112 / 229
分裂のトルコネ編
第112話 男の腕の見せ所
しおりを挟む
ツグル達はリリのヘリコプターで空を飛んでいた。
リリ「ヘリコプターは魔力消費が激しいんだよねぇ、またどこかで休憩しておきたいんだけど良いかな?」
モモ「ですね、お腹も空きました、、、、」
モモはお腹をさすりながらグッタリとしている。
ダイス「もう三日メシ食ってねぇもんなぁ」
フォールドーン帝国の激闘から、満足のいく休息をとることが出来ず、四人の体力と気力は底をついていた。
ツグル「小さな街すら見えないが」
リリ「そうだねぇ、ここはトルコネの近くだからね。食料を調達するのであればトルコネに行くしかないね」
モモ&ダイス「行きましょう!!トルコネ!!」
モモとダイスの目がキラキラと輝いている。
セリア「でもトルコネは無の神の襲撃で、、、」
リリ「そうだね、もぬけの殻だと思うよ。でも私の探知能力によると、、、一部隊いるね」
ツグル「グレイスの兵か?」
リリ「おそらく、ね」
ツグル「だとしたらトルコネには寄らない方が良い」
ダイス「いやいやいやいや!!!」
ツグルの言葉をダイスが遮る。
ダイス「腹が減っては!!」
ダイスはモモの顔を見つめる。
フルネス将軍が命を落としてから、取り繕ってはいるものの、モモの表情は硬い。
ダイス「モモ!腹が減っては?」
モモ「え?、、あ!腹が減っては戦はできぬ!!」
モモは無理に笑顔を作り、拳を上げた。
ダイス「そう!!その通り!!俺たちには今休息が必要だ!」
ダイスは胸を張って言い切った。
ツグル「リリ、トルコネ周辺には街はないのか?」
リリ「ないよ、他をあたるとしたら、更にあと二、三日はご飯無しだね」
ツグル「そうか、じゃあ、あと三日我慢だな」
セリア「それは流石に私も無理かも、、、、」
セリアがツグルへと視線を投げかける。
リリ「私はどっちでも良いよ、皆で決めちゃって」
ダイス「三対一の多数決により、トルコネで休息!!」
ツグル「敵がいるんだぞ、もっと慎重に動くべきだ」
ダイス「大丈夫!!リリさんが何とかする!」
リリ「え!?私?」
モモ&ダイス「もしもの時は、よろしくお願いします!」
リリはやれやれと両手を広げながらため息をついた。
リリ「調子良いんだから~、まぁでも、お姉さんに任せなさい!」
ツグル「リリ、あんたの力を疑ってはいない。ゼウスへの狙撃を見たからな。ただ、各々最悪の事態を想定しておくべきだ」
ダイス「わーかってるって!!」
ダイスはツグルをグイッと引っ張り、耳元で囁く。
ダイス「今はネガティブなことを言うな!モモもセリアも笑ってるけど精神的に限界だぞ」
ツグルは二人の顔を見た、ダイスの言う通りかもしれない。
二人とも目の下に大きな隈ができている。
ツグル「ダイス、すまん」
ダイス「良いさ、こーゆー時こそ男の腕の見せ所だろ?」
ツグル「ああ、そうだな」
ヘリコプターはトルコネを目指した。
リリ「ヘリコプターは魔力消費が激しいんだよねぇ、またどこかで休憩しておきたいんだけど良いかな?」
モモ「ですね、お腹も空きました、、、、」
モモはお腹をさすりながらグッタリとしている。
ダイス「もう三日メシ食ってねぇもんなぁ」
フォールドーン帝国の激闘から、満足のいく休息をとることが出来ず、四人の体力と気力は底をついていた。
ツグル「小さな街すら見えないが」
リリ「そうだねぇ、ここはトルコネの近くだからね。食料を調達するのであればトルコネに行くしかないね」
モモ&ダイス「行きましょう!!トルコネ!!」
モモとダイスの目がキラキラと輝いている。
セリア「でもトルコネは無の神の襲撃で、、、」
リリ「そうだね、もぬけの殻だと思うよ。でも私の探知能力によると、、、一部隊いるね」
ツグル「グレイスの兵か?」
リリ「おそらく、ね」
ツグル「だとしたらトルコネには寄らない方が良い」
ダイス「いやいやいやいや!!!」
ツグルの言葉をダイスが遮る。
ダイス「腹が減っては!!」
ダイスはモモの顔を見つめる。
フルネス将軍が命を落としてから、取り繕ってはいるものの、モモの表情は硬い。
ダイス「モモ!腹が減っては?」
モモ「え?、、あ!腹が減っては戦はできぬ!!」
モモは無理に笑顔を作り、拳を上げた。
ダイス「そう!!その通り!!俺たちには今休息が必要だ!」
ダイスは胸を張って言い切った。
ツグル「リリ、トルコネ周辺には街はないのか?」
リリ「ないよ、他をあたるとしたら、更にあと二、三日はご飯無しだね」
ツグル「そうか、じゃあ、あと三日我慢だな」
セリア「それは流石に私も無理かも、、、、」
セリアがツグルへと視線を投げかける。
リリ「私はどっちでも良いよ、皆で決めちゃって」
ダイス「三対一の多数決により、トルコネで休息!!」
ツグル「敵がいるんだぞ、もっと慎重に動くべきだ」
ダイス「大丈夫!!リリさんが何とかする!」
リリ「え!?私?」
モモ&ダイス「もしもの時は、よろしくお願いします!」
リリはやれやれと両手を広げながらため息をついた。
リリ「調子良いんだから~、まぁでも、お姉さんに任せなさい!」
ツグル「リリ、あんたの力を疑ってはいない。ゼウスへの狙撃を見たからな。ただ、各々最悪の事態を想定しておくべきだ」
ダイス「わーかってるって!!」
ダイスはツグルをグイッと引っ張り、耳元で囁く。
ダイス「今はネガティブなことを言うな!モモもセリアも笑ってるけど精神的に限界だぞ」
ツグルは二人の顔を見た、ダイスの言う通りかもしれない。
二人とも目の下に大きな隈ができている。
ツグル「ダイス、すまん」
ダイス「良いさ、こーゆー時こそ男の腕の見せ所だろ?」
ツグル「ああ、そうだな」
ヘリコプターはトルコネを目指した。
応援ありがとうございます!
0
お気に入りに追加
24
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる