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ヒトのキョウカイ5巻 (亡霊再び)
08 (戦死者は罵倒される)
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ナオ機の黒鋼が海に飛び込む…。
10…20…30m…。
装備はボックスライフルに大量の弾薬…シャベルが両腕に1本ずつ、両足にスキューバー用の足ヒレ、そしてバックパックが水中用ユニットだ。
ナオ機が逆さになり、バックパックのスクリューと足ヒレで潜っていく。
50…60…70………100m……150……200m。
海底の200mに到着し、ナオ機はボックスライフルを構える。
上を見れば微かに光を感じるが視界は ほぼ0の暗闇の世界。
DLの駆動音をソナー替わりにして敵の居場所を特定する。
「かなり難しいな…。」
潜水艦で海中発進して泳いで上陸する練習はやった事があるが…。
通常DLは 水中での戦闘訓練なんてしない…。
「おっとあぶね…。」
ナオ機に突進して来たワームを何とか回避し、ワームの背後からボックスライフルで射撃…。
通常出力で発射された弾がワームの尻に命中するが、ワームにダメージを受けているように見えない。
即座にナオは最大出力で射撃…飛距離は落ちる物のダメージが入りワームは沈黙した。
有効射程100m…か…。
発射と同時に弾丸が水に当たり威力が減衰され続ける為、目標に当たる時には威力が大幅に下がってしまっている。
更に命中率も補正で如何にかなるレベルではあるが低下していて、狙ったら当たらなくなるレベルだ。
実際さっきの射撃も 絶対に当たらないだろうと思われる位 目標の斜め上に向かって撃ち…曲芸並の弾道予測で命中させられた。
火器管制システムが無ければ…まず当てられない。
ワームの団体が接近し、ナオ機の前まで来る。
「結局…こうなるのか…。」
ナオ機は腕に装備されている右腕のシャベルでワームを殴り、左手に持ち替えたボックスライフルで至近による発砲…沈黙…。
すかさず軌道を変え ナオ機に体当たりをしようとして来るワームを回避《かわ》し、側面からフルオートで発砲…沈黙。
「うわっ効率悪っ」
機体の動きが鈍いし、1匹を始末する時間が長すぎる。
3匹程がナオ機を通過して範囲外に逃げた…もう後ろの部隊に任せるしかない。
次…次…。
戦闘開始から1時間…撃墜数が1000を超えた。
ナオ機は機体を回転させ、シャベルでワームを真上から突き刺す。
「はあ…次。」
ワームの足を狙って突き刺し、後続を渋滞させ 後ろに周り団体をすべて狩る…。
「これが一番効率が良いか…。」
流石の『シャベル道』を極めるオレでも水中戦では初だ…。
だが…切れ味のあるシャベルが鈍らになっても突き刺したり叩いたりと出来る為、こういう時に役に立つ。
柄が折れるまで続け…とうとう2本目が折れた。
ナオ機は ボックスライフルでワームの足を撃ち抜き 足止めする。
機体は一回も攻撃を喰らって無いと言うのに 細かなかすり傷に水圧の力が掛かり、傷を大きく広げて来てるのだろう…コクピットブロック以外は既にレッドケージ…。
この機体は『機を捨て撤退をしろ』と警告を発し続けている。
「潮時かな…撤退を受理…脱出する。」
ナオはシートベルトを外しコックピットをスライドさせて開ける。
コックピット内に大量の水が流れ込み大量の空気が外に排出される…。
コックピットの中の注水が終わるの同時にナオがコクピットブロックから脱出する。
ナオはいつものパイロットスーツの上から黄色の救命胴衣を着ている。
作戦に参加している兵士は脱出の為、全員が装備しているはずだが、ナオの義体は比重が重いので そのままだと下に沈んでしまい、海面に上がる事が出来なくなってしまうので 特に重要になる。
胸についているボンベのロックを外し、黄色の浮袋に空気が急速に入り沈んでいた身体が浮き上がり急速浮上…。
パイロットスーツを着ていて、ヘルメット内に空気が満たされている状態なので人が急速浮上した時に掛かる危険な窒素酔いも起きず、安全に浮上出来る。
「ぷはああ」
海面に出たナオはすぐさま…近くのゴムボートに掴《つか》まる。
辺りには無人の炭素繊維製のゴムボートが過剰な位に無造作に放置されていて、撃墜されて脱出した人がゴムボートに乗り休んでいる…結構な数だ。
「アンタが最後だ…良く帰ってきてくれた。」
褐色の肌の大男が手を伸ばす。
「とは言え、まだワームは、大量に残っている…作戦は失敗だ。」
ナオは手を掴み重い身体を難なくゴムボートに引き上げられる。
「だろうな…でも、死者は出てない…皆、無事だ。」
「ああ…そりゃあ良かった。」
トニー王国では 1人のDLパイロットを生産するのに最低10年は掛かるし、その間の製造コストも馬鹿にならない…対してDLは1日で12機も製造が出来る為、まず『生き残る事』が何よりも優先される。
戦死者が増えれば機体はあるのに パイロットがいないくて使えない状態になり、投入出来るDLの数も減り結果、勝てなくなる。
その為、戦死者は国益に損害を与えた者として 勲章も貰えず、罵倒の対象になってしまう。
そう言う意味では ワームは止められなかったが、最低限の任務はクリアした事になるのだろう。
コックピットシートに座っているナオが目を開ける…。
周りを見ると等間隔にコクピットシートが設置されていて、皆が起きて、首や肩を回し身体をほぐしている。
前には机と大きくて極薄の壁紙ディスプレイ…画面には周辺海域の地形データとユニットの位置…ワームの配置が表示されている。
ブリーフィングルームだ。
「ご苦労だった…まずは全員の生還に感謝する。
最低限の任務は果たしたな…。
さて、諸君も知っての通り、作戦は失敗…。
キル数が一番多かったパイロットはナオ機の1120…。
大体…諸君らの3倍は働いてくれた…。
しかも自己犠牲で死なず、ちゃんと撤退タイミングを見極め 生還した。」
皆の視線がこちらを向く…。
「さて、記録を見る限り、キミ達の大半はボックスライフルでの遠距離戦を主体とした戦闘をし、弾切れになったら 浮上し弾の補給を行い戻ってくるものだ。
遠距離での攻撃はDL戦でのセオリーだが頻繁に補給に戻った為、ディフェンスが弱くなり3度ワームに抜けられた。
対してナオは補給無しで主に接近戦で対応した…どうしてだ?」
指揮官が こちらを見て聞いてくる。
オレは立ち上がり「水中での射撃の際にボックスライフルの威力が大幅に低下してしまう事が判明したので、ライフルは足止めに専念し接近戦で対応しました。」と言う。
「高周波ブレードを装備しなかったのは?」
砦学園都市のDLの標準装備のコンバットナイフだ。
「あれは 小回りが利きますが、汎用性に乏しい武器で私は使っておりません…。
シャベルは、柄が伸縮しますので、短剣、剣、槍、ハンマー、盾と色々な使い方が出来るのです。」
「ふむ…水中戦では接近戦も多くなるか…ナオその技術は教えらえる物かね?」
指揮官の予想外の答えにナオは 少し考える。
「一応は…パイロット側の技術的負担が多くなりますが、教える事は出来ます。」
シャベルが あそこまで汎用性が高いのに使われていないのはパイロットの技術的負担が多いからだ。
それは『誰でも扱え、それなりの成果を出せる。』DLのコンセプトに反している。
なので ここでは コンバットナイフタイプの扱いやすい高周波ブレードがDLの装備として使われている。
「なら…カリキュラムに組み込んでみるか…。
ナオ…この中でキミが一番DLでの実戦経験が多いからな…頼りにしている。」
「はい…ありがとうございます。」
ナオがコックピットシートに座る。
……………。
「以上…解散…レポートは期日までにちゃんと出せよ…。」
「「はい…ありがとうございました。」」
「いいのですか?
能力を平均に慣らしつつ、数と連携で敵に対応するのが、通常の部隊なのでは?」
兵士が立ち去って行く中、ナオが指揮官に聞く。
「ここままだと再来月には、オレが戦死者を罵倒しないと行けなくなる。
強くなって生き残ってくれる分には大歓迎さ…。
明日、キミの戦闘データを取りたい…AIに学習させてカリキュラムの教材にしたいと思っている…。
キミも作戦前に時間を取られるのは避けたいだろう。」
「まぁゆっくりはしたいですが…。
では…明日の午後1時にここに来ます。」
「ああ頼む…せめて 作戦が失敗しても、こちらからは戦死者は出したくないからな…。」
「ええ…生き残りましょう。」
ナオと指揮官が握手をした。
10…20…30m…。
装備はボックスライフルに大量の弾薬…シャベルが両腕に1本ずつ、両足にスキューバー用の足ヒレ、そしてバックパックが水中用ユニットだ。
ナオ機が逆さになり、バックパックのスクリューと足ヒレで潜っていく。
50…60…70………100m……150……200m。
海底の200mに到着し、ナオ機はボックスライフルを構える。
上を見れば微かに光を感じるが視界は ほぼ0の暗闇の世界。
DLの駆動音をソナー替わりにして敵の居場所を特定する。
「かなり難しいな…。」
潜水艦で海中発進して泳いで上陸する練習はやった事があるが…。
通常DLは 水中での戦闘訓練なんてしない…。
「おっとあぶね…。」
ナオ機に突進して来たワームを何とか回避し、ワームの背後からボックスライフルで射撃…。
通常出力で発射された弾がワームの尻に命中するが、ワームにダメージを受けているように見えない。
即座にナオは最大出力で射撃…飛距離は落ちる物のダメージが入りワームは沈黙した。
有効射程100m…か…。
発射と同時に弾丸が水に当たり威力が減衰され続ける為、目標に当たる時には威力が大幅に下がってしまっている。
更に命中率も補正で如何にかなるレベルではあるが低下していて、狙ったら当たらなくなるレベルだ。
実際さっきの射撃も 絶対に当たらないだろうと思われる位 目標の斜め上に向かって撃ち…曲芸並の弾道予測で命中させられた。
火器管制システムが無ければ…まず当てられない。
ワームの団体が接近し、ナオ機の前まで来る。
「結局…こうなるのか…。」
ナオ機は腕に装備されている右腕のシャベルでワームを殴り、左手に持ち替えたボックスライフルで至近による発砲…沈黙…。
すかさず軌道を変え ナオ機に体当たりをしようとして来るワームを回避《かわ》し、側面からフルオートで発砲…沈黙。
「うわっ効率悪っ」
機体の動きが鈍いし、1匹を始末する時間が長すぎる。
3匹程がナオ機を通過して範囲外に逃げた…もう後ろの部隊に任せるしかない。
次…次…。
戦闘開始から1時間…撃墜数が1000を超えた。
ナオ機は機体を回転させ、シャベルでワームを真上から突き刺す。
「はあ…次。」
ワームの足を狙って突き刺し、後続を渋滞させ 後ろに周り団体をすべて狩る…。
「これが一番効率が良いか…。」
流石の『シャベル道』を極めるオレでも水中戦では初だ…。
だが…切れ味のあるシャベルが鈍らになっても突き刺したり叩いたりと出来る為、こういう時に役に立つ。
柄が折れるまで続け…とうとう2本目が折れた。
ナオ機は ボックスライフルでワームの足を撃ち抜き 足止めする。
機体は一回も攻撃を喰らって無いと言うのに 細かなかすり傷に水圧の力が掛かり、傷を大きく広げて来てるのだろう…コクピットブロック以外は既にレッドケージ…。
この機体は『機を捨て撤退をしろ』と警告を発し続けている。
「潮時かな…撤退を受理…脱出する。」
ナオはシートベルトを外しコックピットをスライドさせて開ける。
コックピット内に大量の水が流れ込み大量の空気が外に排出される…。
コックピットの中の注水が終わるの同時にナオがコクピットブロックから脱出する。
ナオはいつものパイロットスーツの上から黄色の救命胴衣を着ている。
作戦に参加している兵士は脱出の為、全員が装備しているはずだが、ナオの義体は比重が重いので そのままだと下に沈んでしまい、海面に上がる事が出来なくなってしまうので 特に重要になる。
胸についているボンベのロックを外し、黄色の浮袋に空気が急速に入り沈んでいた身体が浮き上がり急速浮上…。
パイロットスーツを着ていて、ヘルメット内に空気が満たされている状態なので人が急速浮上した時に掛かる危険な窒素酔いも起きず、安全に浮上出来る。
「ぷはああ」
海面に出たナオはすぐさま…近くのゴムボートに掴《つか》まる。
辺りには無人の炭素繊維製のゴムボートが過剰な位に無造作に放置されていて、撃墜されて脱出した人がゴムボートに乗り休んでいる…結構な数だ。
「アンタが最後だ…良く帰ってきてくれた。」
褐色の肌の大男が手を伸ばす。
「とは言え、まだワームは、大量に残っている…作戦は失敗だ。」
ナオは手を掴み重い身体を難なくゴムボートに引き上げられる。
「だろうな…でも、死者は出てない…皆、無事だ。」
「ああ…そりゃあ良かった。」
トニー王国では 1人のDLパイロットを生産するのに最低10年は掛かるし、その間の製造コストも馬鹿にならない…対してDLは1日で12機も製造が出来る為、まず『生き残る事』が何よりも優先される。
戦死者が増えれば機体はあるのに パイロットがいないくて使えない状態になり、投入出来るDLの数も減り結果、勝てなくなる。
その為、戦死者は国益に損害を与えた者として 勲章も貰えず、罵倒の対象になってしまう。
そう言う意味では ワームは止められなかったが、最低限の任務はクリアした事になるのだろう。
コックピットシートに座っているナオが目を開ける…。
周りを見ると等間隔にコクピットシートが設置されていて、皆が起きて、首や肩を回し身体をほぐしている。
前には机と大きくて極薄の壁紙ディスプレイ…画面には周辺海域の地形データとユニットの位置…ワームの配置が表示されている。
ブリーフィングルームだ。
「ご苦労だった…まずは全員の生還に感謝する。
最低限の任務は果たしたな…。
さて、諸君も知っての通り、作戦は失敗…。
キル数が一番多かったパイロットはナオ機の1120…。
大体…諸君らの3倍は働いてくれた…。
しかも自己犠牲で死なず、ちゃんと撤退タイミングを見極め 生還した。」
皆の視線がこちらを向く…。
「さて、記録を見る限り、キミ達の大半はボックスライフルでの遠距離戦を主体とした戦闘をし、弾切れになったら 浮上し弾の補給を行い戻ってくるものだ。
遠距離での攻撃はDL戦でのセオリーだが頻繁に補給に戻った為、ディフェンスが弱くなり3度ワームに抜けられた。
対してナオは補給無しで主に接近戦で対応した…どうしてだ?」
指揮官が こちらを見て聞いてくる。
オレは立ち上がり「水中での射撃の際にボックスライフルの威力が大幅に低下してしまう事が判明したので、ライフルは足止めに専念し接近戦で対応しました。」と言う。
「高周波ブレードを装備しなかったのは?」
砦学園都市のDLの標準装備のコンバットナイフだ。
「あれは 小回りが利きますが、汎用性に乏しい武器で私は使っておりません…。
シャベルは、柄が伸縮しますので、短剣、剣、槍、ハンマー、盾と色々な使い方が出来るのです。」
「ふむ…水中戦では接近戦も多くなるか…ナオその技術は教えらえる物かね?」
指揮官の予想外の答えにナオは 少し考える。
「一応は…パイロット側の技術的負担が多くなりますが、教える事は出来ます。」
シャベルが あそこまで汎用性が高いのに使われていないのはパイロットの技術的負担が多いからだ。
それは『誰でも扱え、それなりの成果を出せる。』DLのコンセプトに反している。
なので ここでは コンバットナイフタイプの扱いやすい高周波ブレードがDLの装備として使われている。
「なら…カリキュラムに組み込んでみるか…。
ナオ…この中でキミが一番DLでの実戦経験が多いからな…頼りにしている。」
「はい…ありがとうございます。」
ナオがコックピットシートに座る。
……………。
「以上…解散…レポートは期日までにちゃんと出せよ…。」
「「はい…ありがとうございました。」」
「いいのですか?
能力を平均に慣らしつつ、数と連携で敵に対応するのが、通常の部隊なのでは?」
兵士が立ち去って行く中、ナオが指揮官に聞く。
「ここままだと再来月には、オレが戦死者を罵倒しないと行けなくなる。
強くなって生き残ってくれる分には大歓迎さ…。
明日、キミの戦闘データを取りたい…AIに学習させてカリキュラムの教材にしたいと思っている…。
キミも作戦前に時間を取られるのは避けたいだろう。」
「まぁゆっくりはしたいですが…。
では…明日の午後1時にここに来ます。」
「ああ頼む…せめて 作戦が失敗しても、こちらからは戦死者は出したくないからな…。」
「ええ…生き残りましょう。」
ナオと指揮官が握手をした。
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