となりの席の変態さん

犬派のノラ猫

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三年生二学期編

最後の体育祭!(宴の準備)

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のんびりとした体育祭終り
凛さんにお呼ばれした俺と冬花は
神川喫茶店にやって来た。

取り敢えずキッチンに向かうと
忙しく動いている凛さんがいたので
俺は話し掛けた。


「あの凛さん?」

「何だね秋兎?」

「お店開いてる時より忙しそうじゃないですか?」


「おう!悲しいがその通りだ!」

「手伝いましょうか?」

「ふむ…お主は何が出来る?」

「下準備から皿洗いまである程度は出来ます」

「採用!即戦力!」

何か面接された俺は取り敢えず
凛さんに言われるがまま準備を始めた

そんな俺を見て冬花が話し掛けてきた


「ねぇ兄ちゃん」

「何だ冬花?」

「私も何か手伝おうか?」

「冬花…何が出来る?」

「………美味しく食べれる!」

「…後日お電話いたします。」

「何かやんわり断られた!?」

「当たり前だろ!アピールポイントがおかしいんだから!?」


「た、確かに…美味しく食べるまでのお手伝いポイントを伝えなきゃだよね…」


そう言って冬花は眼を瞑り少し考え


「ダメだ兄ちゃん…私の能力はここでは使えない…」


「バトル漫画風に言うな!?」

いや懸命な判断だが!


「ふっ秋兎くん私の力が必要かしら?」

何かトランクが未来に帰る時のベジータ
みたいに木(壁)にもたれ掛かった
舞は話し掛けてきた。


「…弊社キッチンであなたが出来ることはありますか?」


「…秋兎くんの胃袋を掴めます!」

「具体的な方法は?」

「口に手を突っ込みます!」

「直接的に掴もうとするな!」

「……包丁が使えます!」

「「採用!即戦力!」」

と俺と凛さんは謎のテンションで
採用した。

冬花は無言でリビングに戻りテレビを付けて
お正月のように横になった。

たぶん拗ねた…あとでフォローしておこう。

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