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番外編
夢か現実か 13
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もう終わったつもりになってました汗
と言うわけでなんとか完結させました。
楽しんでいただけると嬉しいです。
* * *
<side大智>
なんだか長い夢を見ていた気がする。
透也の近くにいるのに、遠い気がして寂しかった。
だけど、やっと透也の温もりを感じられて嬉しかった。
キスをして、透也の唇を味わって俺はホッとした。
「ん……とぅ、や……すき……っ」
気持ちを伝えると、ギュッと大きなものに抱きしめられる。
これが誰かなんて眠っていてもわかる。透也だ。
目を瞑ったまま抱きしめてくれている透也の胸元に顔を擦り寄せる。
「大智……」
いつものように甘く優しい声だけど、なぜかその声が潤んでいる気がしてゆっくり目を開ける。
すると、なぜか透也が泣いていた。
「よかった……戻ってきてくれて……」
「どうしたんだ? なんで泣いてるんだ?」
透也の涙を見て、夢現な状態から一気に覚醒してしまった。
「たった今まで、五年前の大智がここにいたんですよ」
「えっ、ご、ねんまえ……って……じゃあ、あれ……」
夢、じゃなかった?
そこまで声に出ていたのか自分でもわからないけれど、透也が小さく頷いた。
俺をもう二度と離さないとでもいうように強く抱きしめながら……。
「あの、それってどういうことなんだ? じゃあ、透也は俺と出会う前に知ってたってこと? いや、俺もか?」
頭の中が混乱してくる。
でも、俺の記憶にはなにもない。
あのスタジアムが透也との初対面だったのは今も変わってない。
「大智。落ち着いてください。とりあえず話を聞いてください」
透也の腕に抱かれたまま、そう優しく声をかけられる。
透也の優しい声に混乱した気持ちが落ち着いていくのを感じながら俺は頷き、透也の言葉を待った。
「いつものように目を覚ましたら、俺の隣に大智がいたんです。でもその大智は五年前の大智でした」
「なんで五年前の俺だってわかったんだ?」
「それは……なんとなく違和感を感じて、大智の頬に触れたらあの五年前の記憶が全て甦ってきたんです」
甦ってきた……ってことは、それまで忘れていたってこと?
じゃあ、今まで透也はあの時のことを俺に隠していたんじゃなく、覚えていなかった?
俺が心の中で思ったことが表情に出ていたのか、透也は頷きながら言葉を続けた。
「大智と会えると敦己に呼び出されて、一緒に食事をして、俺のマンションに連れ帰って……そして、キスをしたあの時の記憶を全て……」
「えっ? キス? 俺、透也とキス、したのか?」
五年前の透也だから、俺のじゃないから、キスしたくても必死に我慢していたのに。
「ええ。可愛い大智にねだられて。必死に我慢していたのに、大智に煽られて唇を重ねた途端、俺の前からいなくなったんです」
「いなくなった……それで、今、俺はここに戻ってきたってことか?」
「そうです。あの時、途轍もない絶望に包まれて……意識を失って、目を覚ました時にはそれまでの大智と過ごした時間を全て忘れてました。今日、五年前の大智が俺のところにやってくるまでずっと……」
「そんなことが……」
実際に起こっていたことだったなんて信じられない。
だけど、透也の表情を見る限り、それが真実としか思えない。
「多分、俺の絶望があまりにも激しかったから、記憶を自ら抹消したのかもしれません。あの時の記憶を覚えていたら、俺は我慢できずに五年前の大智の元に突撃していたでしょうから。そうしたら今頃、こうして大智と一緒の時を過ごせていたか分かりません」
もし、五年前になにも知らない俺の元に透也がやってきたら……。
無防備な状態で出会ったあのスタジアムの時とは違って、誰とも付き合ったことがなく、必死にゲイであることを隠そうとして警戒心たっぷりな俺が大学生の透也に本気になれるとは思えない。
むしろ嫌な相手だと認識していたかもしれない。
そうなったら今の幸せはなかったってことか……。
今のこの温もりを失っていたかもしれない?
想像するだけで身体を引き裂かれるような思いがする。
「そんなの、嫌だ……」
ギュッと透也に抱きつくと、透也もおれを強く抱きしめ返してくれる。
「俺だって嫌ですよ。本当に、戻ってきてくれてよかった……」
涙に潤んだ声でそう言ってくれる透也の気持ちは本物だろう。
でもどうしても気になることがある。
「あのさ……ちょっと、聞きたいんだけど……俺が五年前に行っている間、ここに五年前の俺がいたんだろう?」
「ええ、そうです」
「……も、……かったのか?」
「えっ? 今、なんて?」
聞き返されてもう一度言うのはきつい。
「大智?」
「だから……なにも、なかったのか? 五年前の俺なら、今の俺より若くて透也好みだっただろう?」
半ばヤケクソで正直な気持ちを訴えると、透也は一瞬驚きの表情を浮かべたけれど、ふっと表情を和らげた。
「大智……もしかして、昔の自分に嫉妬してますか?」
そうはっきりと聞かれて顔が一気に熱くなる。
「だって……」
「大丈夫です。誓ってなにもしてません。大智はここにきて、一度も目を覚ますことなく寝てましたから最初に頬に触れて、昔の記憶を思い出してからはずっと寝顔を見ているだけでしたよ」
「昔の俺は、触れたいと思わなかったってことか?」
それはそれでショックなんだけど……。
「そんなことあるはずないでしょう? でも、さっき大智も言ってましたが、五年前の大智はまだ俺のじゃないんです。勝手に触れていい存在じゃない。理性を総動員させて、必死に耐えたんですよ。もう二度と触れられなくなったらどうしようって思いながらひたすら俺の大智が戻ってくるのを待ってたんです」
「透也……」
「だから……ずっとお利口さんで待っていた俺に、ご褒美くれますよね?」
透也の目の奥に欲情の火が灯る。
俺だって、ずっと透也と愛し合いたかったんだ。
「今日は好きにしていい。だから、たっぷり俺に透也を――んんっ!!」
最後まで言う前に透也の唇が荒々しく重なってきた。
離れていた時間を補うように透也は俺を抱きしめ、俺の最奥に何度も蜜を注ぎ込んだ。
透也……愛してる。
何度言っても足りないくらい。
心から愛してる。
でも……大学生の透也もかっこいいって思ったことは俺だけの秘密にしておこうか。
きっと、それがいい。
と言うわけでなんとか完結させました。
楽しんでいただけると嬉しいです。
* * *
<side大智>
なんだか長い夢を見ていた気がする。
透也の近くにいるのに、遠い気がして寂しかった。
だけど、やっと透也の温もりを感じられて嬉しかった。
キスをして、透也の唇を味わって俺はホッとした。
「ん……とぅ、や……すき……っ」
気持ちを伝えると、ギュッと大きなものに抱きしめられる。
これが誰かなんて眠っていてもわかる。透也だ。
目を瞑ったまま抱きしめてくれている透也の胸元に顔を擦り寄せる。
「大智……」
いつものように甘く優しい声だけど、なぜかその声が潤んでいる気がしてゆっくり目を開ける。
すると、なぜか透也が泣いていた。
「よかった……戻ってきてくれて……」
「どうしたんだ? なんで泣いてるんだ?」
透也の涙を見て、夢現な状態から一気に覚醒してしまった。
「たった今まで、五年前の大智がここにいたんですよ」
「えっ、ご、ねんまえ……って……じゃあ、あれ……」
夢、じゃなかった?
そこまで声に出ていたのか自分でもわからないけれど、透也が小さく頷いた。
俺をもう二度と離さないとでもいうように強く抱きしめながら……。
「あの、それってどういうことなんだ? じゃあ、透也は俺と出会う前に知ってたってこと? いや、俺もか?」
頭の中が混乱してくる。
でも、俺の記憶にはなにもない。
あのスタジアムが透也との初対面だったのは今も変わってない。
「大智。落ち着いてください。とりあえず話を聞いてください」
透也の腕に抱かれたまま、そう優しく声をかけられる。
透也の優しい声に混乱した気持ちが落ち着いていくのを感じながら俺は頷き、透也の言葉を待った。
「いつものように目を覚ましたら、俺の隣に大智がいたんです。でもその大智は五年前の大智でした」
「なんで五年前の俺だってわかったんだ?」
「それは……なんとなく違和感を感じて、大智の頬に触れたらあの五年前の記憶が全て甦ってきたんです」
甦ってきた……ってことは、それまで忘れていたってこと?
じゃあ、今まで透也はあの時のことを俺に隠していたんじゃなく、覚えていなかった?
俺が心の中で思ったことが表情に出ていたのか、透也は頷きながら言葉を続けた。
「大智と会えると敦己に呼び出されて、一緒に食事をして、俺のマンションに連れ帰って……そして、キスをしたあの時の記憶を全て……」
「えっ? キス? 俺、透也とキス、したのか?」
五年前の透也だから、俺のじゃないから、キスしたくても必死に我慢していたのに。
「ええ。可愛い大智にねだられて。必死に我慢していたのに、大智に煽られて唇を重ねた途端、俺の前からいなくなったんです」
「いなくなった……それで、今、俺はここに戻ってきたってことか?」
「そうです。あの時、途轍もない絶望に包まれて……意識を失って、目を覚ました時にはそれまでの大智と過ごした時間を全て忘れてました。今日、五年前の大智が俺のところにやってくるまでずっと……」
「そんなことが……」
実際に起こっていたことだったなんて信じられない。
だけど、透也の表情を見る限り、それが真実としか思えない。
「多分、俺の絶望があまりにも激しかったから、記憶を自ら抹消したのかもしれません。あの時の記憶を覚えていたら、俺は我慢できずに五年前の大智の元に突撃していたでしょうから。そうしたら今頃、こうして大智と一緒の時を過ごせていたか分かりません」
もし、五年前になにも知らない俺の元に透也がやってきたら……。
無防備な状態で出会ったあのスタジアムの時とは違って、誰とも付き合ったことがなく、必死にゲイであることを隠そうとして警戒心たっぷりな俺が大学生の透也に本気になれるとは思えない。
むしろ嫌な相手だと認識していたかもしれない。
そうなったら今の幸せはなかったってことか……。
今のこの温もりを失っていたかもしれない?
想像するだけで身体を引き裂かれるような思いがする。
「そんなの、嫌だ……」
ギュッと透也に抱きつくと、透也もおれを強く抱きしめ返してくれる。
「俺だって嫌ですよ。本当に、戻ってきてくれてよかった……」
涙に潤んだ声でそう言ってくれる透也の気持ちは本物だろう。
でもどうしても気になることがある。
「あのさ……ちょっと、聞きたいんだけど……俺が五年前に行っている間、ここに五年前の俺がいたんだろう?」
「ええ、そうです」
「……も、……かったのか?」
「えっ? 今、なんて?」
聞き返されてもう一度言うのはきつい。
「大智?」
「だから……なにも、なかったのか? 五年前の俺なら、今の俺より若くて透也好みだっただろう?」
半ばヤケクソで正直な気持ちを訴えると、透也は一瞬驚きの表情を浮かべたけれど、ふっと表情を和らげた。
「大智……もしかして、昔の自分に嫉妬してますか?」
そうはっきりと聞かれて顔が一気に熱くなる。
「だって……」
「大丈夫です。誓ってなにもしてません。大智はここにきて、一度も目を覚ますことなく寝てましたから最初に頬に触れて、昔の記憶を思い出してからはずっと寝顔を見ているだけでしたよ」
「昔の俺は、触れたいと思わなかったってことか?」
それはそれでショックなんだけど……。
「そんなことあるはずないでしょう? でも、さっき大智も言ってましたが、五年前の大智はまだ俺のじゃないんです。勝手に触れていい存在じゃない。理性を総動員させて、必死に耐えたんですよ。もう二度と触れられなくなったらどうしようって思いながらひたすら俺の大智が戻ってくるのを待ってたんです」
「透也……」
「だから……ずっとお利口さんで待っていた俺に、ご褒美くれますよね?」
透也の目の奥に欲情の火が灯る。
俺だって、ずっと透也と愛し合いたかったんだ。
「今日は好きにしていい。だから、たっぷり俺に透也を――んんっ!!」
最後まで言う前に透也の唇が荒々しく重なってきた。
離れていた時間を補うように透也は俺を抱きしめ、俺の最奥に何度も蜜を注ぎ込んだ。
透也……愛してる。
何度言っても足りないくらい。
心から愛してる。
でも……大学生の透也もかっこいいって思ったことは俺だけの秘密にしておこうか。
きっと、それがいい。
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