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1 気になるあの子と乙女ゲーム
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俺は戦慄していた。
何がどうなったらこんな状況になってしまうんだ?
「な、な、何で」
「何で俺が『悪役令嬢』になってるんだよぉ!!」
遡る事数日前。
俺は何処にでもいる普通の男子高校生だった。
顔も普通。成績も普通。身体能力も普通。
そんな普通三拍子のまるでモブな俺には、最近気になっている子がいた。
「はあ、今日も月野さんは可愛いなぁ」
それは同じクラスの月野夜空さんだ。
外見はサラサラの長い黒髪にまぶたがぱっちりとしている黒い瞳、モデルの様に整った顔立ちと清楚な見た目。
内面はクラスの誰にでも優しくて明るい、マドンナ的存在感。
そして何より、でかい。
おっぱいが、でかいのである。
顔も可愛くて性格も良くておっぱいでかいとか、男にとっては浪漫の塊である。
はあ、出来る事ならお近付きになりたい。
付き合ってエロい事したい。
しかし、そんな事を考えているのは勿論俺だけではない。
「やあ、月野さん。この前のテスト月野さんのお陰で助かったよ」
「桜井君、お役に立てて良かったぁ」
出たよ爽やかイケメン。
俺とは縁遠い世界の人。
「あ、夜空チャン、今日放課後ヒマ?
良かったら一緒に遊ばない?」
「あ、今日は香織達とカラオケに行くんだ。
良かったら来る?」
「おー行く行く!」
出たよパリピのチャラ男。
俺とは無縁のキャラ。
「月野さん、今回も素晴らしい成績ですね、僕も頑張らないと」
「いやいや、雪本君こそ毎回学年一位で凄いよ!」
インテリ委員長キャラね。
勿論俺とは関わりなし。
「夜空、髪にゴミついてる」
「あ、ありがとうアキ」
はいはい幼馴染アピール。
当然俺とは仲良くならないキャラ。
とまあ、こんな感じで彼女の身の周りには沢山の勝ち組と言われているイケメンキャラが立ち並び、とてもじゃないがモブの俺には太刀打ちも出来ない。
現実なんてもんは所詮こんなものだ。
「はあ、可愛い彼女欲しい~な~」
俺はそんな事を嘆きながらも日々なんて事ない日常を過ごしていた。
そんなある日の放課後。
俺は何となく書店で面白い漫画やゲームが無いかな、と探していた時の事だった。
何と、そこにあの月野夜空が居たのだ。
しかも、一人で!
これは、お近付きになるチャンスでは!?
いや、しかし彼女の周りには数多のイケメン男性がいるのだぞ?
俺なんかお近付きになれる訳なくないか?
でも、同じクラスメイトだし、挨拶くらいはしても良いのでは?
それに、彼女に声をかけるチャンスなんて、ここを逃せば未来永劫もう来ないかもしれない。
せめて、彼女の顔を、(出来ればパイも)間近に見たい!
そう思い立った俺は、ゆっくりと彼女に近付いた。
さりげなく、声をかける。
「あ、あの、月野さん!
ぐ、偶然だね!」
噛みまくりである。しかも声が裏返った。
やばい、俺超ダサい。
「あ、えーと、日野君!」
何と、彼女はろくに話した事もない俺の苗字を覚えていたのだ。
それだけでも凄く嬉しい。
生きてて良かったと実感する。
「あ、日野君、これはね! その」
と、何やら月野さんはいきなり慌てだした。
何事かと俺は月野さんの見ていた棚の方を見る。
「乙女ゲーム?」
「だ、誰にも言わないで!」
「へ?」
月野さんは急に頭を下げてお願いしてきた。
何がどうなっているんだ?
「その、恥ずかしいから、秘密にして欲しいの!」
「秘密って、何が?」
俺は訳が分からずそう問いかける。
「えっと……。
その、私が乙女ゲームを買おうとしていた事を……」
そう月野さんは顔を真っ赤にしながら訴えかける。
やばい、視覚的にエロい。
これが漫画やドラマの世界ならバラされたくなければ言う事聞けってエロい展開になる奴だ。
しかし、俺は悲しきかなモブである。
そんな提案出来る度胸なんて持ち合わせているはずが無かった。
「ああ、そういう事か。
いいよ、秘密にする」
それでも、月野さんとの秘密が出来たというだけで俺にとってはかなりの収穫である。
もしかしたらこれを機にお近付けるかもしれない。
「ほ、本当に!?
ありがとう!
日野君って優しいんだね」
月野さんは笑顔でそう言った。
可愛い。物凄く可愛い。
しかも良い感じに恩も売れた。
これはかなりイケてるのでは……!?
どうせなら、もっと月野さんとお近付きになりたい。
「その、乙女ゲームって面白いの?」
月野さんの好きな物に興味を示す作戦である。
人間自分の好きな物に他の第三者も興味を持ってくれるのは嬉しい事だ。
ここで俺は秘密を共有する仲+その秘密に理解力がある仲になれば、もっと月野さんと仲良くなれるはず!
「うん!
現実世界ではあり得ない様な展開とか、色んな個性溢れるキャラクターがいっぱい登場して面白いんだ!
あ、でも日野君は男の子だから興味ないよね?」
月野さんはそう少ししょんぼり気味に問いかける。
「まあやった事ないけど、月野さんがそんなに面白いって言うならやってみようかな?」
「え、本当!?」
俺がそう言うと、月野さんはキラキラと目を輝かせた。
「嬉しいな、周りにゲームしてる人いないから、こんな話出来る人いなくって」
「そうなんだ。俺で良かったらいつでも話聞くよ?」
掴みはオッケーだな、と俺は小さくガッツポーズした。
「うん!
じゃあこのゲームをクリアしたら感想語らない?」
「いいよ」
そう言うと月野さんは嬉しそうにやったー! と喜んでいた。
そして俺は対して興味のない乙女ゲームを買って帰ってきたのだ。
「まさか俺が乙女ゲームをする事になるとは……」
しかし、これをクリアすれば、現実の月野さんの好感度があがる。
その為にはゲームのイケメンだろうと攻略してやるぜ!
そう意気込み、ゲームをする事3時間後。
「え? めっちゃ面白、これ」
俺は半ば普通にゲームを楽しんでいた。
まず、メインヒロインの女の子がめちゃくちゃ可愛い。
金髪ロングに碧眼と、外見は似ていないが、温和で優しい性格がどことなく月野さんに似ている。
そして次々と出てくるイケメン達。
男から見ると、ツッコミどころ満載で面白い。
女ってこんな男が好きなんだろうか。
こんな男この世にいねーよと思ってしまう。
しかし、それを言ってしまえば逆もまた真実。
男が思い描く理想の女性もこの世に存在しないと言われたらそれまでの話である。
月野さんは例外として、だが。
「うわあ、マジで壁ドンとかあるんだ。
リアルでやってる奴見た事ないけど」
ストーリー展開としてはメインヒロインがそれぞれの攻略キャラとの好感度を上げて、最後は誰かと結婚するというよくある物だ。
因みにメインヒロインはどこぞのお嬢様である。
そして、お邪魔キャラとして悪役令嬢も登場する。
こいつはメインヒロインの姉で、メインヒロインが誰かにアプローチするとそれを妨害しようとしたり、我が儘言ってメインヒロインを困らせようとするキャラである。
正直言ってかなりウザいが、なんだかメインヒロインよりこの悪役令嬢の方がリアルである。
何と言うか、現実にいそう。
こんな他人を不幸にする事ばっかり考えてるやつ。
そして大体この悪役令嬢はどのエンドにおいても最後は追放されたり、最悪処刑されたりという制裁を下される。
「何か、ここは大分生々しいんだな」
俺は過去にギャルゲーならやった事あるが、こんな露骨に邪魔するキャラは出て来なかった為、乙女ゲームの闇を垣間見た瞬間でもある。
「やっぱ女って怖えーな。
つか、何でこんなお邪魔キャラがいるの?」
俺はこの悪役令嬢の存在に疑問しか抱けなかった。
だって乙女ゲームって数多の男性との恋愛シチュエーションを楽しむコンテンツだろ?
そこにわざわざメインヒロイン以外の女を出す意味は何なんだ?
「これでこの悪役令嬢を落とす百合ルートとか隠れていたら最高なのに」
しかし、メインヒロインがハッピーエンドになれば、反比例してこの悪役令嬢はバッドエンドになる。
何だか可哀想に思えてきた。
「お前もさ、人の攻略しようとしてるキャラを盗ろうとしないで、他キャラ狙えば良いだけなのに」
そう言って、俺はズキンと心が痛んだ。
俺だって人の事は言えない。
誰もが狙っている月野さんを攻略しようなんて、無謀だと言うのに。
「はあ、結局俺もこいつと一緒か……」
月野さんとは今日ちょっと仲良くなれたが、そもそも俺みたいなモブがイケメン達に敵うはずがない。
それでもやはり夢見てしまう物なのである。
「俺も主役になれたらなぁ」
そう言いながら俺は気付いたらゲームもつけっぱなしのまま眠りに落ちた。
何がどうなったらこんな状況になってしまうんだ?
「な、な、何で」
「何で俺が『悪役令嬢』になってるんだよぉ!!」
遡る事数日前。
俺は何処にでもいる普通の男子高校生だった。
顔も普通。成績も普通。身体能力も普通。
そんな普通三拍子のまるでモブな俺には、最近気になっている子がいた。
「はあ、今日も月野さんは可愛いなぁ」
それは同じクラスの月野夜空さんだ。
外見はサラサラの長い黒髪にまぶたがぱっちりとしている黒い瞳、モデルの様に整った顔立ちと清楚な見た目。
内面はクラスの誰にでも優しくて明るい、マドンナ的存在感。
そして何より、でかい。
おっぱいが、でかいのである。
顔も可愛くて性格も良くておっぱいでかいとか、男にとっては浪漫の塊である。
はあ、出来る事ならお近付きになりたい。
付き合ってエロい事したい。
しかし、そんな事を考えているのは勿論俺だけではない。
「やあ、月野さん。この前のテスト月野さんのお陰で助かったよ」
「桜井君、お役に立てて良かったぁ」
出たよ爽やかイケメン。
俺とは縁遠い世界の人。
「あ、夜空チャン、今日放課後ヒマ?
良かったら一緒に遊ばない?」
「あ、今日は香織達とカラオケに行くんだ。
良かったら来る?」
「おー行く行く!」
出たよパリピのチャラ男。
俺とは無縁のキャラ。
「月野さん、今回も素晴らしい成績ですね、僕も頑張らないと」
「いやいや、雪本君こそ毎回学年一位で凄いよ!」
インテリ委員長キャラね。
勿論俺とは関わりなし。
「夜空、髪にゴミついてる」
「あ、ありがとうアキ」
はいはい幼馴染アピール。
当然俺とは仲良くならないキャラ。
とまあ、こんな感じで彼女の身の周りには沢山の勝ち組と言われているイケメンキャラが立ち並び、とてもじゃないがモブの俺には太刀打ちも出来ない。
現実なんてもんは所詮こんなものだ。
「はあ、可愛い彼女欲しい~な~」
俺はそんな事を嘆きながらも日々なんて事ない日常を過ごしていた。
そんなある日の放課後。
俺は何となく書店で面白い漫画やゲームが無いかな、と探していた時の事だった。
何と、そこにあの月野夜空が居たのだ。
しかも、一人で!
これは、お近付きになるチャンスでは!?
いや、しかし彼女の周りには数多のイケメン男性がいるのだぞ?
俺なんかお近付きになれる訳なくないか?
でも、同じクラスメイトだし、挨拶くらいはしても良いのでは?
それに、彼女に声をかけるチャンスなんて、ここを逃せば未来永劫もう来ないかもしれない。
せめて、彼女の顔を、(出来ればパイも)間近に見たい!
そう思い立った俺は、ゆっくりと彼女に近付いた。
さりげなく、声をかける。
「あ、あの、月野さん!
ぐ、偶然だね!」
噛みまくりである。しかも声が裏返った。
やばい、俺超ダサい。
「あ、えーと、日野君!」
何と、彼女はろくに話した事もない俺の苗字を覚えていたのだ。
それだけでも凄く嬉しい。
生きてて良かったと実感する。
「あ、日野君、これはね! その」
と、何やら月野さんはいきなり慌てだした。
何事かと俺は月野さんの見ていた棚の方を見る。
「乙女ゲーム?」
「だ、誰にも言わないで!」
「へ?」
月野さんは急に頭を下げてお願いしてきた。
何がどうなっているんだ?
「その、恥ずかしいから、秘密にして欲しいの!」
「秘密って、何が?」
俺は訳が分からずそう問いかける。
「えっと……。
その、私が乙女ゲームを買おうとしていた事を……」
そう月野さんは顔を真っ赤にしながら訴えかける。
やばい、視覚的にエロい。
これが漫画やドラマの世界ならバラされたくなければ言う事聞けってエロい展開になる奴だ。
しかし、俺は悲しきかなモブである。
そんな提案出来る度胸なんて持ち合わせているはずが無かった。
「ああ、そういう事か。
いいよ、秘密にする」
それでも、月野さんとの秘密が出来たというだけで俺にとってはかなりの収穫である。
もしかしたらこれを機にお近付けるかもしれない。
「ほ、本当に!?
ありがとう!
日野君って優しいんだね」
月野さんは笑顔でそう言った。
可愛い。物凄く可愛い。
しかも良い感じに恩も売れた。
これはかなりイケてるのでは……!?
どうせなら、もっと月野さんとお近付きになりたい。
「その、乙女ゲームって面白いの?」
月野さんの好きな物に興味を示す作戦である。
人間自分の好きな物に他の第三者も興味を持ってくれるのは嬉しい事だ。
ここで俺は秘密を共有する仲+その秘密に理解力がある仲になれば、もっと月野さんと仲良くなれるはず!
「うん!
現実世界ではあり得ない様な展開とか、色んな個性溢れるキャラクターがいっぱい登場して面白いんだ!
あ、でも日野君は男の子だから興味ないよね?」
月野さんはそう少ししょんぼり気味に問いかける。
「まあやった事ないけど、月野さんがそんなに面白いって言うならやってみようかな?」
「え、本当!?」
俺がそう言うと、月野さんはキラキラと目を輝かせた。
「嬉しいな、周りにゲームしてる人いないから、こんな話出来る人いなくって」
「そうなんだ。俺で良かったらいつでも話聞くよ?」
掴みはオッケーだな、と俺は小さくガッツポーズした。
「うん!
じゃあこのゲームをクリアしたら感想語らない?」
「いいよ」
そう言うと月野さんは嬉しそうにやったー! と喜んでいた。
そして俺は対して興味のない乙女ゲームを買って帰ってきたのだ。
「まさか俺が乙女ゲームをする事になるとは……」
しかし、これをクリアすれば、現実の月野さんの好感度があがる。
その為にはゲームのイケメンだろうと攻略してやるぜ!
そう意気込み、ゲームをする事3時間後。
「え? めっちゃ面白、これ」
俺は半ば普通にゲームを楽しんでいた。
まず、メインヒロインの女の子がめちゃくちゃ可愛い。
金髪ロングに碧眼と、外見は似ていないが、温和で優しい性格がどことなく月野さんに似ている。
そして次々と出てくるイケメン達。
男から見ると、ツッコミどころ満載で面白い。
女ってこんな男が好きなんだろうか。
こんな男この世にいねーよと思ってしまう。
しかし、それを言ってしまえば逆もまた真実。
男が思い描く理想の女性もこの世に存在しないと言われたらそれまでの話である。
月野さんは例外として、だが。
「うわあ、マジで壁ドンとかあるんだ。
リアルでやってる奴見た事ないけど」
ストーリー展開としてはメインヒロインがそれぞれの攻略キャラとの好感度を上げて、最後は誰かと結婚するというよくある物だ。
因みにメインヒロインはどこぞのお嬢様である。
そして、お邪魔キャラとして悪役令嬢も登場する。
こいつはメインヒロインの姉で、メインヒロインが誰かにアプローチするとそれを妨害しようとしたり、我が儘言ってメインヒロインを困らせようとするキャラである。
正直言ってかなりウザいが、なんだかメインヒロインよりこの悪役令嬢の方がリアルである。
何と言うか、現実にいそう。
こんな他人を不幸にする事ばっかり考えてるやつ。
そして大体この悪役令嬢はどのエンドにおいても最後は追放されたり、最悪処刑されたりという制裁を下される。
「何か、ここは大分生々しいんだな」
俺は過去にギャルゲーならやった事あるが、こんな露骨に邪魔するキャラは出て来なかった為、乙女ゲームの闇を垣間見た瞬間でもある。
「やっぱ女って怖えーな。
つか、何でこんなお邪魔キャラがいるの?」
俺はこの悪役令嬢の存在に疑問しか抱けなかった。
だって乙女ゲームって数多の男性との恋愛シチュエーションを楽しむコンテンツだろ?
そこにわざわざメインヒロイン以外の女を出す意味は何なんだ?
「これでこの悪役令嬢を落とす百合ルートとか隠れていたら最高なのに」
しかし、メインヒロインがハッピーエンドになれば、反比例してこの悪役令嬢はバッドエンドになる。
何だか可哀想に思えてきた。
「お前もさ、人の攻略しようとしてるキャラを盗ろうとしないで、他キャラ狙えば良いだけなのに」
そう言って、俺はズキンと心が痛んだ。
俺だって人の事は言えない。
誰もが狙っている月野さんを攻略しようなんて、無謀だと言うのに。
「はあ、結局俺もこいつと一緒か……」
月野さんとは今日ちょっと仲良くなれたが、そもそも俺みたいなモブがイケメン達に敵うはずがない。
それでもやはり夢見てしまう物なのである。
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そう言いながら俺は気付いたらゲームもつけっぱなしのまま眠りに落ちた。
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