138 / 140
第三部
第21話 騎士サフィルス
しおりを挟む
翌日になっても目覚めないエルナを置いて俺たちは城に戻ってきていた。神殿の人たちの話によると、最近のエルナは神殿に居る時にしか女神の声を聴くことが出来なくなっているらしく、通常より長く眠っている時は夢の中で女神と対話しているという。
比較的短い距離の移動だったお陰か、俺の乗り物酔いも殆どなく、城内へと向かう。すると待ち構えていた使用人がメテオライトを連れていく。来客が到着するまでまだ少し時間があるそうなので、身だしなみを整えるのだろう。昨日は修道院に宿泊していた以上、そこまでしっかりとした手入れは出来ない。
治療の杖での回復魔法は、外見上の傷などは塞がっていても疲労までは直せない。ゲオルグに容赦なく痛めつけられたのもあるが、魔力不足による眠気もまだ多少残っているようだ。昨日の今日で全快とは行かないだろうが、本当にそのうち、ケイオスになりすましをして貰うことになるのではと思ってしまう。その場合は入念な打ち合わせが必要になりそうだ。
俺たちも一度部屋に戻り身体を休める。暫く横になってから、少し体を動かしたいなと思い外に出ると例の来客がちょうど到着したらしく、階下にその姿が見える。
メテオライトに客が来るという話はケイオスから聞いていたし、今までの流れからしてそれがモンタギュー殿からの使者だという事くらい俺でも判った。しかしそれが俺の親父だなんて誰が予想できただろうか。
聖王国の内乱騒ぎに関することとはいえ、これはシスル王国の外交に関わることだ。だから俺とミシェルは同席出来ない。なので城内で話が終わるのを待つしかなかった。ただじっとしているのも落ち着かないので、何か手伝えることは無いかと聞くと練兵所に案内される。
この一年のあいだにシスル王国軍は再編を行っていて、新兵の教育が間に合っていないらしい。しかも今までは男しかいなかった騎士団に女性も採用するようになったとかで、今までにない試みに四苦八苦しているとのことだ。彼女たちは魔導士や僧侶系の兵種だということもあり、少し前まで聖王国の魔導士たちを率いていたミシェルが指導に当たっている。
そうして昼過ぎから参加した新兵の臨時教官を終えたのは日が陰りだした夕方前。少し早めの夕食をとってから客間へと戻る道すがらミシェルと話をする。
「これから先、いったいどうなるんだろうな」
「ええ。本当に……」
現在、俺たちの置かれた状況は祖国を追われ友人であるメテオライトを頼って、そこに身を寄せながら無実を訴えることしかできない。だが現在の聖王国の状況がそれを許してくれない。
「やっとみんなが前の戦いから立ち直ってきたってのに、たった一年程度でこんな状態でさ」
拳を強く握りこむ。帝国と邪竜の脅威が去り、やっと日常が戻り始めた矢先だ。大陸中で幾つもの諍いが起き、平和の象徴である聖王の暗殺未遂事件まで起きた。そしてその混乱はまだ収束する気配もなく、寧ろ広がっているようにも見える。
「悔しくて仕方がない。悪竜を倒した勇者だなんだって持て囃されて、そのくせ大して強くもない。そんな自分の弱さに腹が立つ」
隣を歩いていたミシェルが俺の前に立ち塞がるように躍り出た。そしてコツンと軽く額を叩かれる。
「人間一人が出来ることなんてたかが知れています。ですから、あまり一人で思い悩まないこと。良いですわね?」
そう言うとミシェルに頭を撫でられる。なんだか子ども扱いされている気もするが、不思議と嫌ではなく、俺のことを励ましてくれているのだと感じる。
客間に着く直前に、追いかけてきたヘリオドールから果実酒のビンを三本ほど渡された。ちょうど良いのでミシェルと一緒に飲むことにしたのだが、一本開けたあたりでミシェルは眠くなってしまったようだ。すぐ近くにある彼女を部屋まで送ると俺も自分の部屋に戻る。
部屋に戻ってしばらくすると扉が叩かれ来客を伝える音が聞こえる。直前に聞こえた足音からしてミシェルでは無さそうだ。
「おい、バカ息子。まだ起きてるか?」
部屋を訪ねてきたのは俺の父トマスことサフィルスだ。メテオライトと使者たちとの話が終わったのが夕方より少し前だったと聞くので、今晩は城へ泊ることになったと聞いていた。
「親父……って、なんだその荷物?」
部屋に招き入れようと戸を開くと、親父はそれなりに大きな箱を担いでいた。なんだろうと思いながらも箱を受け取ると、親父を部屋に招き入れる。結構な重さから、中には金属製の物が入っているだろうことがわかる。
「お前の友達だって騎士から預かったって、ベルトラムのやつが俺んとこまで持ってきた」
テーブルの上に置き箱を開ける。中身は俺が聖王国に仕官してから身に付けていた鎧だ。他にも道具袋に幾つかの小物。これらは投獄されたときに取り上げられていたが、武器防具というのはそれなりに高価だ。新しく用意するにしてもそれなりに時間もかかる。だから処分されなくてよかった。
同封されていた手紙にはロビンとメレディスの文字でそれぞれ『こっちは任せておけ』と言った内容と、傷薬とかの中身を新しいものに変えてある旨が書かれていた。記載の日付は俺が脱獄した翌日の物だから、予め回収して保護してくれていたのだろう。今度また会うことが出来たら二人にも礼を言わなくては。
「それにしても、親父が騎士の格好をしてるのって、見ていてなんだか落ち着かないな」
改めて上から下まで親父の姿を確認する。顔つきこそいつもの親父だが、普段は適当に後ろへ流しているだけの髪は几帳面に撫でつけてある。服装も鎧こそ外してはいるみたいだが聖王国の騎士らしい装飾の物だ。
「俺だってこんな肩っ苦しいだけの格好ごめん被りてえがな。雇い主の指示なんだよ」
上着を脱いでソファーに放ると、親父はスカーフを外し襟元を緩める。片足が悪いのと重い荷物を運んだことで疲れているのだろう。親父はソファーにドカッと腰かけた。
「モンタギュー殿に雇われてるだなんて思ってなかったぜ。どんな心境の変化だよ?」
「なに……俺の下らねえ意地だけじゃ、護れないものがあっただけだ。お前に心配されるようなことは何もねえよ」
大きな手が俺の頭をわしゃわしゃと遠慮なく撫でる。なんだか子供のころを思い出す。この大きくて力強い手が、俺を護り育んでくれたんだ。
「お前こそ情けなく泣いて、あのお嬢ちゃんにがっかりされてないか?」
「ん……大丈夫。情けなくっても良いって言ってくれた」
「そっか。懐の大きい良い女だな、大事にしろよ」
「ああ」
話したいことなんていくらでもある筈なのに、不思議と話題に困った。なので先ほどヘリオドールが差し入れてくれた果実酒の蓋を開ける。グラスは棚に備え付けられているのを適当に取り出し二人分注ぐ。度数の弱い酒だったが、まだ少し暖かい今の時期にはちょうど良く、二杯三杯と進んでいく。
それからぽつりぽつりと話し始め、俺はマーリンとの旅から、つい最近のことまでの出来事を話した。
「……親父殿――アマリリス侯爵には、もう会ったか?」
「ああ。親父に会いたがってたし、ずっと謝ってた」
「……ほんとうに今さらだな」
ひどく憔悴していたことも含めて会ったときの祖父の様子を伝える。和解するのは難しいかもしれないけれど、いつか親父と祖父には顔をあわせて話をして欲しい。
「話がしたいならテオが取り持ってくれると思うけど」
「いや、やめとく。お前はどうだ?」
「話をしてみたいとは思ってる。でも今のあの状態で話をしても、なんていうか……」
「……親父殿もな。あれでも昔はシスルで一・二を争うような騎士だったんだぜ」
若いころは、それこそ今でいうオニキスのように武勇に優れ、多くの騎士たちのあこがれの存在だったという。それがあそこまで落ちぶれてしまったのは、幾つもの要因が重なったのが原因なのだと親父は続けた。
「兄上は……まあ、あの性格じゃあ戦死してても可笑しくねえか。俺が出てった後に残ってたのは病気がちだった長兄とセレス兄上くらいだ」
「親父はいったい何人兄弟なんだよ」
「男女合わせりゃ……そうだな、十二人兄弟くらいか。腹違いもいれると、もう十人近く居るんじゃねえか? さすがに野郎が全滅するとは思ってなかったがよ」
空になったグラスに果実酒を注ぐ。二本あった果実酒のビンはあっという間に空になったが、全く酔った気がしなかった。
「モーリスってのは俺が出て行った後に生まれたんだろうな。リディアってのは俺の姉なんだが、昔っからマルグリットと仲が悪くてよ。ドレスに飲み物をかけたり、髪の毛の引っ張り合いだったり……まあ、なんだ。馬が合わねえってやつなんだろうな。顔をあわせりゃすぐに喧嘩だ」
そこからは暫く親父の兄弟たちの話になった。祖父が話していたリディアというのは親父の姉で、先王マーティンの寵姫だったようだ。聞いている限りなかなか気の強い女性のようだ。今まで聞いたことも無かった親父の子供のころのバカ話なんかも交えながら話は弾み、気が付けば大分夜も更けていた。
「お前がこの先、聖王国へ戻るにせよシスルに残るにせよ、俺から言うことは何もねえ。てめえの人生だ、好きに生きろ」
それだけ言うと親父は上着を肩に引っ掛け客室へと帰っていった。
比較的短い距離の移動だったお陰か、俺の乗り物酔いも殆どなく、城内へと向かう。すると待ち構えていた使用人がメテオライトを連れていく。来客が到着するまでまだ少し時間があるそうなので、身だしなみを整えるのだろう。昨日は修道院に宿泊していた以上、そこまでしっかりとした手入れは出来ない。
治療の杖での回復魔法は、外見上の傷などは塞がっていても疲労までは直せない。ゲオルグに容赦なく痛めつけられたのもあるが、魔力不足による眠気もまだ多少残っているようだ。昨日の今日で全快とは行かないだろうが、本当にそのうち、ケイオスになりすましをして貰うことになるのではと思ってしまう。その場合は入念な打ち合わせが必要になりそうだ。
俺たちも一度部屋に戻り身体を休める。暫く横になってから、少し体を動かしたいなと思い外に出ると例の来客がちょうど到着したらしく、階下にその姿が見える。
メテオライトに客が来るという話はケイオスから聞いていたし、今までの流れからしてそれがモンタギュー殿からの使者だという事くらい俺でも判った。しかしそれが俺の親父だなんて誰が予想できただろうか。
聖王国の内乱騒ぎに関することとはいえ、これはシスル王国の外交に関わることだ。だから俺とミシェルは同席出来ない。なので城内で話が終わるのを待つしかなかった。ただじっとしているのも落ち着かないので、何か手伝えることは無いかと聞くと練兵所に案内される。
この一年のあいだにシスル王国軍は再編を行っていて、新兵の教育が間に合っていないらしい。しかも今までは男しかいなかった騎士団に女性も採用するようになったとかで、今までにない試みに四苦八苦しているとのことだ。彼女たちは魔導士や僧侶系の兵種だということもあり、少し前まで聖王国の魔導士たちを率いていたミシェルが指導に当たっている。
そうして昼過ぎから参加した新兵の臨時教官を終えたのは日が陰りだした夕方前。少し早めの夕食をとってから客間へと戻る道すがらミシェルと話をする。
「これから先、いったいどうなるんだろうな」
「ええ。本当に……」
現在、俺たちの置かれた状況は祖国を追われ友人であるメテオライトを頼って、そこに身を寄せながら無実を訴えることしかできない。だが現在の聖王国の状況がそれを許してくれない。
「やっとみんなが前の戦いから立ち直ってきたってのに、たった一年程度でこんな状態でさ」
拳を強く握りこむ。帝国と邪竜の脅威が去り、やっと日常が戻り始めた矢先だ。大陸中で幾つもの諍いが起き、平和の象徴である聖王の暗殺未遂事件まで起きた。そしてその混乱はまだ収束する気配もなく、寧ろ広がっているようにも見える。
「悔しくて仕方がない。悪竜を倒した勇者だなんだって持て囃されて、そのくせ大して強くもない。そんな自分の弱さに腹が立つ」
隣を歩いていたミシェルが俺の前に立ち塞がるように躍り出た。そしてコツンと軽く額を叩かれる。
「人間一人が出来ることなんてたかが知れています。ですから、あまり一人で思い悩まないこと。良いですわね?」
そう言うとミシェルに頭を撫でられる。なんだか子ども扱いされている気もするが、不思議と嫌ではなく、俺のことを励ましてくれているのだと感じる。
客間に着く直前に、追いかけてきたヘリオドールから果実酒のビンを三本ほど渡された。ちょうど良いのでミシェルと一緒に飲むことにしたのだが、一本開けたあたりでミシェルは眠くなってしまったようだ。すぐ近くにある彼女を部屋まで送ると俺も自分の部屋に戻る。
部屋に戻ってしばらくすると扉が叩かれ来客を伝える音が聞こえる。直前に聞こえた足音からしてミシェルでは無さそうだ。
「おい、バカ息子。まだ起きてるか?」
部屋を訪ねてきたのは俺の父トマスことサフィルスだ。メテオライトと使者たちとの話が終わったのが夕方より少し前だったと聞くので、今晩は城へ泊ることになったと聞いていた。
「親父……って、なんだその荷物?」
部屋に招き入れようと戸を開くと、親父はそれなりに大きな箱を担いでいた。なんだろうと思いながらも箱を受け取ると、親父を部屋に招き入れる。結構な重さから、中には金属製の物が入っているだろうことがわかる。
「お前の友達だって騎士から預かったって、ベルトラムのやつが俺んとこまで持ってきた」
テーブルの上に置き箱を開ける。中身は俺が聖王国に仕官してから身に付けていた鎧だ。他にも道具袋に幾つかの小物。これらは投獄されたときに取り上げられていたが、武器防具というのはそれなりに高価だ。新しく用意するにしてもそれなりに時間もかかる。だから処分されなくてよかった。
同封されていた手紙にはロビンとメレディスの文字でそれぞれ『こっちは任せておけ』と言った内容と、傷薬とかの中身を新しいものに変えてある旨が書かれていた。記載の日付は俺が脱獄した翌日の物だから、予め回収して保護してくれていたのだろう。今度また会うことが出来たら二人にも礼を言わなくては。
「それにしても、親父が騎士の格好をしてるのって、見ていてなんだか落ち着かないな」
改めて上から下まで親父の姿を確認する。顔つきこそいつもの親父だが、普段は適当に後ろへ流しているだけの髪は几帳面に撫でつけてある。服装も鎧こそ外してはいるみたいだが聖王国の騎士らしい装飾の物だ。
「俺だってこんな肩っ苦しいだけの格好ごめん被りてえがな。雇い主の指示なんだよ」
上着を脱いでソファーに放ると、親父はスカーフを外し襟元を緩める。片足が悪いのと重い荷物を運んだことで疲れているのだろう。親父はソファーにドカッと腰かけた。
「モンタギュー殿に雇われてるだなんて思ってなかったぜ。どんな心境の変化だよ?」
「なに……俺の下らねえ意地だけじゃ、護れないものがあっただけだ。お前に心配されるようなことは何もねえよ」
大きな手が俺の頭をわしゃわしゃと遠慮なく撫でる。なんだか子供のころを思い出す。この大きくて力強い手が、俺を護り育んでくれたんだ。
「お前こそ情けなく泣いて、あのお嬢ちゃんにがっかりされてないか?」
「ん……大丈夫。情けなくっても良いって言ってくれた」
「そっか。懐の大きい良い女だな、大事にしろよ」
「ああ」
話したいことなんていくらでもある筈なのに、不思議と話題に困った。なので先ほどヘリオドールが差し入れてくれた果実酒の蓋を開ける。グラスは棚に備え付けられているのを適当に取り出し二人分注ぐ。度数の弱い酒だったが、まだ少し暖かい今の時期にはちょうど良く、二杯三杯と進んでいく。
それからぽつりぽつりと話し始め、俺はマーリンとの旅から、つい最近のことまでの出来事を話した。
「……親父殿――アマリリス侯爵には、もう会ったか?」
「ああ。親父に会いたがってたし、ずっと謝ってた」
「……ほんとうに今さらだな」
ひどく憔悴していたことも含めて会ったときの祖父の様子を伝える。和解するのは難しいかもしれないけれど、いつか親父と祖父には顔をあわせて話をして欲しい。
「話がしたいならテオが取り持ってくれると思うけど」
「いや、やめとく。お前はどうだ?」
「話をしてみたいとは思ってる。でも今のあの状態で話をしても、なんていうか……」
「……親父殿もな。あれでも昔はシスルで一・二を争うような騎士だったんだぜ」
若いころは、それこそ今でいうオニキスのように武勇に優れ、多くの騎士たちのあこがれの存在だったという。それがあそこまで落ちぶれてしまったのは、幾つもの要因が重なったのが原因なのだと親父は続けた。
「兄上は……まあ、あの性格じゃあ戦死してても可笑しくねえか。俺が出てった後に残ってたのは病気がちだった長兄とセレス兄上くらいだ」
「親父はいったい何人兄弟なんだよ」
「男女合わせりゃ……そうだな、十二人兄弟くらいか。腹違いもいれると、もう十人近く居るんじゃねえか? さすがに野郎が全滅するとは思ってなかったがよ」
空になったグラスに果実酒を注ぐ。二本あった果実酒のビンはあっという間に空になったが、全く酔った気がしなかった。
「モーリスってのは俺が出て行った後に生まれたんだろうな。リディアってのは俺の姉なんだが、昔っからマルグリットと仲が悪くてよ。ドレスに飲み物をかけたり、髪の毛の引っ張り合いだったり……まあ、なんだ。馬が合わねえってやつなんだろうな。顔をあわせりゃすぐに喧嘩だ」
そこからは暫く親父の兄弟たちの話になった。祖父が話していたリディアというのは親父の姉で、先王マーティンの寵姫だったようだ。聞いている限りなかなか気の強い女性のようだ。今まで聞いたことも無かった親父の子供のころのバカ話なんかも交えながら話は弾み、気が付けば大分夜も更けていた。
「お前がこの先、聖王国へ戻るにせよシスルに残るにせよ、俺から言うことは何もねえ。てめえの人生だ、好きに生きろ」
それだけ言うと親父は上着を肩に引っ掛け客室へと帰っていった。
0
あなたにおすすめの小説
妻からの手紙~18年の後悔を添えて~
Mio
ファンタジー
妻から手紙が来た。
妻が死んで18年目の今日。
息子の誕生日。
「お誕生日おめでとう、ルカ!愛してるわ。エミリア・シェラード」
息子は…17年前に死んだ。
手紙はもう一通あった。
俺はその手紙を読んで、一生分の後悔をした。
------------------------------
シナリオ通り追放されて早死にしましたが幸せでした
黒姫
恋愛
乙女ゲームの悪役令嬢に転生しました。神様によると、婚約者の王太子に断罪されて極北の修道院に幽閉され、30歳を前にして死んでしまう設定は変えられないそうです。さて、それでも幸せになるにはどうしたら良いでしょうか?(2/16 完結。カテゴリーを恋愛に変更しました。)
道化たちの末路
希臘楽園
ファンタジー
母亡き後、継承権もない父と愛人母娘が公爵家を狙い始めた。でも私には王太子という切り札がいる。半年間、道化たちが踊るのを、私たちは静かに楽しんで見ていた。AIに書かせてみた第3弾。今回も3000文字程度のお気楽な作品です。
虐げられた人生に疲れたので本物の悪女に私はなります
結城芙由奈@コミカライズ連載中
恋愛
伯爵家である私の家には両親を亡くして一緒に暮らす同い年の従妹のカサンドラがいる。当主である父はカサンドラばかりを溺愛し、何故か実の娘である私を虐げる。その為に母も、使用人も、屋敷に出入りする人達までもが皆私を馬鹿にし、時には罠を這って陥れ、その度に私は叱責される。どんなに自分の仕業では無いと訴えても、謝罪しても許されないなら、いっそ本当の悪女になることにした。その矢先に私の婚約者候補を名乗る人物が現れて、話は思わぬ方向へ・・?
※「カクヨム」「小説家になろう」にも投稿しています
「美しい女性(ヒト)、貴女は一体、誰なのですか?」・・・って、オメエの嫁だよ
猫枕
恋愛
家の事情で12才でウェスペル家に嫁いだイリス。
当時20才だった旦那ラドヤードは子供のイリスをまったく相手にせず、田舎の領地に閉じ込めてしまった。
それから4年、イリスの実家ルーチェンス家はウェスペル家への借金を返済し、負い目のなくなったイリスは婚姻の無効を訴える準備を着々と整えていた。
そんなある日、領地に視察にやってきた形だけの夫ラドヤードとばったり出くわしてしまう。
美しく成長した妻を目にしたラドヤードは一目でイリスに恋をする。
「美しいひとよ、貴女は一体誰なのですか?」
『・・・・オメエの嫁だよ』
執着されたらかなわんと、逃げるイリスの運命は?
【完結】捨て去られた王妃は王宮で働く
ここ
ファンタジー
たしかに私は王妃になった。
5歳の頃に婚約が決まり、逃げようがなかった。完全なる政略結婚。
夫である国王陛下は、ハーレムで浮かれている。政務は王妃が行っていいらしい。私は仕事は得意だ。家臣たちが追いつけないほど、理解が早く、正確らしい。家臣たちは、王妃がいないと困るようになった。何とかしなければ…
王女の中身は元自衛官だったので、継母に追放されたけど思い通りになりません
きぬがやあきら
恋愛
「妻はお妃様一人とお約束されたそうですが、今でもまだ同じことが言えますか?」
「正直なところ、不安を感じている」
久方ぶりに招かれた故郷、セレンティア城の月光満ちる庭園で、アシュレイは信じ難い光景を目撃するーー
激闘の末、王座に就いたアルダシールと結ばれた、元セレンティア王国の王女アシュレイ。
アラウァリア国では、新政権を勝ち取ったアシュレイを国母と崇めてくれる国民も多い。だが、結婚から2年、未だ後継ぎに恵まれないアルダシールに側室を推す声も上がり始める。そんな頃、弟シュナイゼルから結婚式の招待が舞い込んだ。
第2幕、連載開始しました!
お気に入り登録してくださった皆様、ありがとうございます! 心より御礼申し上げます。
以下、1章のあらすじです。
アシュレイは前世の記憶を持つ、セレンティア王国の皇女だった。後ろ盾もなく、継母である王妃に体よく追い出されてしまう。
表向きは外交の駒として、アラウァリア王国へ嫁ぐ形だが、国王は御年50歳で既に18人もの妃を持っている。
常に不遇の扱いを受けて、我慢の限界だったアシュレイは、大胆な計画を企てた。
それは輿入れの道中を、自ら雇った盗賊に襲撃させるもの。
サバイバルの知識もあるし、宝飾品を処分して生き抜けば、残りの人生を自由に謳歌できると踏んでいた。
しかし、輿入れ当日アシュレイを攫い出したのは、アラウァリアの第一王子・アルダシール。
盗賊団と共謀し、晴れて自由の身を望んでいたのに、アルダシールはアシュレイを手放してはくれず……。
アシュレイは自由と幸福を手に入れられるのか?
神々の愛し子って何したらいいの?とりあえずのんびり過ごします
夜明シスカ
ファンタジー
アリュールという世界の中にある一国。
アール国で国の端っこの海に面した田舎領地に神々の寵愛を受けし者として生を受けた子。
いわゆる"神々の愛し子"というもの。
神々の寵愛を受けているというからには、大事にしましょうね。
そういうことだ。
そう、大事にしていれば国も繁栄するだけ。
簡単でしょう?
えぇ、なんなら周りも巻き込んでみーんな幸せになりませんか??
−−−−−−
新連載始まりました。
私としては初の挑戦になる内容のため、至らぬところもあると思いますが、温めで見守って下さいませ。
会話の「」前に人物の名称入れてみることにしました。
余計読みにくいかなぁ?と思いつつ。
会話がわからない!となるよりは・・
試みですね。
誤字・脱字・文章修正 随時行います。
短編タグが長編に変更になることがございます。
*タイトルの「神々の寵愛者」→「神々の愛し子」に変更しました。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる