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子作りしようから始まった
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それは、定期的に行っているレイと僕のお茶会から始まった。
「よし、アレクセイ!子どもを作ろうか!」
「毎晩やってない?」
すかさず僕のツッコミが入ると、後ろに控えていたメイドさんたちが噴出した。
レイは天然だから、毎日しているセックスが子作りだってわかっていないのかもしれない。
だからなのか、レイは僕からの返答を聞いて少し考えている。
「……ん?でも、毎晩中出ししていないけどな」
「た、確かに最近は身体にかけられることばっかりだけど……」
「なので、これからは毎晩中出しセックスをする」
「レイには恥じらいがないのかな?」
「というか、中出しさせてください」
「そっちが本音なんだ……」
こんな昼間のお茶を飲みながら、なんという会話をしているんだろう。
そして微妙にすれ違っているこの会話は、なんだか懐かしさを感じる。
結婚して、初夜の後。
翌朝もセックスしていた僕らだけど、急用で扉越しに現れたライザード皇子には悪いことをしたと思う。
挿入した状態でレイが動いたものだから、思わず喘ぎ声を出しちゃって気まずかった。
セックスの後に、ライザード皇子にすごく謝ったけど困惑した顔をしていた。
それはそうだろう。弟夫婦の営みの最中だとは思わなかっただろう。
謝罪の後にこっそりライザード皇子から教わったんだけど、レイは絶倫の分類に入るらしい。
絶倫ってなんですか?と聞き返したけど、レイから教わってねと言われてしまった。
ふと、そのことを思い出してレイに聞いてみることにした。
「あ。そういえば、以前お義兄様からレイは絶倫だって聞いたんだけど……絶倫って何?」
「今それを聞いちゃう?」
「だって、なかなか聞くタイミングがなかったんだもの……レイはわかるんでしょう?」
「うーん……どう説明するべきかな……一般的な夫婦って、毎晩するにしても性行為は1回だけなんだよな」
僕はその一般的なことを聞いて、凍り付いた。
一般的な夫婦ってそんなに回数少なくて、旦那さんの性欲大丈夫なのか心配になった。
「い、一般的に1回……?えっと、レイは……最低でも7回以上……」
「性欲が有り余りすぎて、何度でも犯しちゃう人のことを絶倫と言います。わかった?」
「ハイ、たいへんよくわかりました……」
僕らがいかに沢山セックスしているのかを理解できた。すごく恥ずかしいけど。
思わず真っ赤になった顔を、両手で覆ってしまった。
「それで最初の話に戻るけど……中出ししたいです」
「直球すぎる……あ、あんまりその単語を連呼しないで……」
「アレクセイの中にちんこを入れた時の気持ち良さは生じゃないとわからない!」
「お願いだから、止まってよぉ!」
「はいはい、仲がいいのはいいことだけどレイは直球すぎるし今は昼間だから自重しなさい」
レイの真後ろに現れたのは、ライザード皇子だった。顔面に何か書類を押し付けている。
もがもが言っているけど、呼吸はできているようだからほっとした。
「ごめんね、アレクセイ。レイが素直すぎるばかりに」
「い、いえ……ちゃんと、その……単語の意味もわかりましたので……」
「後ろに控えているメイドのひとりが、すごく熱心にメモを取っているけど……あれは止めなくていいの?」
「え?」
言われて振り返ると、真ん中にいるメイドさんが慌てて何かを隠していた。
こんな会話をメモしてどうするんだろう。
「……あの、そのメモ……どうするんですか……?」
「え、あ、あの……あ!決して外部に情報を売ろうとかは思っていないですから!」
「帝国の第二皇子夫婦の性事情を買いたい物好きはいないからね……」
「ただ、その……殿方同士の愛し合う姿は共通の友人たちで盛り上がっておりまして……!」
その発言を聞いて、僕とライザード皇子は同時に納得した声をあげた。
確かにそういう男同士の恋愛物語が好きな女性がいるとは聞いたことがある。
「じ、実名で出していないよね?」
「もちろん、その辺りは万全です!ただ、皇城内の仲間には誰だかわかってしまいますが……」
「皇族で男同士って今のところ、君らだけだものね」
「あぁ……前例がないとおっしゃっていましたから……」
まさかのメイドさんからそういった仲間の方々に事情を知られていることに、恥ずかしさが増す。
再び両手で顔を覆うと、メイドさんがきゃーきゃー言っている。
「ご安心下さい!ちゃんとレイナード様からは許可を頂いていますので!」
「うーん、そこでアレクセイの許可は貰っていない辺りさすがだね……」
「はうぁ!そうでした!アレクセイ様、申し訳ございません!」
「だーっ!いつまで書類を押し付けてんだよ、兄さん!大事な書類だろ、それ!」
ずっと大人しいと思っていたら、レイは書類を押し付けられていたままだったみたい。
なんだかわんこみたいで、可愛い。
そっと両手を取って、ライザード皇子と言い合いをする姿を見て小さく笑う。
僕の笑顔を見て、何を思ったのかレイが頷いた。
「うん、やっぱり今晩から連続中出しセックスをするからな」
「僕の意見は無視なのかな……決定事項じゃないの……」
「生の方が感度がいいだろう、アレクセイは」
「うう……ひ、否定できない……わかったよ……お手柔らかにお願いします……」
「あぁ、もちろんだ!」
「レイの返事は信頼できないねぇ……」
とんでもないティータイムになってしまった。
けれど、今晩から子作りをするために頑張ることになりそうです。
どうか僕の腰が壊れませんように、と願うことしかできなかった。
「よし、アレクセイ!子どもを作ろうか!」
「毎晩やってない?」
すかさず僕のツッコミが入ると、後ろに控えていたメイドさんたちが噴出した。
レイは天然だから、毎日しているセックスが子作りだってわかっていないのかもしれない。
だからなのか、レイは僕からの返答を聞いて少し考えている。
「……ん?でも、毎晩中出ししていないけどな」
「た、確かに最近は身体にかけられることばっかりだけど……」
「なので、これからは毎晩中出しセックスをする」
「レイには恥じらいがないのかな?」
「というか、中出しさせてください」
「そっちが本音なんだ……」
こんな昼間のお茶を飲みながら、なんという会話をしているんだろう。
そして微妙にすれ違っているこの会話は、なんだか懐かしさを感じる。
結婚して、初夜の後。
翌朝もセックスしていた僕らだけど、急用で扉越しに現れたライザード皇子には悪いことをしたと思う。
挿入した状態でレイが動いたものだから、思わず喘ぎ声を出しちゃって気まずかった。
セックスの後に、ライザード皇子にすごく謝ったけど困惑した顔をしていた。
それはそうだろう。弟夫婦の営みの最中だとは思わなかっただろう。
謝罪の後にこっそりライザード皇子から教わったんだけど、レイは絶倫の分類に入るらしい。
絶倫ってなんですか?と聞き返したけど、レイから教わってねと言われてしまった。
ふと、そのことを思い出してレイに聞いてみることにした。
「あ。そういえば、以前お義兄様からレイは絶倫だって聞いたんだけど……絶倫って何?」
「今それを聞いちゃう?」
「だって、なかなか聞くタイミングがなかったんだもの……レイはわかるんでしょう?」
「うーん……どう説明するべきかな……一般的な夫婦って、毎晩するにしても性行為は1回だけなんだよな」
僕はその一般的なことを聞いて、凍り付いた。
一般的な夫婦ってそんなに回数少なくて、旦那さんの性欲大丈夫なのか心配になった。
「い、一般的に1回……?えっと、レイは……最低でも7回以上……」
「性欲が有り余りすぎて、何度でも犯しちゃう人のことを絶倫と言います。わかった?」
「ハイ、たいへんよくわかりました……」
僕らがいかに沢山セックスしているのかを理解できた。すごく恥ずかしいけど。
思わず真っ赤になった顔を、両手で覆ってしまった。
「それで最初の話に戻るけど……中出ししたいです」
「直球すぎる……あ、あんまりその単語を連呼しないで……」
「アレクセイの中にちんこを入れた時の気持ち良さは生じゃないとわからない!」
「お願いだから、止まってよぉ!」
「はいはい、仲がいいのはいいことだけどレイは直球すぎるし今は昼間だから自重しなさい」
レイの真後ろに現れたのは、ライザード皇子だった。顔面に何か書類を押し付けている。
もがもが言っているけど、呼吸はできているようだからほっとした。
「ごめんね、アレクセイ。レイが素直すぎるばかりに」
「い、いえ……ちゃんと、その……単語の意味もわかりましたので……」
「後ろに控えているメイドのひとりが、すごく熱心にメモを取っているけど……あれは止めなくていいの?」
「え?」
言われて振り返ると、真ん中にいるメイドさんが慌てて何かを隠していた。
こんな会話をメモしてどうするんだろう。
「……あの、そのメモ……どうするんですか……?」
「え、あ、あの……あ!決して外部に情報を売ろうとかは思っていないですから!」
「帝国の第二皇子夫婦の性事情を買いたい物好きはいないからね……」
「ただ、その……殿方同士の愛し合う姿は共通の友人たちで盛り上がっておりまして……!」
その発言を聞いて、僕とライザード皇子は同時に納得した声をあげた。
確かにそういう男同士の恋愛物語が好きな女性がいるとは聞いたことがある。
「じ、実名で出していないよね?」
「もちろん、その辺りは万全です!ただ、皇城内の仲間には誰だかわかってしまいますが……」
「皇族で男同士って今のところ、君らだけだものね」
「あぁ……前例がないとおっしゃっていましたから……」
まさかのメイドさんからそういった仲間の方々に事情を知られていることに、恥ずかしさが増す。
再び両手で顔を覆うと、メイドさんがきゃーきゃー言っている。
「ご安心下さい!ちゃんとレイナード様からは許可を頂いていますので!」
「うーん、そこでアレクセイの許可は貰っていない辺りさすがだね……」
「はうぁ!そうでした!アレクセイ様、申し訳ございません!」
「だーっ!いつまで書類を押し付けてんだよ、兄さん!大事な書類だろ、それ!」
ずっと大人しいと思っていたら、レイは書類を押し付けられていたままだったみたい。
なんだかわんこみたいで、可愛い。
そっと両手を取って、ライザード皇子と言い合いをする姿を見て小さく笑う。
僕の笑顔を見て、何を思ったのかレイが頷いた。
「うん、やっぱり今晩から連続中出しセックスをするからな」
「僕の意見は無視なのかな……決定事項じゃないの……」
「生の方が感度がいいだろう、アレクセイは」
「うう……ひ、否定できない……わかったよ……お手柔らかにお願いします……」
「あぁ、もちろんだ!」
「レイの返事は信頼できないねぇ……」
とんでもないティータイムになってしまった。
けれど、今晩から子作りをするために頑張ることになりそうです。
どうか僕の腰が壊れませんように、と願うことしかできなかった。
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