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絶世のハンターは狙われる
情報屋に愛されるハンターは無茶をしようとする
しおりを挟むディストの両腕両足が切断されてからはや一週間が過ぎた。
一度目の予想は外れ、二回目の予想の方が当たる見込みになったのを見てディストはどこか焦っているような雰囲気を醸し出していた。
クロウにとってはディストが無茶な仕事を受けようとしない絶対安静期間を強制的に取らせることができたので内心ほっとしていた。
クロウから見て、ディストはどこか死に急ぎすぎているように見えていたのだ。
本人はその気が全くないのは分かっているが、無謀が多すぎる。
体が弱まっているのに、仕事を受けようとし、そこで酷い目に合う。
それが多いのだ。
「ディストさんは元気ですか?」
店にやってきたマリーは薬を出しながらディストの調子をクロウに聞く。
「今日も黄昏てるよ、くっつけられない状態が続いてるのに焦りを感じてるらしい」
「……仕事ができないからですか?」
「その通り」
クロウはそう言うと、手に持っていた瓶の中の液体を飲み干した。
「ふー……仕事ができないっていうのはあいつからすると仇を探しに行けないとイコールだ。だから早く仕事ができる状態になりたいってしぶしぶ俺の言うこと聞き続けてる」
「血ですか?」
「ああ、無理やり欲情させて飲ませてる血を今は自分から飲んでる。まぁ今だけだろうがな」
「……真面目な顔してても、それ以外の事もやってるのはバレてますよ。お薬の補充で」
マリーが何とも言えないジト目でクロウを見る。
「まぁ、役得というかなんつーか」
「こう毎日されてたらディストさんも早く戻りたいと思いますよ」
「大丈夫だってあんまりいじめてないから」
「良く言う」
マリーはあきれ顔でクロウを見る。
「そして私に会わせてくれないんですよね」
「あー……それはディストの意見だ、お前に情けない姿は見せたくない、ってさ」
「本当ですか?」
マリーが疑いの顔をする。
「これは本当。多分、今の状態見せたら仕事くれなくなるんじゃないかっていう考えがあるんだろう……」
「確かに……あまり酷いのに遭遇するとお仕事を依頼するのはためらってしまいますね私も……」
「つーわけだ、俺はそろそろ様子見に行くからお前は帰れ」
クロウはそう言うと、マリーに薬の代金を払い、寝室に戻ろうとした。
「あ、待ってください、一回だけ、一回だけディストさんの様子を見させてください!!」
「いや、だから……」
「薬の配合が今のままでいいのか気になるんです、だから直接見てみたいんです!」
マリーの剣幕に押され、クロウは少し考え込んで頭をわしわしとかきながら答えた。
「……ディストが後で傷つくような対応だけはすんなよ」
「はい……」
クロウはマリーを寝室に招きいれた。
マリーが部屋に入ると、ディストの切断された両腕両脚が入った透明なケースを見た。
黒く濁っている。
マリーはそれに駆け寄り、両腕両脚を取り出して液体を捨てると、鞄に入れて置いたクロウが使っている浄化剤よりも強い液体を注ぎ、両腕両脚を浸した。
そして眠っているディストに近づくと、注射器で血を抜き取り、何かの液体に混ぜる。
液体は黒く濁った。
「…薬返してください、今のままの薬だと効果が薄いです。もっと強めの出します」
「お、おう」
クロウは薬が入った鞄をマリーに返すと、マリーは鞄を抱えて出て行った。
少しして、息を切らせてマリーが部屋に戻ってくる。
「はい、新たに調合しなおしました。これをディストさんに飲ませて下さい」
「お、おう……」
「今のままお世話してたら一か月どころか半年かかってますよ」
「え、マジ」
クロウの言葉にマリーは頷いた。
「定期的にディストさんの血を私のもとに持ってきてください、いいですね?」
「お、おう」
「これ、注射器と、血を入れる容器が入ってます。いいですね?」
マリーの剣幕に、クロウは頷く。
「では私はこれで失礼します、お大事に……」
寝室を出て行ったマリーを見送り、クロウは深いため息をついた。
「あー……眠ってる時にもっと早い段階で見せればよかったな……」
クロウはそう言うと、眠っているディストの頭をそっと撫でた。
「悪いなディスト、マリーに姿見せちまって、でもこれで良くなるからな」
優しく頬を撫でて、軽く口づける。
「しっかし、マリーの奴。本当ディストには甘いな……」
いなくなったマリーへの愚痴をクロウは呟いた。
「まぁ、俺も甘い時甘いしお互い様か……」
そう言って店へと戻っていった。
夜、閉店時間になりクロウは店を仕舞うとディストの待つ寝室へと向かった。
「ハニーおはよう」
ベッドに向かい、けだるそうにしているディストに声をかける。
「……まだ治らないのか……」
「ちょっとハニーの血みたら結構まだ悪いみたいだから薬強くなったよ、治るのはまだ先だな」
「……」
ディストは疲れたように息を吐いた。
「何故俺はこんなに弱いのか……」
「血吸わないのもあるだろう、あと他のダンピールと違う要素があるそっちに力取られてるんだろう」
ディストの疑問に、クロウはそう言うと、額を撫でて唇を触った。
「暗い考えは止めとこうぜハニー。さぁ飯の時間だ、吸いな」
クロウはディストを抱きかかえて、口を喉元にもっていくと、ディストは喉元に牙を立てた。
クロウはディストの吸血行為を頭を撫でながら黙って受け入れる。
いつもより少し早い時間でディストは吸血を止めた。
「おい、どうした。もっと吸ってもいいんだぜ?」
「……いらん」
「もっと吸っとかないと体調良くならないぜ?」
「……」
ディストの困った我儘に、クロウは苦笑する。
しかし、笑ってられることではないので、少々無理強いすることを決める。
用意しておいた、ダンピール用の媚薬を取り出す。
口にすると、ディストに口づけ、流し込む。
ディストはもがきながら、それに抵抗するが飲むまで口内の蹂躙をクロウはやめない。
薬の影響で口の中も酷く快感が走る。
なぞられるだけでも、弱い絶頂を感じるほど、口に入れられた薬の効果は絶大だった。
だからこそ飲みたくなかったが、クロウは飲むまで口内を舌で蹂躙するのを止めないというのも分かっていた。
ついに、飲み込んでしまった。
ようやく口を開放されるが、薬の効果は既にでていた。
体が熱を欲している、体が血を欲している。
クロウを求めてしまう。
「は――……、は――……」
抱きかかえられ、クロウの喉元が口と接触しそうになる。
血色のいい、逞しい喉元に、ディストは我慢できず噛みついた。
再び血を吸い始めたのを見て、クロウはディストの髪を撫でる。
しばらく吸血が続き、終わるとディストは吸血痕を舌で舐め、軽く吸い付いた。
「ちゃんと飲めてるみたいだな」
頭を撫でながらクロウはそういうと、ディストの服を器用に脱がし、ベッドに寝かせる。
指を液体で塗らし、後孔に入れる。
ぐちゅぐちゅと粘質的な音を立て始めると、ディストの口から短い喘ぎ声が漏れ始める。
「う、あ」
「ハニーの中柔らかいのにぎゅうぎゅうに締め付けてくるのいいねぇ、好きだよ」
ぐちゅりと指を引き抜いて、自身の男根を押し付け、挿れる。
ぐぷぐぷと沈んでいき、すべてが入りきると、ディストは舌を出し、荒い呼吸を繰り返していた。
クロウはその様が愛おしくて、顔を自分の方へ向け、舌を軽く甘く噛み、そして深く口づけた。
口づけだけで全身がびりびりと快感に犯される。
舌が口内を味わうかのように入ってくる。
腹の奥をぐりぐりと押される感触がたまらない。
体がもっともっとと欲しがってしまう感覚が少しばかり憎い。
何故こういう時だけ体が正直すぎるのか、と恨めしくなってしまう。
ぎゅうぎゅうと腸壁は自身を締め付けてきて、男根はとろとろと精液をこぼしている。
突き上げると、切断された両腕でしがみつくような動きを見せる。
不安でしかたないのだろうとクロウは感じた。
けれども、それを直接的な言葉では決して言わない、いう事ができない可愛らしく、可哀そうなディスト。
その全てをひっくるめて愛おしかった。
突き上げ、口づけて、愛撫する、ただひたすらに愛でた。
気が付くと抱きながら眠り、朝になっていた。
クロウは眠っているディストのナカからずるりと自身を抜く。
「あ……」
ディストの口から小さな声が上がるが起きた気配はない。
ごぷりと精液が後孔からこぼれていた。
処理するべきかと思ったが、今それをやると起きてしまうと判断し、悪いと思いつつそのまま放置し、切断された両腕両脚が入った液体に満ちたケースのところに行く。
液体は黒く濁っていた、クロウは液体を捨てて、マリーからもらった強い浄化剤の液体を注いで浸しなおした。
「……なんか食ってくるか」
空腹感は全くないが、何か食べたいという欲求が出たクロウは何かを食べるために寝室を出て行った。
早朝でも開いてるハンバーガーショップに入ると、セットを頼み、注文を待つ。
呼び出しが来るとセットを受け取り、テーブルに移動し、椅子に座りハンバーガーを食べ始める。
食事をすませると、片付けハンバーガーショップを後にし、店に戻る。
椅子に腰をかけ、足を机に乗せる行儀の悪い恰好でしばらく考え事をする。
ディストの手足がくっついたら彼はどうするか、今の状態は少々よろしくないので気分転換でも考えるかなど、ディストの事に関してばかりだ。
クロウにとってディストは最優先事項でもあるのだ。
正直なところ仕事なんかしないでディストとのんびり過ごしたいという本音がある。
しばらくそうやって考え込んでいると営業時間になり、客が絶えることなく訪れ始める。
それを見て、クロウは内心呆れのため息をつきつつ仕事をこなし始めた。
営業時間が終わり、クロウは店を閉めるとディストがいる、家の部分の寝室へと急いだ。
ディストは切断された両腕両脚が入ったケースを置いてるテーブルに上ろうとしていた。
クロウの中の何かがブチリと千切れる。
ディストを抱き上げ、ベッドの上にうつ伏せに寝かせる。
その後、棚から何か道具を複数取り出してきた。
「ハニ~? 俺散々言ったよな、無理するなって? そんな悪い子にはお仕置きしないとだめだよなぁ」
頭を掴んで器用に開口型の轡をつける。
その後、一リットルと書かれた浣腸器にピンクの液体を注入し、浣腸器が液体で一杯になるとその先端をディストの後孔に入れ、中の液体を注入し始めた。
ディストは顔をうつむけ、体を震わせてその質量と液体の効能に耐えようとする。
「入れたなら栓しないとな、特注品つけてやるよ、触手プラグだ」
少し大きめのアナルプラグを取り出した、そのプラグは途中から触手のような形になっていた。
クロウはそれをディストの後孔に押し込む。
「んぐぅー!!」
轡越しに、ディストが叫ぶ。
慣らしもしないのに圧迫感のあるものを入れられているのだ、たまったものではないだろう。
クロウはそれを分かった上でやっている。
プラグを入れて少しすると、ディストの目が見開き、もがくような動きをし始めた。
「んぐ、うぐー!!」
「それ体内に入ると触手が動く奴でな、多分前立腺をなぶってるだろうな」
クロウは何てことはないかのように、言いながらディストを抱きかかえ、とろとろと白く濁った液体をこぼすディストの男根の先端を触った。
「それと――」
「んぐ?!」
「射精も禁止な」
ディストの男根に栓をした。
ディストが轡を噛む音がする。
それで必死に耐えようとしているのだ。
クロウはその様をいつもなら興奮しているだろう状態だが、今回は酷く冷めた目で見つめて、ディストの顔の前に自分の股がくるように置いた。
ディストの前に自分の男根を出す。
「そいつら、取ってほしかったら俺を満足させてみな」
ディストはクロウを睨みつけたが、クロウはその様を冷めた目で見つめていた。
「……」
開口部はクロウの男根が入る大きさだったため、ディストはクロウの男根をくわえ込んだ。
つたない舌使いで必死に奉仕する。
「んぐぅぅうう!!」
触手プラグが自身の感じる箇所を嬲ってくるのと、それでも射精ができぬ感覚の二つの所為で、絶頂しながらも絶頂ができないという状態になっており、快感でもあり苦痛でもあった。
そんな状態の中の奉仕はとてもじゃないが上手にできるものじゃない。
そもそも、そういう行為をしないディストにとって、この奉仕は精神的に苦痛を感じる行為だった。
「舌止まってるぞ、やる気あるのか?」
「んお゛!?」
ぐりぐりと後孔のプラグを押され、苦鳴が上がる。
この状態から抜け出すべく、ディストは何とか舌で奉仕を開始するが、中々クロウは達してくれない。
奉仕し続けて先走りの何とも言えない味が口いっぱいに広がるが、まだ達しない。
しかし、腸内を責める物体は休むことがない。
感じる箇所を嬲られ、舌の動きも一層たどたどしいものになる。
その度、後孔に入ってる物体をぐりぐりと押され、舌を動かさざる得ない状況を作られる。
絶頂を感じ続けながらも、吐き出せない熱が体を苛むなか、ディストは必死に舌を動かした。
クロウはディストの口での奉仕を眺めながら、考えていた。
この歩く死亡フラグ状態のディストをどうすればその状態から解除できるかについてだった。
ディストの行動は無茶無謀すぎる、結果クロウの怒りを買った。
もう少し自分を大事にしろと言っても聞かない、結果強引な抱き方や行為をしてしまう、本当はもっと優しく愛でたいだがディストは無茶しまくるのでなかなかそうならない。
無茶しない今なら愛でられると安心していた矢先に今回の出来事だ、相当頭に来ていた。
普段は決してやらせない口淫までさせている。
普段なら嫌がるだろうと思って使わない玩具まで使っている。
腸内にゆっくりと吸収されるダンピール用の媚薬の液体、それもかなり強いのを注入した。
ディストは相当肉体的にも精神的にも疲弊するのが分かった。
しかし、ディストは値を上げようとはしないだろう、哀願もしないだろう、それが予想出来て脳内でため息をついた。
けれども分かってる事がある、どれだけ精神的にそうであろうとも、体は屈服する、ということだ。
ディストはろくに舌を動かすことができなくなっていた。
体が絶頂しすぎていて、それでいて自身の男根が栓をされていて吐き出せない熱が体を苛み、体は音を上げていた。
それを認めたくなかったが、事実は変わらない。
「もういい」
クロウはそういい、自身の男根をディストの口から抜き取ると、ディストの後孔のプラグもずるりと引き抜いた。
「~~!!」
ディストは抜かれる感覚で絶頂する。
ぐったりとベッドに倒れこむと、クロウが口枷を外し、ディストを抱き起してきた。
液体が零れるぽっかりとディストの後孔に、自身の男根を一気に突っ込んだ。
「お゛あ゛」
ディストの口から濁った声が上がる。
触手プラグの影響で出来上がった腸壁は媚びるようにクロウの男根を締め付けてしまう。
腹の奥を突き上げられ、ディストの歯がガチガチなる。
快感の許容量がとっくに過ぎているのだ。
しかし吐き出す場所がないことがかなりの体に負担をかけていた。
「こっからはイキっぱなしだ、それで少しは反省しな」
クロウが自身の男根に触ってきた、栓が抜かれる。
同時に腹の奥を突き上げられる。
両方がイキっぱなしの状態になった。
言語にならない声が上がる。
喉を掻き毟れるなら掻き毟りたい、そんな声だった。
押し倒し、腹の奥を突き上げながら、ディストの様子を見る。
欲情しきった顔で、ようやく熱を開放できたことに蕩けた顔をしている。
腹を自身の体液で汚し続けている。
構わず突き続けると、ぷしゃと潮を吹いた。
「も゛……や゛め゛……」
イキっぱなしがつらくなってきたのか、出すものもなくなったのかディストは止めるように言った。
しかし、クロウはやめる気はない、突き続ける。
腹の奥に何度も射精し、尽きることのない絶頂を与え続ける。
腹がわずかに膨れ、後孔から白く濁った液体が漏れ出した頃には、ディストは意識を飛ばしていた。
口元は唾液にまみれてるが、涙などは流した後はなかった。
「……どんなにイっても涙だけは流さないのはすげぇな」
感心しながら自身の男根を抜き取り、仕舞い、ディストを抱えてバスルームへ向かう。
気を失ったままのディストはされるがままに洗われていた。
クロウは後孔から液体をある程度かき出すと、自身の汚れも落として、二人分の体をタオルで拭き、ディストに服を着せてからベッドに寝かせ、それから自分も服を着る。
一休みしようと思い、ソファーに向かおうとしたところ寝室をノックする音が聞こえた。
こんな時間に、勝手に入ってこれる人物など一人しかいない。
クロウは嫌な予感を抱えつつ扉を開けた。
そこには申し訳なさそうにするマリーが居た。
「クロウ……すみません、緊急の依頼です」
「マジかよ……」
クロウは頭を抱えた。
「……ちなみに何件だ?」
「五件……」
「二桁じゃないだけまだマシか……」
マリーの言葉にため息をつく。
「分かった、受けてやるよ、その分手当だせよ」
「勿論です」
クロウは倉庫に向かい、武器を手にすると店の方へと向かった。
店の方ではマリーが待機していた。
「いつも通り空間なおすのは任せた」
「はい」
「んじゃやってくるわ!」
クロウは空間を破壊して穴を作り移動した。
クロウが移動すると、空間の穴は消えた。
周囲は瘴気に包まれており、小さいが魔樹が存在した。
「これで緊急って最近のハンターと教会どんだけ人材いねぇんだよ……」
クロウは愚痴りながら、近寄ってきた魔族を切り、銃で頭を撃ちぬいていく。
魔樹を守っていた魔族はそこまで知能が高くないのかいきなりクロウに突っ込んできた。
クロウは頭を掴み地面に叩きつけてから、弾丸を何発か頭に打ち込み、そのあと首と胴体を剣で切断して消滅させた。
「よっしゃ次!!」
次の場所へと移動していく。
クロウのハンター業の仕事は、朝まで続いた。
「お、終わった……」
少し疲れた様子でクロウは店に戻ってきた。
「お帰りなさい、お疲れ様です」
マリーが空間を閉じながら挨拶をする。
「俺今日は仕事しないで休むわ、マリーも無理すんなよ」
「そうですね、分身に任せて少し休憩します」
「……お前も結構なワーカーホリックだな」
「ですね」
クロウの言葉に、マリーは困ったように笑った。
「じゃ、お休みマリー」
「お休みなさいクロウ、あその前に……」
「ん?」
マリーは鞄を受け取った。
「ディストさん用の薬です」
「おお、わりぃ、じゃあ代金な」
クロウはどこからか金を取り出し、マリーに渡した。
「はい、有難うございます、では」
マリーが店から出るのを見送ってから、クロウは店に「臨時休業」の板を立てて店の扉を閉じると、そのまま寝室に戻りソファーに寝っ転がって眠りについた。
時にトラブルも舞い込んでくるし、予想しないことも起きるが、ゆっくりとディストの傷が治るまでの時間が近づいていた。
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