翠緑の勇者は氷の魔女とお近づきになりたい

大鳳ヒナ子

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第二部

第20話 年代記・異伝【聖王国の仮面舞踏会】

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「剣の相手をしてくれないか?」

 そうラウルスから剣の稽古に誘われたのが今朝だ。午前午後とみっちり訓練に突き合わされ、現在は日も沈み始めた夕刻である。
 そこそこの期間鍛えた甲斐あってなのか、何度も打ち合っても以前のように手が痺れるようなことは無くなったようだ。これでパワーまであったら押し負けそうなので、俺もうかうかしていられない。

「最近は鍛錬にいっそう気合が入っているが何かあったのか?」
「今年もそろそろあの時期がやってくるからな。お前は去年いなかったから知らんだろうが、ある大会に参加させられる」
「大会……?」

 随分と前から剣の相手をさせられるようになっていたが、ここにきてようやく理由を説明してくれた。ラウルスの話しぶりからして期間限定イベントだろう。そういえば年末ごろに何やら話していた。

「こちらに召喚されて間もないころ、部屋に懐かしい衣装が置かれていてな。何故か武道大会に改変されて……そういえば本来のあの夜会には、こっちのお前が参加していたな。エリアスは踊る練習をしておいたほうが良いぞ」

 汗をぬぐい片付けなどを済ませながら話しているのだが、ラウルスの言っている意味がよく解らない。
 武道大会は武芸を競う大会なのだから踊る必要は無いと思うし、夜会用となると俺のダンスの腕前はぎりぎりワルツが踊れる程度だ。それ以外だとキャンプファイヤーを中心に輪になって踊るようなものになる。

 俺は自分の部屋に戻り着替えようとクローゼットを開けると、ハンガーに掛かった状態の見慣れない礼服が入っている事に気が付いた。色や装飾こそ華美だが、形状は貴族男性の正装だ。見慣れない箱も中身を確認すると花や羽根で装飾された帽子が入っている。
 こういった華やかさは礼服と言えば軍服の俺には無縁なモノの筈なのだが、ハンガーの首の辺りにタグが付いていて『異伝【聖王国の仮面舞踏会】で着用してください』と書かれている。遂に俺も期間限定イベントの衣装デビューだ。

「踊る練習って、こういう事か……まいったな」

 踊る必要性があるとしたら異伝の導入だろう。恐らくは参加者の誰かが喧嘩でも始めてしまい、止めに入るとかそういうものだと予測できる。
 俺は改めてクローゼットから衣装を出して確認した。ローレッタ聖王国では一般的に貴族の男性が礼服として身に着けるシャツには袖にレースがふんだんにあしらわれていている。なぜ男なのにレースを付けるんだろうか。ジャケットにフリルやリボンを付ける理由も分からない。なんかもう隙間があったら付けとけみたいなそんな感じだ。色合いが奇抜じゃないだけマシである。
 きっとこれを着こなせるのはグレアム陛下みたいな耽美系か、ラウルスみたいな何着ても似合うイケメンくらいだろう。

 溜め息をつきながら椅子に座り、水差しの中身をコップに注ごうとしたところで、テーブルの上にも箱が置かれていることに気が付く。そっと開けて中身を確認すると仮面が入っていた。中には衣装と同じくメモが添えられている。

「スキル変更のお知らせ…………はあっ!? なんで俺が――」

 思わず大きな声を出してしまったが、異伝の開放される前日までミシェルたちに協力して貰い練習に明け暮れることとなった。



 数日後、そのイベントは開始された。掲示板で確認したところ去年のイベントを復刻したものらしい。俺は前世で未プレイのイベントなので詳しい内容は分からないが、期間限定で排出される特別衣装付き武器はフェイス様やラウルスといったローレッタ聖王国の王侯貴族で固められているようだ。

「舞踏会よ!」
「パーティーをするんですか?」
「とある年代記クロニクルで仮面舞踏会が催されるの! そこの招待状を手に入れたわ!」
「わぁ、素敵ですね~」

 盛り上がるタマキとアナベル隊長はこんな感じで期間限定マップである年代記クロニクル・異伝【聖王国の仮面舞踏会】にやって来たのだが、今日はいつもと勝手が違う。なぜならば――

「今日の私たちはタマキさんとはライバルです。みんなで頑張りましょう」

 ラウルスと同じ異界から来たフェイス様の率いる聖王国軍が今回の俺の所属だ。なんとこのイベント、俺やラウルスといった面々をプレイヤーが出撃させられない制約がある。理由は説明にあった通りライバル役をやらなくてはならないからだ。もれなく全員イベント衣装とイベント武器である。
 しかも俺以外は兵種まで変わっていて、普段のフェイス様は歩行の光魔だが今日は回復役である。ラウルスは薔薇で装飾された剣を装備した傭兵マーセナリー寄りの性能をした歩行剣士系になっているし、メレディスは重騎士ベースの歩行槍だ。ミシェルに到っては光魔扱いになっているようで見慣れない魔導書を携えている。

「前衛を俺とメレディス、ルーナは状況に応じて遊撃を。エリアスは『踊る』でのサポートを任せる」

 元の場所では聖王国の軍師に近い立場をしているだけあり、陣形や作戦はラウルスが担当するようだ。
 今回の俺たちは派手に装備やスキルが変わっている。敵の攻撃を誘うスキル構成のラウルスが壁役になり、メレディスがメインアタッカー向きの武器ヒルディスヴィーニを装備している。フェイス様のスキルも杖であるヴァナディースの性能に併せて味方援護型に変更されているので、いつもと勝手が違うのだ。
 ミシェルもどちらかというと今日のスキル構成は受け身なセットなので支援必須といえる。

 俺なんて兵種変更先のベースがまさかの『踊り子ダンサー』だ。武器はいつも通り剣なので助かるが、サポート向けの性能になっているせいで火力は出ない仕様だ。
 今までは武器を持ち替えると個人スキルが使えなくなるのが悩みだったが、今日装備している『舞踏会の剣』は俺の特別衣装付きの武器なので『断罪者の剣』にかわり『見据える翠』というスキルが使えるようになっている。性能は敵に攻撃されたときに自身の守備・速さを上昇させるものだ。他もスキルが変更されているが性能面の変化は殆どない。言うならば耐久型の踊り子だ。

「フェイス様は私がお守りいたしますので後ろに」
「はい。怪我の治療は任せてください」
「では、参りましょう」

 胸元を飾るのと同じ真っ赤な薔薇で装飾された剣を携えたラウルスは恭しくお辞儀をすると、フェイス様の手を取り主君を今回の戦場へとエスコートする。俺たちも続くようにして会場へと入る。
 仮面舞踏会の会場はローレッタ聖王国ではよくある白亜の館だ。リボンや花々で鮮やかに彩られたそのパーティ会場では楽団が既に演奏を開始しており、華麗に踊る着飾った男女が見受けられる。

 そして会場の一角には武器を持って乱闘する人々が居た。一番目立っているのは熊のぬいぐるみを目元に持ってきたような、可愛らしいデザインの仮面をつけた紳士だ。真銀の弓を装備しているので魔力がそれなりに高い狙撃手スナイパーなのだろう。

 一通り会場内を見渡しどこに何があるのかを見える範囲で確認する。恐らく状況からしてダンスフロアが平和な会場というか通常の仮面舞踏会で、談笑などに使用されるであろうスペースで乱闘もとい武道大会が行われているようだ。
 状況がひと段落ついたのか、先ほどの熊仮面の紳士がこの仮面舞踏会の主催者らしい。紳士淑女の皆さま――というこの手のイベントではお馴染みの挨拶と共にオープニングイベントが始まっているのが見えた。内容としては結構長いのだが、突っ込みどころが随所にちりばめられている。あとこの紳士の声には聞き覚えがあった。間違いなくモンタギュー殿の声である。

「なあ、ミシェル。俺の感性がおかしいのかな? 仮面舞踏会ってもっとこう……」

 華やかで怪しい雰囲気のイメージが――と続けたいところだが、レギンレイヴ・リコレクションズは全年齢向けだ。ちょっと肌色要素の多めなキャラクターもいるが、いたって健全なゲームである。なのでこの辺りは大人の事情もあるのだろうけど、そういった事象の匂わせすらないのも清々しい。

「大丈夫です。私もこの状況についていけておりませんもの。そんなことより――」
「な、なんだ?」

 俺と同じようにミシェルも唖然とした様子だった。しかしそれよりも大事な話があるようで、仮面の隙間からちらりと見える真剣な眼差しがこちらを見つめてくる。

「フェイス様のドレス。どう思いまして?」
「どうって、あの深緑色のドレスか? ああいう濃い色を着ているのは珍しいけど、あまり派手過ぎなくてフェイス様らしいかな」
「よく解っておりますわね。いま流行のドレスはこのように胸元を強調するものなのですが、このデザインはフェイス様の清楚な魅力を阻害して――」

 銀糸であしらった深みのある紫色のドレス姿のミシェルは、特徴的な瞳の色を隠すようなデザインの仮面を付けている。普段は降ろしている髪の毛も、高い位置で結い纏めておりドレスハットは俺の帽子とお揃いの花で飾られていた。
 話はまだかかりそうだし、一曲くらいなら踊ってこられるのではないか。戦闘の後だと彼女の髪もドレスも乱れてしまって気にするかもしれないし、俺も汗臭い状態であの距離感は気恥ずかしい。そう思って手を差しだろうとしたところで、この場には不釣り合いな格闘技の試合のようなゴングが鳴る。

「ダンスはまたあとで誘ってくださいな」

 そういうやミシェルは予め決まっていた配置につく。誘おうとしていたことを悟られていて照れくさくなるが、こういうのは慣れだ。後でいっぱい――それこそ彼女が耳まで赤くなるくらいドレスやヘアメイクを誉めそやし、どろどろに甘やかしてしまおう。
 この後の予定を決めると、気持ちを切り替えて俺もラウルスに割り振られた位置に立つ。

「仮面舞踏会の主を倒しさえすれば、この大会は俺たちの優勝だ。気合入れてけよ」

 この異伝は三つ巴の戦いだ。場合によってはタマキたちからも攻撃を受ける。兵種的にフェイス様と俺は優先的に狙われる可能性があるので注意が必要だ。

「そういや言われるがままに準備とか済ませてきたけどさ。優勝するとなにか景品でもあるのか?」
「父上を殴ってすっきりできる」
「いや。そういうのじゃなく」
「向こうに大きな氷像があるだろう? そのすぐ下にここからじゃ見えんが箱が置いてある。中身はアナベル隊長の触れ込みでは『凄くいいもの』だそうだ」
「随分とふわっふわな情報だな」

 そんな風にラウルスと話しながら、まずは近くにいた雑魚兵を皆で協力して片付ける。本音を言えばモンタギュー殿を殴りたいくらいに俺たちのステータスはデバフによるマイナス補正を受け大変な状態なのだが、それをするにはまず最初に距離を詰めなくてはならない。
 離れた場所から一方的に攻撃できる弓兵が敵だと、こういう時に厄介だ。今もこちらに向かい矢をつがえているモンタギュー殿の姿が見える。

「ぐっ……っ!」

 放たれた矢は壁役のラウルスが被弾するが、周囲に固まっていた俺たちもHPが減少している。恐らくモンタギュー殿は範囲攻撃系のスキルを持っているのだろう。数字でいえば大した数値ではないが、じわじわと削られるのは嫌なものだ。

「広範囲に固定ダメージをばらまいてくるとは流石は父上、性格が悪い」
「あんまり悪口を言ってやるな。それより軍師ストラテジストのスキルの方が厄介だ」

 軍師ストラテジストのスキルといえば定期的に俺たちを苦しめてくる『神算鬼謀』だ。相手のステータスより劣るステータスがあるとデバフを貰ってしまう。しかもモンタギュー殿だけではなく、タマキからも貰うので冗談じゃない。
 モンタギュー殿は狙撃手スナイパーベースの軍師ストラテジストとなると技のステータスが高い。ここにデバフを貰うと奥義効果による余ダメージが減少してしまうので嫌なところだが、あいにく今日の俺はNPC扱いらしく奥義を装備できない。問題は速さにデバフを貰ってしまう事だ。追撃は貰いたくない。

「普段の個人スキルを持ってきていないだけ良心的だ。あれは条件が揃うとマーリンより酷い」

 この期間限定の異伝は三マップ存在する。全部で三つ巴の戦いになるのだが、モンタギュー殿の取り巻きの構成が変わるくらいしか今のこの状況から思いつかない。

「こっちは位置調整でどうにかするから、エリアスはルーナと一緒に遊撃して魔防低い奴から沈めてこい。ルーナの魔力なら、タマキのところのオニキス将軍が良いカモだぞ」
「今日のお前は私怨が凄いな」
「仮面を付けているからな。顔が割れない分、いつもより暴れやすい」

 その目立つ金髪でそれを言うのか――というツッコミは置いておくとして、今日の俺は兵種的に言えば踊り子ダンサーなのでスキル『踊る』で仲間の応援をするのが仕事だ。さっきから数度踊っているのだが、最初は恐る恐る手を伸ばしながら「ソロでダンスとか振り付けどうしよう」と焦っていたのに、『踊る』の体制に入った途端に手足が勝手に動くという怪奇現象に襲われた。正直言って怖かったが、失敗する恐れがなくて安心したのも事実だ。
 なのでもう何度目かになる『踊る』も慣れた動作で手足を動かす。ボウアンドスクレープも板について来たし、これであとは普段使わない完璧で美しい笑顔を作るための表情筋の悲鳴さえどうにかなれば完璧だ。

「さあ、頑張ろう」

 締めのセリフと共に花が舞う。どこから生えてきたのかとは突っ込まない。こういうエフェクトの技なんだと自分に言い聞かせる。

「行きますわよ!」

 掛け声とともにミシェルの持つ魔導書から術式が展開されると、先ほどの俺の『踊る』と同じように種類は違えど花が舞うエフェクトだ。流石の威力にタマキのところのオニキスが沈む。
 そこからはこれまでこちらの陣営に攻撃を加えてこなかったタマキ陣営からも攻撃を受けるようになり、モンタギュー殿の撃破を競っての追いかけっこだ。

「ちょっとくらい服ビリして下さいよう!」
「そそそっ、そんな破廉恥なこと出来るわけないでしょう!」

 何故かミシェルのHPを半分程度まで減らそうとアイテムを投げつけてくるタマキと、回復しながら反撃するミシェルの攻防戦だ。ミシェルの服ビリはちょっと見てみたい気もするが、回復するまでの間に俺以外の男の眼にも曝されることになるので却下である。俺は『踊る』と手持ちの傷薬を駆使して死守する。

 その後も武道会は続き年代記クロニクル・異伝【聖王国の仮面舞踏会】の全3マップをクリアする頃には、普段と違う筋肉を使ったことによる疲労が凄いことになっていた。



「急いで帰る理由もないし、ちょっとくらい踊っていきましょうよ~」

 武道会は無事に終了しタマキたちの優勝で終わった。あとは帰るだけなのだが、折角ドレスで着飾っているのだからとタマキが舞踏会への参加を提案する。ドルフたちは貴族なのでこういった場には慣れているだろうが、タマキにとってはドレスを着るのも舞踏会に参加するのも機会は少ないだろう。ドルフの腕を引きながらダンスの輪に混ざっていく。

 そんな二人を見送りながら先ほどまでの戦いへの労いを兼ねて、みんなに声を掛けて回ろうと同陣営だった仲間たちを探す。散々動き回ったために女性陣はヘアメイクを直しに控室へ行ってるし、ラウルスは他の参加者に捕まり話し込んでいたので放置していたら見失ってしまった。

「この状況でぼっちとか寂しすぎるだろ……」

 変に誘われても困るのでグラスを手にテラスへ移動する。本音を言えば水が欲しかったが、会場には果実酒くらいしか無かったのでそれで乾いた喉を潤す。
 ふと庭園の奥へと視線をやると、こちらに背を向けて立っているラウルスの姿が見えた。なのでテラスから降りて声を掛けようとしたところで、戻ってきたミシェルに袖を引かれ止められる。

「邪魔をしてはいけませんわ」

 よく見るとラウルスがフェイス様に花を渡しているところのようだ。フェイス様の手に握られているのは、ラウルスの胸を飾っていた生花のコサージュだ。遠巻きでも判る程度に良い雰囲気である。いいぞもっとやれ。

「推しカプの現場だったか」
「ええそうです。あの二人の幸せを邪魔してはいけませんわ」

 そのままミシェルに促されるままに会場へと戻る。丁度次の曲に移行するタイミングらしく、ダンスフロアでは踊り終えた人と次の曲を踊ろうとする人が入れ替わっているところだ。
 俺も『踊る』でのサポート時にはソロでのダンスだったが、前日までの特訓では相手が居たのだ。あの努力の成果を無駄にしたくないので、せめて一曲くらいはパートナーと踊りたい。俺はミシェルの前に立ち、片手を胸に当てるともう片方の手を差し出した。

「俺と一曲、踊っていただけますか?」
「はい。よろこんで」

 ミシェルの手を取りダンスホールへと入っていく。細くくびれた腰を抱きワルツのステップを踏む。人と人の間をくるくると移動しながら踊り、互いに見つめ合う。

「ドレス姿もすごく綺麗だ」
「ふふっ、ありがとう。エリアスもとても素敵でしてよ」
「そう言われると照れるな」

 その後は戦闘の疲れも忘れて存分に踊りつくした。疲労のピークは越えていたはずだが、エスコートは最後までこなしてこそ紳士である。大図書館へ戻りミシェルを部屋まで送るとようやく終了だ。

「おやすみ。よい夢を」
「ええ。エリアスもゆっくり休んでくださいな」

 軽く触れる程度のキスをして別れると俺は自室へと戻り、気が付けば眠りについていたのだった。
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