イメケンスパダリ弁護士はようやく見つけた最愛と激甘な夫夫生活始めます

波木真帆

文字の大きさ
21 / 55

理央には敵わない※

見るもの口に入れるもの全てが初めてだと喜ぶ二人の可愛い戯れあいを見て癒されながら食事を終え、エレベーターを待つ間、理央は俺から離れ七海ちゃんと翔太くんと話をしている。

離れた場所にいても、理央から目を離すことは絶対にしない。
空良くんも一緒だから、悠木もあっちに意識を向けている。
やはり思うことは同じようだ。

何か楽しそうに話をしているが、後でどんな内容だったか確認しておこう。

先に綾城の両親と七海ちゃんたちがエレベーターに乗って部屋へと向かった。
残った俺たち3人と、理央たち3人は少し離れた場所にいた。

綾城から明日はレイトチェックアウトにしているから急がなくていいと教えられて、俺も悠木も喜んだ。
おそらく俺たち二人は同じことを考えているはずだ。
今日が俺たちにとって幸せな夜になることを……。

綾城にほどほどにと声をかけられたが、俺はともかく悠木はな……と思っていると、同じことを悠木に言われてしまった。
いや、絶対に俺よりお前の方ががっつくはずだ。
そんな目をしてる!

「俺から言わせればどっちもだよ」

そう綾城に言われて、ついついお前もなっ! と突っ込んだが、それも悠木と同じタイミングだった。
つくづく俺たちは似たもの同士らしい。

エレベーターが到着し、俺は理央に声をかけあいつらと別れた。
お互いに幸せな夜を過ごすようにと目で合図を送りながらエレベーターに乗った。

乗ってすぐに理央を抱きかかえ、まずは佳都くんたちと何を話したのかを尋ねると、部屋に置いてある着替えのことを教えてもらったと話してくれた。

ああ、それなら納得だ。
佳都くんが選んだものならきっと理央も気に入るだろうな。

「あと……」

と続けられた言葉を聞いて驚いた。

「凌也さんに任せておけば大丈夫って。どういう意味ですか?」

本当に何もわからないといったきょとんとした顔で俺を見上げてくるその表情に一気に昂りそうになる。
理央はそんな俺に気づきもせず、ホテルに泊まる時の難しい作法があるのかと心配げな様子だ。

まずは安心させなくてはと思い、心配しないで楽しんだらいいといってやるがそれでも不安げな様子の理央にどうしたい? と尋ねると、

「僕……凌也さんとずっとくっついてたいです。そしたら安心できそう……」

と可愛らしい言葉が返ってきた。

ああ、俺はもう理央に対しては我慢ができないだろうな。
そう思いながら、ずっとくっついていることを約束してエレベーターを降りた。

部屋ごとに一台あるエレベーターだから、部屋の目の前で扉が開く。
俺は上着のポケットからカードキーを取り出し入り口にかざすと、ピッと音が鳴って扉が開いた。

理央はこんなことでも驚き喜んでくれる。
それを可愛いと思いながら部屋へ入ると、広めのエントランスに理央はさらに驚いていた。

抱きかかえている理央の靴をさっと脱がせ、リビングへと進むと理央は

「わぁーっ!! 見てっ! 凌也さん、すっごく綺麗っ!!」

と大きな窓から見える夜景を前に目を輝かせている。

確かにここの夜景は美しい。
北海道のそれより引けを取らないだろう。

だが、エレベーターの中で散々煽られた俺は、夜景より何より理央の美しさしかもう目に入らなくなっていた。

俺は可愛らしい笑顔を見せる理央の唇を突然奪った。

理央は驚いていたものの、甘い理央の口内に舌を滑り込ませると、理央は拙いながらも俺の舌の動きに合わせて絡み付かせてくれた。
理央とのキスがあまりにも気持ち良すぎていつもより深く激しく貪り甘い唾液を味わってゆっくりと唇を離すと、理央は目をトロンとさせ俺を見上げた。
その恍惚とした表情に我慢ができなった俺は、

「理央の全てが欲しくてたまらない。いい?」

と正直に伝えた。

理央は一瞬戸惑っている様子だったけれど、可愛らしい微笑みを浮かべながら

「りょうや、さんのすきに、してください……」

と言ってくれた。

その言葉に俺は理央を抱きかかえたまま、寝室へ連れ込んだ。

理央をベッドの端に座らせて、俺が着せてやったスーツを少しずつ脱がせていく。
一緒に風呂に入っていた時も裸を見てはいたが、寝室で見る裸はさらに興奮するのはなぜなんだろうな。

シャツを脱がし、露わになった肌に手を滑らせるとしみひとつない滑らかな肌が手に吸い付いてきて気持ちがいい。
もう理央の肌以外に欲情することはないだろう。

ベルトを引き抜いて、ボタンとファスナーを緩めてから理央を抱き上げ、ベッドの中央に運んだ。

理央の隣に腰を下ろし、耳元で愛してるよと囁いてから、理央にキスを贈った。
さっきの激しいキスを思い出したのか、すぐにぐずぐずになった理央をベッドに押し倒し、今度は理央の可愛らしい小さな耳に唇を当てた。

耳たぶを喰み、舌を耳の穴に入れ舐めると理央の身体がビクビクと震え、可愛らしい声が上がった。

理央はどこも感じやすい。
いや、俺が触れるから感じるのか。

そう思うだけで嬉しくなりながら、

「理央は素直に感じてくれてたらいいから……」

と告げ、耳から首筋へと唇を這わせた。

少し汗をかいているのが濃い匂いを感じる。
それに吸い寄せられるように舐め尽くし、首筋の目立つ場所に吸い付くと少し痛みを感じたのか、理央の身体がピクっと震えた。

白肌の首に赤い所有印がついたのを幸せに思いながらも、理央に痛かったかと尋ねると、

「ううん。多分……感じた、んです……きっと」

と可愛い笑顔を見せてくれる。

ああ、もう本当に俺は理央には敵わない。
理央だけだ、こんなに俺を狂わせるのは……。
感想 53

あなたにおすすめの小説

【完結】一生に一度だけでいいから、好きなひとに抱かれてみたい。

村松砂音(抹茶砂糖)
BL
第13回BL大賞で奨励賞をいただきました! ありがとうございました!! いつも不機嫌そうな美形の騎士×特異体質の不憫な騎士見習い <あらすじ> 魔力欠乏体質者との性行為は、死ぬほど気持ちがいい。そんな噂が流れている「魔力欠乏体質」であるリュカは、父の命令で第二王子を誘惑するために見習い騎士として騎士団に入る。 見習い騎士には、側仕えとして先輩騎士と宿舎で同室となり、身の回りの世話をするという規則があり、リュカは隊長を務めるアレックスの側仕えとなった。 いつも不機嫌そうな態度とちぐはぐなアレックスのやさしさに触れていくにつれて、アレックスに惹かれていくリュカ。 ある日、リュカの前に第二王子のウィルフリッドが現れ、衝撃の事実を告げてきて……。 親のいいなりで生きてきた不憫な青年が、恋をして、しあわせをもらう物語。 ※性描写が多めの作品になっていますのでご注意ください。 └性描写が含まれる話のサブタイトルには※をつけています。 ※表紙は「かんたん表紙メーカー」さまで作成しました。

この世界は僕に甘すぎる 〜ちんまい僕(もふもふぬいぐるみ付き)が溺愛される物語〜

COCO
BL
「ミミルがいないの……?」 涙目でそうつぶやいた僕を見て、 騎士団も、魔法団も、王宮も──全員が本気を出した。 前世は政治家の家に生まれたけど、 愛されるどころか、身体目当ての大人ばかり。 最後はストーカーの担任に殺された。 でも今世では…… 「ルカは、僕らの宝物だよ」 目を覚ました僕は、 最強の父と美しい母に全力で愛されていた。 全員190cm超えの“男しかいない世界”で、 小柄で可愛い僕(とウサギのぬいぐるみ)は、今日も溺愛されてます。 魔法全属性持ち? 知識チート? でも一番すごいのは── 「ルカ様、可愛すぎて息ができません……!!」 これは、世界一ちんまい天使が、世界一愛されるお話。

身代わりにされた少年は、冷徹騎士に溺愛される

秋津むぎ
BL
第13回BL大賞奨励賞頂きました! 最終17位でした!応援ありがとうございます! あらすじ 魔力がなく、義母達に疎まれながらも必死に生きる少年アシェ。 ある日、義兄が騎士団長ヴァルドの徽章を盗んだ罪をアシェに押し付け、身代わりにされてしまう。 死を覚悟した彼の姿を見て、冷徹な騎士ヴァルドは――? 傷ついた少年と騎士の、温かい溺愛物語。

俺は夜、社長の猫になる

衣草 薫
BL
冤罪で職を追われた葵は、若き社長・鷹宮に拾われる。 ただし条件は――夜は“猫”として過ごすこと。 言葉を話さず、ただ撫でられるだけの奇妙な同居生活。 タワマン高層階の部屋で、葵は距離を崩さない鷹宮に少しずつ惹かれていく。 けれど葵はまだ知らない。自分が拾われた本当の理由を。

将軍の宝玉

なか
BL
国内外に怖れられる将軍が、いよいよ結婚するらしい。 強面の不器用将軍と箱入り息子の結婚生活のはじまり。 一部修正再アップになります

「お前を愛する事はない」を信じたので

あんど もあ
ファンタジー
「お前を愛することは無い。お前も私を愛するな。私からの愛を求めるな」 お互いの利益のために三年間の契約結婚をしたアヴェリンとロデリック。楽しく三年を過ごしたアヴェリンは屋敷を出ていこうとするのだが……。

【WEB版】監視が厳しすぎた嫁入り生活から解放されました~冷徹無慈悲と呼ばれた隻眼の伯爵様と呪いの首輪~【BL・オメガバース】

古森きり
BL
【書籍化決定しました!】 詳細が決まりましたら改めてお知らせにあがります! たくさんの閲覧、お気に入り、しおり、感想ありがとうございました! アルファポリス様の規約に従い発売日にURL登録に変更、こちらは引き下げ削除させていただきます。 政略結婚で嫁いだ先は、女狂いの伯爵家。 男のΩである僕には一切興味を示さず、しかし不貞をさせまいと常に監視される生活。 自分ではどうすることもできない生活に疲れ果てて諦めた時、夫の不正が暴かれて失脚した。 行く当てがなくなった僕を保護してくれたのは、元夫が口を開けば罵っていた政敵ヘルムート・カウフマン。 冷徹無慈悲と呼び声高い彼だが、共に食事を摂ってくれたりやりたいことを応援してくれたり、決して冷たいだけの人ではなさそうで――。 カクヨムに書き溜め。 小説家になろう、アルファポリス、BLoveにそのうち掲載します。

人気アイドルの俺、なぜかメンバー全員に好かれてます

七瀬
BL
デビュー4年目の人気アイドルグループ「ECLIPSE(エクリプス)」に所属する芹沢 美澄(せりざわみすみ)は、昔からどこか抜けていてマイペースな性格。 歌もダンスも決して一番ではないはずなのに、なぜかファンからもメンバーからも目を離されない存在だった。 世話焼きな幼なじみ、明るく距離の近い同い年、しっかり者で面倒見のいい年上、掴みどころのない自由人、そして無言で隣にいるリーダー——。 気づけば、美澄の周りにはいつも誰かがいて、当たり前のように甘やかされていく。