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第一部
第十五話 流石に今日は真面目みたいです
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夕方になり訓練が終わると、俺は着替えて街へ繰り出した。
目的は王都の酒場にいるはずのメテオライトに会うためだ。しかし王都には何件もの酒場があるので、虱潰しに探す必要があるかもしれない。
とりあえずは先日、彼に会った酒場を目指す。そこに居てくれれば、この広い王都を歩き回らないですむので、今日もいてくれることを願う。
「やあ。そろそろ来る頃だと思ってたよ」
「一件目で見つけられてよかったよ」
やっぱり俺の幸運はカンストしているんじゃないだろうか。数値の上では相変わらず7だが、ここ最近は妙に運がよく感じる。
今日は真面目に話をするつもりでいたのか、メテオライトはまだ素面だ。先日のように草も生やしてこない。
「邪竜に関することでしょ? 僕も驚いているんだよね」
「やっぱり時期が早いよな」
「うん。このままじゃゲームが始まる前に完全復活しちゃうかもね」
「なんでこんなに早まったか心当たりとか、何か情報ないか?」
「シスル王国とマグノリア王国が、帝国にすり寄り始めたみたいだね。なんでこの時期から始まってるかは判らないけど、生贄にされたくない者たちが移動を始めているみたいだよ。シスルは時期が早まっただけで原作通りな感じだけど、マグノリアはもう国王が崩御して息子が王位に就いたみたい。ハイドランジアはまだ帝国と繋がっていないみたいだけど、国王がそろそろ持たなさそうだし、内乱もそう遠くはない話だろうね」
さすが吟遊詩人をしているだけあって色んな情報を持っている。
マグノリア王の崩御というのは、原作で仲間になる王の娘である三姉妹の兄が暗殺したとされているものなのだが、この兄の性格が性格なので少し早まったくらいなら特に気にならないか。
しかしハイドランジアの内乱は、色んな意味で今来られては困る。この国は原作では序盤に攻略する地域なのだが、序章開始時に同盟国であるアイリスを攻撃し始めるという立場だ。聖王国と帝国の戦いが始まったと同時にアイリスは援軍を送ろうとしていたのだが、度重なるマグノリアからの攻撃によりどうにか自領土を守っていたのだ。そしてやっとのことで戦線を落ち着かせたところで、隣国のハイドランジアと協力しローレッタ救援に動こうとしていたのだが、実は帝国と繋がっていたハイドランジアが機を窺って寝返ったのだ。
しかもハイドランジアの王位に無理やり就いたダドリーのもと、国家は一つに纏まらないどころか内乱が起こる始末で、帝国への手土産にしようと主人公ルイス王子を迎え撃つ際は、反乱軍とアイリス軍相手に二正面で戦うことになっていた。しかしその混乱のどさくさに紛れて、民に人気のある腹違いの妹アガーテを亡き者にしようとしてくるのだ。国民から聖女と呼び慕われる彼女は、序盤では貴重な癒し手だ。もし今のタイミングでダドリーがアガーテを殺そうと動き始めたら、あの国は混乱に見舞われるだろう。
「それにしても幾つドーピングアイテム使ったの? 力より魔力が5も高い勇者なんて初めて見たよ。あと1上がったらカンストじゃない」
「ミシェルの実験に協力したらこんなステータスになったんだよ。アイテム自体はそんなに使っていない」
そういえば邪竜のこととかで頭がいっぱいになって、彼女への報告を忘れていた。
後でだと時間的にも遅くなりそうだし、会えない確率のほうが高いだろうから明日の朝一番で伝えよう。
そして何故か、メテオライトには俺のステータスが見ているようだ。このあいだはマーリンに聞いていたのかと思ったが気になるな。何らかの手を使って兵種が軍師になったんだろうか?
「ほんと面白い子になったよね。なんで男じゃないのかは謎だけど」
「でもおかげで推しと親友じゃなく、推しを嫁に出来るかもしれない。って、そうじゃなく他にも聞きたいことがあるんだ」
ここで俺は、シスル王の弱みとなる人物についてメテオライトに質問したのだが、彼は非常に嫌そうな表情を見せた。
彼が父王と不仲なのは知っているが、シスル軍を早く味方に出来るかもしれないというのに乗り気じゃない雰囲気だ。
「僕の母上はとっくに亡くなっているし、兄弟は居るにはいるけど腹違いの弟だ。人質になるとしたらその弟か、母親である後妻のヘレンだろうね」
「一応聞くけど、助ける気は?」
「無いね。僕にあいつらを助けてやる義理はない」
これは藪蛇な質問だったかもしれない。メテオライトにとって、シスル国王や義弟は家族とは呼べないのだろう。不快感を隠しもせずに即答されてしまった。
しかし口から出てしまった言葉は撤回できないので、諦めて話を進める。オニキスへの対処に関してだ。
原作では終盤で決着をつけることになるシスル王国軍との戦いにおいて、オニキスの部下である三騎士を仲間に引き入れるのがメテオライトの役目なのだが、それと同時に、彼はフェイス王女と並んでオニキスが攻撃を仕掛けてこないキャラクターでもある。
ようするに俺はメテオライトには早めにオニキスを説得してほしいのだ。原作より話の流れが速くなってしまっているのであれば、ルイス王子の下で戦った仲間が全員揃う前に、オニキスとの戦いが起こってもおかしくないと思ったからだ。
「オニキスかぁ……なんか聞いた話によると、僕のこと探し回ってるみたいなんだよね。まあ、あまり気は進まないけど、父上たちに関わるよりマシかな」
「完全に味方に。とまではいかなくても、せめてもっと優しくしてほしい感じに頼む」
「神槍ゲイレルルを持ち出さなければ、そこまで怖くないって。あれは王家の許可がないと持ち出すことすらできないはずだし、ローレッタ攻略だけなら出てこないよ」
原作ではオニキスがメテオライトを探しているなんて描写は無かったが、あのゲーム自体容量の関係で端折られた設定が幾つも存在しているし、真面目な彼のことだから幼くして国を追われたメテオライトの安否が気になるとかの理由で探しているのだろう。
ゲーム中では、オニキスは登場するたびに神槍ゲイレルルを装備していたので忘れていたが、あの槍はシスル王国の宝でもあるのでローレッタ攻略後にシスル国王から下賜されたのだと、登場時だったか他のイベントだったは曖昧だが描写があったはずだ。
帝国との戦いは避けられないことなので、出来ることといえば仲間を増やすことぐらいなのだが、頼りにできるのはアイリス王国しかない。
だが現状は、アイリス王国に邪竜復活の儀に関する情報が届いていたとしても、続報を集めながら様子見する状態だろう。ローレッタの聖王と違って、向こうのトラヴィス王は武勇に優れた賢王だから戦支度くらいはしているだろうが、原作を考えると援軍が速やかに来ることは期待出来ない。
ならばいつ帝国との戦渦が開かれても良いように何らかの策を講じなければならない。
「まぁ、まずは使用に制限が付く、神光アルヴィトを操れるローレッタ王族の保護を優先してよ。まぁ、今の王族で神聖魔法の心得があるのは聖王エルドレッドとフェイス王女だけだけど」
「そうだな。他の王族と共に念のため避難させるっていえば、国王であるエルドレッド陛下は無理でも、他の王族は逃がせるかも」
「フェイス王女と一番仲がいいのは長兄のグレアム王子だね。彼は剣の腕はそこそこ達者だから、経験積めば使えるようになるんじゃない?」
「護衛すべき相手が前線に出始めるのは勘弁してほしいから、護身程度にとどめておいてほしいよ」
「君の立場だと王への謁見なんて騎士になったときの挨拶くらいだけだろうから、ミシェルに頼んだほうが良いんじゃない? あっ、ロザリー公爵とも仲良くなってるんだっけ?」
「たしかにそうだな。仕え始めて一ヶ月ちょっとの俺よりも、軍での立場がある二人なら陛下にも上奏しやすいだろう」
そうして色々と話をしているうちに、夜も更けてきたので別れることとなった。
メテオライトはそろそろ師匠の館――迷いの森にある古の魔女の住処に帰るらしいので暫くは会えなくなるそうだ。
「それじゃあ気を付けて。生きていたらまた会おう」
目的は王都の酒場にいるはずのメテオライトに会うためだ。しかし王都には何件もの酒場があるので、虱潰しに探す必要があるかもしれない。
とりあえずは先日、彼に会った酒場を目指す。そこに居てくれれば、この広い王都を歩き回らないですむので、今日もいてくれることを願う。
「やあ。そろそろ来る頃だと思ってたよ」
「一件目で見つけられてよかったよ」
やっぱり俺の幸運はカンストしているんじゃないだろうか。数値の上では相変わらず7だが、ここ最近は妙に運がよく感じる。
今日は真面目に話をするつもりでいたのか、メテオライトはまだ素面だ。先日のように草も生やしてこない。
「邪竜に関することでしょ? 僕も驚いているんだよね」
「やっぱり時期が早いよな」
「うん。このままじゃゲームが始まる前に完全復活しちゃうかもね」
「なんでこんなに早まったか心当たりとか、何か情報ないか?」
「シスル王国とマグノリア王国が、帝国にすり寄り始めたみたいだね。なんでこの時期から始まってるかは判らないけど、生贄にされたくない者たちが移動を始めているみたいだよ。シスルは時期が早まっただけで原作通りな感じだけど、マグノリアはもう国王が崩御して息子が王位に就いたみたい。ハイドランジアはまだ帝国と繋がっていないみたいだけど、国王がそろそろ持たなさそうだし、内乱もそう遠くはない話だろうね」
さすが吟遊詩人をしているだけあって色んな情報を持っている。
マグノリア王の崩御というのは、原作で仲間になる王の娘である三姉妹の兄が暗殺したとされているものなのだが、この兄の性格が性格なので少し早まったくらいなら特に気にならないか。
しかしハイドランジアの内乱は、色んな意味で今来られては困る。この国は原作では序盤に攻略する地域なのだが、序章開始時に同盟国であるアイリスを攻撃し始めるという立場だ。聖王国と帝国の戦いが始まったと同時にアイリスは援軍を送ろうとしていたのだが、度重なるマグノリアからの攻撃によりどうにか自領土を守っていたのだ。そしてやっとのことで戦線を落ち着かせたところで、隣国のハイドランジアと協力しローレッタ救援に動こうとしていたのだが、実は帝国と繋がっていたハイドランジアが機を窺って寝返ったのだ。
しかもハイドランジアの王位に無理やり就いたダドリーのもと、国家は一つに纏まらないどころか内乱が起こる始末で、帝国への手土産にしようと主人公ルイス王子を迎え撃つ際は、反乱軍とアイリス軍相手に二正面で戦うことになっていた。しかしその混乱のどさくさに紛れて、民に人気のある腹違いの妹アガーテを亡き者にしようとしてくるのだ。国民から聖女と呼び慕われる彼女は、序盤では貴重な癒し手だ。もし今のタイミングでダドリーがアガーテを殺そうと動き始めたら、あの国は混乱に見舞われるだろう。
「それにしても幾つドーピングアイテム使ったの? 力より魔力が5も高い勇者なんて初めて見たよ。あと1上がったらカンストじゃない」
「ミシェルの実験に協力したらこんなステータスになったんだよ。アイテム自体はそんなに使っていない」
そういえば邪竜のこととかで頭がいっぱいになって、彼女への報告を忘れていた。
後でだと時間的にも遅くなりそうだし、会えない確率のほうが高いだろうから明日の朝一番で伝えよう。
そして何故か、メテオライトには俺のステータスが見ているようだ。このあいだはマーリンに聞いていたのかと思ったが気になるな。何らかの手を使って兵種が軍師になったんだろうか?
「ほんと面白い子になったよね。なんで男じゃないのかは謎だけど」
「でもおかげで推しと親友じゃなく、推しを嫁に出来るかもしれない。って、そうじゃなく他にも聞きたいことがあるんだ」
ここで俺は、シスル王の弱みとなる人物についてメテオライトに質問したのだが、彼は非常に嫌そうな表情を見せた。
彼が父王と不仲なのは知っているが、シスル軍を早く味方に出来るかもしれないというのに乗り気じゃない雰囲気だ。
「僕の母上はとっくに亡くなっているし、兄弟は居るにはいるけど腹違いの弟だ。人質になるとしたらその弟か、母親である後妻のヘレンだろうね」
「一応聞くけど、助ける気は?」
「無いね。僕にあいつらを助けてやる義理はない」
これは藪蛇な質問だったかもしれない。メテオライトにとって、シスル国王や義弟は家族とは呼べないのだろう。不快感を隠しもせずに即答されてしまった。
しかし口から出てしまった言葉は撤回できないので、諦めて話を進める。オニキスへの対処に関してだ。
原作では終盤で決着をつけることになるシスル王国軍との戦いにおいて、オニキスの部下である三騎士を仲間に引き入れるのがメテオライトの役目なのだが、それと同時に、彼はフェイス王女と並んでオニキスが攻撃を仕掛けてこないキャラクターでもある。
ようするに俺はメテオライトには早めにオニキスを説得してほしいのだ。原作より話の流れが速くなってしまっているのであれば、ルイス王子の下で戦った仲間が全員揃う前に、オニキスとの戦いが起こってもおかしくないと思ったからだ。
「オニキスかぁ……なんか聞いた話によると、僕のこと探し回ってるみたいなんだよね。まあ、あまり気は進まないけど、父上たちに関わるよりマシかな」
「完全に味方に。とまではいかなくても、せめてもっと優しくしてほしい感じに頼む」
「神槍ゲイレルルを持ち出さなければ、そこまで怖くないって。あれは王家の許可がないと持ち出すことすらできないはずだし、ローレッタ攻略だけなら出てこないよ」
原作ではオニキスがメテオライトを探しているなんて描写は無かったが、あのゲーム自体容量の関係で端折られた設定が幾つも存在しているし、真面目な彼のことだから幼くして国を追われたメテオライトの安否が気になるとかの理由で探しているのだろう。
ゲーム中では、オニキスは登場するたびに神槍ゲイレルルを装備していたので忘れていたが、あの槍はシスル王国の宝でもあるのでローレッタ攻略後にシスル国王から下賜されたのだと、登場時だったか他のイベントだったは曖昧だが描写があったはずだ。
帝国との戦いは避けられないことなので、出来ることといえば仲間を増やすことぐらいなのだが、頼りにできるのはアイリス王国しかない。
だが現状は、アイリス王国に邪竜復活の儀に関する情報が届いていたとしても、続報を集めながら様子見する状態だろう。ローレッタの聖王と違って、向こうのトラヴィス王は武勇に優れた賢王だから戦支度くらいはしているだろうが、原作を考えると援軍が速やかに来ることは期待出来ない。
ならばいつ帝国との戦渦が開かれても良いように何らかの策を講じなければならない。
「まぁ、まずは使用に制限が付く、神光アルヴィトを操れるローレッタ王族の保護を優先してよ。まぁ、今の王族で神聖魔法の心得があるのは聖王エルドレッドとフェイス王女だけだけど」
「そうだな。他の王族と共に念のため避難させるっていえば、国王であるエルドレッド陛下は無理でも、他の王族は逃がせるかも」
「フェイス王女と一番仲がいいのは長兄のグレアム王子だね。彼は剣の腕はそこそこ達者だから、経験積めば使えるようになるんじゃない?」
「護衛すべき相手が前線に出始めるのは勘弁してほしいから、護身程度にとどめておいてほしいよ」
「君の立場だと王への謁見なんて騎士になったときの挨拶くらいだけだろうから、ミシェルに頼んだほうが良いんじゃない? あっ、ロザリー公爵とも仲良くなってるんだっけ?」
「たしかにそうだな。仕え始めて一ヶ月ちょっとの俺よりも、軍での立場がある二人なら陛下にも上奏しやすいだろう」
そうして色々と話をしているうちに、夜も更けてきたので別れることとなった。
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