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第一部
第三十四話 これからのこと
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「しかし原作よりも話が早く進んでしまったせいもあり、出会えていないものがいるようだな」
「リックはまだ子供だから仕方ないとして、ダニエルのおやっさんも仲間になっていないみたいだしな」
「ダニエル殿は神斧ランドグリーズの使い手候補に挙げていたのだがな」
「オブシディアンに頼めばいいじゃないか」
「それしか無かろうな」
わ~い。さっそく終盤で仲間になる救済キャラの登用が決まったぞ。
ちなみにダニエルというのは、先日通った山で仲間になるオッサンだ。いわゆる熊系の外見をした屈強な男で、ゲームでは義賊としてハイドランジアではそこそこ名が通っていた。
アイリス軍が先に討伐したという山賊がゲームで戦ったものたちと同じかは判らないが、原作ではこの山賊退治を手伝ってくれる。
「次の目的地は海を越えてローレッタ本土になるわけだが、シスル軍は動かないって認識で良いのか?」
「一部の部隊は国境近くとリリエンソール渓谷付近に布陣しているが、適当な理由をつけて動かぬよう言い含めてある」
「ミシェルは今どこにいるんだ?」
「ミシェル嬢とモンタギュー殿にはオブシディアンと行動してもらっている。今はリリエンソール公爵家の屋敷に軟禁という形をとっていて、私はそこで療養中という設定だ」
「代わりに誰か寝てるのか?」
近隣のシスル軍が高確率で動かないという事は理解できたが、まさかシスルの騎士団とリリエンソール家が団結してオニキスの不在を誤魔化しているとはな。
リリエンソール家ならば使用人の数も多いだろうし、適当に体格の近いものを影武者にでもして来たのかと思ってのこの質問なのだが、当の本人はというと
「適当な人形を転がしてある。それで大丈夫なのかと思ったのだが、ミシェル嬢とリリエンソール公爵家の老人たちが上手いこと誤魔化してくれてな。なぜだか本格的に婚姻の話を……いや、この話はやめておこう」
「気に入られてんのかよ!?」
替え玉はまさかの人形である。即興で用意したとなると下手をすれば毛布を丸めたみたいな物なんじゃないだろうか?
そんなもので誤魔化せるのかと心配になったのだが、そうか、リリエンソール家の者たちから気に入られたのか羨ましい。
あそこの家の者たちは年を重ねるほど老獪な者が増えると聞くので、そのような替え玉でも十分誤魔化せるのだろう。恐ろしいことだ。
「そもそも、シスルの田舎貴族の次男でしかない私が、ローレッタの大貴族の令嬢に婿入りなど夢物語でしかなかろう。大方、婚姻関係を結ぶことでの利益が見込めるからという打算であろうな。今のリリエンソール家は当主と跡取り娘がこちらの人質に近い形となっているのだから、保身のためにそれくらいはするはずだ」
オニキスの出自に関してはゲーム内や設定資料集でも明言されていないが、シナリオライターの個人サイトにはカクタス男爵家の次男と書かれていた。
しかしそうか、爵位か。俺は一応、騎士の身分は持っているが公爵家の令嬢が相手となると夢物語なんてレベルじゃ足りないくらい難しい話になってる気がする。
いや待て。原作では公爵家の令嬢であるメレディスと婚約できていたのだから、もしかしたらワンチャンあるかもしれない。
だがメレディスとの場合は、氷の貴公子が上手いこと立ち回ってくれたおかげでの婚約なのだから難しいかもしれないが、それでも俺は諦めたくない。
たとえレギンレイヴシリーズお約束の自由恋愛禁止が壁に立ち塞がろうとも、公式設定以外ペアエンドが無いレギンレイヴシリーズの世界であろうとも、兄妹とかでの婚姻よりは遙かに現実的なのだから絶対にどうにかしてやるのだ。
騎士の身分でこれに挑むとなると武功を立てるのが一番だ。俺が既に持っている目立った武功といえば悪竜の討伐くらいだ。森での竜退治はほぼミシェルの手柄だし、合成獣戦もファインプレーを見せたのはルイス王子の指揮とアイリス軍の魔導士たちだからな。
この先出てくる敵の大物となると、マグノリア王ウォルターが一番先か。
「シスル軍はほぼ動かないであろうが、マグノリア軍は積極的に動いてくるであろうな」
「原作だとローレッタ攻略の手柄をシスルに殆んど持っていかれたのを悔しがっていたな」
「マグノリアでは先日、国王が亡くなられたということは知っているな? 潜り込ませていた間者の話によれば、間違いなく第一王子ウォルターの仕業だそうだ」
「ここは原作通りか。三姉妹の動向ってわかるか?」
マグノリア王ウォルターというのは、敵キャラの中ではオニキスに次ぐ人気があったキャラクターだ。
とても野心深く好戦的な性格をしている男で、原作では妹である三姉妹とは袂を別つ形となっている。
この三姉妹というのは長女であり第一王女であるイレーヌ、次女で第二王女のジゼル、末っ子である第三王女シュゼットの三人だ。兵種はそれぞれ、長女は竜騎士で妹の二人はそれぞれ天馬騎士と天馬騎兵になる。
「イレーヌ王女たちは天馬騎士団と共に離脱したようだ。リリエンソール渓谷での戦いにマグノリア軍が間に合わなかったのは、このこととアイリス攻略にてこずっていたのも相まってなのであろう」
原作では長女のイレーヌは離反する前に捕らわれてしまい、妹二人がアイリス軍に助けを求めてくる形で仲間になるのだが、すでに離脱済みなのであればその心配はしなくてもよさそうだ。
捕らわれていた場所もアイアコス砦というローレッタ南方にある所なので、上陸先としている場所からは遠い。
「……原作だとあそこは一部の兵たちの裏切りや、竜騎士の援護込みでやっと攻略したって話じゃなかったか? お前いったいどんな手を使ったんだよ」
「中央の戦線で時間稼ぎをしつつ、左右の崖の上に布陣していた弓兵や魔導士は少数で一気に制圧しミシェル嬢を押さえた。ジェイドとヘリオドールの部隊を鍛え上げておいた甲斐があったな」
原作というかゲーム開始前に起こるリリエンソール渓谷の戦いというのは、設定資料集に二行程度しか書かれていない戦いだ。
竜騎士の援護云々という話はシナリオライターの個人サイトが情報源である。機会があったらその話で一本小説を書きたいみたいなことを日記に書いていた記憶があったが、個人サイトが閉鎖されるほうが早かった。
閑話休題、ジェイドもヘリオドールも終盤のお助け兼救済ユニットなのでそれなりに強いのだが、オブシディアンにはかなわない性能だった。
その二人と部下たちに掛かればローレッタ軍の騎士くらいは赤子の手をひねる様なものだろうが、弓兵部隊や魔導兵団、重騎士隊はそれなりに強い。それをシスル軍単独で撃破したとなると、ほかに何か秘訣のようなものがあるのではないかと勘繰ってしまう。
「シスル軍って普段どんな訓練しているんだ?」
「午前中は走り込みと素振りを小休憩を挟みつつ交互に、午後は実戦形式の模擬戦闘と夕方にかけて近隣の魔物退治。魔物の出没が少ない時期は午前中に畑仕事を手伝って、普段の訓練を午後にしている」
「お前も畑仕事してんのかよ! この世界の男爵家は畑仕事しないといけない決まりでもあんのか!?」
ロビンに続きお前もかと思ったが、こちらはまさかの部隊ぐるみだ。下手をすれば騎士団ぐるみである。
訓練の内容的には畑仕事以外ローレッタの聖騎士団と変わらないはずなのだが、どうしてここまで差が出るのだろうか……いや、どう考えてもやる気の差だな。
「そういえばロビン殿も畑仕事をされると話していたな。しかしエリアス殿、畑仕事はなかなか馬鹿にできないぞ?」
「足腰鍛えられるとか、鍬を振り下ろす動作が武器の扱いに似てるとかっていうんだろ?」
「まぁ、それもあるのだが。食料の確保は何よりも大切であろう? シスルは土地柄のせいか作物の生育が悪くてな。いろいろと土や肥料の改良を重ねているのだ」
「後半部分は置いておくとして、確かに食料は大事だな」
オニキスの前世は農業高校か何か出ていたのだろうか?
なんだか長くなりそうだったので話を切らせてもらったが、俺はローレッタで生まれ育ち殆ど国内での仕事しかしていなかった傭兵なのでシスル王国の過酷な冬に関しては想像上のものにしかならないが、食料というのは健康もそうだが兵の士気にも強く影響するのだからそう考えれば納得だ。
手伝いという形であればたまになのだろうけど、収穫なんかだと人手は多いほうが良いもんな。
「ローレッタやアイリスのように緑豊かな地であれば土も肥えているが、シスルでは雪が深くなる冬までに保存食を拵えなくてはならないからな。兵たちもすぐに順応してくれたのだ。と、話を戻そう。マグノリア軍についてだが、天馬騎士団が離脱した今現在は竜騎士団がメインになっている」
「ゲームだとマグノリア軍に歩兵と魔導士系って殆どいなかったけど地域柄みたいなものか?」
俺はマグノリアに雇われたことないのでゲームで見た編成ぐらいしか分からないのだが、マグノリア軍の脅威といえば竜騎士団である。
以前ロザリー領で遭遇したのは小隊程度だったので一対多に持ち込んで勝利を収めることができたが、本隊ともなると数が尋常ではなくなる。
「周囲は山々に囲まれているが国土の大半は亜熱帯だからな。移動はスムーズにというのが基本らしい」
この口ぶりからしてマグノリア軍の編成は、ほぼ竜騎士とみて間違いなさそうだ。
天馬騎士団が離脱しているので魔防の高い敵は少ないだろうから、魔導士と弓兵の数さえ揃っていれば問題ないだろう。
以前と同じく近接戦闘のみの兵種は飛竜が降下してきた時に迎え撃つのが一番だし、下手にトマホークなどの投擲もできる武器を投げるのは危険だろう。
俺には水晶の剣とミシェルにしてもらったドーピングがあるから問題ないけどな。
「リックはまだ子供だから仕方ないとして、ダニエルのおやっさんも仲間になっていないみたいだしな」
「ダニエル殿は神斧ランドグリーズの使い手候補に挙げていたのだがな」
「オブシディアンに頼めばいいじゃないか」
「それしか無かろうな」
わ~い。さっそく終盤で仲間になる救済キャラの登用が決まったぞ。
ちなみにダニエルというのは、先日通った山で仲間になるオッサンだ。いわゆる熊系の外見をした屈強な男で、ゲームでは義賊としてハイドランジアではそこそこ名が通っていた。
アイリス軍が先に討伐したという山賊がゲームで戦ったものたちと同じかは判らないが、原作ではこの山賊退治を手伝ってくれる。
「次の目的地は海を越えてローレッタ本土になるわけだが、シスル軍は動かないって認識で良いのか?」
「一部の部隊は国境近くとリリエンソール渓谷付近に布陣しているが、適当な理由をつけて動かぬよう言い含めてある」
「ミシェルは今どこにいるんだ?」
「ミシェル嬢とモンタギュー殿にはオブシディアンと行動してもらっている。今はリリエンソール公爵家の屋敷に軟禁という形をとっていて、私はそこで療養中という設定だ」
「代わりに誰か寝てるのか?」
近隣のシスル軍が高確率で動かないという事は理解できたが、まさかシスルの騎士団とリリエンソール家が団結してオニキスの不在を誤魔化しているとはな。
リリエンソール家ならば使用人の数も多いだろうし、適当に体格の近いものを影武者にでもして来たのかと思ってのこの質問なのだが、当の本人はというと
「適当な人形を転がしてある。それで大丈夫なのかと思ったのだが、ミシェル嬢とリリエンソール公爵家の老人たちが上手いこと誤魔化してくれてな。なぜだか本格的に婚姻の話を……いや、この話はやめておこう」
「気に入られてんのかよ!?」
替え玉はまさかの人形である。即興で用意したとなると下手をすれば毛布を丸めたみたいな物なんじゃないだろうか?
そんなもので誤魔化せるのかと心配になったのだが、そうか、リリエンソール家の者たちから気に入られたのか羨ましい。
あそこの家の者たちは年を重ねるほど老獪な者が増えると聞くので、そのような替え玉でも十分誤魔化せるのだろう。恐ろしいことだ。
「そもそも、シスルの田舎貴族の次男でしかない私が、ローレッタの大貴族の令嬢に婿入りなど夢物語でしかなかろう。大方、婚姻関係を結ぶことでの利益が見込めるからという打算であろうな。今のリリエンソール家は当主と跡取り娘がこちらの人質に近い形となっているのだから、保身のためにそれくらいはするはずだ」
オニキスの出自に関してはゲーム内や設定資料集でも明言されていないが、シナリオライターの個人サイトにはカクタス男爵家の次男と書かれていた。
しかしそうか、爵位か。俺は一応、騎士の身分は持っているが公爵家の令嬢が相手となると夢物語なんてレベルじゃ足りないくらい難しい話になってる気がする。
いや待て。原作では公爵家の令嬢であるメレディスと婚約できていたのだから、もしかしたらワンチャンあるかもしれない。
だがメレディスとの場合は、氷の貴公子が上手いこと立ち回ってくれたおかげでの婚約なのだから難しいかもしれないが、それでも俺は諦めたくない。
たとえレギンレイヴシリーズお約束の自由恋愛禁止が壁に立ち塞がろうとも、公式設定以外ペアエンドが無いレギンレイヴシリーズの世界であろうとも、兄妹とかでの婚姻よりは遙かに現実的なのだから絶対にどうにかしてやるのだ。
騎士の身分でこれに挑むとなると武功を立てるのが一番だ。俺が既に持っている目立った武功といえば悪竜の討伐くらいだ。森での竜退治はほぼミシェルの手柄だし、合成獣戦もファインプレーを見せたのはルイス王子の指揮とアイリス軍の魔導士たちだからな。
この先出てくる敵の大物となると、マグノリア王ウォルターが一番先か。
「シスル軍はほぼ動かないであろうが、マグノリア軍は積極的に動いてくるであろうな」
「原作だとローレッタ攻略の手柄をシスルに殆んど持っていかれたのを悔しがっていたな」
「マグノリアでは先日、国王が亡くなられたということは知っているな? 潜り込ませていた間者の話によれば、間違いなく第一王子ウォルターの仕業だそうだ」
「ここは原作通りか。三姉妹の動向ってわかるか?」
マグノリア王ウォルターというのは、敵キャラの中ではオニキスに次ぐ人気があったキャラクターだ。
とても野心深く好戦的な性格をしている男で、原作では妹である三姉妹とは袂を別つ形となっている。
この三姉妹というのは長女であり第一王女であるイレーヌ、次女で第二王女のジゼル、末っ子である第三王女シュゼットの三人だ。兵種はそれぞれ、長女は竜騎士で妹の二人はそれぞれ天馬騎士と天馬騎兵になる。
「イレーヌ王女たちは天馬騎士団と共に離脱したようだ。リリエンソール渓谷での戦いにマグノリア軍が間に合わなかったのは、このこととアイリス攻略にてこずっていたのも相まってなのであろう」
原作では長女のイレーヌは離反する前に捕らわれてしまい、妹二人がアイリス軍に助けを求めてくる形で仲間になるのだが、すでに離脱済みなのであればその心配はしなくてもよさそうだ。
捕らわれていた場所もアイアコス砦というローレッタ南方にある所なので、上陸先としている場所からは遠い。
「……原作だとあそこは一部の兵たちの裏切りや、竜騎士の援護込みでやっと攻略したって話じゃなかったか? お前いったいどんな手を使ったんだよ」
「中央の戦線で時間稼ぎをしつつ、左右の崖の上に布陣していた弓兵や魔導士は少数で一気に制圧しミシェル嬢を押さえた。ジェイドとヘリオドールの部隊を鍛え上げておいた甲斐があったな」
原作というかゲーム開始前に起こるリリエンソール渓谷の戦いというのは、設定資料集に二行程度しか書かれていない戦いだ。
竜騎士の援護云々という話はシナリオライターの個人サイトが情報源である。機会があったらその話で一本小説を書きたいみたいなことを日記に書いていた記憶があったが、個人サイトが閉鎖されるほうが早かった。
閑話休題、ジェイドもヘリオドールも終盤のお助け兼救済ユニットなのでそれなりに強いのだが、オブシディアンにはかなわない性能だった。
その二人と部下たちに掛かればローレッタ軍の騎士くらいは赤子の手をひねる様なものだろうが、弓兵部隊や魔導兵団、重騎士隊はそれなりに強い。それをシスル軍単独で撃破したとなると、ほかに何か秘訣のようなものがあるのではないかと勘繰ってしまう。
「シスル軍って普段どんな訓練しているんだ?」
「午前中は走り込みと素振りを小休憩を挟みつつ交互に、午後は実戦形式の模擬戦闘と夕方にかけて近隣の魔物退治。魔物の出没が少ない時期は午前中に畑仕事を手伝って、普段の訓練を午後にしている」
「お前も畑仕事してんのかよ! この世界の男爵家は畑仕事しないといけない決まりでもあんのか!?」
ロビンに続きお前もかと思ったが、こちらはまさかの部隊ぐるみだ。下手をすれば騎士団ぐるみである。
訓練の内容的には畑仕事以外ローレッタの聖騎士団と変わらないはずなのだが、どうしてここまで差が出るのだろうか……いや、どう考えてもやる気の差だな。
「そういえばロビン殿も畑仕事をされると話していたな。しかしエリアス殿、畑仕事はなかなか馬鹿にできないぞ?」
「足腰鍛えられるとか、鍬を振り下ろす動作が武器の扱いに似てるとかっていうんだろ?」
「まぁ、それもあるのだが。食料の確保は何よりも大切であろう? シスルは土地柄のせいか作物の生育が悪くてな。いろいろと土や肥料の改良を重ねているのだ」
「後半部分は置いておくとして、確かに食料は大事だな」
オニキスの前世は農業高校か何か出ていたのだろうか?
なんだか長くなりそうだったので話を切らせてもらったが、俺はローレッタで生まれ育ち殆ど国内での仕事しかしていなかった傭兵なのでシスル王国の過酷な冬に関しては想像上のものにしかならないが、食料というのは健康もそうだが兵の士気にも強く影響するのだからそう考えれば納得だ。
手伝いという形であればたまになのだろうけど、収穫なんかだと人手は多いほうが良いもんな。
「ローレッタやアイリスのように緑豊かな地であれば土も肥えているが、シスルでは雪が深くなる冬までに保存食を拵えなくてはならないからな。兵たちもすぐに順応してくれたのだ。と、話を戻そう。マグノリア軍についてだが、天馬騎士団が離脱した今現在は竜騎士団がメインになっている」
「ゲームだとマグノリア軍に歩兵と魔導士系って殆どいなかったけど地域柄みたいなものか?」
俺はマグノリアに雇われたことないのでゲームで見た編成ぐらいしか分からないのだが、マグノリア軍の脅威といえば竜騎士団である。
以前ロザリー領で遭遇したのは小隊程度だったので一対多に持ち込んで勝利を収めることができたが、本隊ともなると数が尋常ではなくなる。
「周囲は山々に囲まれているが国土の大半は亜熱帯だからな。移動はスムーズにというのが基本らしい」
この口ぶりからしてマグノリア軍の編成は、ほぼ竜騎士とみて間違いなさそうだ。
天馬騎士団が離脱しているので魔防の高い敵は少ないだろうから、魔導士と弓兵の数さえ揃っていれば問題ないだろう。
以前と同じく近接戦闘のみの兵種は飛竜が降下してきた時に迎え撃つのが一番だし、下手にトマホークなどの投擲もできる武器を投げるのは危険だろう。
俺には水晶の剣とミシェルにしてもらったドーピングがあるから問題ないけどな。
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