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ヒトのキョウカイ7巻(シャロンの扉)
24 (シャロンの扉)
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3幕が始まった…。
周りに異常は無い…。
『クオリア…そっちはどうだ?』
『いや…警備員がリボルバーを探しているが まだ連絡はない…。』
『あの観光客の情報は?』
『ピースクラフト都市出身の自殺予備軍だ…。』
『無敵の人か…。』
彼ら彼女らは人生が既に詰んでいる為、社会的に失う物が無く あらゆる犯罪に手を染める…。
それこそ『お前の人生を滅茶苦茶にしたヤツはアイツだ』と唆せば、爆弾を隠し持って対象を道連れに盛大に爆死する人間爆弾の完成だ…。
そして、オレらは それを無敵の人と呼ぶ…。
『そうだ…だが、気が弱く 質問に対して素直に話していて、思想に染まっている兆候も無い…。』
『兆候が無い?』
どう言う事だ?
盗られたと言う事にして 別の誰かに銃を使わせる作戦じゃないのか?
じゃあ銃は何処に?
3幕開始から30分が経過…カナリアさんの出番まで 残り10分…。
残り5分…。
『クオリアからナオへ朗報だ…リボルバーが戻って来た。』
『戻って来た?』
『ああ…トイレの個室で ベルトを外した時にホルスターごと落ちた見たいだ…。
個室を使用した女性が見つけて落とし物として警備員に届けられた…。』
『じゃあ…取られたと言うのは?』
『勘違いだな…気が付いたらリボルバーが無かったから、銃をスられたと思ったのだろう…。
残弾も全部確認した…使用されていない…。』
『そう言う事か…。
てか ホルスター事無くなったんだから気づけよ…。』
警備員も…。
『まぁこれで安心か…。』
2階席を警戒しつつ、カナリアさんが舞台に出てくる…。
『最後だ…一応、気を抜かずに警戒しろ…。』
オレがそう言った。
「本当に良いのか?」
ジガが舞台の横で出番を待っているカナリアに聞く。
「ええ、私だけで出ます…。
空間ハッキングで私を防御したら音が通らないくなりますから…。
ピンポイントでも量子光が邪魔をしますし…。
このステージ歌い上げます…。」
「分かった…。
それがオマエの意思なら…。」
「ええ…行ってきます。」
私の時間になりました。
足音の振動から周囲を把握してゆっくりと私はマイクを持ち、舞台に向かいます…。
「皆さん…盲目の歌姫、カナリアです。
本日は集まって頂きありがとうございます。
ラストの20分間、存分に楽しんで下さい…。」
沢山の声が聞こえます…。
この中の誰かが悪意を持っているはずですが、私には見えません…。
この撃たれて一瞬で命が終わりそうな緊張感…懐かしい大戦時の戦場ライブ…。
カナリアが息を思いっきり吸い、歌い出します…。
「始まった…。」
カナリアの姿を見てジガがつぶやく…。
ソプラノの高音が当たりに響き渡り、周りの空気を振動させていく…。
歌詞は無い…自分の声帯を楽器とした演奏…。
それが観客の耳に伝わり、間接的に脳を誘導して行く…。
「綺麗…。」
2階の手すりを掴《つか》みながらレナがカナリアの歌を聞く…。
その頬には一筋の涙が流れて来た…。
天女の声…。
オーダーメイド芸術の感動など比べ物にならない…最高出力の本物の感動…。
「凄いな…。」
ナオが見ている観客が涙を流し、舞台のカナリアさんを見つめている…。
歌詞が無い究極の歌…。
究極の歌の前には、歌詞、伴奏も不要で自分の声だけで観客を感動させていく…。
オレの頭は生体脳じゃないので この状況を客観視出来てるが、レナは歌に墜ちて この快楽物質を余す事 無く摂取する為、脳が身体を動かす事を拒否している…。
『ナオ…無事か?』
クオリアの声…。
『ああ…問題無い…。
動ける…。
敵がいても この歌で無力化されるだろうな…。』
『これでも、出力は落とした方だ…。
洗脳では無く自分で物事を考えられるレベルだ…。
最高出力なら、歌で人類を掌握出来る…。』
『この上があるのか…。』
パスパス…。
「え?」
歌に紛れたサプレッサーの銃声?
オレはすぐさま舞台を見る…。
カナリアさんは、歌いながら踊るように弾を回避して行く…。
それにしても何処から…。
そうか…照明か…。
『クオリア…撃たれた射角から位置を割り出せるか?』
『ああ…左右の大型照明だ。』
『やっぱり…オレは左、クオリアは右を頼む…。』
『了解した。』
舞台を照らす位置で 2階の左右に取り付けられている大型照明…。
それが自動で舞台の人に最適な角度で照らしている…。
そこには立ち入り禁止の照明室がある…。
もし敵がここから狙った場合、舞台側からは ライトが眩しくて目視が出来ず、逆にライト側からは カナリアさんが照らされ非常に狙い易い状態…絶好の狙撃ポイントだじゃないか…。
クソ…なんで気付かなかった…。
オレは無力化されているレナを放置して左の照明室に向かって走った。
私は、歌う姿勢を崩さず、頭を傾け銃弾を回避…。
両腕を上げ脇から銃弾が通り抜けます…。
位置は左右の照明ですね…。
普通の人ならライト側は眩しくて気づかないのでしょうが、音が部屋に行き渡るこの空間では、私の耳は銃弾の放つノイズまで、良く見えます。
こんなの、国境線で睨みを聞かせている両軍の間でライブをするより、遥かに簡単です…。
私を殺そうとする銃弾をも演出として利用して、舞うように…踊りながら歌い続けます…。
「凄いな…一切被弾していない…。」
照明室に走りながらカナリアさんを見ているナオが言う。
オレは照明室の蝶番をウージーマシンピストルで撃ち抜く…。
「っ…!!」
とっさにその場から離れようとするが…扉が爆発した!
爆風で飛ばされ床に転がり、すぐさま扉にウージーマシンピストルを向ける…。
身体は無傷…壁抜きを警戒して距離を取っていて良かった。
「爆死か…。」
扉の中には パイロットスーツも来ていない敵が腹部から分断され、黒焦げの状態で死んでいる…。
「くっだらねぇ…名誉の殉死か?
そう言う奴が現世の人間に迷惑を掛けるんだよ…。」
クオリア側の右の照明室でも爆発…まぁクオリアの事だ無事だろう…。
『無事か?』
オレが内緒話通信でクオリアに聞く…。
『ああ…問題無い…。
だが、対象が死んだ…。』
『ああ…こっちもだ。
他にはいるか?』
『おそらく コレが最後だ。』
『カナリアさんは…。』
『普通に歌っているな』
照明室の爆発の兆候を感じ取ったカナリアは、右手、左手と手を上げ、それぞれ爆発する…。
それはまるで、カナリアが演出として爆発させた見たいに見える…。
舞台裏からハラハラしながら見ていたジガだが クオリアから情報が入り、一先ず落ち着いた事を知る…。
これ以上の問題は起こさないでくれよ…。
舞台にいるカナリアの歌が終わる直前に床が爆発!演出としてフィニッシュを決める…。
両端にの床に穴があいた中…カナリアは優雅に頭を下げた…。
一瞬、周りが静まり返り、次の瞬間、はち切れんばかりの拍手が鳴り響く…。
どうやら、成功したみたいだな…。
「これはもう、シャロンの域だな…。」
ジガがそう言い拍手をした…。
「よっ…大丈夫か?」
レナの肩を叩きナオが言う…。
「あっ…大丈夫…。」
レナは流れる涙を腕で拭き、振り返る…。
「凄かったな…。」
「ええ、本当に…。」
帰りの観客は気分が晴れたように帰って行く…。
その光景はもう自殺なんて考え無さそうだ。
応援歌、軍歌…人の思想を統一する為に歌が使われてきたが…。
本当に究極の歌は洗脳なんだな…。
オレは、入場前とは様変わりした観客を見ながらそう思った。
周りに異常は無い…。
『クオリア…そっちはどうだ?』
『いや…警備員がリボルバーを探しているが まだ連絡はない…。』
『あの観光客の情報は?』
『ピースクラフト都市出身の自殺予備軍だ…。』
『無敵の人か…。』
彼ら彼女らは人生が既に詰んでいる為、社会的に失う物が無く あらゆる犯罪に手を染める…。
それこそ『お前の人生を滅茶苦茶にしたヤツはアイツだ』と唆せば、爆弾を隠し持って対象を道連れに盛大に爆死する人間爆弾の完成だ…。
そして、オレらは それを無敵の人と呼ぶ…。
『そうだ…だが、気が弱く 質問に対して素直に話していて、思想に染まっている兆候も無い…。』
『兆候が無い?』
どう言う事だ?
盗られたと言う事にして 別の誰かに銃を使わせる作戦じゃないのか?
じゃあ銃は何処に?
3幕開始から30分が経過…カナリアさんの出番まで 残り10分…。
残り5分…。
『クオリアからナオへ朗報だ…リボルバーが戻って来た。』
『戻って来た?』
『ああ…トイレの個室で ベルトを外した時にホルスターごと落ちた見たいだ…。
個室を使用した女性が見つけて落とし物として警備員に届けられた…。』
『じゃあ…取られたと言うのは?』
『勘違いだな…気が付いたらリボルバーが無かったから、銃をスられたと思ったのだろう…。
残弾も全部確認した…使用されていない…。』
『そう言う事か…。
てか ホルスター事無くなったんだから気づけよ…。』
警備員も…。
『まぁこれで安心か…。』
2階席を警戒しつつ、カナリアさんが舞台に出てくる…。
『最後だ…一応、気を抜かずに警戒しろ…。』
オレがそう言った。
「本当に良いのか?」
ジガが舞台の横で出番を待っているカナリアに聞く。
「ええ、私だけで出ます…。
空間ハッキングで私を防御したら音が通らないくなりますから…。
ピンポイントでも量子光が邪魔をしますし…。
このステージ歌い上げます…。」
「分かった…。
それがオマエの意思なら…。」
「ええ…行ってきます。」
私の時間になりました。
足音の振動から周囲を把握してゆっくりと私はマイクを持ち、舞台に向かいます…。
「皆さん…盲目の歌姫、カナリアです。
本日は集まって頂きありがとうございます。
ラストの20分間、存分に楽しんで下さい…。」
沢山の声が聞こえます…。
この中の誰かが悪意を持っているはずですが、私には見えません…。
この撃たれて一瞬で命が終わりそうな緊張感…懐かしい大戦時の戦場ライブ…。
カナリアが息を思いっきり吸い、歌い出します…。
「始まった…。」
カナリアの姿を見てジガがつぶやく…。
ソプラノの高音が当たりに響き渡り、周りの空気を振動させていく…。
歌詞は無い…自分の声帯を楽器とした演奏…。
それが観客の耳に伝わり、間接的に脳を誘導して行く…。
「綺麗…。」
2階の手すりを掴《つか》みながらレナがカナリアの歌を聞く…。
その頬には一筋の涙が流れて来た…。
天女の声…。
オーダーメイド芸術の感動など比べ物にならない…最高出力の本物の感動…。
「凄いな…。」
ナオが見ている観客が涙を流し、舞台のカナリアさんを見つめている…。
歌詞が無い究極の歌…。
究極の歌の前には、歌詞、伴奏も不要で自分の声だけで観客を感動させていく…。
オレの頭は生体脳じゃないので この状況を客観視出来てるが、レナは歌に墜ちて この快楽物質を余す事 無く摂取する為、脳が身体を動かす事を拒否している…。
『ナオ…無事か?』
クオリアの声…。
『ああ…問題無い…。
動ける…。
敵がいても この歌で無力化されるだろうな…。』
『これでも、出力は落とした方だ…。
洗脳では無く自分で物事を考えられるレベルだ…。
最高出力なら、歌で人類を掌握出来る…。』
『この上があるのか…。』
パスパス…。
「え?」
歌に紛れたサプレッサーの銃声?
オレはすぐさま舞台を見る…。
カナリアさんは、歌いながら踊るように弾を回避して行く…。
それにしても何処から…。
そうか…照明か…。
『クオリア…撃たれた射角から位置を割り出せるか?』
『ああ…左右の大型照明だ。』
『やっぱり…オレは左、クオリアは右を頼む…。』
『了解した。』
舞台を照らす位置で 2階の左右に取り付けられている大型照明…。
それが自動で舞台の人に最適な角度で照らしている…。
そこには立ち入り禁止の照明室がある…。
もし敵がここから狙った場合、舞台側からは ライトが眩しくて目視が出来ず、逆にライト側からは カナリアさんが照らされ非常に狙い易い状態…絶好の狙撃ポイントだじゃないか…。
クソ…なんで気付かなかった…。
オレは無力化されているレナを放置して左の照明室に向かって走った。
私は、歌う姿勢を崩さず、頭を傾け銃弾を回避…。
両腕を上げ脇から銃弾が通り抜けます…。
位置は左右の照明ですね…。
普通の人ならライト側は眩しくて気づかないのでしょうが、音が部屋に行き渡るこの空間では、私の耳は銃弾の放つノイズまで、良く見えます。
こんなの、国境線で睨みを聞かせている両軍の間でライブをするより、遥かに簡単です…。
私を殺そうとする銃弾をも演出として利用して、舞うように…踊りながら歌い続けます…。
「凄いな…一切被弾していない…。」
照明室に走りながらカナリアさんを見ているナオが言う。
オレは照明室の蝶番をウージーマシンピストルで撃ち抜く…。
「っ…!!」
とっさにその場から離れようとするが…扉が爆発した!
爆風で飛ばされ床に転がり、すぐさま扉にウージーマシンピストルを向ける…。
身体は無傷…壁抜きを警戒して距離を取っていて良かった。
「爆死か…。」
扉の中には パイロットスーツも来ていない敵が腹部から分断され、黒焦げの状態で死んでいる…。
「くっだらねぇ…名誉の殉死か?
そう言う奴が現世の人間に迷惑を掛けるんだよ…。」
クオリア側の右の照明室でも爆発…まぁクオリアの事だ無事だろう…。
『無事か?』
オレが内緒話通信でクオリアに聞く…。
『ああ…問題無い…。
だが、対象が死んだ…。』
『ああ…こっちもだ。
他にはいるか?』
『おそらく コレが最後だ。』
『カナリアさんは…。』
『普通に歌っているな』
照明室の爆発の兆候を感じ取ったカナリアは、右手、左手と手を上げ、それぞれ爆発する…。
それはまるで、カナリアが演出として爆発させた見たいに見える…。
舞台裏からハラハラしながら見ていたジガだが クオリアから情報が入り、一先ず落ち着いた事を知る…。
これ以上の問題は起こさないでくれよ…。
舞台にいるカナリアの歌が終わる直前に床が爆発!演出としてフィニッシュを決める…。
両端にの床に穴があいた中…カナリアは優雅に頭を下げた…。
一瞬、周りが静まり返り、次の瞬間、はち切れんばかりの拍手が鳴り響く…。
どうやら、成功したみたいだな…。
「これはもう、シャロンの域だな…。」
ジガがそう言い拍手をした…。
「よっ…大丈夫か?」
レナの肩を叩きナオが言う…。
「あっ…大丈夫…。」
レナは流れる涙を腕で拭き、振り返る…。
「凄かったな…。」
「ええ、本当に…。」
帰りの観客は気分が晴れたように帰って行く…。
その光景はもう自殺なんて考え無さそうだ。
応援歌、軍歌…人の思想を統一する為に歌が使われてきたが…。
本当に究極の歌は洗脳なんだな…。
オレは、入場前とは様変わりした観客を見ながらそう思った。
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