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二人のダンピールのハンターとそれを巡る関係
酷い夢
しおりを挟むディストは夢を見た、初めて魔族に凌辱された時の事の夢を。
ディストはワーム系の魔族の退治の依頼をその日初めて受けた。
難易度が少し高くなりがちだがら受ける人がいないという内容だったので、受けることにしたのだ。
マリーは最後まで辞めるように説得してきたが、この程度の魔族を倒せないようでは仇を討つなど夢のまた夢だとディストは感じていた。
現場に向かうと、小型のワーム型の魔族がうじゃうじゃと土から顔を出していた。
瘴気を出している為か、少々息苦しいが、それをこらえディストは魔族の浄化を行う為、銃と剣を取る。
ワーム型の魔族は剣で切っても再生する為、銃の方が効果的だとクロウが教えてきたので剣はあくまでけん制の為に使い、銃でワームの体を破壊し浄化していく。
ある程度魔族を倒すと、土から顔を出していた魔族が一斉に引っ込んだ。
何事かと思い身構えると次の瞬間大型の魔族が姿を現した。
無数の触手で体が出来ており、先ほどの魔族達もくっついたものだと理解できた。
すぐさま銃を向ける。
しかし触手の数が多すぎて破壊しても破壊してもキリがなかった。
いつの間にか触手が体に巻き付き引きずり倒された。
地面にあおむけに引きずり倒されたと同時に、張り付くような形の触手が口に張り付き、両腕を掴む。
口内に何かが入ってきて液体が胃袋の中に注がれる。
その気持ち悪さに必死に腕に力を入れるが触手の方が力が勝っていた。
自由な足を足で触手を蹴り飛ばそうとするが力が足りなった。
不気味な物に張り付かれても美しさが損なわれていない顔が苦痛に歪む。
そして、次の瞬間目を見開いてのけ反った。
服を破って、後孔に触手が侵入してきたのだ。
激痛に身をよじって逃れようとするが腕を拘束されていて逃れられる術がなかった。
触手は粘質な液体を出しながら後孔をずちゅずちゅと出たり入ったりを繰り返している。
「――!!」
腹の異物感が酷かった、苦痛しか感じない、この上なく屈辱を感じた。
細かな触手が男根を擦るが、不快感しか感じてないのか、ディストの男根は反応しないままだった。
細い触手が男根の吐き出す箇所をつついた。
ディストはまさか、と思った瞬間凄まじい激痛が走る。
男根の中に触手が入ってきたのだ。
「――!! ――!!」
男根の奥をつついて刺激してくる。
酷い痛みと不快感しかなかった。
何故触手がこんな行為をしてくるのか全く理解できなかった。
腸内と、男根内部の不快感がすさまじく、ディストはこれを今すぐ引き抜きたくて仕方なかった。
手さえ、両腕さえ自由ならこの触手全て今すぐ引きはがして滅してやる。
そんな考えが頭の中にあり、必死に抵抗しようとするが、触手とそれを操る魔族はそれを許さない。
ディストの体の凌辱を続ける。
長い時間、ディストの男根を刺激しても、後孔を刺激しても、人間ならとっくの昔に快感で発狂しかねない程の液体を飲ませても達しないディストに魔族と触手は行動を変えた。
ずるりと後孔と男根の中に入ってた触手を抜き、口に張り付いてた触手は張り付くのを止めた。
「お、ぇええ」
胃袋に詰められた液体を顔を背けてディストは吐き出した。
びちゃびちゃと音を立てて液体は地面に落ち、ディストは美しい顔を憔悴しきった色に染めて、触手と魔族に視線をむける。
先ほど入れられてた触手とは異なる何か膨らんだ触手が近づけられる。
「っ……!!」
何とかしようと両腕に力を籠めるが、触手の力にはやはり叶わなかった。
ぐぐっと押し込められ、先ほどよりも太く突起が無数についた触手が腸内をみっちりと広げていく。
「が……!!」
奥へ、奥へと入っていく感触に、ディストは目を見開き、歯をガチガチと鳴らす。
美しい顔が嫌悪感に染まる。
触手が何かを吐き出すように蠢く、その直後腹の奥に何が吐き出された。
腹のナカが何かに埋められる。
何かを吐き出し終えると、別の触手が入ってきて何か液体を腹の中に注ぎ満たす。
鍛えられた美しいはらが少し膨らんでいた。
触手は用が済んだと言わんばかりに、ディストの腕を開放すると、ディストはクロウからもらった弾丸を銃に装填し、魔族に向かって撃ち込んだ。
弾丸は魔族をぶち抜くと破裂した。
魔族は耳障りな悲鳴を上げて悶え、コアをむき出しにして襲い掛かってきた。
ディストはコアに向かってもう一発を撃ち込む。
コアに撃ち込まれた弾丸はコアにヒビを入れて爆散させた。
魔族は消滅し、他の触手たちも同時に姿を消した。
しかし、腹の中の違和感だけは消えなかった。
立ち上がり、その場から離れようとした途端、ディストは膝をついた。
「お、あ、が……!!」
苦鳴を上げて、地面にうずくまり、腹を抑えた。
腸内で何かが孵化したのだ。
そして蠢いていた。
触手が腹の中に埋めつけたのは、卵だったのだ。
魔族の赤子は腹の中に餌をなるものがないか探すように蠢いてた。
「ぐぅうううう!!」
ディストの端正な顔立ちが苦痛に歪む。
腹を押さえながら現状を理解できず、ただ地面の上で苦しむだけだった。
触手の赤子は腹の中の餌は産み付けられた時の卵の殻のみだと判断したらしく、腹の外へと出ようと蠢き出した。
腸内を蹂躙される感覚に顔を苦痛に歪め、腹を抑えてディストはうめき声を唇からこぼす。
ずりゅずりゅと、ワーム型の魔族の赤子がディストの後孔からでてきた。
ずりゅんと、一匹、また一匹と産み落とされる。
合計五匹ほど産み落とされた。
ディストは憔悴しきった体を気力で起き上がらせ、自分の腹を蹂躙していたであろう魔族の赤子を見る。
美の女神さえも嫉妬しそうなその顔を憎悪と憤怒の色に染めて、生まれたばかりの魔族の赤子を手で叩き潰した。
魔族の赤子は甲高い声を上げながら潰れ、体液をまき散らした。
しばらくすると、それらは地面と同化するように消えた。
ディストはフーフーと荒い呼吸を繰り返しながら起き上がり、落ちてた剣と、魔族の赤子に蹂躙された時に落とした銃を拾った。
ぼろぼろの体を引きずるようにしてその場を離れた。
この状態では次の依頼を受けさせてもらえないと判断したディストはクロウの元に着替えがあったことを思い出し、クロウの店へと体を引きずりながら向かった。
店に入ると、クロウのが表情が驚愕の表情へと変化したのが見えた。
「ディスト!! おい、お前どうしたんだ!! 服そんなにぼろぼろになって!!」
今にも倒れそうに見えたのかクロウは駆け寄り、ディストを支える。
ディストはもたれかかりたい気持ちをぐっと抑えて、クロウをどける。
「……服の替えをくれ、俺は次の依頼に向かう」
「はぁ?! 何馬鹿なこと言ってんだお前?!」
ディストの言葉にクロウは怒鳴った。
それもそのはず、このまま依頼なんて受けたら魔族の餌食になるようなものだ。
次は命がないかもしれない。
クロウのディストを心配しているような言葉は、ディストの心には届かない。
「前々から思ってたけどなんでそんな無茶してんだよ!! 無茶するんじゃねぇ!!」
「何故お前がそんなことを言う」
「お前が心配なんだよ!! もっと自分を大事にしろ!!」
クロウがそう言うが、ディストの冷え切った心には届かない。
両親が死んだあの日から、ディストの心は冷たく頑なになってしまった、これ以上自分が傷つかないようにと。
世話をしてもらったり、稽古をつけてもらった恩はある、でもディストにはそれだけだった。
「俺がどうなろうとお前には関係ないだろう」
ディストは冷たく言い放った。
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クロウの青い目と、銀髪が、闇のような黒に染まる。
「ディスト、ふざけるなよ」
クロウは静かに言うと、術で店に鍵をかけ、ディストを無理やり自宅にある寝室へを引きずっていった。
ディストは抵抗したが、クロウの凄まじい力に抵抗の意味はなかった。
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服を無理やり脱がされはじめ、ディストはまた暴れるがクロウの力で押さえつけられ、破くように脱がされた。
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魔族に凌辱された後孔に、クロウの男根がくっつけられる。
「ふざけるな!! やめろ!!」
思わずディストは声を張り上げた、どこか恐怖で声が震えていることに気づかぬまま。
「ふざけてるのはお前だ」
クロウは静かに言うと、一気に貫いた。
「あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛!!」
激痛にディストはのけ反り叫んだ。
「痛いだけじゃなくしてやるよ」
クロウの異形の手がディストの顔を鷲掴みにした、その瞬間頭の中で何かが壊れるような音がした。
ずりゅぅうと引き抜かれる。
「ひぃ?!」
激痛と一緒に今まで感じたことのない感覚――快感が、酷い快感が体に走る。
ディストの口から嬌声じみた声があがった。
「今回は苦痛しか感じなかったみたいだな、だが次はこれと同じ状態にされることがあるかもしれないと思えよ」
クロウはそう言うと、激しく突き上げ始めた。
男根も異形化してるのか、ナカをぞりぞりと刺激し、カリが奥を刺激する。
触手に侵された奥まで入ってきて、苦しさ、痛み、快感が入り混じって頭がぐちゃぐちゃになった。
「お゛ぐ!! い゛や゛だ!! や゛め゛ぇ゛!!」
「へー奥が好きなのか」
奥深くをさらに、犯される。
どちゅどちゅと突かれ、快楽を知らなかった体は、無理やり快楽を与えられのぼらされる。
「ひっぎぃ!?」
強い快感に、引きつった悲鳴のような声をディストは上げた。
腹のナカはぎゅうぎゅうと締め付け、ディストの男根の形がより鮮明に分かるような状態になっていた。
自身の男根はどぷりと白く濁った液体を吐き出している。
ずりゅうと抜かれ、ようやく終わるのかと思ったら、また深く突かれる。
男根が少し膨らむ感触を感じた。
腹の奥に熱が吐き出された。
その感触にも、体は勝手に反応し快感を拾っていた。
男根もとろとろと液体をこぼしている。
そしてまたクロウは腰を動かして、ディストの腸壁を蹂躙するように、突き始めた。
「あ゛あ゛……」
どれだけ達したか分からない、もう自身の雄は吐き出す物はなく、ただびくびくと震えるのみだった。
なのに終わらない、時間もどれだけ経過したか分からない、腹の奥に何度も熱を放たれ、腹のナカは液体で満たされている。
クロウが腰を動かすたびに、液体がわずかに零れる。
「まだだ」
クロウはディストにそう言い、突き続ける。
「も゛や゛め゛」
「魔族は言うことなんざ聞いてくれない、だろう?」
クロウはそう言ってまた突き始める。
「っあ゛あ゛!!」
また絶頂させられ、ディストの男根をぎゅうぎゅうと締め付ける。
逃れようとするものの、手は押さえつけられ、自由な足は快感で痙攣するだけ、酷い快感に、何度も震えるだけだった。
「まだ、終わらないからな」
クロウはそう言って絶頂し締め付けているナカをえぐるように突いた。
ひゅーひゅーと息も絶え絶えの状態になり、父母が死んだとき以来流してなかった涙がディストの目から流れていた。
意識はようやく半分飛びかけてくれたといった状態だった。
口からは唾液が零れ、シーツを汚した。
美しく、逞しく鍛えられた体の腹部は膨らんでいた。
何かを孕んだかのようだった。
「卵植え付けられた時よりはマシだろう?」
クロウはそう言って、ようやく自身の男根を引き抜いた。
どろどろと後孔から液体が零れる感触を感じながらようやく意識を飛ばした。
ディストは目を覚ますと、衣服の替えを引っ張り出して着替えてクロウが帰ってくる前にその場を後にした。
何事も無かったかのようにマリーの依頼を受け再び魔族退治に臨む。
到着するすぐさま、昆虫型の魔族が襲ってきた。
銃弾で頭部とコア両方破壊しながら浄化を開始する。
飛んでいる魔族に気を取られて足元を疎かにしていた。
異変に気付くと地面から魔族が出現し、顔に張り付いてきた。
引きはがそうとすると、他の魔族も地面から出現したらしく四肢を拘束して地面に引きずり倒される。
胃袋に何かの液体が注ぎ込まれるのが分かった。
また凌辱されるのではという考えがよぎった時――
「俺のところの可愛い子に何してんだテメェら!!」
聞きなれた声がした。
耳障りな魔族の悲鳴と破壊音が聞こえる。
「顔にへばりついてんじゃねぇよ!!」
顔にへばりついていた魔族が引きはがされ、何故かここに来たクロウがその魔族を破壊し、四肢を拘束している魔族も破壊した。
ディストは魔族に注入された液体を全て吐き出した。
魔族が消えると、クロウは一瞬で浄化の術を使い周囲を浄化すると、ディストを抱きかかえた。
「自分の身大事にしねぇ子にはお仕置きが必要みてぇだな」
クロウは怒りを隠さない笑みを浮かべて言う。
空間の穴を開けて移動した後と、ディストはベッドの上で拘束された。
その拘束から逃れようとベッドの上で身をよじるが、びくともしない。
クロウは所用でどこかにいったらしく、戻ってくるまで拘束されたままだった。
戻ってきたクロウは、ディストの頭を撫でながら言う。
「ディスト、大人しくしろ」
クロウはそう言って拘束をはずして、ベッドに押し倒した。
「また丸二日犯されたいのか? 加減なく」
クロウがそう言うと、ディストは顔色を青ざめさせた。
――二日も、あんなに酷く犯されたのか?――
――それをもう一度?――
ディストはクロウの言葉に大人しくなる。
「いい子だ」
クロウは笑みを浮かべて、ディストの額を撫でた。
撫でた後、その手で自分の首を裂くように傷をつけた。
蠱惑的な血の香りがディストの嗅覚を支配する。
血の香りに今まで押さえ込んできた吸血欲が目を覚まし、堪え切れずクロウの喉元に噛みついた。
黒い目を真っ赤に染めて、ディストは血を貪った。
クロウの血を吸う行為が長い時間続き、吸血欲が治まり、目も元の黒に戻ったディストはクロウの喉元から離れると、血を吐こうとした。
「おっと、吐くんじゃねぇぞ」
クロウが命令するように言ってくるので、ディストはぐっと吐きたいのを堪えた。
もっと満たされたい、快感が足りないという欲が体から沸き起こり始める。
ディストが熱っぽい息を吐き出すと、クロウは笑みを浮かべる。
「血吸って欲情してるもんな、足りないだろう」
クロウはディストをもう一度押し倒した。
そして、どろりとした液体で指を濡らし、後孔をほぐし始めた。
「っ……く……」
弱い快感が体を走る、男根が立ち上がり、とろとろと白く濁った液体をこぼしている。
腸壁が指を締め付けているのが分かった。
何故体がこんなに反応しているのかわからない。
指を抜かれると、後孔にクロウの男根が押し付けられる。
後孔は既にクロウの男根の先端を無意識に包み込んでいた。
クロウはゆっくりと挿れていく。
「ぁう、う」
ディストの薄紅の唇から声が漏れる。
腹の中に入ってきた男根の輪郭がわかる程、締め付けているのに気づけなかった。
何故そうなのかも。
全てが入り奥をごつりと突かれると、どぷりと自身の男根から液体が吐き出された。
腸壁がぎゅうぎゅうとクロウの男根を締め付け、震えている。
突き上げられるたびに、自身の男根はだらしな白く濁った液体をこぼしている。
「っあ、あ、あ」
口からは嬌声じみた声が出るのをうまく抑えられなかった。
前回の脳を支配するような酷い快感とは異なる、甘く脳を蕩かせるような快感に体が媚びる。
「そういや奥、好きなんだよな?」
楽し気に言うクロウの言葉を聞かれた直後、奥をより深く貫かれた感触が体に走った。
「っあ゛あ゛!!」
鈍い声を上げて、背をのけ反らせて、男根から透明な液体をプシャと噴き出した。
頭が焼けるような快感に、舌を出して喘ぐ。
体をびくびくと震えさせて、シーツを掴んで、身をよじろうとするが、腰を掴まれて、また突かれて嬌声を上げる。
「こんなディスト人には見せられねぇな」
クロウの声が聞こえたが、聞こえるだけだった。
体は快楽をもっともっとと欲しがり、絶頂を何度も繰り返している。
みっともない肉欲を制御できず、ただ喘ぎ声を上げてよがるしかなかった。
前回とは違い、何も吐き出せなくなる頃に意識を飛ばした。
その後、マリーはディストに依頼をするとき、情報が分からないからクロウに聞きにいってという事が多くなり、クロウはディストに情報を渡す代わりに自分を抱くようになった。
「どうしたんだハニー?」
クロウの心配しているような声で目を覚ます。
ベッドの上で、自分は薄着の状態、クロウは仕事着とは違う意味でラフな格好。
昨日も抱かれたんだったなと今更ながら思い出した。
「……夢を見た」
「どんな?」
「……初めて魔族に犯された時のと貴様に二度抱かれた時のだ、酷い夢だ」
ディストの言葉に、クロウは仕方ないという感情と、それは文句があるという二つの感情が混じった表情を浮かべた。
「まぁ、魔族のは酷いかもしれないけど、俺そこまで酷い?」
「……丸二日も抱いた上で、次も脅すような形で抱いたのは何処の誰だ?」
ディストの言葉に、クロウは言葉が詰まる。
事実だからだ。
「はいはい、あの時は悪かったよ、でもハニーも悪かったんだぜ、今より無茶しようとしてたからなあの時は」
「……それはすまなかった、だがあそこまでする必要はあったか? 俺は口から精液吐き出すんじゃないかと思う程貴様の精液で腹が膨れたんだぞ」
「……それは……ワルカッタ……」
今更言われてクロウは心が痛んだ、相当根に持っていたらしい、だいぶ昔の事なのだが。
「……てか何で今それ思い出したの?」
「……久しぶりにワーム型の魔族と戦ったからだろう、多分」
「なるほど」
「……俺がされたよりはまだマシな方だと思えるのが救いだな」
ディストはアレフィードの事をいう、言い方は少し問題があるが心配しているようだ。
「あー……ハニーの相当酷かったからな」
「だから俺のように立ち直れとはいわん、休ませろ」
「そうするか、じゃあ俺らも……」
クロウはディストを抱きしめた。
「……もう起きた方がいいのではないか?」
「いや、今日はゆっくり休もうぜ」
クロウはそう言うと、あっという間に眠りに落ちた。
ディストはクロウの腕から出れないのにため息をつくと、体に残る疲労感と、何故か来る心地よさから目を閉じ眠りに落ちた。
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