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第011話:剣姫様は庶民派でした
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「フム…… 王国に対するお前の忠誠心は、嬉しく思う。だが、些か先走り過ぎだな」
エストリア王国王女レイラ・エストリアは、そう言ってコツコツと机を指で叩いた。眼の前には白薔薇騎士団団長エリシア・ファーミリウスが俯いて立っている。部屋の中には、他には誰もいない。団員の前で詰問すれば、騎士団の統率に関わるからだ。
「申し訳ありません、殿下……」
「いや、良い。聞く限り、その男もそれほど気分を害していないようだ。明朝、その男の屋台に出向いてみよう。その男が出している料理にも興味があるしな」
「殿下御自らがですか? それは危険です。料理にご興味がお有りなら、その男を呼び出して作らせれば良いではありませんか」
「エリシア…… これは詫びの意味もあるのだ。出店で料理を買うがてら、先日の件は済まなかったと言えば、それで終わりだ。その男が〈加護持ち〉であるのなら、できるだけ王国には良い印象を持ってもらいたいからな」
「私の浅慮で、殿下にご迷惑をお掛けし、なんとお詫びを申し上げたら良いか……」
「気にするな。王宮料理に飽いていたところだ。市井で人気というその料理、楽しみだな」
王女らしい優雅な仕草で、レイラは笑った。
「らっしゃい、らっしゃーい! 熱々ホットドッグだよぉ~」
ホットドッグは相変わらずの人気であった。玉子ドッグ、焼きそばドッグも毎日売り切れてしまう。もっと数を増やしてほしいと言われるが、他の屋台の営業を圧迫することにもなるので、三種類で合計四〇〇本という数は変えていない。
声を上げていると、行列がざわざわとし始めた。やがて美しい女性たちが現れた。甲冑を身に着けた女性騎士たちである。一際美しい金髪の女性が、先頭に立って騎士たちを率いている。
「見ろよ。レイラ王女様と白薔薇騎士団だ……」
「あぁ。相変わらず美人ぞろいだな。くぅ……話しかけてぇ~」
並んでいた男が、場所を開ける。金髪の女騎士が目の前に立った。
「私はレイラ・エストリア。エストリア王国の王女である。一本、頂こうか?」
「……私はユーヤ・カトー。買ってくださるのは嬉しいのですが、申し訳ないが列に並んでください」
するとレイラは驚いた表情を浮かべ、後ろの女騎士たちも顔色を変えた。先日会ったエリシア・ファーミリウスが、眉間を険しくして鋭い声を発した。
「貴様っ! 恐れ多くも王女殿下であられるのだぞ!」
「だから? ここは私の屋台です。誰に売るかは私が決める。王女であろうが誰であろうが、私の屋台で買う以上は、ちゃんと列に並んでいただきます」
エリシアが顔を赤くして剣の柄に手を掛けた。だがレイラが鋭い声でそれを止めた。
「止めよっ! ここに来た目的を忘れたのか! 店主、失礼した。列に並ばせていただく」
そう言ってレイラは行列の最後尾に並んだ。前後の男たちが戸惑う表情を浮かべる。だが俺は気にすること無く声を上げて売り続けた。やがて王女が目の前に立つ。先程のことは忘れたように、俺は気軽に話しかけた。
「いらっしゃい! 何に致しましょう?」
「フム…… この三種類をそれぞれ一本ずつ貰おうか」
「ホットドッグ、玉子ドッグ、焼きそばドッグを一本ずつですね? 十五ルドラになります」
「貴様…… 殿下から金を……」
だがレイラはチラリと後ろに視線を送って部下を止め、腰に下げた革袋を取り出した。
「済まぬが、一〇〇ルドラ銀貨しか持っておらぬ。釣りは取っておくが良い。それと先程は失礼した。先日の件も含め、許して頂きたい」
そう言って、レイラは軽く頭を下げた。俺はニッコリと笑ってホットドッグを差し出した。
「お気になさらず。買って頂いたからには、お客様ですから!」
レイラもようやく、笑みを浮かべた。
私の名はレイラ・エストリア。エストリア王国の王女として生まれたが、そのような生まれを気にしたことは無い。「加護」を得ていた私は、子供の頃から英雄譚を読み耽り、馬を奔らせたり木剣で剣術の稽古をしたりなど、男のようなことをしてきた。そのせいで、手にも尻にもマメが出来ている。国王である父や王子である兄からは、女らしくせよと言われる。だが「女らしさ」などと言われるたびに、私は反発するように稽古に明け暮れた。当然である。「加護持ち」は、神々から使命を与えられる。私の使命は「伴侶たる者の剣たれ」であった。だからこそ私は己を磨き、強さを求めた。
やがて「剣姫」などと呼ばれるようになり、二〇を過ぎても結婚話などもあるが、私を使いこなせる伴侶にはまだ出会っていない。誰にも使われぬ剣である私は、自らの騎士団を結成し、王都の見廻りや近隣で出没した危険な野獣の討伐などをやって、無聊を慰めていた。
ある日、その騎士団長から市井の男について報告を受けた。「加護持ち」と思われるため、雑談混じりに王国に登録してはと説いたところ、アッサリと拒絶されたという。詳しいやり取りを確認すると、些か性急さが気になった。「加護持ち」である私には、使命を持つ者の気持ちが理解る。懐に引き入れるためには、頭を抑えつけるのではなく、味方しても良いと思わせねばならない。だから私は、その男に謝するために街に出た。無論、その男が売る「ホットドッグ」という食べ物にも、多分に興味はあったが……
「列に並べ」
そう言われた時、私は軽いショックを受けた。考えてみれば当たり前のことである。列をなしている数人の男たちを差し置いて割り込んだ私が悪い。だが部下たちは「王族なのだから当たり前」だと思っていたようだ。私自身、いつの間にかそう思ってしまっていた。
〈民あっての国、民あっての王〉
国祖アルスランより続く教えである。王族も貴族も、この教えを守らねばならぬ。王族ならば、時に特権をかざさねばならぬこともあるが、だからこそこのような時は、傲ってはならないのだ。
「買ってくれた以上は客」
カトーという男はそう笑って、良い匂いのする食べ物を差し出してくれた。私も思わず、口元が緩んだ。受け取った三本のパンは、いずれも王宮ですら食べれないほどに上質なものであり、嗅いだこともない良い香りがした。屋台を離れた私は、まずは名物である「ホットドッグ」を食べようと思った。些か端ないとは思うが他の男たちのように、口を開けて齧りつく。上質な小麦の香りを放つサクサクのパン、太くて熱い腸詰め肉、酸味、辛味、塩味が絶妙に混ざりあったタレが口の中に入る。歯を立てると、バキュンと腸詰め肉が割れ、肉汁が溢れた。
「んんん~~」
何という味であろうか。口の中で咀嚼すると、全てが渾然となり王宮料理を遥かに超える圧倒的な美味へと変わる。二口目を求めて、唾液が止まらない。私は夢中で再び齧りついた。
「で、殿下。立ったままでそのような……」
「気にひゅるな」
口に入れたまま喋ってしまった。だがこの味の前には、そのような作法など些末なことである。玉子ドッグ、焼きそばドッグもこれまで味わったことのないものであった。これが銅貨五枚というのは、破格の安さである。こんな値段でこれ程の味を出せるのだ。王宮料理人たちは、一体なにをやっているのだ?
(「加護持ち」かどうかなど、どうでも良い。これだけの腕を持つ料理人。ぜひ王宮に欲しい!)
全てを売り切ったようで、店主は店仕舞を始めていた。私は登用の話をすべく、店主へ歩を向けた。
真の料理好きは道具にもこだわる。屋台を閉めはじめた俺は、まずは鉄板磨きから始める。植物由来の中性洗剤を水に溶かし、熱い鉄板に洗剤液を流しかける。ジャァァァッという音と共に、焦げが浮かび上がる。鉄のヘラで削ぎ落とし、洗剤液ごと焦げ落としの中に落としていく。次に魔導鉄板磨きを取り出し、ピカピカに磨き上げる。最後にサラダ油を馴染ませた布巾で鉄板を拭いて終わりだ。
次はトングなどの道具だ。木製の桶に洗剤液を入れ、トングやヘラなどを入れておく。汚れを落としている間に屋台全体を丁寧に拭く。油ハネなどを残したら、食中毒の原因にもなる。屋台の隅々まで徹底的に清掃する。
「随分と掃除に力を入れるのだな?」
振り返ると、先程の王女様がいた。「手を止めなくとも良い」というので、掃除を続けながら返事をする。
「この屋台は、騎士にとっての剣のようなものです。血糊がついたまま剣を放置する騎士がいますか?」
「なるほど、納得だ。店主……いや、カトー殿。一段落してからでよい。貴殿に話があるのだが?」
「見ての通り、店仕舞をしてしまいましたから、ホットドッグの注文はお断りですよ?」
冗談で返して、俺は承諾した。
エストリア王国王女レイラ・エストリアは、そう言ってコツコツと机を指で叩いた。眼の前には白薔薇騎士団団長エリシア・ファーミリウスが俯いて立っている。部屋の中には、他には誰もいない。団員の前で詰問すれば、騎士団の統率に関わるからだ。
「申し訳ありません、殿下……」
「いや、良い。聞く限り、その男もそれほど気分を害していないようだ。明朝、その男の屋台に出向いてみよう。その男が出している料理にも興味があるしな」
「殿下御自らがですか? それは危険です。料理にご興味がお有りなら、その男を呼び出して作らせれば良いではありませんか」
「エリシア…… これは詫びの意味もあるのだ。出店で料理を買うがてら、先日の件は済まなかったと言えば、それで終わりだ。その男が〈加護持ち〉であるのなら、できるだけ王国には良い印象を持ってもらいたいからな」
「私の浅慮で、殿下にご迷惑をお掛けし、なんとお詫びを申し上げたら良いか……」
「気にするな。王宮料理に飽いていたところだ。市井で人気というその料理、楽しみだな」
王女らしい優雅な仕草で、レイラは笑った。
「らっしゃい、らっしゃーい! 熱々ホットドッグだよぉ~」
ホットドッグは相変わらずの人気であった。玉子ドッグ、焼きそばドッグも毎日売り切れてしまう。もっと数を増やしてほしいと言われるが、他の屋台の営業を圧迫することにもなるので、三種類で合計四〇〇本という数は変えていない。
声を上げていると、行列がざわざわとし始めた。やがて美しい女性たちが現れた。甲冑を身に着けた女性騎士たちである。一際美しい金髪の女性が、先頭に立って騎士たちを率いている。
「見ろよ。レイラ王女様と白薔薇騎士団だ……」
「あぁ。相変わらず美人ぞろいだな。くぅ……話しかけてぇ~」
並んでいた男が、場所を開ける。金髪の女騎士が目の前に立った。
「私はレイラ・エストリア。エストリア王国の王女である。一本、頂こうか?」
「……私はユーヤ・カトー。買ってくださるのは嬉しいのですが、申し訳ないが列に並んでください」
するとレイラは驚いた表情を浮かべ、後ろの女騎士たちも顔色を変えた。先日会ったエリシア・ファーミリウスが、眉間を険しくして鋭い声を発した。
「貴様っ! 恐れ多くも王女殿下であられるのだぞ!」
「だから? ここは私の屋台です。誰に売るかは私が決める。王女であろうが誰であろうが、私の屋台で買う以上は、ちゃんと列に並んでいただきます」
エリシアが顔を赤くして剣の柄に手を掛けた。だがレイラが鋭い声でそれを止めた。
「止めよっ! ここに来た目的を忘れたのか! 店主、失礼した。列に並ばせていただく」
そう言ってレイラは行列の最後尾に並んだ。前後の男たちが戸惑う表情を浮かべる。だが俺は気にすること無く声を上げて売り続けた。やがて王女が目の前に立つ。先程のことは忘れたように、俺は気軽に話しかけた。
「いらっしゃい! 何に致しましょう?」
「フム…… この三種類をそれぞれ一本ずつ貰おうか」
「ホットドッグ、玉子ドッグ、焼きそばドッグを一本ずつですね? 十五ルドラになります」
「貴様…… 殿下から金を……」
だがレイラはチラリと後ろに視線を送って部下を止め、腰に下げた革袋を取り出した。
「済まぬが、一〇〇ルドラ銀貨しか持っておらぬ。釣りは取っておくが良い。それと先程は失礼した。先日の件も含め、許して頂きたい」
そう言って、レイラは軽く頭を下げた。俺はニッコリと笑ってホットドッグを差し出した。
「お気になさらず。買って頂いたからには、お客様ですから!」
レイラもようやく、笑みを浮かべた。
私の名はレイラ・エストリア。エストリア王国の王女として生まれたが、そのような生まれを気にしたことは無い。「加護」を得ていた私は、子供の頃から英雄譚を読み耽り、馬を奔らせたり木剣で剣術の稽古をしたりなど、男のようなことをしてきた。そのせいで、手にも尻にもマメが出来ている。国王である父や王子である兄からは、女らしくせよと言われる。だが「女らしさ」などと言われるたびに、私は反発するように稽古に明け暮れた。当然である。「加護持ち」は、神々から使命を与えられる。私の使命は「伴侶たる者の剣たれ」であった。だからこそ私は己を磨き、強さを求めた。
やがて「剣姫」などと呼ばれるようになり、二〇を過ぎても結婚話などもあるが、私を使いこなせる伴侶にはまだ出会っていない。誰にも使われぬ剣である私は、自らの騎士団を結成し、王都の見廻りや近隣で出没した危険な野獣の討伐などをやって、無聊を慰めていた。
ある日、その騎士団長から市井の男について報告を受けた。「加護持ち」と思われるため、雑談混じりに王国に登録してはと説いたところ、アッサリと拒絶されたという。詳しいやり取りを確認すると、些か性急さが気になった。「加護持ち」である私には、使命を持つ者の気持ちが理解る。懐に引き入れるためには、頭を抑えつけるのではなく、味方しても良いと思わせねばならない。だから私は、その男に謝するために街に出た。無論、その男が売る「ホットドッグ」という食べ物にも、多分に興味はあったが……
「列に並べ」
そう言われた時、私は軽いショックを受けた。考えてみれば当たり前のことである。列をなしている数人の男たちを差し置いて割り込んだ私が悪い。だが部下たちは「王族なのだから当たり前」だと思っていたようだ。私自身、いつの間にかそう思ってしまっていた。
〈民あっての国、民あっての王〉
国祖アルスランより続く教えである。王族も貴族も、この教えを守らねばならぬ。王族ならば、時に特権をかざさねばならぬこともあるが、だからこそこのような時は、傲ってはならないのだ。
「買ってくれた以上は客」
カトーという男はそう笑って、良い匂いのする食べ物を差し出してくれた。私も思わず、口元が緩んだ。受け取った三本のパンは、いずれも王宮ですら食べれないほどに上質なものであり、嗅いだこともない良い香りがした。屋台を離れた私は、まずは名物である「ホットドッグ」を食べようと思った。些か端ないとは思うが他の男たちのように、口を開けて齧りつく。上質な小麦の香りを放つサクサクのパン、太くて熱い腸詰め肉、酸味、辛味、塩味が絶妙に混ざりあったタレが口の中に入る。歯を立てると、バキュンと腸詰め肉が割れ、肉汁が溢れた。
「んんん~~」
何という味であろうか。口の中で咀嚼すると、全てが渾然となり王宮料理を遥かに超える圧倒的な美味へと変わる。二口目を求めて、唾液が止まらない。私は夢中で再び齧りついた。
「で、殿下。立ったままでそのような……」
「気にひゅるな」
口に入れたまま喋ってしまった。だがこの味の前には、そのような作法など些末なことである。玉子ドッグ、焼きそばドッグもこれまで味わったことのないものであった。これが銅貨五枚というのは、破格の安さである。こんな値段でこれ程の味を出せるのだ。王宮料理人たちは、一体なにをやっているのだ?
(「加護持ち」かどうかなど、どうでも良い。これだけの腕を持つ料理人。ぜひ王宮に欲しい!)
全てを売り切ったようで、店主は店仕舞を始めていた。私は登用の話をすべく、店主へ歩を向けた。
真の料理好きは道具にもこだわる。屋台を閉めはじめた俺は、まずは鉄板磨きから始める。植物由来の中性洗剤を水に溶かし、熱い鉄板に洗剤液を流しかける。ジャァァァッという音と共に、焦げが浮かび上がる。鉄のヘラで削ぎ落とし、洗剤液ごと焦げ落としの中に落としていく。次に魔導鉄板磨きを取り出し、ピカピカに磨き上げる。最後にサラダ油を馴染ませた布巾で鉄板を拭いて終わりだ。
次はトングなどの道具だ。木製の桶に洗剤液を入れ、トングやヘラなどを入れておく。汚れを落としている間に屋台全体を丁寧に拭く。油ハネなどを残したら、食中毒の原因にもなる。屋台の隅々まで徹底的に清掃する。
「随分と掃除に力を入れるのだな?」
振り返ると、先程の王女様がいた。「手を止めなくとも良い」というので、掃除を続けながら返事をする。
「この屋台は、騎士にとっての剣のようなものです。血糊がついたまま剣を放置する騎士がいますか?」
「なるほど、納得だ。店主……いや、カトー殿。一段落してからでよい。貴殿に話があるのだが?」
「見ての通り、店仕舞をしてしまいましたから、ホットドッグの注文はお断りですよ?」
冗談で返して、俺は承諾した。
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