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4.二つの仕事5
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全部じゃないのだろうか。自分が自慰を行う時にどうしていたかなど覚えていない。
「仰向けになりなさい」
「あ、はい」
体勢を変えた瞬間、突然男根を握られた。
「ひゃっ!」
手が勝手にリゲンスの腕に伸びた。しかし男根は解放されない。
「どこをいじってほしいと思う?」
「え……?」
「どこをどのように愛撫されたら射精できそうなのか訊いている」
難しい質問だった。どこをなどと訊かれずとも、握ったその手を上下に動かしてもらえれば簡単に白濁を吐き出すだろう。しかしその答えではリゲンスを満足させることはできない。求められているのはもっと仔細な内容だ。
「えっと、その……」
握られているだけでそこはむくむくと膨らみ、硬さを増した。この時間が長く続けば手を動かされずとも射精してしまうかもしれない。
「……未熟だな」
リゲンスがため息を吐いた。ケネルの頬がカッと熱くなる。
「男根を切除するにあたり、本当は未熟である方がそなたにとっては良いのだが」
リゲンスが「どうしたものか」と呟きながら、ケネルの男根を見る目を細めた。髭がない顎を数回撫でて、それから一人で納得した様子で頷く。
「一度だけだ。しっかりと覚えなさい」
「何を――ッァ?!」
突然リゲンスがケネルの男根を口に含んだ。熱く、唾液で濡れた口内。舌と上顎で亀頭を潰されると勝手に腰がビクンと跳ねた。
「あっ! あっ!」
(出ちゃうっ!)
人の口の中というのはこれほどまでに気持ちいいものなのか。これまで自分の手でしていた行為はいったい何だったのだろう。そう思うほど強烈な快感だった。
「ぅぁ、あああ!」
「ケネル」
唐突に口を離され男根が震えた。早く今のをもう一度してほしい。そうすれば絶頂を極めることができるのに。
「やっ……!」
「ケネル」
「あっ……」射抜くような視線に、今が仕事中だと思い出す。「すみません……」
「……これくらい夢中にさせなさい」
「え?」
「王子の男根を口に含み、王子が我を忘れるほどの快楽を与えなさい」
てっきり叱り飛ばされるものと思っていたのに。リゲンスは視線と言葉と感情がイコールにならない。
「歯は決して立てないように」
説明が始まったので、慌てて王子の形の張り型を口に含む。
「男が弱いのはこの部分――裏筋だ」
リゲンスがケネル自身からは見えないところをコリコリと親指で捏ねた。
「むううっ!」目がチカチカするほどの快楽。
「最初は先端を咥え、舌でこの部分を刺激しなさい」
「んっ、はむ……」
言われたとおりにやってみる。しかし舌の感触だけでは裏筋がどこにあるのかわからなかった。一度口から出し、自分の男根と見比べながら場所を確認してもう一度咥える。
(大きい……)
先端を含むだけで口の中がいっぱいになる。歯が当たらないように意識すると、今度は舌を動かす余裕がなくなってしまう。
「はむむ……」
「すぐにできなくてもかまわない。そのための準備期間だ。――それからこの段差の部分」
「んんっ!」
リゲンスが親指と人差し指で作った輪っかでケネルの亀頭のすぐ下、カリ首をグチュグチュとしごいた。
(だめっ! もう出ちゃうのにっ……!)
しかし今絶頂を極めれば、快感の証をリゲンスの端正な顔にかけてしまう。それだけは絶対にしてはいけないと、拳を作って射精欲をやり過ごす。
「わかったか」
「はいっ」
苦しい。出したい。
「それから口淫をする時は、この二つの玉を優しく揉むように」
「ひあぁっ!」
「仰向けになりなさい」
「あ、はい」
体勢を変えた瞬間、突然男根を握られた。
「ひゃっ!」
手が勝手にリゲンスの腕に伸びた。しかし男根は解放されない。
「どこをいじってほしいと思う?」
「え……?」
「どこをどのように愛撫されたら射精できそうなのか訊いている」
難しい質問だった。どこをなどと訊かれずとも、握ったその手を上下に動かしてもらえれば簡単に白濁を吐き出すだろう。しかしその答えではリゲンスを満足させることはできない。求められているのはもっと仔細な内容だ。
「えっと、その……」
握られているだけでそこはむくむくと膨らみ、硬さを増した。この時間が長く続けば手を動かされずとも射精してしまうかもしれない。
「……未熟だな」
リゲンスがため息を吐いた。ケネルの頬がカッと熱くなる。
「男根を切除するにあたり、本当は未熟である方がそなたにとっては良いのだが」
リゲンスが「どうしたものか」と呟きながら、ケネルの男根を見る目を細めた。髭がない顎を数回撫でて、それから一人で納得した様子で頷く。
「一度だけだ。しっかりと覚えなさい」
「何を――ッァ?!」
突然リゲンスがケネルの男根を口に含んだ。熱く、唾液で濡れた口内。舌と上顎で亀頭を潰されると勝手に腰がビクンと跳ねた。
「あっ! あっ!」
(出ちゃうっ!)
人の口の中というのはこれほどまでに気持ちいいものなのか。これまで自分の手でしていた行為はいったい何だったのだろう。そう思うほど強烈な快感だった。
「ぅぁ、あああ!」
「ケネル」
唐突に口を離され男根が震えた。早く今のをもう一度してほしい。そうすれば絶頂を極めることができるのに。
「やっ……!」
「ケネル」
「あっ……」射抜くような視線に、今が仕事中だと思い出す。「すみません……」
「……これくらい夢中にさせなさい」
「え?」
「王子の男根を口に含み、王子が我を忘れるほどの快楽を与えなさい」
てっきり叱り飛ばされるものと思っていたのに。リゲンスは視線と言葉と感情がイコールにならない。
「歯は決して立てないように」
説明が始まったので、慌てて王子の形の張り型を口に含む。
「男が弱いのはこの部分――裏筋だ」
リゲンスがケネル自身からは見えないところをコリコリと親指で捏ねた。
「むううっ!」目がチカチカするほどの快楽。
「最初は先端を咥え、舌でこの部分を刺激しなさい」
「んっ、はむ……」
言われたとおりにやってみる。しかし舌の感触だけでは裏筋がどこにあるのかわからなかった。一度口から出し、自分の男根と見比べながら場所を確認してもう一度咥える。
(大きい……)
先端を含むだけで口の中がいっぱいになる。歯が当たらないように意識すると、今度は舌を動かす余裕がなくなってしまう。
「はむむ……」
「すぐにできなくてもかまわない。そのための準備期間だ。――それからこの段差の部分」
「んんっ!」
リゲンスが親指と人差し指で作った輪っかでケネルの亀頭のすぐ下、カリ首をグチュグチュとしごいた。
(だめっ! もう出ちゃうのにっ……!)
しかし今絶頂を極めれば、快感の証をリゲンスの端正な顔にかけてしまう。それだけは絶対にしてはいけないと、拳を作って射精欲をやり過ごす。
「わかったか」
「はいっ」
苦しい。出したい。
「それから口淫をする時は、この二つの玉を優しく揉むように」
「ひあぁっ!」
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