が、ずしりと重い。
出かける前に副団長に耳打ちされ、ベルウエザー夫妻と弟君にも、ちょっとした贈り物を用意してくることになったのだ。
令嬢の好みだという冒険小説も、サミュエル様の好きな魔術に関する本の最新刊も、二人の好物だというクッキーも入手した。ベルウエザー卿には剣の手入れ用の『魔物の油脂』を、夫人には術師用の手袋を。エルサご希望の『護衛騎士と姫君の悲恋もの』も、ついでに購入した。
もちろん、団長に頼まれた食材やスパイス類も忘れずに買ってきた。
冬とは思えない暖かな風が、木立を鳴らして吹き抜ける。
いつもは首の後ろできつく結っている赤みを帯びた金髪も、今日は流れるまま風に揺らめいていた。
あえて目立たないように身にまとった市井の服は、正直なところ、団の制服より軽くて肌触りもいい。
ファレルは、唐突に与えられた若い娘らしい休日を、心より楽しんでいた。
あの団長が婚約か。
今まで、どんな魅力的な令嬢を紹介されても、一片の関心も抱かなかった方が。
れっきとした王位継承権保持者が成人後も長らく婚約者不在。
それは、世の常識から考えて、かなり異常なことだ。皇子の性癖に関して勘ぐられたこともあった。が、よりによって他国の辺境貴族の娘と結婚、それも入り婿になりたいとは。
皇国側が揉めるのは間違いない。
アルフォンソ皇子は現在20歳。
ファレルが故郷に残してきた弟とおなじ齢だ。なのに、あの妙に大人びた態度。達観した、どこか諦めているような眼差し。時折、奇異に感じられるほどの未来への無関心さ。
一言でいえば、若者らしくないっていうか。
正直、そんなところが、ファレルとしても、心配ではあったのだ。稀代の天才なんて、そんなものかもしれないとも思っていたが。
それが今は・・・
ベルウエザー嬢が絡むと、年相応な、と言うか、むしろ実年齢より未熟な、熱い感情を持て余している様が垣間見える。
明らかに、皇子は変わった。
ファレルは、それは喜ばしいことだと思う。どこかで、ちょっと、寂しいような気もしたが。
ポケットから、買ってきたばかりの数種のスパイスの袋を取り出して、ちょっと嗅いでみる。
甘ったるいのやら、柑橘系っぽいのやら。目がひりひりしそうに刺激的な香りがするものやら。
団長は、一体どんな料理を、お菓子を作るつもりなんだろう?
団長の料理の腕は、控えめに言っても、素人の域を遥に超えている。どんな食材であっても美味しく料理してくれる、その天才的腕前には、常日頃、騎士団の皆がお世話になっているのだ。
本日、団長は、心を込めた手料理を晩餐へ携えていくつもりなわけだ。他のプレゼントと一緒に。
貴族令嬢には、自ら料理を嗜む者も、少しはいる。もちろん、単なる趣味として。けれど・・・
手料理持って、結婚の申し込みに来る皇子様って、かなりレアかも。と言うより、団長以外いないんじゃ?
不意に背後から名前を呼ばれて、ファレルは振り返った。
見知った顔ににこやかに挨拶されて、肩の力が抜けた。
挨拶を返しながらも、ファレルは小首を傾げた。笑顔で歩み寄ってくる人物に問いかける。
「あの、どうかされましたか?こんな人気のないところをお一人で?」
柔らかな笑みがすっと消え、その右手がファレルの額に翳された。
* * * * *
マリーナ・ベルウエザー子爵夫人は、ほぼ空になった大量の皿を複雑な思いで見つめていた。
晩餐に招待するにあたって、現状が現状なだけに、十分なもてなしが難しいと、前もって非礼をわびたのは彼女だ。シャルたちを別棟まで送り届けてくれた皇子の側近の「それでは、こちらでも、何かご用意させていただいてよろしいでしょうか?」という申し出に、そうしてくれたらありがたいと、確かに言った。
そう。確かに言ったが、これは・・・
差し入れられた料理は、その種類、量、質ともに、常識の範囲を軽々と超えていた。
おまけに、そのすべてが、皇子自らの手によるものとは。
定番料理から、珍しい異国風の料理やデザート類まで。皇子の料理は、まさしく絶品尽くしだった。
皇子に対して良い印象を持っていなかったクレインやサミュエルの胃袋をがっちりと掴むほどには。
騎士団の正装を着たアルフォンソ皇子は、その容姿だけでも、それは、それは魅力的で、食事のマナーも完璧。
招待への礼として渡された贈り物も、それぞれの一番喜ぶ品という、徹底ぶり。
いったいどこで、調べたものやら。
情報の出どころは、十中八九、何食わぬ顔で給仕をしているエルサだろうけど。
まだ諸手を上げて賛成とまでいかなくても、夫と息子の皇子に対する評価は急上昇だ。
その功績の大半は、おそらくその料理の腕前にあると言っても過言ではないだろう。
緊張と恥じらいで最初のうちは、いつもほど積極的に料理を口にできなかったシャルも、皇子に是非に、と請われてからは、勧められるままに舌鼓を打っている。
そんなシャルを目を細めて見つめる皇子は、傍から見てもわかるくらい、嬉しそうだった。
そう、あの無表情で有名な『黒の皇子』が、だ。
皇子に関して前もって調べ上げていたマリーナには、わかる。これが、真夏に降る大雪くらいには珍しい事象だということが。
「僻地への遠征が多かったせいもあって、料理は得意だと言えるかと。ベルウエザー領に移った暁には、特産の品々、魔物関連の食材を試してみる所存です」
晩餐が一段落し、皿の類が運び出され、紅茶がそれぞれに配られて、漸く、皇子が改まった口調で、本題に入ろうとした。
「どうか、ご令嬢との婚約を許していただきたい。私の生ある限り、ご令嬢を大切にすると誓う。ですから」
窓の向こうに閃光が走った。
轟く爆音とともに、窓ガラスが弾け散った。焦げ臭い爆風が突風と化し、カーテンを激しくはためかせた。皿やカップがテーブルクロスごと床に滑り落ち、砕けた。
「何事だ!」
クレインが外へ走り出る。
黒騎士団の現在の仮住まい、離宮本棟。
月明かりの下、そのあちこちから噴き出すどす黒い炎が、まるで生き物のように蠢いていた。
『黒騎士団』の女騎士で事務処理担当でもあるシュール・ファレルは、鬱蒼とした木立の中、離宮へ通じる小道を上機嫌で歩いていた。
この国の冬は皇国の冬よりもはるかに厳しいと聞いていたが、大陸全体にわたる暖冬のせいか、予想していたよりずっと過ごしやすい。特にここ数日は、いわゆる小春日和が続いている。
こんな日和に訓練ばかりしているのは、もったいないな、と密かに思っていた彼女にとって、『黒の皇子』の頼み事は渡りに船だった。
おかげで、王都を一人でゆっくりと見て回れたし。まあ、それなりの品ぞろえがある本屋も見つけられたし。
ずっと欲しかったロマンス小説がみつかったのは、本当にツイてた。
騎士団一のレイピアの使い手でもある彼女は、きつめの外観に反して、心は、けっこう夢見る乙女だった。
彼女の敬愛する団長は、本日、ベルウエザー家の晩餐に招待されている。本人がはっきりと口にしたわけではないが、その場で、ベルウエザー嬢との婚姻の許可を正式に求める手はずになっているのは、明白だ。
朝から明らかに落ちつきが欠けていたアルフォンソ皇子。
一見いつもと変わらぬ無表情を装っていても、家族同然の、いや実の血族よりも彼を知る黒騎士団の面々には、彼がかつてないほど緊張しているのが、丸わかりだった。
朝食後すぐに呼び出され、買い物を頼まれた時、ファレルは二つ返事で承諾した。
依頼の一つに、『御令嬢が喜びそうな贈り物の選定およびその購入』が含まれていた以上、自分ほどの適任者はいない。
令嬢が見舞いに来られた折にも同伴していた侍女エルサを通じて、令嬢の、更にその家族たちの、喜びそうな品々はがっちりと把握済みだ。
偶然、エルサが同じロマンス小説の大ファンだと知ってからは、二人は同好の士として語り合うほどの仲良しになっていた。
肩に提げた大きな袋が、ずしりと重い。
出かける前に副団長に耳打ちされ、ベルウエザー夫妻と弟君にも、ちょっとした贈り物を用意してくることになったのだ。
令嬢の好みだという冒険小説も、サミュエル様の好きな魔術に関する本の最新刊も、二人の好物だというクッキーも入手した。ベルウエザー卿には剣の手入れ用の『魔物の油脂』を、夫人には術師用の手袋を。エルサご希望の『護衛騎士と姫君の悲恋もの』も、ついでに購入した。
もちろん、団長に頼まれた食材やスパイス類も忘れずに買ってきた。
冬とは思えない暖かな風が、木立を鳴らして吹き抜ける。
いつもは首の後ろできつく結っている赤みを帯びた金髪も、今日は流れるまま風に揺らめいていた。
あえて目立たないように身にまとった市井の服は、正直なところ、団の制服より軽くて肌触りもいい。
ファレルは、唐突に与えられた若い娘らしい休日を、心より楽しんでいた。
あの団長が婚約か。
今まで、どんな魅力的な令嬢を紹介されても、一片の関心も抱かなかった方が。
れっきとした王位継承権保持者が成人後も長らく婚約者不在。
それは、世の常識から考えて、かなり異常なことだ。皇子の性癖に関して勘ぐられたこともあった。が、よりによって他国の辺境貴族の娘と結婚、それも入り婿になりたいとは。
皇国側が揉めるのは間違いない。
アルフォンソ皇子は現在20歳。
ファレルが故郷に残してきた弟とおなじ齢だ。なのに、あの妙に大人びた態度。達観した、どこか諦めているような眼差し。時折、奇異に感じられるほどの未来への無関心さ。
一言でいえば、若者らしくないっていうか。
正直、そんなところが、ファレルとしても、心配ではあったのだ。稀代の天才なんて、そんなものかもしれないとも思っていたが。
それが今は・・・
ベルウエザー嬢が絡むと、年相応な、と言うか、むしろ実年齢より未熟な、熱い感情を持て余している様が垣間見える。
明らかに、皇子は変わった。
ファレルは、それは喜ばしいことだと思う。どこかで、ちょっと、寂しいような気もしたが。
ポケットから、買ってきたばかりの数種のスパイスの袋を取り出して、ちょっと嗅いでみる。
甘ったるいのやら、柑橘系っぽいのやら。目がひりひりしそうに刺激的な香りがするものやら。
団長は、一体どんな料理を、お菓子を作るつもりなんだろう?
団長の料理の腕は、控えめに言っても、素人の域を遥に超えている。どんな食材であっても美味しく料理してくれる、その天才的腕前には、常日頃、騎士団の皆がお世話になっているのだ。
本日、団長は、心を込めた手料理を晩餐へ携えていくつもりなわけだ。他のプレゼントと一緒に。
貴族令嬢には、自ら料理を嗜む者も、少しはいる。もちろん、単なる趣味として。けれど・・・
手料理持って、結婚の申し込みに来る皇子様って、かなりレアかも。と言うより、団長以外いないんじゃ?
不意に背後から名前を呼ばれて、ファレルは振り返った。
見知った顔ににこやかに挨拶されて、肩の力が抜けた。
挨拶を返しながらも、ファレルは小首を傾げた。笑顔で歩み寄ってくる人物に問いかける。
「あの、どうかされましたか?こんな人気のないところをお一人で?」
柔らかな笑みがすっと消え、その右手がファレルの額に翳された。
* * * * *
マリーナ・ベルウエザー子爵夫人は、ほぼ空になった大量の皿を複雑な思いで見つめていた。
晩餐に招待するにあたって、現状が現状なだけに、十分なもてなしが難しいと、前もって非礼をわびたのは彼女だ。シャルたちを別棟まで送り届けてくれた皇子の側近の「それでは、こちらでも、何かご用意させていただいてよろしいでしょうか?」という申し出に、そうしてくれたらありがたいと、確かに言った。
そう。確かに言ったが、これは・・・
差し入れられた料理は、その種類、量、質ともに、常識の範囲を軽々と超えていた。
おまけに、そのすべてが、皇子自らの手によるものとは。
定番料理から、珍しい異国風の料理やデザート類まで。皇子の料理は、まさしく絶品尽くしだった。
皇子に対して良い印象を持っていなかったクレインやサミュエルの胃袋をがっちりと掴むほどには。
騎士団の正装を着たアルフォンソ皇子は、その容姿だけでも、それは、それは魅力的で、食事のマナーも完璧。
招待への礼として渡された贈り物も、それぞれの一番喜ぶ品という、徹底ぶり。
いったいどこで、調べたものやら。
情報の出どころは、十中八九、何食わぬ顔で給仕をしているエルサだろうけど。
まだ諸手を上げて賛成とまでいかなくても、夫と息子の皇子に対する評価は急上昇だ。
その功績の大半は、おそらくその料理の腕前にあると言っても過言ではないだろう。
緊張と恥じらいで最初のうちは、いつもほど積極的に料理を口にできなかったシャルも、皇子に是非に、と請われてからは、勧められるままに舌鼓を打っている。
そんなシャルを目を細めて見つめる皇子は、傍から見てもわかるくらい、嬉しそうだった。
そう、あの無表情で有名な『黒の皇子』が、だ。
皇子に関して前もって調べ上げていたマリーナには、わかる。これが、真夏に降る大雪くらいには珍しい事象だということが。
「僻地への遠征が多かったせいもあって、料理は得意だと言えるかと。ベルウエザー領に移った暁には、特産の品々、魔物関連の食材を試してみる所存です」
晩餐が一段落し、皿の類が運び出され、紅茶がそれぞれに配られて、漸く、皇子が改まった口調で、本題に入ろうとした。
「どうか、ご令嬢との婚約を許していただきたい。私の生ある限り、ご令嬢を大切にすると誓う。ですから」
窓の向こうに閃光が走った。
轟く爆音とともに、窓ガラスが弾け散った。焦げ臭い爆風が突風と化し、カーテンを激しくはためかせた。皿やカップがテーブルクロスごと床に滑り落ち、砕けた。
「何事だ!」
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