となりの席の変態さん

犬派のノラ猫

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二年目夏休み編

勉強終わりの休息後の事件

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のんびりとした宿題終了後
そろそろ帰るかと立ち上がった舞を
玄関まで見送ろうと着いていったのだが…


「ねぇ秋兎くん」

「何だよ舞?」

「何だと思う?」

「質問を質問で返すな!…と、言いたいところだが」

先程から聞き間違いかと思うレベルで…

「「雨…すごくない(か)?」」

とんでもない雨音がする

恐る恐る玄関を開けると

「バケツをひっくり返したってあるけれど…これは湯船ね」

「だな。」

「流石に帰れないわね…」

「傘じゃ無理だな…」

「取り敢えずパパに電話してみるわ」

「だな。」

舞が電話している間
俺は取り込んでいた洗濯物を畳んでいた。


「冬花~風呂いれてくれ!」

俺は最近、ちょっとずつ冬花に
家事を任せている。
多少はできた方がやっぱりいいしな。

「わかった!」

さて…洗濯物も粗方片付いたな

お?舞帰ってきたか?

「どうだった?」

「あ、秋兎くん…」

「どうした?」

「今夜は…帰りたくないわ」

「……へ?」

「兄ちゃん!何か青春ラブコメの台詞が聞こえた!」

「奇遇だな妹よ!でもお前は取り敢えず風呂掃除に集中しろ!」


怪我するから!


「舞さん、それはいったいどうゆう事で?」

「いえ、パパがこう言えば泊めてくれるからと」

「なるほど!?」

「迎えに行こうとは考えてくれてたみたいなんだけど…流石に雨が強すぎてなかなか出せなかったらしいわ」


「確かに…この雨じゃな…」

何かあったらまずいしな

「だから、泊めてもらえないかしら?」

「別に俺はいいぞ?」

「良かったわ」

「私もいいよ!」

「お前、風呂掃除長すぎないか!?」

「なんか楽しくなっちゃって!」

「そうか!」

たまにあるけどなやりだしたら止まらないこと

「ヤりだしたら止まらないなんて…秋兎くんイヤらしいんだから!」


「心の声に返事をするなよ!?」

「私、どこで寝たらいいかしら?」

「そうだな…客間に布団敷くか?」

「あら?私はソファでもいいわよ?」 

「遠慮するなって」

「そう…なら、秋兎くんの部屋で寝たいわ」

「なぬ?」

「ダメ?」

「…心はオッケイ何だがな…冬花いるんだぞ?」

「大丈夫よ…声出来るだけ出さないようにするから」

「こらこら!」

「あら?夜に彼女を部屋に連れ込むんだからそれはもう同意として見てもよろしいんじゃないかしら?」


「ま、まぁな?」

「逆に何も無い方がおかしくない?」

「た、たしかに?」

「じゃあ…「いえ、舞さんは私と寝るんですよ?」」

いつの間にか帰って来ていた冬花は
舞の肩に手を起きながらニッコリ笑い


「い、いや…このイベントは逃したく…「わ…」」

わ?

「私と一緒じゃ…だめ?舞お姉ちゃん?」

「も゛ぢろ゛ん゛い゛い゛わ゛よ゛!!」

ロビンの生きたい!位の濁点だな…

「ちょろ」ボソッ

何か冬花が呟いた気がしたけど気のせいだってことに
しておこう。
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