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後味悪い? いやいや自業自得だろ? 夫婦仲良く頑張れや
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屋敷の中は酷いもんだった。
部屋は無く、壁は全てぶち抜かれていて壁の代わりに格子で仕切られている。
管理する側が歩く場所、収容された罪人の空間は鉄格子で分けられ、罪人側は便所も壁がなく剥き出し、家具は最低限あるが、カーペットは薄く貴族が入る貴人牢にしては酷くみすぼらしい。男爵ら三人は俺たちを見ても何も言わず睨みつけながら行動を伺う。
罪人側の奥にはも一つ小さな牢があり、カイルはその奥へと足を運ぶ。
「フェラルディ様!!」
格子から伸びる白い手に、カイルは口元をゆっくりと持ち上げた。
「ごきげんよう、アーニャ嬢」
カイルがその手が届かない位置から声をかけると、その隙間からソイツは顔を覗かせる。名を呼ばれたからか、頬を染め瞳をうるませながら。
姫さんへの嫉妬の元はカイルだ。この女は姫さんとカイルが城へ上がった時にカイルに一目惚れしたらしい。
自分は身売りの様に嫁がされるのに姫さんは金もあり見目も良い男を夫に持つ。さらには元王妃近衛騎士のアリエーラを従えているのも気に入らなかったらしい。
「これは何かの間違いです! わたくしは何もしておりません! フェラルディ様! どうかご慈悲を!!」
態とらしく涙を浮かべながら必死に訴えるこの女は、今朝ここに移された。
本来なら罪には問われなかったが、子爵家は貴重な娘を切った。
「間違いとは?」
「わたくしは何もしておりません! 夫が勝手に仕出かしたこと! わたくしは子爵家に戻るはずです!!」
「ふふっ、子爵家ねぇ……残念だけど子爵は君を見限ったよ」
「!」
「貴族籍から抜けた君はただのアーニャ。それでも君たちは婚姻関係にあるんだ。同じ場所で生活するのは当然。これで君一人路頭に迷うことは無い。感謝して欲しいな?」
人間の女は男の庇護無しでは生きられない、貴族なら尚更に。
この女が直に手を下していなくとも貴族籍を抜けたこの女を拾う馬鹿は居ない。良くて娼館に売られるか、産み腹として囲われる位か。
「そんなっ! フェラルディ様っ、どうか私をお連れ下さい!! どうか、どうか!」
見た目は華もあって可愛いんだろうが、ここに来た三人は番持ちだ。ちっとも響かねぇ。
「グレン」
「……ああ」
めそめそ態とらしく無く女を無視して俺は懐から鍵を出す。
格子で仕切られた先には女の夫が三人、鍵を見て大きく目を見開いた。
俺はそいつらの前に鍵をぶら下げる。聞こえるようにゆっくり、ハッキリ語りかけた。
「陛下からの温情だ。夫が三人とも刑に服すとなると平民となった妻は路頭に迷う。同じ屋敷で暮らすことを許すと。最低限の生活は保証してくださるそうだ。ただし、ここにいる間に妻の世話をするのはあんた達だ。それでいいならこの鍵を取れ」
男爵は迷わす鍵に手を伸ばした。
「待ってっ、その鍵はっ」
「あ? あんたたちの間にある格子の鍵だ」
この女に選択権は無い、もう平民だからな。
男爵は興奮した様子で鍵を開けると女を強引に引き寄せた。
「ひぃっ! 嫌っ」
実家の為にかなりの金を用立てた相手に随分な態度だ。まあ、これが本来の、人間の貴族の女だ。身勝手で我儘、最近は姫さんに慣れすぎて忘れてた。
カイルは何か包みを中身を牢の中に投げ込んだ。
パンっと割れたそれは何かの液体。
なんだ? アレ。
媚薬特有の甘ったるい匂いが鼻に付く。
コイツらは夫婦なのに肉体関係がない。
白い結婚は女が婚姻後も処女だった場合のみ適用されるが、この女が違うのは調査済みだ。婚姻前には見目の良い男を見るとちょいちょい食ってたらしいからな。珍しい事でもないが、当然離縁は出来ねぇ。成金エロ男爵は女が未通だと思っていたからこそ嫌がる妻を無理に組み敷いたりしなかったんだろう。惚れた弱味ってやつだ。
「おやおや、仲がいいんだね? ふふっ」
三人がかりで押さえつけ、男爵が服を剥いでゆく。
余程強い薬なんだろう。媚薬が効いてきたのか男三人は既に興奮状態、女は必死に手を伸ばし助けを求めるが誰も助けない。
さて、こんだけ尽くした女が男に慣れた体だと知ったコイツらはどうすんだかな。
「フェラルディ様待って! どうか連れ出してぇ!!」
「何故私が? ああ、君はもしかして夫に抱かれたくないのかな? 今まで君が手をつけた男は皆身分は低くとも麗しい見た目をしていたからね、君の夫達は少し好みとは違うか。でも変化前の獣人の子供に手をつけたのはいけないねぇ、流石に法に触れる。その件はまた別の役人が聴取に来るからね」
それを聞いた男たちが口々に罵り問い詰め始める。自分達はお前が清らかな体だと聞いていたから我慢していたと。
カイルは楽しそうに笑いながら扉から出ていき俺たちもそれに続いた。
「夫婦全員同じ場所に入れてあげたんだ。感謝して欲しいね」
その言葉が女に届いたかは分からねえが、感謝はしないだろうな。
「ま、待って、違うの、待っ──」
バタンッ
俺たちが全員屋敷から出ると騎士が厳重に鍵をかけた。
後味は悪いが同情はない、自業自得ってやつだ。
「気は済んだかい? ジン」
「相変わらずえげつねぇな」
「そう? 命があるだけ優しいと思うけど」
「この後はどうなる?」
「女の取調べは時間がかかるみたいだね、役人も忙しいから。女の有罪が確定した頃、彼らそれぞれ代理人の爵位継承が認定されるだろうから、平民になった彼らは貴人牢から別の房に移される筈だね。ちゃんとお別れが言えるように事前に通達してあげてと言ってあるよ? 夫婦だからね、少しでも別れを惜しみたいんじゃないかな?」
「じゃあ陛下の言葉ってのは」
「妻が犯罪者だと確定したら話は別でしょ? 籍を追われ平民になってしまったからの温情、犯罪者なな必要?」
男三人は貴族だからこそここで監禁されながら軽度の労働わ課せられるはずだが、平民に落ちれば破落戸たちと同じ未来が待っている。これは決定で変わることは無いが、その場合女は専用の労役場へと移される。収容されるのは女だけだが管理しているのは男。平民へと落とされるあの三人には何も無く唯一の財産は妻だけ。
サラッと言ってるが本当にえげつねぇ。惨劇が起こる気しかしねぇ。ジンのさっさと処刑ってのが一番優しい気がしてくる。
「可哀想かい?」
そう問われ、即答した。
「いや、全く」
俺も勿論怒りはあるが、女相手でもあまりのえげつなさに、感心する自分がいる。
男三人にヤられて泣く所を見なくていいのかと聞くと、二人は眉を顰め、カイルは心底嫌そうな顔で言った。「豚の交尾など、君は見て楽しいのかい?」と。
楽しくない、全く。そこは同意できる。どうせ嫌がった所で媚薬の効果で直ぐに善がり始めるだろうしな。
いや待て、じゃあ何で女は興奮してなかったんだ?
薬には詳しくないがそもそもアレは本当に強いやつか? 逆かもしれないな。媚薬には色々種類がある。中には男にしか効かないもの、女にしか効かないものも。
カイルの性格考えたら、きっと……
俺は敵になりたくねぇ。いや、絶対ならないぞ。
「だろうね。あの豚はアリエーラの様な見目の良い騎士を自分に仕えさせたかったみたいだしね」
「なんだって?」
「そのままだよ。王妃に取りなすと言っても出来るわけない。まあ、その気なんて無かったろうけどね? 大方アリエーラを自分の元に引き止めるために付いた嘘、だろうね」
「アリエーラは女だぞ? 確かに男にも見えるかもしれないが」
「おや、知らないのかい? 見た目も態度も女を感じさせないアリエーラは、スロッシュベルトに居た時から同性から非常に人気がある」
「!!? なっ! 聞いてない!!」
「知らなかったのかい? 『白銀の騎士』と呼び出したのは貴族の女共だよ?それがその夫たちや使用人に広まり商人や市井に広がった。少し前まで流行っていた姫と騎士の恋愛小説は王妃ルシェールとアリエーラが元になってる」
君の歳じゃ知らないかもしれないけどねと言われ、グッと言葉を詰まらせた。
アリエーラは興味無いようで聞かれた事もねぇから言ってねぇが、俺はアリエーラより若い。だから自分が産まれる前の世情に疎い。そんなもん必要なかったからだ。
こりゃ帰ってからリミオ捕まえて、ちと飲むか。
……まさかリミオより年下、ってことは無いよな?
部屋は無く、壁は全てぶち抜かれていて壁の代わりに格子で仕切られている。
管理する側が歩く場所、収容された罪人の空間は鉄格子で分けられ、罪人側は便所も壁がなく剥き出し、家具は最低限あるが、カーペットは薄く貴族が入る貴人牢にしては酷くみすぼらしい。男爵ら三人は俺たちを見ても何も言わず睨みつけながら行動を伺う。
罪人側の奥にはも一つ小さな牢があり、カイルはその奥へと足を運ぶ。
「フェラルディ様!!」
格子から伸びる白い手に、カイルは口元をゆっくりと持ち上げた。
「ごきげんよう、アーニャ嬢」
カイルがその手が届かない位置から声をかけると、その隙間からソイツは顔を覗かせる。名を呼ばれたからか、頬を染め瞳をうるませながら。
姫さんへの嫉妬の元はカイルだ。この女は姫さんとカイルが城へ上がった時にカイルに一目惚れしたらしい。
自分は身売りの様に嫁がされるのに姫さんは金もあり見目も良い男を夫に持つ。さらには元王妃近衛騎士のアリエーラを従えているのも気に入らなかったらしい。
「これは何かの間違いです! わたくしは何もしておりません! フェラルディ様! どうかご慈悲を!!」
態とらしく涙を浮かべながら必死に訴えるこの女は、今朝ここに移された。
本来なら罪には問われなかったが、子爵家は貴重な娘を切った。
「間違いとは?」
「わたくしは何もしておりません! 夫が勝手に仕出かしたこと! わたくしは子爵家に戻るはずです!!」
「ふふっ、子爵家ねぇ……残念だけど子爵は君を見限ったよ」
「!」
「貴族籍から抜けた君はただのアーニャ。それでも君たちは婚姻関係にあるんだ。同じ場所で生活するのは当然。これで君一人路頭に迷うことは無い。感謝して欲しいな?」
人間の女は男の庇護無しでは生きられない、貴族なら尚更に。
この女が直に手を下していなくとも貴族籍を抜けたこの女を拾う馬鹿は居ない。良くて娼館に売られるか、産み腹として囲われる位か。
「そんなっ! フェラルディ様っ、どうか私をお連れ下さい!! どうか、どうか!」
見た目は華もあって可愛いんだろうが、ここに来た三人は番持ちだ。ちっとも響かねぇ。
「グレン」
「……ああ」
めそめそ態とらしく無く女を無視して俺は懐から鍵を出す。
格子で仕切られた先には女の夫が三人、鍵を見て大きく目を見開いた。
俺はそいつらの前に鍵をぶら下げる。聞こえるようにゆっくり、ハッキリ語りかけた。
「陛下からの温情だ。夫が三人とも刑に服すとなると平民となった妻は路頭に迷う。同じ屋敷で暮らすことを許すと。最低限の生活は保証してくださるそうだ。ただし、ここにいる間に妻の世話をするのはあんた達だ。それでいいならこの鍵を取れ」
男爵は迷わす鍵に手を伸ばした。
「待ってっ、その鍵はっ」
「あ? あんたたちの間にある格子の鍵だ」
この女に選択権は無い、もう平民だからな。
男爵は興奮した様子で鍵を開けると女を強引に引き寄せた。
「ひぃっ! 嫌っ」
実家の為にかなりの金を用立てた相手に随分な態度だ。まあ、これが本来の、人間の貴族の女だ。身勝手で我儘、最近は姫さんに慣れすぎて忘れてた。
カイルは何か包みを中身を牢の中に投げ込んだ。
パンっと割れたそれは何かの液体。
なんだ? アレ。
媚薬特有の甘ったるい匂いが鼻に付く。
コイツらは夫婦なのに肉体関係がない。
白い結婚は女が婚姻後も処女だった場合のみ適用されるが、この女が違うのは調査済みだ。婚姻前には見目の良い男を見るとちょいちょい食ってたらしいからな。珍しい事でもないが、当然離縁は出来ねぇ。成金エロ男爵は女が未通だと思っていたからこそ嫌がる妻を無理に組み敷いたりしなかったんだろう。惚れた弱味ってやつだ。
「おやおや、仲がいいんだね? ふふっ」
三人がかりで押さえつけ、男爵が服を剥いでゆく。
余程強い薬なんだろう。媚薬が効いてきたのか男三人は既に興奮状態、女は必死に手を伸ばし助けを求めるが誰も助けない。
さて、こんだけ尽くした女が男に慣れた体だと知ったコイツらはどうすんだかな。
「フェラルディ様待って! どうか連れ出してぇ!!」
「何故私が? ああ、君はもしかして夫に抱かれたくないのかな? 今まで君が手をつけた男は皆身分は低くとも麗しい見た目をしていたからね、君の夫達は少し好みとは違うか。でも変化前の獣人の子供に手をつけたのはいけないねぇ、流石に法に触れる。その件はまた別の役人が聴取に来るからね」
それを聞いた男たちが口々に罵り問い詰め始める。自分達はお前が清らかな体だと聞いていたから我慢していたと。
カイルは楽しそうに笑いながら扉から出ていき俺たちもそれに続いた。
「夫婦全員同じ場所に入れてあげたんだ。感謝して欲しいね」
その言葉が女に届いたかは分からねえが、感謝はしないだろうな。
「ま、待って、違うの、待っ──」
バタンッ
俺たちが全員屋敷から出ると騎士が厳重に鍵をかけた。
後味は悪いが同情はない、自業自得ってやつだ。
「気は済んだかい? ジン」
「相変わらずえげつねぇな」
「そう? 命があるだけ優しいと思うけど」
「この後はどうなる?」
「女の取調べは時間がかかるみたいだね、役人も忙しいから。女の有罪が確定した頃、彼らそれぞれ代理人の爵位継承が認定されるだろうから、平民になった彼らは貴人牢から別の房に移される筈だね。ちゃんとお別れが言えるように事前に通達してあげてと言ってあるよ? 夫婦だからね、少しでも別れを惜しみたいんじゃないかな?」
「じゃあ陛下の言葉ってのは」
「妻が犯罪者だと確定したら話は別でしょ? 籍を追われ平民になってしまったからの温情、犯罪者なな必要?」
男三人は貴族だからこそここで監禁されながら軽度の労働わ課せられるはずだが、平民に落ちれば破落戸たちと同じ未来が待っている。これは決定で変わることは無いが、その場合女は専用の労役場へと移される。収容されるのは女だけだが管理しているのは男。平民へと落とされるあの三人には何も無く唯一の財産は妻だけ。
サラッと言ってるが本当にえげつねぇ。惨劇が起こる気しかしねぇ。ジンのさっさと処刑ってのが一番優しい気がしてくる。
「可哀想かい?」
そう問われ、即答した。
「いや、全く」
俺も勿論怒りはあるが、女相手でもあまりのえげつなさに、感心する自分がいる。
男三人にヤられて泣く所を見なくていいのかと聞くと、二人は眉を顰め、カイルは心底嫌そうな顔で言った。「豚の交尾など、君は見て楽しいのかい?」と。
楽しくない、全く。そこは同意できる。どうせ嫌がった所で媚薬の効果で直ぐに善がり始めるだろうしな。
いや待て、じゃあ何で女は興奮してなかったんだ?
薬には詳しくないがそもそもアレは本当に強いやつか? 逆かもしれないな。媚薬には色々種類がある。中には男にしか効かないもの、女にしか効かないものも。
カイルの性格考えたら、きっと……
俺は敵になりたくねぇ。いや、絶対ならないぞ。
「だろうね。あの豚はアリエーラの様な見目の良い騎士を自分に仕えさせたかったみたいだしね」
「なんだって?」
「そのままだよ。王妃に取りなすと言っても出来るわけない。まあ、その気なんて無かったろうけどね? 大方アリエーラを自分の元に引き止めるために付いた嘘、だろうね」
「アリエーラは女だぞ? 確かに男にも見えるかもしれないが」
「おや、知らないのかい? 見た目も態度も女を感じさせないアリエーラは、スロッシュベルトに居た時から同性から非常に人気がある」
「!!? なっ! 聞いてない!!」
「知らなかったのかい? 『白銀の騎士』と呼び出したのは貴族の女共だよ?それがその夫たちや使用人に広まり商人や市井に広がった。少し前まで流行っていた姫と騎士の恋愛小説は王妃ルシェールとアリエーラが元になってる」
君の歳じゃ知らないかもしれないけどねと言われ、グッと言葉を詰まらせた。
アリエーラは興味無いようで聞かれた事もねぇから言ってねぇが、俺はアリエーラより若い。だから自分が産まれる前の世情に疎い。そんなもん必要なかったからだ。
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