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疑いの目
しおりを挟む私は早速荷物を置き共同スペースに戻り夏目くんが作ってくれた夕飯を皆んなで食した。
「仁菜の歓迎会だと思ってパーっとしよっか。その前に自己紹介しましょー」
「じゃあ、僕から。僕はれい黒峰荘太。物を元に戻す力を持ってます。よろしくね氷月さん」
「私は乃木桃葉です!えっと動物とか植物とかとお話し出来ます!」
「私は綾瀬華湖。治癒の力を持っているわ。それで、そこに座ってるマスク男は如月海。薬の調合の力を持ってるわ。普段あまり話さないからそこの理解よろしく」
「僕は三木凌平です。瞬間移動の力を持ってるよ。よろしくね」
「私は海月梓。人とか物の過去とか未来が見られる。よろしく」
「僕は火灘律。さっき紹介はしたけど一応、ね。僕は火を操る力を持ってる。これからよろしく」
「私は一ノ瀬水妃よ。水を操れるわ」
「俺は夏目凛だ。よろしく」
夏目くんの力は教えてもらえなかったが皆んなの事はなんとなく分かることができてよかった。
「これからよろしくお願いします!」
ー次の日ー
朝食堂に行くと夏目くんしか居なかった。
「おはようございます。夏目くん」
「あぁ、おはよう」
目も合わずぶっきらぼうに挨拶する姿を見て、改めて嫌われているんだなぁと認識する。
「なぁ、お前の魔法って氷だよな」
「はい。氷魔法です…」
そう答えると夏目くんの綺麗が上を向き目があった。
「チッ お前何者だ」
「どうゆう事、私は何者でもないよ」
「そんな訳ねぇだろ。今すぐ白状しろ。さもないと最悪な目に遭うからな」
「っ!私は何もしていない。何を疑っているの?」
「朝から何を揉めてる訳?うるさい
凛は何か怪しんでるんだったら言葉にして言いなさいよ」
気がつくと一ノ瀬さんが腕を組んで立っていた。
「…、言わねぇ」
「はぁ?言わないんだったらそのままずっと苛々してる訳?周りは迷惑なんだけど
今は私達3人しかいない」
「分かった。律はまだいるか?」
「まだ部屋にいる」
「分かった。警戒してる奴がいるからここでは話せない。律の部屋行くぞ」
こんなに嫌われて冷遇されて、辛い。
泣いてしまいそうになる。
「どうしたのこんな朝早くに僕の部屋来るなんて」
「氷月さんの事が気になるんですって」
「えー、まさか恋愛相談?」
「違う。…あいつ、心が読めない」
「「は!?」」
「ちょっとどうゆう意味よ。まさか氷魔法が嘘って事?でも亜子の言ってる事は嘘ではないはず…」
「ちゃんと目合ったのか?」
「あぁ、2回もな。でも何も見えなかった
何か仕組んでるのか、何なのかは分からない。読めないからな」
「うーん…これは梓案件かなぁ」
「そうだな。梓に頼んで見てもらうか」
「梓、いるか」
「いるよ。なにどうしたの?こんな大勢で笑」
「氷月さんの過去を見て欲しいんだけど頼めるかな」
「なるほど。頼むのは火灘くんじゃなくて凛の方じゃない?笑」
「頼む。あいつ心が読めねぇ。だから何か仕組んでくる前に情報を掴んでおきたい」
「ほう。心が読めない人があいつ以外にいるなんてな。よし分かった。見てみよう」
こうして密かに作戦が開始された。
彼女の秘密を知る為に。
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