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第7章 平穏は遥か遠く
256話 乱戦 其の4 ※一部修正
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「そうだ。だから私の言葉は本物の言葉!!逃げたがっているんだよ、この状況から。そして君に手を引かれる事を望んでいる!!」
かつての英雄と英雄を模した偽の英雄。二つの力と意志が大聖堂を激しく揺らす。辛うじて原形を残す壁、床、柱には両者の関係性の如く無数のヒビが走り、天井からは剥離した細かい破片がまるで雪の様に降り注ぐ。
「君は知らないんだ。彼女も絶望の淵に追い込まれ、崩壊する寸前だと言う事に。だから逃げようと囁けばそれまでの全てを投げ捨てる。彼女と同じ私には理解できる。誰も責めない、責められない。だから分かるだろう、君がどうすれば良いか?」
「それでも俺は残る」
偽物の懇願を彼は一蹴した。届いていない訳ではなく、無視されている訳でもない。受け入れることができない。彼女と共に逃げる事は、即ち姫を見殺しにするのと同意だと、だから彼は否定する。
「他人に自らと同じ強い意志を求めるのか、傲慢だな!!誰もがそうなれる訳では無いし、それは本物とて例外では無いのに!!君は、且つて君を救った女を見捨てるのか?」
「見捨てない。だからアイツも助ける」
「その考えが、傲慢だと言っている!!」
己が提案を拒絶された彼女は激情に駆られた。周囲のカグツチは苛烈な怒りに反応、物理的な力へと変換すると傍らの瓦礫を弾き飛ばした。目に見える程にはっきりとした、剥き出しの心。しかし結果が変わる筈もなく、両者の会話は平行線を辿る。交わって欲しいが、悲しい程に両者の主張は交わらず。
「君も、助ける」
変わって欲しいと希う彼女の願いを踏みにじる様に、伊佐凪竜一は再び決意を語った。本物と一緒に偽物も助ける、と。相変わらず、誰にも理解できない結論。恐らく彼以外の誰にも。
「私はッ、私はそんな言葉が聞きたいのではないッ!!」
「誰かに造られた心と身体でも君はやっぱり同じなんだよ。だから、どう言われようが助けるッ」
敵対する相手を救う行動がどれだけ自らを窮地に追い込むかなど想像に容易く。故に、誰もが釘付けとなる。ならざるを得ない。全てを承知の上で救うと言ってのけた彼の覚悟に、その意志に、カグツチが強烈な反応を示したから。偽物は怯む。闇に沈む聖堂を照らす輝きを見た彼女は、その意志が偽り無いと理解した。してしまった。
精神カウンセリングデータや脳波測定諸々のルミナに関する情報は恐らくコノハナから守護者を経由してこの女に提供され、精巧に再現されたのが彼女。その精神構造は本物と限りなく同じで、だから彼の心情を誰よりも理解してしまう。が、認められず。
ガキィン――
今にも崩れ落ちそうな教会に鋭い金属音が響いた。刀と刀が打ちあう甲高い音。ソレは一つ、また一つと増え、その度に両者の間に無数の火花が飛散し、舞い踊る黄色の輝きに誘引される様に発光するカグツチが渦を巻く。伊佐凪竜一1人ではなく、偽ルミナの周囲にも。
意志に、目覚めた。彼との接触により、彼女の中にも意志が目覚めた。元々極めて人に近い構造を持ち、更に精神構造まで与えられたというお膳立てが整っているとは言え、この土壇場で意志が発現するのは最悪に近い。恐らくこの時点で彼の優勢は消え、ほぼ互角に戻ってしまった。
「何とも思わないのかッ!!」
絶叫。大聖堂に遍く女の声が全員の心を震わせた。それは狂気的な執着や独占欲、あるいはもっと別のナニカ。偽ルミナから噴き出す怒りが各々の心に恐怖という影を落とす。
「隠していた本心の事か?」
「そうだよ。コレが私だよ!!君を求め、望み、焦がれる。それ以外の何も見えない!!知らなかった?コレが私だよ!!あの時、私を助けてくれた君の存在が、私の中で抑えきれない位に膨れ上がっていくんだ!!」
情動の枷。言葉通り、私達が理知的で冷静と評価するルミナの内面に隠された激情を表出させた結果が今の有様。本物と同じか、それ以上の意志を獲得した。そう、意志だ。生まれは偽りであっても、肉とは違う機械の体躯を動かすのは紛う事なき本物の意志。
「知っても知らなくても、それでも止める」
相対する彼は微塵も動じない。助けると決めた相手の為に、その為に躊躇いなく刃を振り下ろす。周囲が明確に白み始める。既に周辺濃度は10を大きく超えている。半年より前ならばマガツヒ襲撃が確定する濃度だが、幸か不幸か怨敵は全く姿を見せず、故にカグツチは周囲に集まり続ける。
「あぁそうか、ならそれでいいさッ」
刃と刃がぶつかる度に衝撃が生まれ、崩壊しかかった大聖堂を大きく揺さぶる。刹那、重く鈍い銃撃音が鳴り響いた。聖堂入口から発射された銃弾はさながら流星の如き光の筋となり、周囲に渦巻くカグツチを巻きこみながら聖堂中央と入口の中間地点に陣取る黒雷の胴体を容易く貫くと、その勢いを全く落とさないまま聖堂の壁を抉り、その奥に広がる闇へと吸い込まれた。
ズシンと、膝から崩れ落ちる黒雷が巻き上げる土埃の向こうには銃を構えるクシナダが凛然と立つ。双方の戦いはカグツチが生む桁違いの出力故に周囲に甚大な影響を及ぼし、完全に崩壊するのは時間の問題の様に思えた。
伊佐凪竜一が半年前に獲得した特異な力。ハバキリという粒子を媒介に超広範囲のカグツチを引き寄せる力にこの場の意識が向く事でカグツチの流入は更に加速、戦闘は激化の一途を辿る。
「だが、もし私が勝ったら私と共に生きて貰う。死ぬまで、ずっと、離さない、逃がさない!!」
「負けるつもりは、ない!!」
刀と刀が何度も激しく激突するその光景は、まるで互いの意志を確認し合うかの様にも見えた。互いの意志を武器に纏わせ、相手に叩きつける。激突する刃を通し、互いの意志が触れる度にカグツチは激しく光り輝く。未知の粒子が意志に触れ、莫大な力へと変換される度に教会が大きく震え、瓦礫が崩れ落ちる。
互角――否。勝負は徐々に一方の劣勢へと傾き始めた。本物に限りなく近い性能を発揮する様に設計された偽ルミナは、意志に目覚めカグツチをその身に取り込む事で元々極めて高いカグツチ適性を持つ伊佐凪竜一と互角以上に戦えるようになっていた、筈だった。
キン――
彼女の意志が徐々に変調する証左であるように、偽ルミナの刀が一際大きな金属音と共に折れた。その光景に彼女の表情に一際大きな影が落ちる。しかし、戦いの継続を望む彼女は刀を投げ捨てると素手で突撃した。再び互いの意志が激突し、激しい火花と光が舞い散ると誰もがそう思っていたが……
「なッ!?」
目に映った光景は信じ難く。全員が目撃したその光景は、偽ルミナが伊佐凪竜一の振り下ろした刀を真正面から受け止め、崩れ落ちる姿。カグツチを吸収し極めて鋭利となった刃を受け彼女の右腕は跳ね飛ばされ、勢いのまま華奢な肉体の半分ほど進んだ位置にまで刃がめり込んだ。ボロボロと落ちるのは血と臓物と肉の代わりに鈍色の部品。
「あ、く……」
彼女は残った左腕で伊佐凪竜一にしがみ付いた。決着、それは誰もがそう予感するには十分な光景だったが、誰もがその光景に何も言う事を出来ない。それは彼女が態と攻撃を受けた事を全員が理解したからであり、また同時に全員がその意図を理解したからだ。
「死ぬつもりか!!」
伊佐凪竜一の行動は早く、刀を放り投げると前のめりに崩れ落ちる偽物のルミナを支えた。
「ハハ、死ぬも何も、私に命は無い。ホラ、血も出ない……」
「どうしてッ!!」
偽ルミナは悲しそうな表情で斬り落とされた右腕を動かすと、本来血が滴るべき腕には生身には有り得ない灰色の機械が蠢く。自らの肉体を嫌悪した過去を知る伊佐凪竜一はそれ以上話すなと窘めるが、彼女止まらない。残された時間が少ないことを知っているから。
「このまま戦い続ければ何れ奴等が現れる。分かるだろう?何方かが引き下がらねばいけないなら、私が……」
「ならどうして負けを認めない!!」
「認められないだろう。ソレは私の存在理由に反する。あぁ、でも君に勝って、2人で……」
「ソレは……」
「悲しまない、でよ。私……は、君が、君が求める私じゃ」
「違う。俺は君も……」
「優しいなぁ。その言葉は私を掻き乱す。だから独占したいんだよ。本物と同じ様に、私も……」
「済まない」
「でも……ならいいさ。先に、先に、輪廻の輪で待って……君が来るまで」
「あぁ、さようなら」
「チガウヨ。行ってきます、だよ。先に……」
偽物は伊佐凪竜一に抱きかかえられながら、惜別の言葉を最後に機能を停止した。彼の攻撃が機体を制御する核にまで及んだ為か、それとも彼女が自らの意志で機能を停止したのかは分からない。だけど、彼女の顔はとても満足そうに見えた。彼は、動きを止めた偽ルミナをゆっくりと横たえると刀を手に持ちリコリスに視線を映した。その目に、怒りが静かに滾る。
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231228追記:一部文面を修正しました
かつての英雄と英雄を模した偽の英雄。二つの力と意志が大聖堂を激しく揺らす。辛うじて原形を残す壁、床、柱には両者の関係性の如く無数のヒビが走り、天井からは剥離した細かい破片がまるで雪の様に降り注ぐ。
「君は知らないんだ。彼女も絶望の淵に追い込まれ、崩壊する寸前だと言う事に。だから逃げようと囁けばそれまでの全てを投げ捨てる。彼女と同じ私には理解できる。誰も責めない、責められない。だから分かるだろう、君がどうすれば良いか?」
「それでも俺は残る」
偽物の懇願を彼は一蹴した。届いていない訳ではなく、無視されている訳でもない。受け入れることができない。彼女と共に逃げる事は、即ち姫を見殺しにするのと同意だと、だから彼は否定する。
「他人に自らと同じ強い意志を求めるのか、傲慢だな!!誰もがそうなれる訳では無いし、それは本物とて例外では無いのに!!君は、且つて君を救った女を見捨てるのか?」
「見捨てない。だからアイツも助ける」
「その考えが、傲慢だと言っている!!」
己が提案を拒絶された彼女は激情に駆られた。周囲のカグツチは苛烈な怒りに反応、物理的な力へと変換すると傍らの瓦礫を弾き飛ばした。目に見える程にはっきりとした、剥き出しの心。しかし結果が変わる筈もなく、両者の会話は平行線を辿る。交わって欲しいが、悲しい程に両者の主張は交わらず。
「君も、助ける」
変わって欲しいと希う彼女の願いを踏みにじる様に、伊佐凪竜一は再び決意を語った。本物と一緒に偽物も助ける、と。相変わらず、誰にも理解できない結論。恐らく彼以外の誰にも。
「私はッ、私はそんな言葉が聞きたいのではないッ!!」
「誰かに造られた心と身体でも君はやっぱり同じなんだよ。だから、どう言われようが助けるッ」
敵対する相手を救う行動がどれだけ自らを窮地に追い込むかなど想像に容易く。故に、誰もが釘付けとなる。ならざるを得ない。全てを承知の上で救うと言ってのけた彼の覚悟に、その意志に、カグツチが強烈な反応を示したから。偽物は怯む。闇に沈む聖堂を照らす輝きを見た彼女は、その意志が偽り無いと理解した。してしまった。
精神カウンセリングデータや脳波測定諸々のルミナに関する情報は恐らくコノハナから守護者を経由してこの女に提供され、精巧に再現されたのが彼女。その精神構造は本物と限りなく同じで、だから彼の心情を誰よりも理解してしまう。が、認められず。
ガキィン――
今にも崩れ落ちそうな教会に鋭い金属音が響いた。刀と刀が打ちあう甲高い音。ソレは一つ、また一つと増え、その度に両者の間に無数の火花が飛散し、舞い踊る黄色の輝きに誘引される様に発光するカグツチが渦を巻く。伊佐凪竜一1人ではなく、偽ルミナの周囲にも。
意志に、目覚めた。彼との接触により、彼女の中にも意志が目覚めた。元々極めて人に近い構造を持ち、更に精神構造まで与えられたというお膳立てが整っているとは言え、この土壇場で意志が発現するのは最悪に近い。恐らくこの時点で彼の優勢は消え、ほぼ互角に戻ってしまった。
「何とも思わないのかッ!!」
絶叫。大聖堂に遍く女の声が全員の心を震わせた。それは狂気的な執着や独占欲、あるいはもっと別のナニカ。偽ルミナから噴き出す怒りが各々の心に恐怖という影を落とす。
「隠していた本心の事か?」
「そうだよ。コレが私だよ!!君を求め、望み、焦がれる。それ以外の何も見えない!!知らなかった?コレが私だよ!!あの時、私を助けてくれた君の存在が、私の中で抑えきれない位に膨れ上がっていくんだ!!」
情動の枷。言葉通り、私達が理知的で冷静と評価するルミナの内面に隠された激情を表出させた結果が今の有様。本物と同じか、それ以上の意志を獲得した。そう、意志だ。生まれは偽りであっても、肉とは違う機械の体躯を動かすのは紛う事なき本物の意志。
「知っても知らなくても、それでも止める」
相対する彼は微塵も動じない。助けると決めた相手の為に、その為に躊躇いなく刃を振り下ろす。周囲が明確に白み始める。既に周辺濃度は10を大きく超えている。半年より前ならばマガツヒ襲撃が確定する濃度だが、幸か不幸か怨敵は全く姿を見せず、故にカグツチは周囲に集まり続ける。
「あぁそうか、ならそれでいいさッ」
刃と刃がぶつかる度に衝撃が生まれ、崩壊しかかった大聖堂を大きく揺さぶる。刹那、重く鈍い銃撃音が鳴り響いた。聖堂入口から発射された銃弾はさながら流星の如き光の筋となり、周囲に渦巻くカグツチを巻きこみながら聖堂中央と入口の中間地点に陣取る黒雷の胴体を容易く貫くと、その勢いを全く落とさないまま聖堂の壁を抉り、その奥に広がる闇へと吸い込まれた。
ズシンと、膝から崩れ落ちる黒雷が巻き上げる土埃の向こうには銃を構えるクシナダが凛然と立つ。双方の戦いはカグツチが生む桁違いの出力故に周囲に甚大な影響を及ぼし、完全に崩壊するのは時間の問題の様に思えた。
伊佐凪竜一が半年前に獲得した特異な力。ハバキリという粒子を媒介に超広範囲のカグツチを引き寄せる力にこの場の意識が向く事でカグツチの流入は更に加速、戦闘は激化の一途を辿る。
「だが、もし私が勝ったら私と共に生きて貰う。死ぬまで、ずっと、離さない、逃がさない!!」
「負けるつもりは、ない!!」
刀と刀が何度も激しく激突するその光景は、まるで互いの意志を確認し合うかの様にも見えた。互いの意志を武器に纏わせ、相手に叩きつける。激突する刃を通し、互いの意志が触れる度にカグツチは激しく光り輝く。未知の粒子が意志に触れ、莫大な力へと変換される度に教会が大きく震え、瓦礫が崩れ落ちる。
互角――否。勝負は徐々に一方の劣勢へと傾き始めた。本物に限りなく近い性能を発揮する様に設計された偽ルミナは、意志に目覚めカグツチをその身に取り込む事で元々極めて高いカグツチ適性を持つ伊佐凪竜一と互角以上に戦えるようになっていた、筈だった。
キン――
彼女の意志が徐々に変調する証左であるように、偽ルミナの刀が一際大きな金属音と共に折れた。その光景に彼女の表情に一際大きな影が落ちる。しかし、戦いの継続を望む彼女は刀を投げ捨てると素手で突撃した。再び互いの意志が激突し、激しい火花と光が舞い散ると誰もがそう思っていたが……
「なッ!?」
目に映った光景は信じ難く。全員が目撃したその光景は、偽ルミナが伊佐凪竜一の振り下ろした刀を真正面から受け止め、崩れ落ちる姿。カグツチを吸収し極めて鋭利となった刃を受け彼女の右腕は跳ね飛ばされ、勢いのまま華奢な肉体の半分ほど進んだ位置にまで刃がめり込んだ。ボロボロと落ちるのは血と臓物と肉の代わりに鈍色の部品。
「あ、く……」
彼女は残った左腕で伊佐凪竜一にしがみ付いた。決着、それは誰もがそう予感するには十分な光景だったが、誰もがその光景に何も言う事を出来ない。それは彼女が態と攻撃を受けた事を全員が理解したからであり、また同時に全員がその意図を理解したからだ。
「死ぬつもりか!!」
伊佐凪竜一の行動は早く、刀を放り投げると前のめりに崩れ落ちる偽物のルミナを支えた。
「ハハ、死ぬも何も、私に命は無い。ホラ、血も出ない……」
「どうしてッ!!」
偽ルミナは悲しそうな表情で斬り落とされた右腕を動かすと、本来血が滴るべき腕には生身には有り得ない灰色の機械が蠢く。自らの肉体を嫌悪した過去を知る伊佐凪竜一はそれ以上話すなと窘めるが、彼女止まらない。残された時間が少ないことを知っているから。
「このまま戦い続ければ何れ奴等が現れる。分かるだろう?何方かが引き下がらねばいけないなら、私が……」
「ならどうして負けを認めない!!」
「認められないだろう。ソレは私の存在理由に反する。あぁ、でも君に勝って、2人で……」
「ソレは……」
「悲しまない、でよ。私……は、君が、君が求める私じゃ」
「違う。俺は君も……」
「優しいなぁ。その言葉は私を掻き乱す。だから独占したいんだよ。本物と同じ様に、私も……」
「済まない」
「でも……ならいいさ。先に、先に、輪廻の輪で待って……君が来るまで」
「あぁ、さようなら」
「チガウヨ。行ってきます、だよ。先に……」
偽物は伊佐凪竜一に抱きかかえられながら、惜別の言葉を最後に機能を停止した。彼の攻撃が機体を制御する核にまで及んだ為か、それとも彼女が自らの意志で機能を停止したのかは分からない。だけど、彼女の顔はとても満足そうに見えた。彼は、動きを止めた偽ルミナをゆっくりと横たえると刀を手に持ちリコリスに視線を映した。その目に、怒りが静かに滾る。
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