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第033話:堕ちたJC魔女
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「さすがは真正の全属性持ちね。初級とはいえ、ファイアバレット、ウォーターボール、ウィンドカット、アースウォールの四つを一日で修得するなんて、普通じゃあり得ないわ」
見た目14歳のJC魔女であるメリッサは、感心したような呆れたような表情を浮かべていた。だが魔法とういのはそんなに浅いものではないらしい。メリッサは、庭にできた土壁を杖でコツンと叩いた。すると壁は砂のように崩れ落ちた。
「そういうメリッサだって、全属性持ちじゃないか」
「違うわ。私は四属性よ。別に難しいことじゃないわ。魔力操作を極めれば、得手不得手はあれど全属性を操ることができるようになる。誰でもね。あなたの場合は、すべての属性に適性があるから、すべてが得手なの。それは大きな差よ」
メリッサの魔法授業は極めてわかりやすかった。さすがは悠久の時を生きる魔女である。ギルドでそれとなく聞いたが、メリッサの名は300年前の記録にも見られるらしい。下手したらエストリア王国建国前から生きているかもしれないそうだ。もっとも、本人に年齢を聞くほど俺も野暮じゃない。
「さて、今日の報酬を貰おうかしら。何を食べさせてくれるの?」
昼時になると授業は終わりだ。メリッサへの報酬を支払わなければならない。久々にジャンクな料理を食べたいと思っていた。だから俺の好物を食わせてやる。
「チキンナゲット、ハニーマスタードソース添えだ」
50歳以下の男性で、チキンナゲットを食べたことがないという奴は少ないだろう。某ハンバーガーチェーンのナゲットが有名だが、開発のネタが日本の天ぷらだったということは、あまり知られていない。まぁそうした雑学はいい。言いたいのは「アレを家で作るのは超簡単」ということだ。実際、某チェーンのチキンナゲットは人生の中で一度しか食ったことはない。
「ビッグコッコを油で揚げた料理は食べたことがあるわ。珍しい料理ではないわね」
「そうか? ユーヤが食わせてくれたチキン南蛮という料理は、衣の歯ごたえと二種類のソースが絶妙に混じりあった最高の料理だったぞ。アレと同等の料理が他に存在するとは思えん」
レイラとメリッサがテーブルに座って待っている。まったく、皿くらいは出せよ。まぁいいけど。
「ビッグコッコのムネ肉とモモ肉を使う。胸肉は包丁二本で細かくミンチにし、モモ肉は粗くミンチにする。肉1キロに対し、塩が小さじ2、コショウが2つまみ、砂糖小さじ1、牛乳大さじ2、おろしニンニクが小さじ2、片栗粉小さじ4を加え、ボウルの中で混ぜる」
衣となるバッター液から作る人もいるが、俺の場合は肉から仕込む。バッター液を作っている間に、塩分が肉の細胞に入り、水が抜けやすくなるからだ。
「本当はベーキングパウダーが欲しんだが、仕方がないな。再現度80%のモドキになってしまうが、小麦粉と片栗粉で作るか」
某チェーンのナゲットは、コーンフラワーとベーキングパウダーも入っている。それにより、揚げあがりが軽く、よりサクッとなる。バッター液を作り終わったら、先ほどの肉を某チェーンのナゲットくらいの大きさに、一個ずつ成型する。それをトレイに並べて小麦粉を軽く振りかけ、フォークで掬い取ってバッター液に潜らせる。
「ポイントは油の温度だ。160度の油で揚げ、軽く色づいたら一旦取り出し、次に180度の温度で揚げる。二度目に揚げるときは、菜箸でナゲットを動かすこと。こうすることでカラリと揚がるぞ。キツネ色になったら完成だ」
ハニーマスタードソースも家庭で簡単に作れる。カラシナの種は普通に店で売っていたので、それをすり鉢で粉末にし、水、白ワインビネガー、自家製マヨネーズと自家製ケチャップ、ハチミツを加える。酸味、甘味、塩味を確認して、あとは調整だ。
「ホイ、完成! チキンナゲットのハニーマスタードソース添えだ」
食材を油で揚げるという調理法は、北方にも南方にも存在するわ。特に北方は寒冷地のためパンが発酵せず、生地を油で揚げるという料理もある。肉や魚を油で揚げて火を通した料理は、幾度も食べたことがあるわ。だからチキンナゲットという料理が「揚げ物料理」と聞いた時、それほど期待はしていなかった。
「ふーん…… 変わった揚げ料理ね。でも見た目だけ変えたって、味が良くないとダメよ?」
指で摘まんで黄色いソースにつけて食べろと言うから、奨められるままそうするわ。アツアツね。火傷ギリギリの温度だわ。これで美味しくなきゃ許さないんだから。
サククッ
「あんんっ!」
やだ、変な声出しちゃった。ナニ、コレ…… 凄っく美味しい。外の衣はサクサクなのに、中の鶏肉は驚くほどにフワッと柔らかく、それでいて肉の歯ごたえもしっかりあるわ。軽く塩気もあるから、ソースなしでも食べれるわね。でも、驚くべきはこのソースよ! ハニーマスタードソースって言ってたから、辛味をつけるスパイス「マスタード」を使っているのは間違いないわ。
「辛いのに辛くない。甘いのに甘くない。酸っぱいのに酸っぱくない。このソースは一体……」
正直、マスタードって鼻に抜ける辛味があまり好きじゃなかったんだけど、これならいくらでも食べられる。悠久を生きる私でさえも初めての味。辛味、甘味、酸味が完璧に調和され、それがジューシーな鶏肉の味を最大限に引き出している。
「バーベキューソースは面倒だから作らなかったが、トマトケチャップとタルタルソースを用意したぞ」
「タルタル! あの神のソースか! 食べたいぞ」
トマトケチャップというのは、トメートがベースのソースね。驚くほどにトメートが濃縮され、それ以外にもハーブとか幾つか加わっている。とっても美味しいけれど、タルタルソースのほうが驚きは大きいわね。この白いソース。刻んだ酢漬けのキュウリが入っているのかしら。旨味が桁違いだわ。ハニーマスタードソースだけでも驚いたけれど、こんなソースがあるなんて。
「ユーヤ、おかわり!」
横にいるレイラなんて、チキンナゲットを両手に持って、それぞれにパクパクと食いついている。あっという間になくなって、大声で追加を注文しているわ。元王女とは思えないくらいに下品だけれど、そうしたくなるのも理解できるわね。これは止められない。気がついたら手を伸ばして、2個、3個と食べてしまう。気づいたら、私も完食していたわ。
「まだあるが、揚げるか?」
「うっ……」
食べ終わった後に「哀しい」と思わせる料理なんて、卑怯すぎるわ。こんな料理食べさせられたら、どんな人間だって餌付けされちゃうじゃない。自分から男にオネダリするなんて、はしたないけれど…… ダメッ! 切なすぎて、もう我慢できない。
「えぇ…… もう少し貰えるかしら」
こうして私は、堕ちてしまったわ。
「え?」
冒険者ギルドの受付嬢であるマリアは、目の前の申請書に目を疑った。迷宮都市ドムで活躍する高ランク冒険者パーティーの誘いすら断り続けていた「黒嵐の魔術師メリッサ」が、たかが中堅狩人のパーティーに正式加入するという内容だったからだ。そのパーティーは、ユーヤ・カトーという中堅狩人がリーダーで、レイラ元王女と組んでいるということから、ドムの街では有名になりつつあった。他の冒険者や狩人の中には激しく嫉妬している者もいたが、ユーヤ・カトーの実力は確からしく、持ち帰る肉の量と質は桁違いであった。ギルド内では来月には上級狩人への昇格と、冒険者としての登録を認めるよう、手続きが始まっている。その矢先に、三人目のメンバーとして申請されたのがメリッサだったのだ。
「あの…… 失礼ですが、これは何かの間違いではないでしょうか?」
マリアがそう尋ねてしまったのは、仕方のないことであった。本人が説明したほうが早いということでメリッサが面倒くさそうに受付に顔を出す。
「嘘じゃないわ。彼のパーティーに加わることにしたの。理由は気まぐれよ」
「そ、そうですか。メリッサさんは冒険者登録もしていますし、特に問題はありません。カトーさん、失礼しました。それで、パーティー名は何にしますか?」
「そうですね…… それでは『グルメッツ』でお願いします」
「か、かしこまりました」
こうして、ドムの街に新たな冒険者パーティー「Gourmets」が結成された。
見た目14歳のJC魔女であるメリッサは、感心したような呆れたような表情を浮かべていた。だが魔法とういのはそんなに浅いものではないらしい。メリッサは、庭にできた土壁を杖でコツンと叩いた。すると壁は砂のように崩れ落ちた。
「そういうメリッサだって、全属性持ちじゃないか」
「違うわ。私は四属性よ。別に難しいことじゃないわ。魔力操作を極めれば、得手不得手はあれど全属性を操ることができるようになる。誰でもね。あなたの場合は、すべての属性に適性があるから、すべてが得手なの。それは大きな差よ」
メリッサの魔法授業は極めてわかりやすかった。さすがは悠久の時を生きる魔女である。ギルドでそれとなく聞いたが、メリッサの名は300年前の記録にも見られるらしい。下手したらエストリア王国建国前から生きているかもしれないそうだ。もっとも、本人に年齢を聞くほど俺も野暮じゃない。
「さて、今日の報酬を貰おうかしら。何を食べさせてくれるの?」
昼時になると授業は終わりだ。メリッサへの報酬を支払わなければならない。久々にジャンクな料理を食べたいと思っていた。だから俺の好物を食わせてやる。
「チキンナゲット、ハニーマスタードソース添えだ」
50歳以下の男性で、チキンナゲットを食べたことがないという奴は少ないだろう。某ハンバーガーチェーンのナゲットが有名だが、開発のネタが日本の天ぷらだったということは、あまり知られていない。まぁそうした雑学はいい。言いたいのは「アレを家で作るのは超簡単」ということだ。実際、某チェーンのチキンナゲットは人生の中で一度しか食ったことはない。
「ビッグコッコを油で揚げた料理は食べたことがあるわ。珍しい料理ではないわね」
「そうか? ユーヤが食わせてくれたチキン南蛮という料理は、衣の歯ごたえと二種類のソースが絶妙に混じりあった最高の料理だったぞ。アレと同等の料理が他に存在するとは思えん」
レイラとメリッサがテーブルに座って待っている。まったく、皿くらいは出せよ。まぁいいけど。
「ビッグコッコのムネ肉とモモ肉を使う。胸肉は包丁二本で細かくミンチにし、モモ肉は粗くミンチにする。肉1キロに対し、塩が小さじ2、コショウが2つまみ、砂糖小さじ1、牛乳大さじ2、おろしニンニクが小さじ2、片栗粉小さじ4を加え、ボウルの中で混ぜる」
衣となるバッター液から作る人もいるが、俺の場合は肉から仕込む。バッター液を作っている間に、塩分が肉の細胞に入り、水が抜けやすくなるからだ。
「本当はベーキングパウダーが欲しんだが、仕方がないな。再現度80%のモドキになってしまうが、小麦粉と片栗粉で作るか」
某チェーンのナゲットは、コーンフラワーとベーキングパウダーも入っている。それにより、揚げあがりが軽く、よりサクッとなる。バッター液を作り終わったら、先ほどの肉を某チェーンのナゲットくらいの大きさに、一個ずつ成型する。それをトレイに並べて小麦粉を軽く振りかけ、フォークで掬い取ってバッター液に潜らせる。
「ポイントは油の温度だ。160度の油で揚げ、軽く色づいたら一旦取り出し、次に180度の温度で揚げる。二度目に揚げるときは、菜箸でナゲットを動かすこと。こうすることでカラリと揚がるぞ。キツネ色になったら完成だ」
ハニーマスタードソースも家庭で簡単に作れる。カラシナの種は普通に店で売っていたので、それをすり鉢で粉末にし、水、白ワインビネガー、自家製マヨネーズと自家製ケチャップ、ハチミツを加える。酸味、甘味、塩味を確認して、あとは調整だ。
「ホイ、完成! チキンナゲットのハニーマスタードソース添えだ」
食材を油で揚げるという調理法は、北方にも南方にも存在するわ。特に北方は寒冷地のためパンが発酵せず、生地を油で揚げるという料理もある。肉や魚を油で揚げて火を通した料理は、幾度も食べたことがあるわ。だからチキンナゲットという料理が「揚げ物料理」と聞いた時、それほど期待はしていなかった。
「ふーん…… 変わった揚げ料理ね。でも見た目だけ変えたって、味が良くないとダメよ?」
指で摘まんで黄色いソースにつけて食べろと言うから、奨められるままそうするわ。アツアツね。火傷ギリギリの温度だわ。これで美味しくなきゃ許さないんだから。
サククッ
「あんんっ!」
やだ、変な声出しちゃった。ナニ、コレ…… 凄っく美味しい。外の衣はサクサクなのに、中の鶏肉は驚くほどにフワッと柔らかく、それでいて肉の歯ごたえもしっかりあるわ。軽く塩気もあるから、ソースなしでも食べれるわね。でも、驚くべきはこのソースよ! ハニーマスタードソースって言ってたから、辛味をつけるスパイス「マスタード」を使っているのは間違いないわ。
「辛いのに辛くない。甘いのに甘くない。酸っぱいのに酸っぱくない。このソースは一体……」
正直、マスタードって鼻に抜ける辛味があまり好きじゃなかったんだけど、これならいくらでも食べられる。悠久を生きる私でさえも初めての味。辛味、甘味、酸味が完璧に調和され、それがジューシーな鶏肉の味を最大限に引き出している。
「バーベキューソースは面倒だから作らなかったが、トマトケチャップとタルタルソースを用意したぞ」
「タルタル! あの神のソースか! 食べたいぞ」
トマトケチャップというのは、トメートがベースのソースね。驚くほどにトメートが濃縮され、それ以外にもハーブとか幾つか加わっている。とっても美味しいけれど、タルタルソースのほうが驚きは大きいわね。この白いソース。刻んだ酢漬けのキュウリが入っているのかしら。旨味が桁違いだわ。ハニーマスタードソースだけでも驚いたけれど、こんなソースがあるなんて。
「ユーヤ、おかわり!」
横にいるレイラなんて、チキンナゲットを両手に持って、それぞれにパクパクと食いついている。あっという間になくなって、大声で追加を注文しているわ。元王女とは思えないくらいに下品だけれど、そうしたくなるのも理解できるわね。これは止められない。気がついたら手を伸ばして、2個、3個と食べてしまう。気づいたら、私も完食していたわ。
「まだあるが、揚げるか?」
「うっ……」
食べ終わった後に「哀しい」と思わせる料理なんて、卑怯すぎるわ。こんな料理食べさせられたら、どんな人間だって餌付けされちゃうじゃない。自分から男にオネダリするなんて、はしたないけれど…… ダメッ! 切なすぎて、もう我慢できない。
「えぇ…… もう少し貰えるかしら」
こうして私は、堕ちてしまったわ。
「え?」
冒険者ギルドの受付嬢であるマリアは、目の前の申請書に目を疑った。迷宮都市ドムで活躍する高ランク冒険者パーティーの誘いすら断り続けていた「黒嵐の魔術師メリッサ」が、たかが中堅狩人のパーティーに正式加入するという内容だったからだ。そのパーティーは、ユーヤ・カトーという中堅狩人がリーダーで、レイラ元王女と組んでいるということから、ドムの街では有名になりつつあった。他の冒険者や狩人の中には激しく嫉妬している者もいたが、ユーヤ・カトーの実力は確からしく、持ち帰る肉の量と質は桁違いであった。ギルド内では来月には上級狩人への昇格と、冒険者としての登録を認めるよう、手続きが始まっている。その矢先に、三人目のメンバーとして申請されたのがメリッサだったのだ。
「あの…… 失礼ですが、これは何かの間違いではないでしょうか?」
マリアがそう尋ねてしまったのは、仕方のないことであった。本人が説明したほうが早いということでメリッサが面倒くさそうに受付に顔を出す。
「嘘じゃないわ。彼のパーティーに加わることにしたの。理由は気まぐれよ」
「そ、そうですか。メリッサさんは冒険者登録もしていますし、特に問題はありません。カトーさん、失礼しました。それで、パーティー名は何にしますか?」
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