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第一部
第六十六話 混沌の芽
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幾人の奇妙な兵を切り伏せただろうか。周囲には慣れの果てである砂の山が幾つも出来上がっては崩れている。
合成獣と同じ体のつくりの兵たちは神器による攻撃しか受け付けないようで、この部隊に居るのは俺とマーリンの二人だけだ。
「マーリン、一度後退したほうが良いんじゃないか?」
少し後退すればまだ余力のあるルイス王子の部隊が居る。
いくら戦っても碌にダメージを与えられない敵兵を相手に、さすがのシスル王国騎士たちも精神的にまいっているのだろう。疲弊の色が見て取れる。
「いや。この隊を下げ過ぎると衛生兵や輸送隊が危険に晒される。それに――」
地面から生える無数の黒い腕が俺とマーリンの間に現れる。禍々しい気配と共に声が響く。そこには帝国の魔女キルケが立っていた。
「こんなところまでのこのこ来るだなんて馬鹿な奴ら。人間が竜族――ましてや神に勝てるわけないのよ!」
無数の黒い腕は周囲の兵たちの足首を掴むと地面へと引きずり込んでいく。
「アンタたちは闇魔法なんて見たことないでしょう? この大陸の魔導士たちが扱う魔法が、どれだけ粗末なものなのか違いを見せてあげるわ!」
キルケが操る魔典ラグナロクはシミュレーションRPG【月虹のレギンレイヴ】において、唯一登場する闇魔法だ。通常ダメージに加えランダムでデバフなどを付与してくるため、なかなかに面倒な魔法である。その中でも特に面倒なのが【恐慌】の状態異常だ。
そして先ほどの攻撃で地面に引きずり込まれたまま戻ってくる事の無い仲間をみた数人の兵たちが【恐慌】状態になったのだろう。慌てて逃げようとするものや、腰を抜かしてしまったのか動くことすらできないものたちが合成獣と奇妙な兵たちに嬲り殺されていく。さすがのマーリンでも状態異常を阻止することはできないのだ。
乱戦状態と化してしまった戦場で、俺はマーリンに背を預けて周囲を見渡す。少し離れた場所に立っているメテオライトの周辺はさすがにメンタルが強かったのか落ち着いた兵ばかりだが、幾人かは毒を貰っているようで顔色が優れない。
「エリアス。アガーテに合図を出す」
「わかった。敵の相手は任せろ」
マーリンは上空に向けて三発ファイアを放つ。アガーテに任せた神器【聖杖ヘルヴォル】は広い範囲の味方の傷を癒す事ができる杖だ。他にも毒や麻痺などの状態異常も直すことができるので非常に便利なのだが、神器の中では使用回数が圧倒的に少ない。その数はたったの五回しかなかった。
「この状態では仕方がない。兵を下がらせる。きみはこれをテオに渡してくれ」
マーリンが手で合図を出すとメテオライトが兵たちに号令を出す。この部隊は対抗手段が限られる敵を相手に出来るような状態ではないのだ。
幸いなことにルイス王子の部隊が前進してきてくれたのと、近くに騎馬の嘶く音が聞こえることからこちらへ増援に来てくれる隊は幾つかあるようだ。
少しの間であれば俺とマーリンで抑えきれるだろうし、氷魔法が使える魔導士が居れば足止め程度はできるはずだ。
「この宝珠の力さえあれば私は何だって出来る! マーリン、お前もここで殺してやるわ! エリウには後継者に相応しいのは私であったと後悔させてやる!」
魔女キルケが取り出したのは歪に色と形を変え続ける宝珠だった。その色はどこか、今までに見た合成獣の腹から出てきた石に似ているようにみえた。横に大きく飛び魔典ラグナロクによる攻撃をかわすとメテオライトと合流した。
「あの宝珠!? ……やっぱりそうか」
メテオライトが驚いたように目を見開きキルケが持つ宝珠を見つめる。俺はマーリンに渡されたもの――フィンブルの書をメテオライトに渡すと飛び掛かってきた暗殺者を切り伏せた。
「でも何で今のタイミングで漆黒のレギンレイヴが……」
「漆黒のレギンレイヴ……って、シリーズ十作目の?」
「ひとまず説明は後だよ。あの宝珠はまだ未完成の状態だ。そこまでの力は発揮しないはず」
俺の前世において【漆黒のレギンレイヴ】は発売前だったために未プレイだ。なのでメテオライトのように【漆黒のレギンレイヴ】に関する知識は全くと言ってもいいほどに持ち合わせていない。
別シリーズには同じ大陸の未来と過去の話があるので、この言い方からして【漆黒のレギンレイヴ】は【月虹のレギンレイヴ】と同じ大陸での物語なのだろう。
「エリアス。敵のスキルを覗き見た感じだと、彼らは【混沌の芽】と【混沌の種】の二種類どちらかのスキルを持っているみたいだ」
「スキルの内容は?」
「前者は神器による攻撃のみ受け付けるみたいだ。後者は魔法攻撃限定でダメージが通る。言いたいことは判るね?」
ここでメテオライトは数人の奇妙な兵たちのほうを睥睨するとフィンブルを放った。おそらく氷漬けになったのが後者である【混沌の種】持ちなのだろう。俺には氷漬けに出来ない敵を任せるという事だ。
「メテオライト王子! ご無事ですか!?」
「ああ。僕は大丈夫です。ですが決着を急いだほうがよさそうだ。ここは僕たちが引き受けますので、ルイス王子は皇帝を」
「ですがそれでは……」
「ご心配なく。シスル騎士もアイリス騎士に負けず劣らず勇猛ですから」
遠巻きにオニキスたちが雪崩れ込んでくるのが見える。どうやら先程聞こえた嘶きはシスル騎士たちの騎馬の声だったようだ。
バーナード将軍に促されルイス王子も覚悟を決めたのだろう。神剣スクルドを高く掲げると声高々に兵たちを鼓舞した。
「メテオライト王子。ここはお任せします。どうかシスル王国の騎士たちに軍神ハールのご加護を」
「アイリス王国の騎士達に女神アストレアの祝福を」
メテオライトがルイス王子たちを見送るのとほぼ同時に、奇妙な兵たちの身体に異変が起こる。
今までは人の姿をしていたというにも拘らず、彼らの四肢はありえない方向に曲がりくねり様々な姿へと変質していく。
ドレスの女性も身体の一部が徐々に獣のように変質していき、その体格には不釣り合いな程に大きく見えていた斧も今や小さく見えるほどだ。
その斧が振り下ろされるのを見計らい聖剣で切りつけると腕がぼとりと落ちた。切り口からはやはり、黒い泥のようなものが流れ出てきている。
奇声なのか悲鳴なのかも判別がつかない金切り声を響かせながら再び切りかかってくるも、隻腕になったせいかうまくバランスが取れないようでふらふらとした足取りだ。
「メテオライト様、ご無事ですか!」
「エリアス殿、加勢します!」
こちらへ合流してきたオニキスたちも奇妙な兵たちには二種類いることに気が付いたのか、神器を持つオニキスはそのまま敵に掛かり、魔法が扱えるヘリオドールはメテオライトの援護を、通常の武器を装備しているジェイドは護衛に徹している。
「オニキス。きみの王は僕だけど、僕の王はグレアム殿下だ。意味は判るね?」
「ジェイドとヘリオドールを置いていきますので、くれぐれもご無理はなさいませんように」
しかし他の戦場を見る限りまだ竜族や合成獣が残っているようで、ここにだけ人材を固めるわけにもいかないだろう。メテオライトもそれに気が付いいたのか、主戦力でもあるオニキスをルイス王子のもとへと送り出すことにしたようだ。
マーリンがキルケに掛かりっきりになっていることから、彼の指揮は期待できない。オニキスが離れても戦場を俯瞰して考えれば、広すぎる範囲でなければ俺たちでどうにかできるだろう。
「この名前で判ると思うけど、僕も騎士として育てられる筈だったからね。義弟よりは武闘派だよ」
メテオライトの性格のせいで忘れがちだがシスル王国において宝石や鉱石の名を持つものは、騎士になるべくして育てられたものばかりだ。
彼自身が武闘派だと言われると少し首を捻りたくなるが、原作ゲームでの初登場時は砂漠のど真ん中で帝国の暗殺者相手に大立ち回りをしているのだから武闘派なのかもしれない。
俺は先ほどメテオライトが振り分けてくれた凍っていない敵を切り捨てていく。スキルの関係上、受け身な戦いが得意なのもあるのだが、スキル構成上『やっつけ負け』しないのが俺の強みだ。
この部隊には神器持ちは俺とマーリンの二人だけ。しかしマーリンは厄介な敵に掛かりきりなので、あちらへ向かう敵を減らしておくべきだろう。
できるだけ早くこの場を制圧してしまいたいが焦りは禁物だ。場合によってはマーリンを助けに行く必要性も出てくる。
一人また一人と魔物と化してしまった奇妙な兵たちを切り捨て続け、ついに最後の一人を切り伏せた。
合成獣と同じ体のつくりの兵たちは神器による攻撃しか受け付けないようで、この部隊に居るのは俺とマーリンの二人だけだ。
「マーリン、一度後退したほうが良いんじゃないか?」
少し後退すればまだ余力のあるルイス王子の部隊が居る。
いくら戦っても碌にダメージを与えられない敵兵を相手に、さすがのシスル王国騎士たちも精神的にまいっているのだろう。疲弊の色が見て取れる。
「いや。この隊を下げ過ぎると衛生兵や輸送隊が危険に晒される。それに――」
地面から生える無数の黒い腕が俺とマーリンの間に現れる。禍々しい気配と共に声が響く。そこには帝国の魔女キルケが立っていた。
「こんなところまでのこのこ来るだなんて馬鹿な奴ら。人間が竜族――ましてや神に勝てるわけないのよ!」
無数の黒い腕は周囲の兵たちの足首を掴むと地面へと引きずり込んでいく。
「アンタたちは闇魔法なんて見たことないでしょう? この大陸の魔導士たちが扱う魔法が、どれだけ粗末なものなのか違いを見せてあげるわ!」
キルケが操る魔典ラグナロクはシミュレーションRPG【月虹のレギンレイヴ】において、唯一登場する闇魔法だ。通常ダメージに加えランダムでデバフなどを付与してくるため、なかなかに面倒な魔法である。その中でも特に面倒なのが【恐慌】の状態異常だ。
そして先ほどの攻撃で地面に引きずり込まれたまま戻ってくる事の無い仲間をみた数人の兵たちが【恐慌】状態になったのだろう。慌てて逃げようとするものや、腰を抜かしてしまったのか動くことすらできないものたちが合成獣と奇妙な兵たちに嬲り殺されていく。さすがのマーリンでも状態異常を阻止することはできないのだ。
乱戦状態と化してしまった戦場で、俺はマーリンに背を預けて周囲を見渡す。少し離れた場所に立っているメテオライトの周辺はさすがにメンタルが強かったのか落ち着いた兵ばかりだが、幾人かは毒を貰っているようで顔色が優れない。
「エリアス。アガーテに合図を出す」
「わかった。敵の相手は任せろ」
マーリンは上空に向けて三発ファイアを放つ。アガーテに任せた神器【聖杖ヘルヴォル】は広い範囲の味方の傷を癒す事ができる杖だ。他にも毒や麻痺などの状態異常も直すことができるので非常に便利なのだが、神器の中では使用回数が圧倒的に少ない。その数はたったの五回しかなかった。
「この状態では仕方がない。兵を下がらせる。きみはこれをテオに渡してくれ」
マーリンが手で合図を出すとメテオライトが兵たちに号令を出す。この部隊は対抗手段が限られる敵を相手に出来るような状態ではないのだ。
幸いなことにルイス王子の部隊が前進してきてくれたのと、近くに騎馬の嘶く音が聞こえることからこちらへ増援に来てくれる隊は幾つかあるようだ。
少しの間であれば俺とマーリンで抑えきれるだろうし、氷魔法が使える魔導士が居れば足止め程度はできるはずだ。
「この宝珠の力さえあれば私は何だって出来る! マーリン、お前もここで殺してやるわ! エリウには後継者に相応しいのは私であったと後悔させてやる!」
魔女キルケが取り出したのは歪に色と形を変え続ける宝珠だった。その色はどこか、今までに見た合成獣の腹から出てきた石に似ているようにみえた。横に大きく飛び魔典ラグナロクによる攻撃をかわすとメテオライトと合流した。
「あの宝珠!? ……やっぱりそうか」
メテオライトが驚いたように目を見開きキルケが持つ宝珠を見つめる。俺はマーリンに渡されたもの――フィンブルの書をメテオライトに渡すと飛び掛かってきた暗殺者を切り伏せた。
「でも何で今のタイミングで漆黒のレギンレイヴが……」
「漆黒のレギンレイヴ……って、シリーズ十作目の?」
「ひとまず説明は後だよ。あの宝珠はまだ未完成の状態だ。そこまでの力は発揮しないはず」
俺の前世において【漆黒のレギンレイヴ】は発売前だったために未プレイだ。なのでメテオライトのように【漆黒のレギンレイヴ】に関する知識は全くと言ってもいいほどに持ち合わせていない。
別シリーズには同じ大陸の未来と過去の話があるので、この言い方からして【漆黒のレギンレイヴ】は【月虹のレギンレイヴ】と同じ大陸での物語なのだろう。
「エリアス。敵のスキルを覗き見た感じだと、彼らは【混沌の芽】と【混沌の種】の二種類どちらかのスキルを持っているみたいだ」
「スキルの内容は?」
「前者は神器による攻撃のみ受け付けるみたいだ。後者は魔法攻撃限定でダメージが通る。言いたいことは判るね?」
ここでメテオライトは数人の奇妙な兵たちのほうを睥睨するとフィンブルを放った。おそらく氷漬けになったのが後者である【混沌の種】持ちなのだろう。俺には氷漬けに出来ない敵を任せるという事だ。
「メテオライト王子! ご無事ですか!?」
「ああ。僕は大丈夫です。ですが決着を急いだほうがよさそうだ。ここは僕たちが引き受けますので、ルイス王子は皇帝を」
「ですがそれでは……」
「ご心配なく。シスル騎士もアイリス騎士に負けず劣らず勇猛ですから」
遠巻きにオニキスたちが雪崩れ込んでくるのが見える。どうやら先程聞こえた嘶きはシスル騎士たちの騎馬の声だったようだ。
バーナード将軍に促されルイス王子も覚悟を決めたのだろう。神剣スクルドを高く掲げると声高々に兵たちを鼓舞した。
「メテオライト王子。ここはお任せします。どうかシスル王国の騎士たちに軍神ハールのご加護を」
「アイリス王国の騎士達に女神アストレアの祝福を」
メテオライトがルイス王子たちを見送るのとほぼ同時に、奇妙な兵たちの身体に異変が起こる。
今までは人の姿をしていたというにも拘らず、彼らの四肢はありえない方向に曲がりくねり様々な姿へと変質していく。
ドレスの女性も身体の一部が徐々に獣のように変質していき、その体格には不釣り合いな程に大きく見えていた斧も今や小さく見えるほどだ。
その斧が振り下ろされるのを見計らい聖剣で切りつけると腕がぼとりと落ちた。切り口からはやはり、黒い泥のようなものが流れ出てきている。
奇声なのか悲鳴なのかも判別がつかない金切り声を響かせながら再び切りかかってくるも、隻腕になったせいかうまくバランスが取れないようでふらふらとした足取りだ。
「メテオライト様、ご無事ですか!」
「エリアス殿、加勢します!」
こちらへ合流してきたオニキスたちも奇妙な兵たちには二種類いることに気が付いたのか、神器を持つオニキスはそのまま敵に掛かり、魔法が扱えるヘリオドールはメテオライトの援護を、通常の武器を装備しているジェイドは護衛に徹している。
「オニキス。きみの王は僕だけど、僕の王はグレアム殿下だ。意味は判るね?」
「ジェイドとヘリオドールを置いていきますので、くれぐれもご無理はなさいませんように」
しかし他の戦場を見る限りまだ竜族や合成獣が残っているようで、ここにだけ人材を固めるわけにもいかないだろう。メテオライトもそれに気が付いいたのか、主戦力でもあるオニキスをルイス王子のもとへと送り出すことにしたようだ。
マーリンがキルケに掛かりっきりになっていることから、彼の指揮は期待できない。オニキスが離れても戦場を俯瞰して考えれば、広すぎる範囲でなければ俺たちでどうにかできるだろう。
「この名前で判ると思うけど、僕も騎士として育てられる筈だったからね。義弟よりは武闘派だよ」
メテオライトの性格のせいで忘れがちだがシスル王国において宝石や鉱石の名を持つものは、騎士になるべくして育てられたものばかりだ。
彼自身が武闘派だと言われると少し首を捻りたくなるが、原作ゲームでの初登場時は砂漠のど真ん中で帝国の暗殺者相手に大立ち回りをしているのだから武闘派なのかもしれない。
俺は先ほどメテオライトが振り分けてくれた凍っていない敵を切り捨てていく。スキルの関係上、受け身な戦いが得意なのもあるのだが、スキル構成上『やっつけ負け』しないのが俺の強みだ。
この部隊には神器持ちは俺とマーリンの二人だけ。しかしマーリンは厄介な敵に掛かりきりなので、あちらへ向かう敵を減らしておくべきだろう。
できるだけ早くこの場を制圧してしまいたいが焦りは禁物だ。場合によってはマーリンを助けに行く必要性も出てくる。
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