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ずっと共に
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成る程、だからイクリスはジョージさんが告白すると言っていたのか。
そこでメイは納得した。
「じゃあ、相談事っていうのは、イクリスの背中を押す為だったんですね。」
「うん、まあね。」
「あの、ありがとうございます!」
そうメイはジョージに頭を下げた。
「ジョージさんのお陰で、無事に両想いになれました。」
ジョージはそんな事ないよと話す。
「君たちは前から両想いだったんだから、俺はただ背中を押しただけで。」
「いいえ、その背中を押してくれただけでもありがたいです。
でなければ私、ずっとイクリスの気持ちを分からなかったかもしれないですし。」
そうメイは明るく微笑んだ。
「あ、それに何か相談が本当にあるなら、私で良ければいつでも相談に乗りますよ!」
「いや、大丈夫だよ、そもそも相談事なんてないし、俺と会ってたらイクリスさんも今度こそ本当に嫉妬するだろうし。」
そう言ってチラリとジョージは影に隠れているイクリスと目が合う。
イクリスは直ぐ様隠れたが、恐らくメイが来た時からずっといたのだろう。
「それじゃあ、上手くいって良かったよ、末永くお幸せにね。」
そう言ってジョージはメイに背中を向けて歩き出す。
「あの、本当にありがとうございました!」
メイはその背中にお礼を言った。
そしてジョージは家に帰ろうとすると、メアリーに出会った。
「相談事はあるかい?」
そうメアリーは尋ねてきた。
恐らくメアリーは分かっていたのだろう。
「俺、何で彼女が出来ないのかな~。」
ははと笑いながらジョージは話す。
その眼には少しだけ涙が溢れていた。
「…ジョージ兄ちゃんもいつかいい彼女出来るといいね。」
そうメアリーはぽんぽんとジョージの頭を撫でる。
「イクリス兄さんが告白しなかったら、メイさんに告白してたの?」
そうメアリーが直球で聞いてくる。
「まあ、そのつもりではいた。
どっちにしろ振られてただろうけど。」
そうやさぐれながらジョージも返事をする。
「今日は妹が存分に励ましてあげよう!
何か食べたいなら何でも奢るよ!」
「あー、優しい妹様を持って俺は幸せだなー。」
そしてジョージとメアリーは共に帰っていった。
一方メイもその後帰ろうとすると、イクリスと出会った。
「もしかして、待っててくれたの?」
そうメイが尋ねると、イクリスは顔を赤くして目を逸らす。
恐らく図星なのだろうか。
メイは少しふふっと微笑んだ。
そしてイクリスは無言でメイに手を差し出した。
メイはその手を握りしめる。
「えへへ、手を繋いで帰るなんて、昔みたいだね。」
「…そうだな。」
昔は何とも思わずに手を繋いでいた。
いつしかそれをしなくなだたが、またこうしてまたイクリスと手を繋ぐ事が出来た。
それは凄く幸せなことなんだなと実感する。
2年後、彼と結婚して。
その後もずっと、共に生きていけたらいいな。
メイは心からそう願った。
そこでメイは納得した。
「じゃあ、相談事っていうのは、イクリスの背中を押す為だったんですね。」
「うん、まあね。」
「あの、ありがとうございます!」
そうメイはジョージに頭を下げた。
「ジョージさんのお陰で、無事に両想いになれました。」
ジョージはそんな事ないよと話す。
「君たちは前から両想いだったんだから、俺はただ背中を押しただけで。」
「いいえ、その背中を押してくれただけでもありがたいです。
でなければ私、ずっとイクリスの気持ちを分からなかったかもしれないですし。」
そうメイは明るく微笑んだ。
「あ、それに何か相談が本当にあるなら、私で良ければいつでも相談に乗りますよ!」
「いや、大丈夫だよ、そもそも相談事なんてないし、俺と会ってたらイクリスさんも今度こそ本当に嫉妬するだろうし。」
そう言ってチラリとジョージは影に隠れているイクリスと目が合う。
イクリスは直ぐ様隠れたが、恐らくメイが来た時からずっといたのだろう。
「それじゃあ、上手くいって良かったよ、末永くお幸せにね。」
そう言ってジョージはメイに背中を向けて歩き出す。
「あの、本当にありがとうございました!」
メイはその背中にお礼を言った。
そしてジョージは家に帰ろうとすると、メアリーに出会った。
「相談事はあるかい?」
そうメアリーは尋ねてきた。
恐らくメアリーは分かっていたのだろう。
「俺、何で彼女が出来ないのかな~。」
ははと笑いながらジョージは話す。
その眼には少しだけ涙が溢れていた。
「…ジョージ兄ちゃんもいつかいい彼女出来るといいね。」
そうメアリーはぽんぽんとジョージの頭を撫でる。
「イクリス兄さんが告白しなかったら、メイさんに告白してたの?」
そうメアリーが直球で聞いてくる。
「まあ、そのつもりではいた。
どっちにしろ振られてただろうけど。」
そうやさぐれながらジョージも返事をする。
「今日は妹が存分に励ましてあげよう!
何か食べたいなら何でも奢るよ!」
「あー、優しい妹様を持って俺は幸せだなー。」
そしてジョージとメアリーは共に帰っていった。
一方メイもその後帰ろうとすると、イクリスと出会った。
「もしかして、待っててくれたの?」
そうメイが尋ねると、イクリスは顔を赤くして目を逸らす。
恐らく図星なのだろうか。
メイは少しふふっと微笑んだ。
そしてイクリスは無言でメイに手を差し出した。
メイはその手を握りしめる。
「えへへ、手を繋いで帰るなんて、昔みたいだね。」
「…そうだな。」
昔は何とも思わずに手を繋いでいた。
いつしかそれをしなくなだたが、またこうしてまたイクリスと手を繋ぐ事が出来た。
それは凄く幸せなことなんだなと実感する。
2年後、彼と結婚して。
その後もずっと、共に生きていけたらいいな。
メイは心からそう願った。
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