36 / 140
第一部
第三十六話 船上にて
しおりを挟む
ローレッタ聖王国の解放のため、船で本土を目指しているルイス王子が率いる解放軍の船団は順調に航路を進めていた。
現在は全行程のおおよそ半分ほど進んだところだろうか、俺は込み上げる吐き気と格闘しながら甲板での見張りについていた。
「エリアス殿。大丈夫か?」
「船室で寝てるよりは、幾らかマシだ……うっぷ」
「身体を締め付ける服装だと酔いやすいと聞いたことがある、少し襟を緩めてはいかがか?」
「そうなのか……?」
船室にいるよりは新鮮な空気を吸えるこの場所にいたぶん、多少マシになっては来ていたのだが辛いものは辛い。ついでに甲板のほうが嘔吐もしやすい。
青ざめた顔をしフラフラと動く俺を心配してかアゲートが身体を支えてくれた。
今の時期はそれなりに肌寒いので襟元をできるだけ締めていたのだが、それが船酔いの要因になっていたとは恐ろしい。
「首元が詰まっていると多少でも呼吸が苦しくなるだろう。酸欠状態になるのは余り宜しくない」
「鎧を脱げれば一番なんだけどな」
「船室で休まれていてもよいのではないか? 人数も十分おりますし」
「いや、流石にいつ敵襲があるかわからない状態で鎧は外せないよ。ここで大人しく吐いてることにする」
「落ち着いたらきちんと口を漱ぐのですよ?」
「わかってるって。アゲート殿は俺の母親か」
「む。すまぬ」
ここまでの海路では平和そのものだったが、陸がだんだん近づいて来た今は油断できない状況だ。
帝国側も解放軍を警戒しているだろうし、何より暗殺者をハイドランジアに送り込んでいたほどなのだから、こちらの動向はある程度知られていると思っていいだろう。
俺は欄干に寄り掛かり緩めた襟元をパタパタと仰いでいた。
「大陸側から帝国側の船団が来るとすれば、現状こちらが風上なぶん利がある。もし数が多くても火計で対応すれば頭数は減らせるであろうな」
そういえば参謀役のオブシディアンが目立っていたせいで忘れがちだが、オニキスも戦術などには明るいほうだったな。カクタス男爵家は下流貴族とはいえ武家だそうだし、そういった教育も施されているのだろうか。
「赤壁の戦いのように上手くいけば、数の上で不利だったとしても船団はどうにかできるな……問題は竜騎士の大軍だった場合か」
あれ、もしかしてこいつ歴史オタだったのか?
その戦いは前世で映画が話題になっていたから見たような気がするけど、俺には高度過ぎてよく解らない内容だった。
「私も水晶の剣を準備しておくべきであった」
「アゲート殿の魔力いくつだったっけ?」
「……1だ。大人しく甲板で迎え撃つしかなさそうだな」
「そうだな。ミシェルに改造マジックストーン貰って出直してこい」
あっ、俺いま初めてオニキスに勝てた。まさか無駄に高くなった魔力が役に立つときが戦闘以外でもあるなんて!
その後は暫く二人で話しながら周囲を警戒することとなり、そろそろ交代の時間に差し掛かった時のことだ。
今まで周囲を飛んでいた海鳥たちの数が徐々に消えたと思うと、陸地がある方角の空から複数の黒い影がこちらに向かってくるのが見えた。
「エリアス殿」
「さっそくお出ましみたいだな」
同じく見張りをしていたものがけたたましい音を放つ警鐘を鳴らしながら大声で敵襲を伝えると、周囲の船団も含め弓兵と魔導士を中心とした部隊が甲板に集まりだす。
視認できる範囲にいる敵はマグノリア軍の竜騎士部隊だ。周囲には視界を塞ぐいくつかの孤島があるので、もしかしたらどこかに船団も潜んでいるかもしれない。
俺は水晶の剣を抜き放つと、向かってくる竜騎士たちを見据える。水晶の剣の射程は通常の魔法とだいたい同じなのだが、それでも弓には劣る。しかも水晶の剣の使用回数は十五回と魔導書の使用回数の半分にも満たない。
「弓兵構え!」
この船に乗っている弓兵の指揮官が号令をかけると、甲板にいた弓兵たちが一斉に矢をつがえる。
彼らは遠距離狙撃のプロフェッショナルなので俺たちよりも遠方を見るのが得意だ。おそらく、もう少し敵が接近して来れば各隊の指揮官を確認できるだろう。
弓兵たちと同じく魔導士たちも甲板に集まり布陣を組んでいる。視認できる範囲で風魔法を装備しているものが多くみられた。
そして俺はこの一団に混ざるようにして魔導書を手にしているフェイス様を発見した。両脇にはロビンとメレディスもいる。
「王女も戦う覚悟を決めたようだな」
「あぁ。もし乱戦になったときは誰よりも優先して援護してくれ」
「それは心得ている」
聖王国の王城で大事に育てられてきたフェイス王女は魔導の教育こそ受けてはいるが、これまでに一度も戦場に立ったことがない。
ハイドランジアにおける二度の戦闘では輸送隊での後方支援に徹していて貰っていたというのもあるのだが、いくら神聖魔法の心得があるとはいえ実戦経験など無きにも等しい彼女に対し、いきなり他者の命を奪えなどとは誰も言えなかったからというのもある。
かく言う俺も傭兵として初めて戦場に立ち他者の命を奪ったときは、暫くのあいだは食事が殆ど喉を通らなくなったし、戦場に漂う血の匂いや怒号、切り裂いた肉や骨の感触を思い出しては一晩中泣いたりもした。
俺たち二人もフェイス王女の近くに布陣し、メレディスたちと四人で囲むようにして万が一に備える。
この船はアイリス軍の船団の中では真ん中より少し後ろあたりに配置されている。
一番前の船にアーネストたちアイリス軍の騎士たちとハイドランジアから付いてきてくれた傭兵隊、その後ろの船にはルイス王子とバーナード将軍や聖女アガーテの周辺人物、ルイス王子が乗る船の両脇にもアイリス騎士たちが乗る船が配置されている。
俺たちが乗っている船はその後ろにある。隣にはグレアム王子が乗る船があり、ベルトラムたちが同乗している。
そしてこの二隻の後方にいるのがアイリス軍への同行を申し出た商会の船だ。戦争で商売あがったりな状態になるのならば戦争の早期終結のためにと援助を申し出てくれたらしい。護衛としてアイリス軍の重騎士隊と傭兵たちが乗っている。
前方の船団は順調に敵の数を減らしながら航行を進めている。甲板近くまで接近を許した敵兵も少ないようで、それらの敵も攻撃のために降下してきたところを狙い、騎士や傭兵たちが対処しているのだろう。
こちらのほうは相変わらず敵が接近してくる様子がない。主戦場が前方の船団辺りなので当然といえば当然だ。
しかし油断できないことには変わらない。相手は天空を自由に飛び回る飛竜を駆る竜騎士たちだ。前方の部隊が囮で別な方角から増援がやってくるとかいう話はよくあることだろう。
現に視界の端に小隊程度の規模だが竜騎士と思しき敵影が見えてきたのだから。
「なっ……あの飛竜は!?」
「えっ?」
徐々に近づいてくる竜騎士たちの中に何かを見つけたのかアゲートが驚いた様子を見せた。
目を凝らし接近してくる竜騎士たちを見てみると、一騎だけ明らかに雰囲気の違う飛竜が混ざっている。
通常の飛竜よりも一回りは大きい個体で、鱗の色も他の飛竜とは異なり少し赤みがかっている。
なによりその背に乗せている人物こそ、野心深く苛烈な性格で知られるマグノリア王ウォルターであったからだ。
現在は全行程のおおよそ半分ほど進んだところだろうか、俺は込み上げる吐き気と格闘しながら甲板での見張りについていた。
「エリアス殿。大丈夫か?」
「船室で寝てるよりは、幾らかマシだ……うっぷ」
「身体を締め付ける服装だと酔いやすいと聞いたことがある、少し襟を緩めてはいかがか?」
「そうなのか……?」
船室にいるよりは新鮮な空気を吸えるこの場所にいたぶん、多少マシになっては来ていたのだが辛いものは辛い。ついでに甲板のほうが嘔吐もしやすい。
青ざめた顔をしフラフラと動く俺を心配してかアゲートが身体を支えてくれた。
今の時期はそれなりに肌寒いので襟元をできるだけ締めていたのだが、それが船酔いの要因になっていたとは恐ろしい。
「首元が詰まっていると多少でも呼吸が苦しくなるだろう。酸欠状態になるのは余り宜しくない」
「鎧を脱げれば一番なんだけどな」
「船室で休まれていてもよいのではないか? 人数も十分おりますし」
「いや、流石にいつ敵襲があるかわからない状態で鎧は外せないよ。ここで大人しく吐いてることにする」
「落ち着いたらきちんと口を漱ぐのですよ?」
「わかってるって。アゲート殿は俺の母親か」
「む。すまぬ」
ここまでの海路では平和そのものだったが、陸がだんだん近づいて来た今は油断できない状況だ。
帝国側も解放軍を警戒しているだろうし、何より暗殺者をハイドランジアに送り込んでいたほどなのだから、こちらの動向はある程度知られていると思っていいだろう。
俺は欄干に寄り掛かり緩めた襟元をパタパタと仰いでいた。
「大陸側から帝国側の船団が来るとすれば、現状こちらが風上なぶん利がある。もし数が多くても火計で対応すれば頭数は減らせるであろうな」
そういえば参謀役のオブシディアンが目立っていたせいで忘れがちだが、オニキスも戦術などには明るいほうだったな。カクタス男爵家は下流貴族とはいえ武家だそうだし、そういった教育も施されているのだろうか。
「赤壁の戦いのように上手くいけば、数の上で不利だったとしても船団はどうにかできるな……問題は竜騎士の大軍だった場合か」
あれ、もしかしてこいつ歴史オタだったのか?
その戦いは前世で映画が話題になっていたから見たような気がするけど、俺には高度過ぎてよく解らない内容だった。
「私も水晶の剣を準備しておくべきであった」
「アゲート殿の魔力いくつだったっけ?」
「……1だ。大人しく甲板で迎え撃つしかなさそうだな」
「そうだな。ミシェルに改造マジックストーン貰って出直してこい」
あっ、俺いま初めてオニキスに勝てた。まさか無駄に高くなった魔力が役に立つときが戦闘以外でもあるなんて!
その後は暫く二人で話しながら周囲を警戒することとなり、そろそろ交代の時間に差し掛かった時のことだ。
今まで周囲を飛んでいた海鳥たちの数が徐々に消えたと思うと、陸地がある方角の空から複数の黒い影がこちらに向かってくるのが見えた。
「エリアス殿」
「さっそくお出ましみたいだな」
同じく見張りをしていたものがけたたましい音を放つ警鐘を鳴らしながら大声で敵襲を伝えると、周囲の船団も含め弓兵と魔導士を中心とした部隊が甲板に集まりだす。
視認できる範囲にいる敵はマグノリア軍の竜騎士部隊だ。周囲には視界を塞ぐいくつかの孤島があるので、もしかしたらどこかに船団も潜んでいるかもしれない。
俺は水晶の剣を抜き放つと、向かってくる竜騎士たちを見据える。水晶の剣の射程は通常の魔法とだいたい同じなのだが、それでも弓には劣る。しかも水晶の剣の使用回数は十五回と魔導書の使用回数の半分にも満たない。
「弓兵構え!」
この船に乗っている弓兵の指揮官が号令をかけると、甲板にいた弓兵たちが一斉に矢をつがえる。
彼らは遠距離狙撃のプロフェッショナルなので俺たちよりも遠方を見るのが得意だ。おそらく、もう少し敵が接近して来れば各隊の指揮官を確認できるだろう。
弓兵たちと同じく魔導士たちも甲板に集まり布陣を組んでいる。視認できる範囲で風魔法を装備しているものが多くみられた。
そして俺はこの一団に混ざるようにして魔導書を手にしているフェイス様を発見した。両脇にはロビンとメレディスもいる。
「王女も戦う覚悟を決めたようだな」
「あぁ。もし乱戦になったときは誰よりも優先して援護してくれ」
「それは心得ている」
聖王国の王城で大事に育てられてきたフェイス王女は魔導の教育こそ受けてはいるが、これまでに一度も戦場に立ったことがない。
ハイドランジアにおける二度の戦闘では輸送隊での後方支援に徹していて貰っていたというのもあるのだが、いくら神聖魔法の心得があるとはいえ実戦経験など無きにも等しい彼女に対し、いきなり他者の命を奪えなどとは誰も言えなかったからというのもある。
かく言う俺も傭兵として初めて戦場に立ち他者の命を奪ったときは、暫くのあいだは食事が殆ど喉を通らなくなったし、戦場に漂う血の匂いや怒号、切り裂いた肉や骨の感触を思い出しては一晩中泣いたりもした。
俺たち二人もフェイス王女の近くに布陣し、メレディスたちと四人で囲むようにして万が一に備える。
この船はアイリス軍の船団の中では真ん中より少し後ろあたりに配置されている。
一番前の船にアーネストたちアイリス軍の騎士たちとハイドランジアから付いてきてくれた傭兵隊、その後ろの船にはルイス王子とバーナード将軍や聖女アガーテの周辺人物、ルイス王子が乗る船の両脇にもアイリス騎士たちが乗る船が配置されている。
俺たちが乗っている船はその後ろにある。隣にはグレアム王子が乗る船があり、ベルトラムたちが同乗している。
そしてこの二隻の後方にいるのがアイリス軍への同行を申し出た商会の船だ。戦争で商売あがったりな状態になるのならば戦争の早期終結のためにと援助を申し出てくれたらしい。護衛としてアイリス軍の重騎士隊と傭兵たちが乗っている。
前方の船団は順調に敵の数を減らしながら航行を進めている。甲板近くまで接近を許した敵兵も少ないようで、それらの敵も攻撃のために降下してきたところを狙い、騎士や傭兵たちが対処しているのだろう。
こちらのほうは相変わらず敵が接近してくる様子がない。主戦場が前方の船団辺りなので当然といえば当然だ。
しかし油断できないことには変わらない。相手は天空を自由に飛び回る飛竜を駆る竜騎士たちだ。前方の部隊が囮で別な方角から増援がやってくるとかいう話はよくあることだろう。
現に視界の端に小隊程度の規模だが竜騎士と思しき敵影が見えてきたのだから。
「なっ……あの飛竜は!?」
「えっ?」
徐々に近づいてくる竜騎士たちの中に何かを見つけたのかアゲートが驚いた様子を見せた。
目を凝らし接近してくる竜騎士たちを見てみると、一騎だけ明らかに雰囲気の違う飛竜が混ざっている。
通常の飛竜よりも一回りは大きい個体で、鱗の色も他の飛竜とは異なり少し赤みがかっている。
なによりその背に乗せている人物こそ、野心深く苛烈な性格で知られるマグノリア王ウォルターであったからだ。
0
あなたにおすすめの小説
妻からの手紙~18年の後悔を添えて~
Mio
ファンタジー
妻から手紙が来た。
妻が死んで18年目の今日。
息子の誕生日。
「お誕生日おめでとう、ルカ!愛してるわ。エミリア・シェラード」
息子は…17年前に死んだ。
手紙はもう一通あった。
俺はその手紙を読んで、一生分の後悔をした。
------------------------------
シナリオ通り追放されて早死にしましたが幸せでした
黒姫
恋愛
乙女ゲームの悪役令嬢に転生しました。神様によると、婚約者の王太子に断罪されて極北の修道院に幽閉され、30歳を前にして死んでしまう設定は変えられないそうです。さて、それでも幸せになるにはどうしたら良いでしょうか?(2/16 完結。カテゴリーを恋愛に変更しました。)
道化たちの末路
希臘楽園
ファンタジー
母亡き後、継承権もない父と愛人母娘が公爵家を狙い始めた。でも私には王太子という切り札がいる。半年間、道化たちが踊るのを、私たちは静かに楽しんで見ていた。AIに書かせてみた第3弾。今回も3000文字程度のお気楽な作品です。
虐げられた人生に疲れたので本物の悪女に私はなります
結城芙由奈@コミカライズ連載中
恋愛
伯爵家である私の家には両親を亡くして一緒に暮らす同い年の従妹のカサンドラがいる。当主である父はカサンドラばかりを溺愛し、何故か実の娘である私を虐げる。その為に母も、使用人も、屋敷に出入りする人達までもが皆私を馬鹿にし、時には罠を這って陥れ、その度に私は叱責される。どんなに自分の仕業では無いと訴えても、謝罪しても許されないなら、いっそ本当の悪女になることにした。その矢先に私の婚約者候補を名乗る人物が現れて、話は思わぬ方向へ・・?
※「カクヨム」「小説家になろう」にも投稿しています
「美しい女性(ヒト)、貴女は一体、誰なのですか?」・・・って、オメエの嫁だよ
猫枕
恋愛
家の事情で12才でウェスペル家に嫁いだイリス。
当時20才だった旦那ラドヤードは子供のイリスをまったく相手にせず、田舎の領地に閉じ込めてしまった。
それから4年、イリスの実家ルーチェンス家はウェスペル家への借金を返済し、負い目のなくなったイリスは婚姻の無効を訴える準備を着々と整えていた。
そんなある日、領地に視察にやってきた形だけの夫ラドヤードとばったり出くわしてしまう。
美しく成長した妻を目にしたラドヤードは一目でイリスに恋をする。
「美しいひとよ、貴女は一体誰なのですか?」
『・・・・オメエの嫁だよ』
執着されたらかなわんと、逃げるイリスの運命は?
【完結】捨て去られた王妃は王宮で働く
ここ
ファンタジー
たしかに私は王妃になった。
5歳の頃に婚約が決まり、逃げようがなかった。完全なる政略結婚。
夫である国王陛下は、ハーレムで浮かれている。政務は王妃が行っていいらしい。私は仕事は得意だ。家臣たちが追いつけないほど、理解が早く、正確らしい。家臣たちは、王妃がいないと困るようになった。何とかしなければ…
王女の中身は元自衛官だったので、継母に追放されたけど思い通りになりません
きぬがやあきら
恋愛
「妻はお妃様一人とお約束されたそうですが、今でもまだ同じことが言えますか?」
「正直なところ、不安を感じている」
久方ぶりに招かれた故郷、セレンティア城の月光満ちる庭園で、アシュレイは信じ難い光景を目撃するーー
激闘の末、王座に就いたアルダシールと結ばれた、元セレンティア王国の王女アシュレイ。
アラウァリア国では、新政権を勝ち取ったアシュレイを国母と崇めてくれる国民も多い。だが、結婚から2年、未だ後継ぎに恵まれないアルダシールに側室を推す声も上がり始める。そんな頃、弟シュナイゼルから結婚式の招待が舞い込んだ。
第2幕、連載開始しました!
お気に入り登録してくださった皆様、ありがとうございます! 心より御礼申し上げます。
以下、1章のあらすじです。
アシュレイは前世の記憶を持つ、セレンティア王国の皇女だった。後ろ盾もなく、継母である王妃に体よく追い出されてしまう。
表向きは外交の駒として、アラウァリア王国へ嫁ぐ形だが、国王は御年50歳で既に18人もの妃を持っている。
常に不遇の扱いを受けて、我慢の限界だったアシュレイは、大胆な計画を企てた。
それは輿入れの道中を、自ら雇った盗賊に襲撃させるもの。
サバイバルの知識もあるし、宝飾品を処分して生き抜けば、残りの人生を自由に謳歌できると踏んでいた。
しかし、輿入れ当日アシュレイを攫い出したのは、アラウァリアの第一王子・アルダシール。
盗賊団と共謀し、晴れて自由の身を望んでいたのに、アルダシールはアシュレイを手放してはくれず……。
アシュレイは自由と幸福を手に入れられるのか?
神々の愛し子って何したらいいの?とりあえずのんびり過ごします
夜明シスカ
ファンタジー
アリュールという世界の中にある一国。
アール国で国の端っこの海に面した田舎領地に神々の寵愛を受けし者として生を受けた子。
いわゆる"神々の愛し子"というもの。
神々の寵愛を受けているというからには、大事にしましょうね。
そういうことだ。
そう、大事にしていれば国も繁栄するだけ。
簡単でしょう?
えぇ、なんなら周りも巻き込んでみーんな幸せになりませんか??
−−−−−−
新連載始まりました。
私としては初の挑戦になる内容のため、至らぬところもあると思いますが、温めで見守って下さいませ。
会話の「」前に人物の名称入れてみることにしました。
余計読みにくいかなぁ?と思いつつ。
会話がわからない!となるよりは・・
試みですね。
誤字・脱字・文章修正 随時行います。
短編タグが長編に変更になることがございます。
*タイトルの「神々の寵愛者」→「神々の愛し子」に変更しました。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる