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第一章、草の友達
2、草とか縄文
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「おい、見ろ!陽の光だ!」
燃えた葉の隙間から青し空と燦々と輝く陽が見える。
その光は俺たちを包むと、若葉に力を宿らせた。
直後、体の中心から何かが這い出てくるような感覚に襲われた。
苦痛ではない。だが、喉を何かが通り過ぎていくような感覚。
これは……
目線が高くなった。先ほどの若葉は目線の下にある。
代わりに、頭の上には新たに4枚の葉が生き生きと芽吹いていた。
「お前、やったぞ!」
「な、何が起きた」
あ、声が出る?
「進化したんだよ!この短期間で!」
「こんなことって……」
俺にこんな力があるなんて……神様がくれた力だが……
これが人に向いたら、どうなってしまうのだろう。
爆炎はただ一度火が広がるのではなく、分裂して広範囲に炎を飛ばした。
周囲で切間なく爆発する音が聞こえる。
既に俺たちの周りの木々は煤に変わり、黒ずんでいる。
半径20メートルくらいだろうか。最終的に俺が根絶やしにした範囲だ。
「おい!よくやったな!こんなの、宝の山じゃねぇかよ!」
目の前の草は辺りを見回して言った。
「それは、どう言うことだ?」
「こいつらの灰はめちゃくちゃ美味しいんだぜ!」
そう言って、目の前の草はあたりに根を伸ばし、栄養を吸い取っていった。
これを食べる……全然想像ができないよ。
とりあえずやってみるか?
俺は腰から下の根を動かして、煤と化した木の根を食べてみた。
するとどうだろうか。新たに生えた4つの葉が色づき出し、鮮やかな緑色に発光した。
「美味しい!」
俺が言うと、目の前の草は「そうだろう!」と言って喜んでいた。
不思議と腹が膨れない。
腹が膨れるどころか、食えば食うほど上に体が伸び、茎が太くなっていく。
もしかして、これを続ければ、もっと進化できるのではないだろうか!
俺はそう考えて、さらに遠くに根を張り、木の根を食べていった。
―数日後―
俺は太い幹を持つ大樹へと姿を変えていた。
鬱蒼と茂る森の中、突如現れた円形の空間。そのちゅうしんに、一本の木が堂々と葉を広げていた。
足元から声が聞こえる。
「なぁ、お前何者なんだ?」
青々と茂り赤い実をつけているケリーだ。ケリーは草むらから2度進化した。
彼とは結構仲良くなり、ずっと話している。
そして互いに名前を言おうということになり、その時彼が名乗ったのがケリーだ。
俺はリングと名乗った。前世で小さい頃に飼っていた愛犬の名前だ。
「俺か?俺はな、転生者……いや、転生草だ!」
「は?お前、転生きたのか。おいそれ先に言えよー」
どういうことだ?俺は素直に聞いた。
「俺も、この世界に転生してきたんだよ。お前と話が合う感じ、たぶん故郷は同じだ」
「もしかして、日本人なのか!」
「あー、それそれ」
一体どう言うことだ?なぜ、転生者がここにいるんだ!?
「いや、お前も転生者だろ」
「あれ、そういえば、お前なんで俺が考えてること分かるの?」
「あ、言ってなかったっけ?俺、転生して賢者だったんだよ。お前の思考を読むくらい、なんてことないさ」
……転生?……あれ?……日本人?
頭がパンクしそうだ。
「一回整理したい!ケリー、お前はいつの時代の日本から来たんだ?」
俺はケリーに聞いた。
「時代?うーん、よく分かんないな……毛むくじゃらの鼻が長いヤツ食ってたけどな」
「は?お前それ、縄文時代じゃね?」
「なんだそれ。うまいのか?」
冗談じゃない。こいつ、縄文時代の日本人なのか?いや、縄文人は……日本人か。え、日本人、なのか?……まぁいいや。
とにかく、なんで縄文人がここにいるんだ!
というか、令和生きてた俺と縄文生きてたケリー、なんで話し合うんだ?
その時、ケリーが言った。
「あの、じっくり考えてるところごめんな?賢者には引っかからないの?」
「あ、たしかにそうだな。お前、賢者だったのか……」
それも思考回路に入れたらもっと混乱するだけだ。
よし、頑張って整理してみよう。
燃えた葉の隙間から青し空と燦々と輝く陽が見える。
その光は俺たちを包むと、若葉に力を宿らせた。
直後、体の中心から何かが這い出てくるような感覚に襲われた。
苦痛ではない。だが、喉を何かが通り過ぎていくような感覚。
これは……
目線が高くなった。先ほどの若葉は目線の下にある。
代わりに、頭の上には新たに4枚の葉が生き生きと芽吹いていた。
「お前、やったぞ!」
「な、何が起きた」
あ、声が出る?
「進化したんだよ!この短期間で!」
「こんなことって……」
俺にこんな力があるなんて……神様がくれた力だが……
これが人に向いたら、どうなってしまうのだろう。
爆炎はただ一度火が広がるのではなく、分裂して広範囲に炎を飛ばした。
周囲で切間なく爆発する音が聞こえる。
既に俺たちの周りの木々は煤に変わり、黒ずんでいる。
半径20メートルくらいだろうか。最終的に俺が根絶やしにした範囲だ。
「おい!よくやったな!こんなの、宝の山じゃねぇかよ!」
目の前の草は辺りを見回して言った。
「それは、どう言うことだ?」
「こいつらの灰はめちゃくちゃ美味しいんだぜ!」
そう言って、目の前の草はあたりに根を伸ばし、栄養を吸い取っていった。
これを食べる……全然想像ができないよ。
とりあえずやってみるか?
俺は腰から下の根を動かして、煤と化した木の根を食べてみた。
するとどうだろうか。新たに生えた4つの葉が色づき出し、鮮やかな緑色に発光した。
「美味しい!」
俺が言うと、目の前の草は「そうだろう!」と言って喜んでいた。
不思議と腹が膨れない。
腹が膨れるどころか、食えば食うほど上に体が伸び、茎が太くなっていく。
もしかして、これを続ければ、もっと進化できるのではないだろうか!
俺はそう考えて、さらに遠くに根を張り、木の根を食べていった。
―数日後―
俺は太い幹を持つ大樹へと姿を変えていた。
鬱蒼と茂る森の中、突如現れた円形の空間。そのちゅうしんに、一本の木が堂々と葉を広げていた。
足元から声が聞こえる。
「なぁ、お前何者なんだ?」
青々と茂り赤い実をつけているケリーだ。ケリーは草むらから2度進化した。
彼とは結構仲良くなり、ずっと話している。
そして互いに名前を言おうということになり、その時彼が名乗ったのがケリーだ。
俺はリングと名乗った。前世で小さい頃に飼っていた愛犬の名前だ。
「俺か?俺はな、転生者……いや、転生草だ!」
「は?お前、転生きたのか。おいそれ先に言えよー」
どういうことだ?俺は素直に聞いた。
「俺も、この世界に転生してきたんだよ。お前と話が合う感じ、たぶん故郷は同じだ」
「もしかして、日本人なのか!」
「あー、それそれ」
一体どう言うことだ?なぜ、転生者がここにいるんだ!?
「いや、お前も転生者だろ」
「あれ、そういえば、お前なんで俺が考えてること分かるの?」
「あ、言ってなかったっけ?俺、転生して賢者だったんだよ。お前の思考を読むくらい、なんてことないさ」
……転生?……あれ?……日本人?
頭がパンクしそうだ。
「一回整理したい!ケリー、お前はいつの時代の日本から来たんだ?」
俺はケリーに聞いた。
「時代?うーん、よく分かんないな……毛むくじゃらの鼻が長いヤツ食ってたけどな」
「は?お前それ、縄文時代じゃね?」
「なんだそれ。うまいのか?」
冗談じゃない。こいつ、縄文時代の日本人なのか?いや、縄文人は……日本人か。え、日本人、なのか?……まぁいいや。
とにかく、なんで縄文人がここにいるんだ!
というか、令和生きてた俺と縄文生きてたケリー、なんで話し合うんだ?
その時、ケリーが言った。
「あの、じっくり考えてるところごめんな?賢者には引っかからないの?」
「あ、たしかにそうだな。お前、賢者だったのか……」
それも思考回路に入れたらもっと混乱するだけだ。
よし、頑張って整理してみよう。
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