59 / 61
~元聖女の皇子と元黒竜の訳あり令嬢はまずは無難な婚約を目指すことにしました~
皇子の療養休暇 ⑮誓約
しおりを挟む
あれからもう4年。
密かに交わした父王とのやり取りが、アマリアーナの脳裏を過った。
どんな問題を抱えているにしろ、辺境伯と敵対するよりも同盟関係を強める方が得策だという父に賛成し、信頼の証として自分が降嫁すると申し出たのは、アマリアーナの方だった。
彼女は、記憶の中にある紋章がどの貴族のものかを調べ上げていたし、現辺境伯が妻を亡くして以来、独り身を貫いているのも知っていた。
あの時の騎士のことを、彼女はずっと忘れることができなかったから。
結局のところ、山岳に住む小民族の多くが遥か昔に滅んだはずの魔族の生き残りではないかという、父の推測は正しかったわけだ。そして、辺境伯が彼らの協力者なのではないかという疑惑も。
彼が協力者どころか、彼らの一人とまでは思っていなかったかもしれないが。
「皇国は、先人の非道を悔い、あなた方と、いえ、すべての山岳の民たちとの和解を願っています。その上で、来るべき大いなる災厄に備えて共闘協定を結ぶことを望みます」
アマリアーナは、王が示した期限内に、なんとか真実にたどり着けたことにホッと胸を撫でおろしていた。
どうやら、彼女は、このかなり際どい賭けに勝てそうだ。
辺境伯の心を手に入れ、山岳の民を取り込むという一世一代の大博打に。
* * * * *
「和解?共闘?我らとヒトが?正気か?」
「我が王家の租、偉大なる勇者の名に懸けて」
信じられないとばかりに言い募るル・ボウに、アマリアーナは再び頭を下げた。
「過去の出来事に関しては、心より謝罪します。見返りとして、皇国はあなた方に永世自治権を認め、今後、辺境伯の現領土を独立した自治領として擁護することを誓いましょう。あなた方も気づいているはず。ここ数年の異常気象や魔物の凶暴化。この世界に異変が起きつつあることを。このままだと、あと数年のうちに『封じられし闇の扉』が開き、世界は破滅に向かいます。この世界を救うためには、人も魔族も互いへの遺恨を忘れ、共に戦う必要があるのです」
ル・ボウの刺すような視線を受け止めて、アマリアーナはひたすら答えを待った。
永遠のごとく感じられた沈黙は、実際にはほんの数分だったのだろう。
ル・ボウがふっと力を抜いたのが感じられた。
明らかに思い当たる節があったらしい。
その顔には苦笑めいたものが浮かんでいた。
「さすが賢王アルメニウス一世。うまく騙したつもりであったが、どうやら、我らの動向は王の手の内にあったらしいな」
危惧していたように皇国からの申し出を一蹴することなく、ル・ボウは冷静に問い返した。
「それは、『誓約の儀』を持って誓うという意味か?」
「もちろんです。この場で儀式を行ってもかまいません」
アマリアーナは、安堵のあまり震えそうになる四肢にぐっと力を入れ、あふれ出る歓喜を押えた。
『誓約の儀』とは、契約を行う者の身体の一部を媒介にして術式を使う究極の誓いの儀式。誓いを破った場合は、契約者の命という大きな代償を払うことになる。
つまり、翼ある一族の長は、彼らの申し出を受けると言ったのだ。
「王から依り代も預かっております。お許しいただければ、すぐに取りに行かせますが」
「よかろう。ただし、お前がここから出るのを認めることはできぬ。場所を教えてもらえれば、こちらの手の者に取りに行かせよう。誓約者は私と、イ・サンス、お前と国王、それから、もう一人。我が結界に入り込むとは、さすがと言うべきかな」
ル・ボウは言葉を切って、生い茂る庭の片隅に呼びかけた。
「出てくるがよい。われらは交渉に応じる。お前の姉に手を出すつもりはない」
その視線の先の木立が揺れた。
「姉上、あなたがこんなに無茶な人だとは知りませんでした」
若い男の声がした。と同時に、見るも無残な状態のデイドレスをまとった『令嬢』が現れた。ドレスはところどころ破れているが、その身体に傷はすでにない。おそらく自ら、治癒の術を使ったのだろう。
『令嬢』は片手に握っていた剣を傍の木の幹に突き刺すと、手のひらを晒して見せながら、近づいてくる。
「私も、知らなかったわ。あなたがそんなに女装が似合うなんて」
仮面が外れた場合も考慮したのか。
近くで見ると、唇だけでなく、頬や目元までうっすらと化粧が施されているのがわかる。
もともと中性的だとは思っていたが、こんなに化粧映えする顔立ちだったとは・・・。
チョーカーを失った喉元に気づかなければ、うら若き乙女にしか見えないんじゃなかろうか?
今ならわかる。独特のデザインの衣装をまとっていた理由が。女性にしてはスレンダーすぎる体形を隠すための苦肉の策だったのだろう。
これって・・・胸元に何か詰めているわよね?
「本当に、見事な化けっぷりね」
「仕方なかったんです。姉上の茶話会に潜り込むには。若い女性しか招待されていなかったので」
「あら、それにしては堂に入ってたわよ。歩き方やお辞儀の仕方までご令嬢そのもの。私は完全に騙されたわ」
実感を込めて呟くと、アルフォンソが憮然とした顔をした。
「もう二度とする気はありません。膝を折って歩くのは、剣を交えるよりも疲れます」
無口で無表情の彼にしては、珍しいはっきりとした意思表示だ。別に好んで女装したわけではないと言いたかったらしい。
それにしても、いったいどうして、第二皇子本人が、噂のブーマの公爵令嬢に扮して茶話会に来ることになったのか?
メニエラとあの誘拐者の話も気にかかる。
まあ、あの食えない策士である父王が一枚も二枚も噛んでいるのは間違いないだろうけれど。
あとでじっくりと話し合う必要があるだろう。いろいろと。
それにしても・・・
アマリアーナは久々に間近で目にする異母弟の顔をじっくりと眺めた。
なるほど。こういう格好をすると、そっくりだ。アルメニウス一世の今は亡き愛妾、アルフォンソの実母の姿絵に。
王妃が、母が、この弟を殺したいほど憎む心情が理解できてしまう。争いたくてもすでに相手はこの世にはいない。なのに、この弟が存在する限り、父は愛妾を忘れない。父が母を愛することはない。
昔から、アマリアーナは、この異母弟が気に食わなかった。
父アルメニウス一世が、皇国以外で、大切に思う唯一の存在のくせに、それが全くわかっていないこの弟が。
「だまして申し訳ありませんでした。アマリアーナ様」
躊躇いがちにかけられた言葉に、アマリアーナは振り返った。
悄然と立っている大男の頬には、まだ彼女の手の型がうっすらと残っている。
相変わらずの敬語。この人はいつになったら、自分を王女ではなく妻として扱ってくれるのだろう?
一族の長に逆らって命を懸けて守ってくれようとしたくせに。
アマリアーナはため息を吐くと夫の顔を見上げた。自らつけた跡にそっと手を触れる。
「何度も言ったように、私はあなたをお慕いしているのです。私はあなたの先妻とは違う。あなたが何であれ、受け入れてみせます」
男の視線が大きく揺らぎ、その顔がたちまち赤くなる。
仮面の辺境伯か。
たしかに、この人には仮面が必要かもしれない。為政者としては感情が顔に出過ぎる。
まあ、そこも嫌いではないけれど。
「ですので、浮気は認めません。絶対に」
いつの間にか数人の部下らしき女たちに囲まれているル・ボウに向かって宣言する。
「ル・ボウ様、たとえあなたがこの人が真に仕える主だとしても、私はあなたにこの人を渡すつもりはありません。この人は私のものですから」
ル・ボウは虚を突かれたように口を開け、真っ赤になった男を見た。それから、声を発てて笑ったのだ。
「クックックック・・・実に愛されてるようだな、イ・サンス・エドモンド・サリナス。ヘタレのお前にはもったいない嫁だ」
「母上!」
母上?
今度はアマリアーナが目を丸くする。
「翼人族は長命なんだ。ああ見えても、長は正真正銘、俺の母だ。俺は長と流浪の傭兵との間に生まれた混血なんだ」
いつもの敬語を忘れて、イ・サンス=サリナス辺境伯は、きまり悪そうに告げた。
密かに交わした父王とのやり取りが、アマリアーナの脳裏を過った。
どんな問題を抱えているにしろ、辺境伯と敵対するよりも同盟関係を強める方が得策だという父に賛成し、信頼の証として自分が降嫁すると申し出たのは、アマリアーナの方だった。
彼女は、記憶の中にある紋章がどの貴族のものかを調べ上げていたし、現辺境伯が妻を亡くして以来、独り身を貫いているのも知っていた。
あの時の騎士のことを、彼女はずっと忘れることができなかったから。
結局のところ、山岳に住む小民族の多くが遥か昔に滅んだはずの魔族の生き残りではないかという、父の推測は正しかったわけだ。そして、辺境伯が彼らの協力者なのではないかという疑惑も。
彼が協力者どころか、彼らの一人とまでは思っていなかったかもしれないが。
「皇国は、先人の非道を悔い、あなた方と、いえ、すべての山岳の民たちとの和解を願っています。その上で、来るべき大いなる災厄に備えて共闘協定を結ぶことを望みます」
アマリアーナは、王が示した期限内に、なんとか真実にたどり着けたことにホッと胸を撫でおろしていた。
どうやら、彼女は、このかなり際どい賭けに勝てそうだ。
辺境伯の心を手に入れ、山岳の民を取り込むという一世一代の大博打に。
* * * * *
「和解?共闘?我らとヒトが?正気か?」
「我が王家の租、偉大なる勇者の名に懸けて」
信じられないとばかりに言い募るル・ボウに、アマリアーナは再び頭を下げた。
「過去の出来事に関しては、心より謝罪します。見返りとして、皇国はあなた方に永世自治権を認め、今後、辺境伯の現領土を独立した自治領として擁護することを誓いましょう。あなた方も気づいているはず。ここ数年の異常気象や魔物の凶暴化。この世界に異変が起きつつあることを。このままだと、あと数年のうちに『封じられし闇の扉』が開き、世界は破滅に向かいます。この世界を救うためには、人も魔族も互いへの遺恨を忘れ、共に戦う必要があるのです」
ル・ボウの刺すような視線を受け止めて、アマリアーナはひたすら答えを待った。
永遠のごとく感じられた沈黙は、実際にはほんの数分だったのだろう。
ル・ボウがふっと力を抜いたのが感じられた。
明らかに思い当たる節があったらしい。
その顔には苦笑めいたものが浮かんでいた。
「さすが賢王アルメニウス一世。うまく騙したつもりであったが、どうやら、我らの動向は王の手の内にあったらしいな」
危惧していたように皇国からの申し出を一蹴することなく、ル・ボウは冷静に問い返した。
「それは、『誓約の儀』を持って誓うという意味か?」
「もちろんです。この場で儀式を行ってもかまいません」
アマリアーナは、安堵のあまり震えそうになる四肢にぐっと力を入れ、あふれ出る歓喜を押えた。
『誓約の儀』とは、契約を行う者の身体の一部を媒介にして術式を使う究極の誓いの儀式。誓いを破った場合は、契約者の命という大きな代償を払うことになる。
つまり、翼ある一族の長は、彼らの申し出を受けると言ったのだ。
「王から依り代も預かっております。お許しいただければ、すぐに取りに行かせますが」
「よかろう。ただし、お前がここから出るのを認めることはできぬ。場所を教えてもらえれば、こちらの手の者に取りに行かせよう。誓約者は私と、イ・サンス、お前と国王、それから、もう一人。我が結界に入り込むとは、さすがと言うべきかな」
ル・ボウは言葉を切って、生い茂る庭の片隅に呼びかけた。
「出てくるがよい。われらは交渉に応じる。お前の姉に手を出すつもりはない」
その視線の先の木立が揺れた。
「姉上、あなたがこんなに無茶な人だとは知りませんでした」
若い男の声がした。と同時に、見るも無残な状態のデイドレスをまとった『令嬢』が現れた。ドレスはところどころ破れているが、その身体に傷はすでにない。おそらく自ら、治癒の術を使ったのだろう。
『令嬢』は片手に握っていた剣を傍の木の幹に突き刺すと、手のひらを晒して見せながら、近づいてくる。
「私も、知らなかったわ。あなたがそんなに女装が似合うなんて」
仮面が外れた場合も考慮したのか。
近くで見ると、唇だけでなく、頬や目元までうっすらと化粧が施されているのがわかる。
もともと中性的だとは思っていたが、こんなに化粧映えする顔立ちだったとは・・・。
チョーカーを失った喉元に気づかなければ、うら若き乙女にしか見えないんじゃなかろうか?
今ならわかる。独特のデザインの衣装をまとっていた理由が。女性にしてはスレンダーすぎる体形を隠すための苦肉の策だったのだろう。
これって・・・胸元に何か詰めているわよね?
「本当に、見事な化けっぷりね」
「仕方なかったんです。姉上の茶話会に潜り込むには。若い女性しか招待されていなかったので」
「あら、それにしては堂に入ってたわよ。歩き方やお辞儀の仕方までご令嬢そのもの。私は完全に騙されたわ」
実感を込めて呟くと、アルフォンソが憮然とした顔をした。
「もう二度とする気はありません。膝を折って歩くのは、剣を交えるよりも疲れます」
無口で無表情の彼にしては、珍しいはっきりとした意思表示だ。別に好んで女装したわけではないと言いたかったらしい。
それにしても、いったいどうして、第二皇子本人が、噂のブーマの公爵令嬢に扮して茶話会に来ることになったのか?
メニエラとあの誘拐者の話も気にかかる。
まあ、あの食えない策士である父王が一枚も二枚も噛んでいるのは間違いないだろうけれど。
あとでじっくりと話し合う必要があるだろう。いろいろと。
それにしても・・・
アマリアーナは久々に間近で目にする異母弟の顔をじっくりと眺めた。
なるほど。こういう格好をすると、そっくりだ。アルメニウス一世の今は亡き愛妾、アルフォンソの実母の姿絵に。
王妃が、母が、この弟を殺したいほど憎む心情が理解できてしまう。争いたくてもすでに相手はこの世にはいない。なのに、この弟が存在する限り、父は愛妾を忘れない。父が母を愛することはない。
昔から、アマリアーナは、この異母弟が気に食わなかった。
父アルメニウス一世が、皇国以外で、大切に思う唯一の存在のくせに、それが全くわかっていないこの弟が。
「だまして申し訳ありませんでした。アマリアーナ様」
躊躇いがちにかけられた言葉に、アマリアーナは振り返った。
悄然と立っている大男の頬には、まだ彼女の手の型がうっすらと残っている。
相変わらずの敬語。この人はいつになったら、自分を王女ではなく妻として扱ってくれるのだろう?
一族の長に逆らって命を懸けて守ってくれようとしたくせに。
アマリアーナはため息を吐くと夫の顔を見上げた。自らつけた跡にそっと手を触れる。
「何度も言ったように、私はあなたをお慕いしているのです。私はあなたの先妻とは違う。あなたが何であれ、受け入れてみせます」
男の視線が大きく揺らぎ、その顔がたちまち赤くなる。
仮面の辺境伯か。
たしかに、この人には仮面が必要かもしれない。為政者としては感情が顔に出過ぎる。
まあ、そこも嫌いではないけれど。
「ですので、浮気は認めません。絶対に」
いつの間にか数人の部下らしき女たちに囲まれているル・ボウに向かって宣言する。
「ル・ボウ様、たとえあなたがこの人が真に仕える主だとしても、私はあなたにこの人を渡すつもりはありません。この人は私のものですから」
ル・ボウは虚を突かれたように口を開け、真っ赤になった男を見た。それから、声を発てて笑ったのだ。
「クックックック・・・実に愛されてるようだな、イ・サンス・エドモンド・サリナス。ヘタレのお前にはもったいない嫁だ」
「母上!」
母上?
今度はアマリアーナが目を丸くする。
「翼人族は長命なんだ。ああ見えても、長は正真正銘、俺の母だ。俺は長と流浪の傭兵との間に生まれた混血なんだ」
いつもの敬語を忘れて、イ・サンス=サリナス辺境伯は、きまり悪そうに告げた。
0
あなたにおすすめの小説
神様の忘れ物
mizuno sei
ファンタジー
仕事中に急死した三十二歳の独身OLが、前世の記憶を持ったまま異世界に転生した。
わりとお気楽で、ポジティブな主人公が、異世界で懸命に生きる中で巻き起こされる、笑いあり、涙あり(?)の珍騒動記。
一級魔法使いになれなかったので特級厨師になりました
しおしお
恋愛
魔法学院次席卒業のシャーリー・ドットは、
「一級魔法使いになれなかった」という理由だけで婚約破棄された。
――だが本当の理由は、ただの“うっかり”。
試験会場を間違え、隣の建物で行われていた
特級厨師試験に合格してしまったのだ。
気づけばシャーリーは、王宮からスカウトされるほどの
“超一流料理人”となり、国王の胃袋をがっちり掴む存在に。
一方、学院首席で一級魔法使いとなった
ナターシャ・キンスキーは、大活躍しているはずなのに――
「なんで料理で一番になってるのよ!?
あの女、魔法より料理の方が強くない!?」
すれ違い、逃げ回り、勘違いし続けるナターシャと、
天然すぎて誤解が絶えないシャーリー。
そんな二人が、魔王軍の襲撃、国家危機、王宮騒動を通じて、
少しずつ距離を縮めていく。
魔法で国を守る最強魔術師。
料理で国を救う特級厨師。
――これは、“敵でもライバルでもない二人”が、
ようやく互いを認め、本当の友情を築いていく物語。
すれ違いコメディ×料理魔法×ダブルヒロイン友情譚!
笑って、癒されて、最後は心が温かくなる王宮ラノベ、開幕です。
オバちゃんだからこそ ~45歳の異世界珍道中~
鉄 主水
ファンタジー
子育ても一段落した40過ぎの訳あり主婦、里子。
そんなオバちゃん主人公が、突然……異世界へ――。
そこで里子を待ち構えていたのは……今まで見たことのない奇抜な珍獣であった。
「何がどうして、なぜこうなった! でも……せっかくの異世界だ! 思いっ切り楽しんじゃうぞ!」
オバちゃんパワーとオタクパワーを武器に、オバちゃんは我が道を行く!
ラブはないけど……笑いあり、涙ありの異世界ドタバタ珍道中。
いざ……はじまり、はじまり……。
※この作品は、エブリスタ様、小説家になろう様でも投稿しています。
転生してモブだったから安心してたら最恐王太子に溺愛されました。
琥珀
恋愛
ある日突然小説の世界に転生した事に気づいた主人公、スレイ。
ただのモブだと安心しきって人生を満喫しようとしたら…最恐の王太子が離してくれません!!
スレイの兄は重度のシスコンで、スレイに執着するルルドは兄の友人でもあり、王太子でもある。
ヒロインを取り合う筈の物語が何故かモブの私がヒロインポジに!?
氷の様に無表情で周囲に怖がられている王太子ルルドと親しくなってきた時、小説の物語の中である事件が起こる事を思い出す。ルルドの為に必死にフラグを折りに行く主人公スレイ。
このお話は目立ちたくないモブがヒロインになるまでの物語ーーーー。
悪役令息、前世の記憶により悪評が嵩んで死ぬことを悟り教会に出家しに行った結果、最強の聖騎士になり伝説になる
竜頭蛇
ファンタジー
ある日、前世の記憶を思い出したシド・カマッセイはこの世界がギャルゲー「ヒロイックキングダム」の世界であり、自分がギャルゲの悪役令息であると理解する。
評判が悪すぎて破滅する運命にあるが父親が毒親でシドの悪評を広げたり、関係を作ったものには危害を加えるので現状では何をやっても悪評に繋がるを悟り、家との関係を断って出家をすることを決意する。
身を寄せた教会で働くうちに評判が上がりすぎて、聖女や信者から崇められたり、女神から一目置かれ、やがて最強の聖騎士となり、伝説となる物語。
一緒に異世界転生した飼い猫のもらったチートがやばすぎた。もしかして、メインは猫の方ですか、女神様!?
たまご
ファンタジー
アラサーの相田つかさは事故により命を落とす。
最期の瞬間に頭に浮かんだのが「猫達のごはん、これからどうしよう……」だったせいか、飼っていた8匹の猫と共に異世界転生をしてしまう。
だが、つかさが目を覚ます前に女神様からとんでもチートを授かった猫達は新しい世界へと自由に飛び出して行ってしまう。
女神様に泣きつかれ、つかさは猫達を回収するために旅に出た。
猫達が、世界を滅ぼしてしまう前に!!
「私はスローライフ希望なんですけど……」
この作品は「小説家になろう」さん、「エブリスタ」さんで完結済みです。
表紙の写真は、モデルになったうちの猫様です。
第5皇子に転生した俺は前世の医学と知識や魔法を使い世界を変える。
黒ハット
ファンタジー
前世は予防医学の専門の医者が飛行機事故で結婚したばかりの妻と亡くなり異世界の帝国の皇帝の5番目の子供に転生する。子供の生存率50%という文明の遅れた世界に転生した主人公が前世の知識と魔法を使い乱世の世界を戦いながら前世の奥さんと巡り合い世界を変えて行く。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる