チェンジtheわ〜るど

たるとりお

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端野 彩花

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僕の学校にはまだ、根強い差別意識が残っている。8年前は下差が学校を行くことさえ、拒まれていたのだ。僕だって、この毎日学校に行く生活は慣れてない。8年という月日はまだ早いのだ。そういう感じで、学校に最高クラス、上捕のトップが僕の学校の一番偉いということになる。
1年上の先輩 端野 彩花はしの あやかは昔の政権、区別譲位政策を行っていた政治家の近しい親戚だ。だから彼女は、この学校で一番偉い。能力も優秀で、
たしか力だったような。
この能力というものも不思議で上捕の身分の方が能力は強いという説がある。彩花先輩はその説に当てはまるだろう。だが、僕の兄は下差であるのに、能力は凄まじかったらしいのだが…
まぁ、僕は下差の最底辺だったから、先輩には会うことなんて無いと思うけど…
『ピンポンパンポーン』
放送が高校の全教室に流れるという場合この音が鳴る。多分重要な要件なんだろう。僕は放送に耳を傾ける。
「キーン」スピーカーに流れるノイズに僕は驚いた。どうしたのだろう。放送に慣れてない人が行っているのだろうか?

「あーあー聞こえますか?えっと
2年の佐久間 心君?屋上まで来てくださーい♪︎」その放送に教室内がザワザワする。
「佐久間?」「やばっ!なんかしたんじゃない?」教室内どころか廊下もザワザワしてきた。こんな騒ぎになってしまうと、無視することも出来ない。僕は静かに廊下へ行くことにした。屋上までの道はどうせクラスの人に塞がれてるから、旧校舎側を行こう。そう思い、旧校舎屋上まで来た。ここから新校舎屋上は繋がっているから、すぐ…につ 、く…
「遅いです♪︎」
そこには、目の前に仁王立ちする小さな少女と
「待ってましたよ?呼び出しにはすぐ来る、普通でしょう?」

端野 彩花がいた。
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