転生草の約束

おにぎり

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第一章、草の友達

6、召喚とか破壊

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 うん。召喚魔法ってどうやるの?
 というか、魔法使ったことないし。

 あ、【爆炎】は使ったことある。
 どんな感覚だっけな?

 よし、爆炎をもう1回撃って、魔法の感覚を掴もう!

 たしか熱く燃え広がるようなイメージで……葉っぱに魔力を感じて……そして上に放つ……お!力を感じるぞ!


 感覚を掴めた!いっけぇぇ!【爆炎】!!!

 直後、すべての葉に力が漲り、莫大な魔力を感じたと思うと、空に向けて巨大な炎の弾が打ち上がった。

 花火のように空高く登り切ると、轟音とともに大爆発した。

 爆発をするたびに炎は分裂を繰り返し、やがてそれらは地上に降り注いだ。

 森が燃える。大災害。


 まだ昼だと言うのに空はオレンジ色に焼けて、その色は地上にも滲む。
 視界に見える限りの全てが炎に侵食されている。

 おい……まじか……
 あ、ここって神様の秘密の裏庭……

 エーリング界とかいったっけ?
 まるで地獄だ……ちょっと、まずいかもしれない(草)

 ま、いっか。
 とは言いつつも、俺は若干放心状態になっていた。
 こんな威力出るなんて聞いてないぞ!

 前撃った時、こんな威力じゃなかったし……


 いや!これも、俺が進化するためには必要な犠牲だったんだ!

 魔法を放つ感覚も掴めたし、早速本丸の召喚魔法を発動させてみよう!


【召喚魔法】!!!!
 あ、ごめんちょっと待って。
 色々レベルがあるらしい。

 F級~SSS級、その上に、第一階位~第五階位、そして最上位

 F級をやる意味もないし、
 ここは最上位だわな。うん。


 よし、じゃあ改めてやってやろうではないか!
 全ての葉に力を込める。


 今だ!いっけぇぇ!【召喚魔法・最上位】!!!

 直後、体のすべての魔力が葉に向かい、力が漲る感覚。

 俺が持っている魔力じゃ足りなかったらしい。地中の根っこが大地の魔力を吸い取り、葉に集まった。

 一瞬の臨界点に達した時、それは起きた。


 俺の頭上で、まるで宇宙が生まれるように空間が裂ける。
 一瞬の閃光が眩しく、巨大な魔法陣が空に現れた。

 黄金に光り輝くそれは巨大な円盤に見えた。

 魔法陣に描かれた円形の紋様が10個。
 全てが光を帯びて、それぞれが一点に収束していく。

 しばらくすると、魔法陣の中央に向けて移動すると、10個の光の球が集合した。


 直後、強大な魔力が発生したかと思うと、黄金の光の柱が地面に突き刺ささった。
 あらゆる影を消し去り、全てを光で満たしていく。

 これが、最上位の召喚魔法……
 ものすごい圧だ。気を抜いたら体が焼けてしまう!

 大聖堂の鐘の音が響き、どこかから歌われる讃美歌が美しい。


 光の柱は地面を抉りながら、何かを生み出している。


 魔法陣が全ての役目を終えて、そこに現れたのは……
 巨大な岩だった!


 ……え?

 岩?

 俺、もしかして騙された?
 もう魔力空っぽだよ?

 なのに、岩!?はぁ!?


 宙に浮かぶ岩。ゴツゴツとしている。大きさは、高層ビルくらい。
 俺の体の3倍はあると思う。


 え……邪魔すぎて草。
 どうするんだよ、これ。
 まじで、あの山に投げ捨てたい。


 俺は正面に見える山をじっと見つめた。

 その時、頭上を何か黒いものが、ものすごい勢いで通り越して行った。

 まさか……ね?


 その黒いものは山に衝突し、山一部を崩壊させた。

 え、やば。
 言葉が出ない。
 まるで砂場の小さな山を踏み潰すが如く、簡単に崩れてしまった。

 それを見て、直感的に、上を見た。


 あの岩が、巨大すぎるあの岩が、ない。

 えっと……


 山体崩壊した山の粉塵の中から、何かがこちらに近づいてくる。

 間違いない……あれは……
 俺が召喚した、あの岩だ。


 まじか。
 大丈夫?これ。

 自然破壊……地形破壊……

 えー、もしかしてやばい?
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