豊かな僕が乏しい彼女の通い夫状態なんですが

八瀬北瑠

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日曜日の朝

5:映画館到着、そしてカフェへ

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マスター
寺町三条にあるカフェ【香茶館コウチャカン】のマスターで本名は細山サメヤマ カオル
娘が一人いるいつも温厚で優しい38歳のおじさん。孝平と光昭とは仲が良く、よく紅茶を飲みに来る彼らのことを実の息子のようにかわいがるいい人。紅茶にはいろいろとうるさい。


‐005‐


「よーっす、今から映画館行くよー」
といった形の藤谷の合図に

「「「おう‼」」」

と元気よく答えると、四人で地下街を通ってエスカレーターをあがる。


「そういや、何観るかまだ決めてないな。」
「そうだな、何か見たいのある?」
と、二人で話していたのを中断して後ろを見ると、二人は所謂ガールズトーク?といった類のものに花を咲かせていた。

「えー?じゃあお姉ちゃん出て行っちゃって今家に一人なの?」
「そうなの、お姉ちゃんはさ、いい相手見つけて速攻出て行った」

「「マジで⁈」」

「おかげで三食全部自炊からコンビニとかスーパーのお惣菜になっちゃってね」

「「「マジでか⁈」」」

「あー、これはアカンやつやな」
「「だね」」

「え⁈なになに?」

「「「はぁー」」」
これには三人とも呆れ顔だ
まさか、彼女は家事ができないとは思ってもいなかった

と、そうこう言ってるうちにもう映画館についてしまった

「「で?何観るの?」」

「「さっき俺たち聞いたぞ」」

「というわけで、俺が勝手に決めるぞー」
「よろしく、英雄」

まさか冨樫が先陣切って食らいつくとは思わなかった

「「じゃあ、恋愛系で」」

「「あっ、ハイ」」

「見てきてくれると嬉しいな~みっちゃんよろしく~」
「オッケー、みてくる」

いちゃつくバカップルめ

こいつらは基本イチャコラしてる

「一時間ほど先になるけど四席並びでとってきたよ」

「「「あざーす」」」

「じゃー時間つぶすか。」

「そうだな、何処にする?」

「せやなー、じゃあ香茶館にしよか」

「せやな」

というわけで、寺町三条のカフェ、香茶館に行くことになった。

香茶館は俺たち二人のなじみの店で、学校帰りによく行くことがある

「こんにちわ~、マスター席空いてる?」

「やあ藤堂君、席なら奥まったところなら四人席が空いてるよ、今日はご新規様を連れてきてくれたんだね」

「ええ、そうした方がいいでしょう?」

「そうだね、まあ、席にどうぞ」

「はいよ」

こうして一番奥の席についた僕たちはメニューを開いて、各々が頼むものを考え始める


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