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Lesson2 恋人開始
STEP⑦ ご相談は近場で
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あれから三日が経ち、昼の緩やかな時間の中、俺はパソコンの画面で色々検索していた。今日はもちろん仕事で事務所にいたわけだが、検索していた内容は仕事ではない。デート計画だ。今日の仕事は全て済ませ、終了時間まで待つしかなくなった俺は、デート場所の下調べをしていた。終了時間が来る前に帰れないのはうちの事務所の方針で、依頼者がいつ来るか分からないからというのが理由らしい。もし仕事の依頼があれば、仕事が終わっている者がすぐさまその仕事内容について詳細に精査することができるからだ。まあ、例外的に早退できるのはできるが、滅多にそういうことをする人はいない。
俺はマウスを動かしたり、キーボードで打ったりする。どれもこれも俺の寂しい懐に優しい物じゃなかったり、物理的に行けそうな場所じゃなかった。なにより車が無いのが痛い。車があれば移動範囲もグッと広がるが、免許を取れるほどのお金もない。
それにもうイチコイ作戦の期限はあと二週間。今から教習所に通っても、途中でイチコイ作戦は終わっている。それに車に乗る機会がない俺が免許を持っていても、身分証明書の提示に使うくらいしかないのだ。俺がお金を使えるくらい安価で、移動に困らない場所を選ばなければならない。そして一番重要なのは、館花さんに納得してもらえて楽しめそうな場所でなければならない。
なんというか、デートと言うより接待じゃないか、これ……。
「二川レジャーランドですかぁー」
「うおおぅっ!?!?」
俺は耳元で突然聞こえてきた声にびっくりして振り向く。
俺の後ろでパソコン画面を覗いていたのは、アニメから飛びだしてきたようなツインテールの黒髪に、クリッとした目をしたいかにも青年男子が「萌えぇー!」とか言って発狂しそうな女性だった。その見た目はどう見ても若い。学校の制服まで着ているといった徹底ぶりだ。もちろん客ではない。
「いつの間に来たんですか、社長」
そう。このロリロリの女の子こそ、我が事務所paletteの社長、潤川一香なのである。
「さっき来たばかりですよ。もう仕事は終わったんですか?」
「はい」
俺だってこの目の前にいる女の子が社長だなんて、入社当初は思わなかった。だが、彼女は超がつくほどの天才らしく、社長業は小学一年生から始めているのだ。
もちろん、副社長だった彼女の家の執事が最初は手伝っていたが、中学生になったのを境に、正真正銘の社長になったという経緯がある。学業と社長業をこなす彼女のバイタリティーは計り知れない。
彼女がいつも仕事をしているのは俺達社員が帰ってからだ。学校が終わると事務所に寄り、仕事をしているらしい。時々このように時間が重なることも日常の光景だった。
「何見てるんですか? 青野さん」
「あ、いや」
「そんなに私に会いたかったんですかぁ? だからって、そんなに人の顔をジロジロ見るものではありませんよ?」
サラッとこういう発言をしてしまうのが社長のめんどくさい所である。
「彼女さんが見てたら嫉妬しちゃいますよ?」
そして、なんの悪気もなく爆弾を落とすのである。
「あららー。青野君。また彼女のこと考えてたのかい?」
コーヒーカップを手にした倉井さんがニヤニヤしている。
「倉井さん知ってたんですか?」
「ええ。青野君この前、資料撮った帰りに女の子とコネクトしてましたからね」
クルクルと椅子を回転させ、社長にリークする倉井さん。
「青野さんに彼女ですかー。なんか信じられません……」
こんな失礼なことを言っているのは事務員の鹿賀里愛海。丸みのあるフレームの眼鏡をかけたほんわかした女性だ。ストレートの黒髪の毛先はサラサラで、よく手入れされているのが分かる。この子もまた、社長と同じく今の発言が失礼だと思ってないのでかなり性質が悪い。彼女がこの事務所で採用されたのは実務的スキルもあるだろうが、たぶんこの性格が功を奏したに違いない。要は社長の好奇心である。
「それで実際の所、彼女とデートなんですか?」
「え!? えーっと……」
俺は視線を泳がせる。今の俺と館花さんは正確に言うと恋人ではない。イチコイ作戦という名の下に始まった恋人ごっこのようなものだ。お互いに好意があってやってるわけじゃない。
ただ今後のため、つまり結婚の第一歩に繋げていくための関係なのだ。これを彼女であると公言するには少し意味が違うような気がして、俺は黙ってしまう。
「まさか。あんた不倫とかしてるんじゃないでしょうねぇー」
ギロリと舐めるような視線が俺を捉えた。俺の向かいにデスクを持つ小坂弥英子だ。小坂は何か資料を見ていたようで、数十枚のA4の紙が冊子のようにまとめられ、小坂の手でパラパラとめくられていた。
小坂は俺の後輩だが、先輩に対して敬語を使わない。というか、俺にだけ使わない。小坂の話によれば、俺は使わなくても大丈夫だと判断したらしい。ま、まあ、先輩と後輩の垣根を越えるくらい親しい仲になったからだと、俺は勝手に解釈している。
「そんなんじゃないから。そもそも不倫できるほどモテたことないし」
「もし青野さんが不倫したら、一生独身でしょうね」
社長はサラリとキツイ一言を仰る。
「なんでですか!?」
「だって優しそうで誠実そうな感じの人相で不倫なんかしたら最悪じゃないですかぁ。信用できそうなイメージの人が不貞を働いたら余計に裏切られたって感じると思うんですよ。更に言うなら、青野さんはこれからもそんなにモテないと思うので、一人の女性を裏切っただけでも結婚は遠のくと思うんですよ」
鼻高々と推測を述べてらっしゃる社長は博士っぽく偉そうに話す。
もう言いたい放題だな……。
いや待てよ。女子高生といえど、恋愛に関してなら多少は敏感なはず!
俺は社長に訊こうと口を開きかけた。
いや! そうは言っても女子高生。館花さんとでは年齢差が出てしまう。変に社長の意見を採用したら、子供っぽいとか言われるかもしれない。
それにこのロリロリ社長は普通の女子高生ではない。宮路製菓の社長の娘であり、自らも社長をするような異次元女子高生だ。一般市民と感覚が合っているとは思えない。高級寿司店なんて勧められたらそこで俺の全財産が底をつく。社長に訊くのはやめておこう。
今訊けるのは、倉井さんか小坂、鹿賀里さん。倉井さんは色々知ってそうだけど、変なこと教えられそうだから却下。小坂はまず拒否られるだろう。残るは……。
俺は鹿賀里さんに駆け寄る。
「鹿賀里さん!!」
俺は鹿賀里さんの両手を取り、彼女の手を包み、祈りすがるように迫る。
「はっはい!?」
鹿賀里さんは驚いて声がうわずる。
「折り入って相談したいことが!」
「あ、はあ……?」
俺はマウスを動かしたり、キーボードで打ったりする。どれもこれも俺の寂しい懐に優しい物じゃなかったり、物理的に行けそうな場所じゃなかった。なにより車が無いのが痛い。車があれば移動範囲もグッと広がるが、免許を取れるほどのお金もない。
それにもうイチコイ作戦の期限はあと二週間。今から教習所に通っても、途中でイチコイ作戦は終わっている。それに車に乗る機会がない俺が免許を持っていても、身分証明書の提示に使うくらいしかないのだ。俺がお金を使えるくらい安価で、移動に困らない場所を選ばなければならない。そして一番重要なのは、館花さんに納得してもらえて楽しめそうな場所でなければならない。
なんというか、デートと言うより接待じゃないか、これ……。
「二川レジャーランドですかぁー」
「うおおぅっ!?!?」
俺は耳元で突然聞こえてきた声にびっくりして振り向く。
俺の後ろでパソコン画面を覗いていたのは、アニメから飛びだしてきたようなツインテールの黒髪に、クリッとした目をしたいかにも青年男子が「萌えぇー!」とか言って発狂しそうな女性だった。その見た目はどう見ても若い。学校の制服まで着ているといった徹底ぶりだ。もちろん客ではない。
「いつの間に来たんですか、社長」
そう。このロリロリの女の子こそ、我が事務所paletteの社長、潤川一香なのである。
「さっき来たばかりですよ。もう仕事は終わったんですか?」
「はい」
俺だってこの目の前にいる女の子が社長だなんて、入社当初は思わなかった。だが、彼女は超がつくほどの天才らしく、社長業は小学一年生から始めているのだ。
もちろん、副社長だった彼女の家の執事が最初は手伝っていたが、中学生になったのを境に、正真正銘の社長になったという経緯がある。学業と社長業をこなす彼女のバイタリティーは計り知れない。
彼女がいつも仕事をしているのは俺達社員が帰ってからだ。学校が終わると事務所に寄り、仕事をしているらしい。時々このように時間が重なることも日常の光景だった。
「何見てるんですか? 青野さん」
「あ、いや」
「そんなに私に会いたかったんですかぁ? だからって、そんなに人の顔をジロジロ見るものではありませんよ?」
サラッとこういう発言をしてしまうのが社長のめんどくさい所である。
「彼女さんが見てたら嫉妬しちゃいますよ?」
そして、なんの悪気もなく爆弾を落とすのである。
「あららー。青野君。また彼女のこと考えてたのかい?」
コーヒーカップを手にした倉井さんがニヤニヤしている。
「倉井さん知ってたんですか?」
「ええ。青野君この前、資料撮った帰りに女の子とコネクトしてましたからね」
クルクルと椅子を回転させ、社長にリークする倉井さん。
「青野さんに彼女ですかー。なんか信じられません……」
こんな失礼なことを言っているのは事務員の鹿賀里愛海。丸みのあるフレームの眼鏡をかけたほんわかした女性だ。ストレートの黒髪の毛先はサラサラで、よく手入れされているのが分かる。この子もまた、社長と同じく今の発言が失礼だと思ってないのでかなり性質が悪い。彼女がこの事務所で採用されたのは実務的スキルもあるだろうが、たぶんこの性格が功を奏したに違いない。要は社長の好奇心である。
「それで実際の所、彼女とデートなんですか?」
「え!? えーっと……」
俺は視線を泳がせる。今の俺と館花さんは正確に言うと恋人ではない。イチコイ作戦という名の下に始まった恋人ごっこのようなものだ。お互いに好意があってやってるわけじゃない。
ただ今後のため、つまり結婚の第一歩に繋げていくための関係なのだ。これを彼女であると公言するには少し意味が違うような気がして、俺は黙ってしまう。
「まさか。あんた不倫とかしてるんじゃないでしょうねぇー」
ギロリと舐めるような視線が俺を捉えた。俺の向かいにデスクを持つ小坂弥英子だ。小坂は何か資料を見ていたようで、数十枚のA4の紙が冊子のようにまとめられ、小坂の手でパラパラとめくられていた。
小坂は俺の後輩だが、先輩に対して敬語を使わない。というか、俺にだけ使わない。小坂の話によれば、俺は使わなくても大丈夫だと判断したらしい。ま、まあ、先輩と後輩の垣根を越えるくらい親しい仲になったからだと、俺は勝手に解釈している。
「そんなんじゃないから。そもそも不倫できるほどモテたことないし」
「もし青野さんが不倫したら、一生独身でしょうね」
社長はサラリとキツイ一言を仰る。
「なんでですか!?」
「だって優しそうで誠実そうな感じの人相で不倫なんかしたら最悪じゃないですかぁ。信用できそうなイメージの人が不貞を働いたら余計に裏切られたって感じると思うんですよ。更に言うなら、青野さんはこれからもそんなにモテないと思うので、一人の女性を裏切っただけでも結婚は遠のくと思うんですよ」
鼻高々と推測を述べてらっしゃる社長は博士っぽく偉そうに話す。
もう言いたい放題だな……。
いや待てよ。女子高生といえど、恋愛に関してなら多少は敏感なはず!
俺は社長に訊こうと口を開きかけた。
いや! そうは言っても女子高生。館花さんとでは年齢差が出てしまう。変に社長の意見を採用したら、子供っぽいとか言われるかもしれない。
それにこのロリロリ社長は普通の女子高生ではない。宮路製菓の社長の娘であり、自らも社長をするような異次元女子高生だ。一般市民と感覚が合っているとは思えない。高級寿司店なんて勧められたらそこで俺の全財産が底をつく。社長に訊くのはやめておこう。
今訊けるのは、倉井さんか小坂、鹿賀里さん。倉井さんは色々知ってそうだけど、変なこと教えられそうだから却下。小坂はまず拒否られるだろう。残るは……。
俺は鹿賀里さんに駆け寄る。
「鹿賀里さん!!」
俺は鹿賀里さんの両手を取り、彼女の手を包み、祈りすがるように迫る。
「はっはい!?」
鹿賀里さんは驚いて声がうわずる。
「折り入って相談したいことが!」
「あ、はあ……?」
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