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後編
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◆◆◆
「あ、眼鏡…」
テントを出た後、魔族の国を背にして歩いていた。
向かうのは一番近い村だ。
そこまではかなり距離があるが、身を隠しながら森の中を移動できれば無事に辿り着けるかもしれない。
私は痛む頬を摩って歩き続けた。
勇者が私を蔑むのは分かる。
私の見た目は最悪だ。
汚れたボサボサの茶髪に、曇って碌に瞳の見えない黒縁の眼鏡をして、つねに俯いて過ごしていた。
女でありながら女性らしさは皆無。
近づいてくるのは蠅ぐらいだ。
国で最も力のあった魔帝結界術師というだけで勇者のパーティに加えられ、過酷な旅を強いられてきた。
少しでも勇者が怪我をすれば私の責任にされ、今日のように暴行を受ける。
それにもずっと耐えてきた。
今日、この時のために。
私は漏れそうになる声を手で押さえた。
まだ、ダメよ…。
まだ…。
「……っく、う……ふ、っ、くく、ふはははは、ばあああああかめええええ!!!」
ムリだったわ。
私は一人ぼっちになった森の中で、声を高らかに上げて叫んでいた。
「私が本気で泣いて悲しむと思ったの!? 何が勇者よ! 何が役に立たないですって!? 後衛支援の魔帝結界術師を最前線で戦わせやがって…!」
私の声は分厚い雲まで突き破っていくんじゃないかというほど大きかった。
「一体、誰のおかげで今まで大きな怪我もなくここまで来られたと思っているのよ!! 私が抜けたことを後悔するがいいわっっ!!」
私は思う存分喚き散らした。
近くに魔族がいたらあっという間に囲まれていただろう。
いや、今はどうでもいい。
私は今日、自由を手に入れたのだ。
散々叫んで満足した私は、蠅のたかった髪を鷲掴んで引っ張った。
すると、茶色の髪は床に落ちて中から薄緑色の髪が現れた。
前髪を掻き上げるとエメラルド色の瞳が露わになる。
それが本来の私だ。
勇者に出会った時から身の危険を感じ、変装することに決めたのだ。
薄汚い女なら勇者も手を出してこないだろう、と。
私は二年半余り演じ続けてきたのだ。
勇者のパーティから追放されるために。
案の定、計画はうまくいった。
「どうせなら勇者の足一本ぐらい持っていかせるんだったわ」
私は髪の他にボロボロになったローブを脱いで、肩に掛けた鞄から真新しいローブを取り出して羽織った。
身なりは上々。
ずっと変装していた所為で久しぶりの自分に慣れないけれど、これから私は好きなように生きるって決めてあるんだから!
そう意気込む私の後ろで草が揺れた。
反射的に振り向くと、見慣れた顔の男が立っていた。
「随分猫を被っていたようだな」
「剣士…!?」
生い茂った草をかき分けてやって来たのは、勇者の暴行から助けてくれた剣士だった。
「どうして貴方がここに!」
「俺もパーティを抜けてきた。俺のレベルでは魔王まで辿り着けないと言ったらすぐに許可してもらえた」
「なっ…そんなはずないわ、貴方のレベルなら」
剣の腕前なら聖剣を振り回している勇者よりずっと上だ。
それなのにパーティから彼を外すなんて、戦力ダウンもいいところだ。
「それがお前の本当の姿か?」
「――――」
そういえば私、偽の髪と眼鏡を外してローブも替えているんだった。
咄嗟に髪を押さえたが、もう遅い。
「……パーティに戻って私の話をするの?」
やっと自由になれると思ったのに。
それに今の姿では前より酷い扱いを受けることになるかもしれない。
私はゾッとして震えた。
けれど、剣士は「いや、しない」と答えて私に近づいた。
「俺はもうあのパーティの仲間じゃない」
「……そう」
彼が仲間になって一緒に旅をするようになったのは三ヶ月前ほど。
それほど仲良いわけでもないが、不思議と信用できた。
私が安堵したように息を吐くと、彼は周囲の異様な気配を感じて背中に背負った剣に手を伸ばした。
「……魔族だ」
森の中が一瞬で張り詰める。
けれど、私は彼の腕にそっと手を乗せ「平気よ」と口にした。
私が隠していたのは何も格好だけではない。
国では100年に一度の魔力を持った魔帝結界術師と言われた。
魔帝結界術師とは、魔族から国を守るために結界を張って民を守る術師のことだ。
結界魔法の最高峰で扱える人間は数えるほどしかいない。
本来なら国が保護し、守らなければいけない存在なのに、私の国は他国の圧力に負けて私を勇者のパーティに差し出したのだ。
風の噂で聞いたが、私を失った国は魔族の軍隊に飲み込まれて滅んだようだ。
国がなくなるのは珍しいことじゃない。
守れる術を失ってしまえば予想していた結末だ。
私は呪文を唱えて、私と彼がすっぽり収まる結界を張った。
結界は緑色の四角い箱で、肉眼で見えることもできるし、透明にできることもできる。
「魔族が来ても動かないで」
「分かった」
素直で拍子抜けしてしまう。
私は目を開いて彼をまじまじと見つめたが、魔族が現れたことで視線を移さなければいけなかった。
現れたのは先程戦ったブラック・タイガーより一回りは小さいレッド・タイガーだった。
その毛並みは燃え盛るように赤く、俊敏な動きで攻撃がやりにくいと聞く。
まあ、私には関係ないけど。
私は両手に掌サイズの結界を作り、レッド・タイガーに向かって放った。
レッド・タイガーは瞬時に飛び退いたが、結界は瞬く間にレッド・タイガーの二倍はある大きさに成長して結界の中に閉じ込めた。
「私、実は攻撃の方が得意なの」
一定の結界を張り続けなければいけない術より、サイズの変えられる術のほうが得意だ。
私は閉じ込められて暴れるレッド・タイガーを見てニィと笑い、掌と掌をくっつけるように近づけた。
レッド・タイガーに張られた結界はみるみる小さくなっていき、断末魔の叫びが聞こえた後はぺしゃんこになったレッド・タイガーだけが残った。
「……なかなかエグいな」
「褒めてくれてありがとう」
見せるつもりはなかったけど、彼の前では取り繕っても仕方ないと思ったのだ。
「仲間の匂いを嗅いで他の魔族がやって来るわ」
すぐに移動した方がいいだろう。
それじゃ…と私は踵を返して彼から離れようとしたが、どういうわけか彼も後からついてくる。
行く先が近くの村ということなら同じだけど。
私は半歩後ろにいる彼をちらっと見て嘆息した。
「貴方、なぜ勇者のパーティに入ったの?」
「それが生き残る為に必要なことだった」
「…どういうこと?」
私は基本的に他の仲間と私的な会話はしてこなかった。
いずれ抜けると決めていたからだ。
極力、仲良くならないように避けていた。
「それよりお前の方こそ未練はないのか?」
質問には答えず、逆に問われて私ははぐらかされたと思った。
訊かれたくないことかもしれない。
私は長く伸びた薄緑色の髪を手繰り寄せて胸下に垂らした。
「未練なんてあるわけない。彼らの酷い性格にはウンザリしていたのよ。それにあのまま魔王討伐に行ったところで全滅がオチだわ。彼ら、自分達の力を過信しすぎているのよ」
私が話し始めたことで、彼は私の隣にやって来て肩を並べた。
パーティにいた時は誰も私の横で歩く人はいなかった。
「それに勇者なんて、魔王と戦うために人間の国が作り出した生け贄でしょ?」
「生け贄、か」
彼は腕を伸ばして歩くのに邪魔な木の枝や草を倒していく。
おかげで、私は歩きやすかった。
「ええ、そうよ。運よく魔王を倒したところで、次の魔王が誕生するのと同じように。勇者だってそれなりに強い子が現れたら仕立てあげればいいだけ。これを生け贄と言わずになんていうの? そんな繰り返しの世の摂理に巻き込まれるのはごめんだわ。私は、私がやりたいことを見つけて生きていきたいの」
そして、いつか…。
私は、私の国を持ちたい。
私が守るはずだった国は消えてしまったから。
「貴方こそどうなのよ?」
言いたいことをぶちまけた私は急に恥ずかしくなって彼に尋ねた。
けれど、彼は私の前に片手を上げて制し、大剣を取って草むらから出てきたイノシシに斬りかかった。
まるでお姫様を守る騎士みたい。
……まさか、ね。
首を切り落としたイノシシの傍に膝をついた彼は小型のナイフを取り出し、手早く血抜きを施す。
今日の食事は決まりね。
「俺は……この剣で守りたいものを守れればそれでいい」
「はいはい、根っからの剣士ってわけね。言っておくけど、私一人でもこの森は抜けられるわ」
私はイノシシを挟んで反対側に回り、しゃがみ込んで無表情の彼と視線を重ねた。
「そうか。だが、俺は料理が出来る。一緒に連れていって損はないぞ」
「まさか取引のつもり?」
確かにイノシシを倒す事はできるけど、解体まではできない。
でも彼がいれば食事には困らなそうだ。
私は悩んでみせてから肩を竦めた。
「分かった。森を抜けるまで宜しく頼むわ」
「承った」
任務を受けた冒険者のような返事に、私は小さく笑った。
一人で旅に出るつもりだったけれど同じパーティを抜けた者同士、気が合うかもしれない。
何より寂しさは和らげるだろう。
私は不安と期待を抱きながら、森の中から空を仰ぎ見る。
これから歩いていく先は一体どんな場所なんだろう。
勇者のパーティから追放された魔帝結界術師の旅は、ここから始まった――。
【END】
「あ、眼鏡…」
テントを出た後、魔族の国を背にして歩いていた。
向かうのは一番近い村だ。
そこまではかなり距離があるが、身を隠しながら森の中を移動できれば無事に辿り着けるかもしれない。
私は痛む頬を摩って歩き続けた。
勇者が私を蔑むのは分かる。
私の見た目は最悪だ。
汚れたボサボサの茶髪に、曇って碌に瞳の見えない黒縁の眼鏡をして、つねに俯いて過ごしていた。
女でありながら女性らしさは皆無。
近づいてくるのは蠅ぐらいだ。
国で最も力のあった魔帝結界術師というだけで勇者のパーティに加えられ、過酷な旅を強いられてきた。
少しでも勇者が怪我をすれば私の責任にされ、今日のように暴行を受ける。
それにもずっと耐えてきた。
今日、この時のために。
私は漏れそうになる声を手で押さえた。
まだ、ダメよ…。
まだ…。
「……っく、う……ふ、っ、くく、ふはははは、ばあああああかめええええ!!!」
ムリだったわ。
私は一人ぼっちになった森の中で、声を高らかに上げて叫んでいた。
「私が本気で泣いて悲しむと思ったの!? 何が勇者よ! 何が役に立たないですって!? 後衛支援の魔帝結界術師を最前線で戦わせやがって…!」
私の声は分厚い雲まで突き破っていくんじゃないかというほど大きかった。
「一体、誰のおかげで今まで大きな怪我もなくここまで来られたと思っているのよ!! 私が抜けたことを後悔するがいいわっっ!!」
私は思う存分喚き散らした。
近くに魔族がいたらあっという間に囲まれていただろう。
いや、今はどうでもいい。
私は今日、自由を手に入れたのだ。
散々叫んで満足した私は、蠅のたかった髪を鷲掴んで引っ張った。
すると、茶色の髪は床に落ちて中から薄緑色の髪が現れた。
前髪を掻き上げるとエメラルド色の瞳が露わになる。
それが本来の私だ。
勇者に出会った時から身の危険を感じ、変装することに決めたのだ。
薄汚い女なら勇者も手を出してこないだろう、と。
私は二年半余り演じ続けてきたのだ。
勇者のパーティから追放されるために。
案の定、計画はうまくいった。
「どうせなら勇者の足一本ぐらい持っていかせるんだったわ」
私は髪の他にボロボロになったローブを脱いで、肩に掛けた鞄から真新しいローブを取り出して羽織った。
身なりは上々。
ずっと変装していた所為で久しぶりの自分に慣れないけれど、これから私は好きなように生きるって決めてあるんだから!
そう意気込む私の後ろで草が揺れた。
反射的に振り向くと、見慣れた顔の男が立っていた。
「随分猫を被っていたようだな」
「剣士…!?」
生い茂った草をかき分けてやって来たのは、勇者の暴行から助けてくれた剣士だった。
「どうして貴方がここに!」
「俺もパーティを抜けてきた。俺のレベルでは魔王まで辿り着けないと言ったらすぐに許可してもらえた」
「なっ…そんなはずないわ、貴方のレベルなら」
剣の腕前なら聖剣を振り回している勇者よりずっと上だ。
それなのにパーティから彼を外すなんて、戦力ダウンもいいところだ。
「それがお前の本当の姿か?」
「――――」
そういえば私、偽の髪と眼鏡を外してローブも替えているんだった。
咄嗟に髪を押さえたが、もう遅い。
「……パーティに戻って私の話をするの?」
やっと自由になれると思ったのに。
それに今の姿では前より酷い扱いを受けることになるかもしれない。
私はゾッとして震えた。
けれど、剣士は「いや、しない」と答えて私に近づいた。
「俺はもうあのパーティの仲間じゃない」
「……そう」
彼が仲間になって一緒に旅をするようになったのは三ヶ月前ほど。
それほど仲良いわけでもないが、不思議と信用できた。
私が安堵したように息を吐くと、彼は周囲の異様な気配を感じて背中に背負った剣に手を伸ばした。
「……魔族だ」
森の中が一瞬で張り詰める。
けれど、私は彼の腕にそっと手を乗せ「平気よ」と口にした。
私が隠していたのは何も格好だけではない。
国では100年に一度の魔力を持った魔帝結界術師と言われた。
魔帝結界術師とは、魔族から国を守るために結界を張って民を守る術師のことだ。
結界魔法の最高峰で扱える人間は数えるほどしかいない。
本来なら国が保護し、守らなければいけない存在なのに、私の国は他国の圧力に負けて私を勇者のパーティに差し出したのだ。
風の噂で聞いたが、私を失った国は魔族の軍隊に飲み込まれて滅んだようだ。
国がなくなるのは珍しいことじゃない。
守れる術を失ってしまえば予想していた結末だ。
私は呪文を唱えて、私と彼がすっぽり収まる結界を張った。
結界は緑色の四角い箱で、肉眼で見えることもできるし、透明にできることもできる。
「魔族が来ても動かないで」
「分かった」
素直で拍子抜けしてしまう。
私は目を開いて彼をまじまじと見つめたが、魔族が現れたことで視線を移さなければいけなかった。
現れたのは先程戦ったブラック・タイガーより一回りは小さいレッド・タイガーだった。
その毛並みは燃え盛るように赤く、俊敏な動きで攻撃がやりにくいと聞く。
まあ、私には関係ないけど。
私は両手に掌サイズの結界を作り、レッド・タイガーに向かって放った。
レッド・タイガーは瞬時に飛び退いたが、結界は瞬く間にレッド・タイガーの二倍はある大きさに成長して結界の中に閉じ込めた。
「私、実は攻撃の方が得意なの」
一定の結界を張り続けなければいけない術より、サイズの変えられる術のほうが得意だ。
私は閉じ込められて暴れるレッド・タイガーを見てニィと笑い、掌と掌をくっつけるように近づけた。
レッド・タイガーに張られた結界はみるみる小さくなっていき、断末魔の叫びが聞こえた後はぺしゃんこになったレッド・タイガーだけが残った。
「……なかなかエグいな」
「褒めてくれてありがとう」
見せるつもりはなかったけど、彼の前では取り繕っても仕方ないと思ったのだ。
「仲間の匂いを嗅いで他の魔族がやって来るわ」
すぐに移動した方がいいだろう。
それじゃ…と私は踵を返して彼から離れようとしたが、どういうわけか彼も後からついてくる。
行く先が近くの村ということなら同じだけど。
私は半歩後ろにいる彼をちらっと見て嘆息した。
「貴方、なぜ勇者のパーティに入ったの?」
「それが生き残る為に必要なことだった」
「…どういうこと?」
私は基本的に他の仲間と私的な会話はしてこなかった。
いずれ抜けると決めていたからだ。
極力、仲良くならないように避けていた。
「それよりお前の方こそ未練はないのか?」
質問には答えず、逆に問われて私ははぐらかされたと思った。
訊かれたくないことかもしれない。
私は長く伸びた薄緑色の髪を手繰り寄せて胸下に垂らした。
「未練なんてあるわけない。彼らの酷い性格にはウンザリしていたのよ。それにあのまま魔王討伐に行ったところで全滅がオチだわ。彼ら、自分達の力を過信しすぎているのよ」
私が話し始めたことで、彼は私の隣にやって来て肩を並べた。
パーティにいた時は誰も私の横で歩く人はいなかった。
「それに勇者なんて、魔王と戦うために人間の国が作り出した生け贄でしょ?」
「生け贄、か」
彼は腕を伸ばして歩くのに邪魔な木の枝や草を倒していく。
おかげで、私は歩きやすかった。
「ええ、そうよ。運よく魔王を倒したところで、次の魔王が誕生するのと同じように。勇者だってそれなりに強い子が現れたら仕立てあげればいいだけ。これを生け贄と言わずになんていうの? そんな繰り返しの世の摂理に巻き込まれるのはごめんだわ。私は、私がやりたいことを見つけて生きていきたいの」
そして、いつか…。
私は、私の国を持ちたい。
私が守るはずだった国は消えてしまったから。
「貴方こそどうなのよ?」
言いたいことをぶちまけた私は急に恥ずかしくなって彼に尋ねた。
けれど、彼は私の前に片手を上げて制し、大剣を取って草むらから出てきたイノシシに斬りかかった。
まるでお姫様を守る騎士みたい。
……まさか、ね。
首を切り落としたイノシシの傍に膝をついた彼は小型のナイフを取り出し、手早く血抜きを施す。
今日の食事は決まりね。
「俺は……この剣で守りたいものを守れればそれでいい」
「はいはい、根っからの剣士ってわけね。言っておくけど、私一人でもこの森は抜けられるわ」
私はイノシシを挟んで反対側に回り、しゃがみ込んで無表情の彼と視線を重ねた。
「そうか。だが、俺は料理が出来る。一緒に連れていって損はないぞ」
「まさか取引のつもり?」
確かにイノシシを倒す事はできるけど、解体まではできない。
でも彼がいれば食事には困らなそうだ。
私は悩んでみせてから肩を竦めた。
「分かった。森を抜けるまで宜しく頼むわ」
「承った」
任務を受けた冒険者のような返事に、私は小さく笑った。
一人で旅に出るつもりだったけれど同じパーティを抜けた者同士、気が合うかもしれない。
何より寂しさは和らげるだろう。
私は不安と期待を抱きながら、森の中から空を仰ぎ見る。
これから歩いていく先は一体どんな場所なんだろう。
勇者のパーティから追放された魔帝結界術師の旅は、ここから始まった――。
【END】
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