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小魚、出会う
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「な、なんなんですか……」
俺がこれからの策を考えようとすると、声が聞こえてきた。
振り返ってみると、そこには可愛らしい女の子がびっしゃびしゃになって立っていた。
どうやら俺のミサイル着水に被弾したらしい。
「ご、ごめん……」
かなり広範囲に水が飛んでいったらしい。
周りをみると遠くまで地面が濡れていた。
「さ、魚がしゃべってるんですけど……」
俺が謝ると、女の子は俺のことをみてドン引きした様子だった。
そんな顔しなくても良いのに……。
「俺だってこうなったわけじゃないんだよ。種族をランダムで選んだらこんな姿になってたんだ」
「そうなんですか……。ご愁傷さまです。私も種族をランダムで選びましたけど、こんな未来がわずかでも可能性があったと思うとぞっとします」
女の子は目の前で手を合わせて静かに目を瞑った。
これから俺はこの姿を背負って生きていくというのになんてひどい仕打ちだ。
俺と比べ、女の子はとても可愛らしい。
黒い翼を背中に生やし、ゴスロリ系の服を身に纏っている。
真っ黒な髪に赤い瞳はとても美しい。
外見は俺とは正反対といって間違いなかった。
く、悔しい……。俺もあの子みたいな種族になりたかった。
「ちょっと言いすぎた……。ごめん」
魚面なので100%分からないが、俺の醸し出す悲壮な空気感を感じ取ったらしく。女の子が謝ってきた。
「なら、俺と一緒に冒険してくれ。進化すればきっと美しく進化するはずなんだ」
「え”っ……。美しく、進化……?」
こいつは何を言ってるんだ。言葉にはしなかったがそう思っているのがありありと分かった。
俺だって美しい姿になれるとは正直思っていないが、少なくともいまよりは幾分かマシになるはずだ。
そのためには、俺一人で戦うんじゃなくて仲間が欲しい。
今のままだとゲームプレイ中に何の情報も得られないし、戦い方に発展もない。
「頼む! このまま終わりたくないんだっっ!!」
「まぁ、良いけど……。魚とパーティを組むっていうのも面白いしね」
俺が全力で頼み込んだが、女の子はあっさりと俺の誘いを承諾してくれた。
ばっさり切られるかと思っていたので拍子抜けだ。
「お、おお。ありがとう」
「自分で誘っといてなんでそんなに驚いてるの? 私の名前はリズ。種族は堕天使」
「だだだだ堕天使!!?」
「うん。あなたと同じく結構珍しい種族かな」
いや、俺とリズを一緒にしてはいけない。
確かに珍しいというくくりでは同じかもしれないが、天と地よりも差があるんだぞ。
「俺の名前はウィズ、種族は小魚だ……。よろしくな」
「ふっ。よろしくね」
「鼻で笑うなぁ!!!」
「ごめんね。まぁ、小魚から進化して強くなるんでしょ? 楽しみにしてるね」
リズは無邪気に笑う。
いつか俺のほうが強くなって立場を変えて見せる。
「ねぇ、ウィズ。とりあえず少し戦ってみない? お互いどれぐらい戦えるかみたいでしょ」
「そうだな。リズがどれだけ強いのか見てみたい」
「私もウィズに期待してるかな? 明らかに普通の種族じゃないしね」
そんなわけで、川の近くにいるモンスターを討伐することになった。
たまたま近くにモンスターがいなかったので、川を下りながらモンスターを捜索する。
「あぁ、やっぱり地上は動けないよね……」
「足も生えてないしな。跳ねるしかできない」
「一応地上も動けるんじゃない? 跳ねれば」
「かなり惨めだけどな。最悪その移動手段をとるよ」
リズとそんなことを話しながらしばらく歩いていると、先に大きめの姿が見えた。
二足歩行で歩いており、茶色の姿はリアルでも何度か見かけたことのある。
熊だ。
モンスターの姿見えたタイミングで、ちらりとリズから視線が向けられてるのを感じた。
「俺は鮭じゃないからな。餌じゃないからな」
「分かってるから。一緒に戦うんでしょ」
「おう。行くぞ」
分かってるなら良い。
目線をリズから外し、いまだ俺たちに気づいていないクマに接近することにした。
俺がこれからの策を考えようとすると、声が聞こえてきた。
振り返ってみると、そこには可愛らしい女の子がびっしゃびしゃになって立っていた。
どうやら俺のミサイル着水に被弾したらしい。
「ご、ごめん……」
かなり広範囲に水が飛んでいったらしい。
周りをみると遠くまで地面が濡れていた。
「さ、魚がしゃべってるんですけど……」
俺が謝ると、女の子は俺のことをみてドン引きした様子だった。
そんな顔しなくても良いのに……。
「俺だってこうなったわけじゃないんだよ。種族をランダムで選んだらこんな姿になってたんだ」
「そうなんですか……。ご愁傷さまです。私も種族をランダムで選びましたけど、こんな未来がわずかでも可能性があったと思うとぞっとします」
女の子は目の前で手を合わせて静かに目を瞑った。
これから俺はこの姿を背負って生きていくというのになんてひどい仕打ちだ。
俺と比べ、女の子はとても可愛らしい。
黒い翼を背中に生やし、ゴスロリ系の服を身に纏っている。
真っ黒な髪に赤い瞳はとても美しい。
外見は俺とは正反対といって間違いなかった。
く、悔しい……。俺もあの子みたいな種族になりたかった。
「ちょっと言いすぎた……。ごめん」
魚面なので100%分からないが、俺の醸し出す悲壮な空気感を感じ取ったらしく。女の子が謝ってきた。
「なら、俺と一緒に冒険してくれ。進化すればきっと美しく進化するはずなんだ」
「え”っ……。美しく、進化……?」
こいつは何を言ってるんだ。言葉にはしなかったがそう思っているのがありありと分かった。
俺だって美しい姿になれるとは正直思っていないが、少なくともいまよりは幾分かマシになるはずだ。
そのためには、俺一人で戦うんじゃなくて仲間が欲しい。
今のままだとゲームプレイ中に何の情報も得られないし、戦い方に発展もない。
「頼む! このまま終わりたくないんだっっ!!」
「まぁ、良いけど……。魚とパーティを組むっていうのも面白いしね」
俺が全力で頼み込んだが、女の子はあっさりと俺の誘いを承諾してくれた。
ばっさり切られるかと思っていたので拍子抜けだ。
「お、おお。ありがとう」
「自分で誘っといてなんでそんなに驚いてるの? 私の名前はリズ。種族は堕天使」
「だだだだ堕天使!!?」
「うん。あなたと同じく結構珍しい種族かな」
いや、俺とリズを一緒にしてはいけない。
確かに珍しいというくくりでは同じかもしれないが、天と地よりも差があるんだぞ。
「俺の名前はウィズ、種族は小魚だ……。よろしくな」
「ふっ。よろしくね」
「鼻で笑うなぁ!!!」
「ごめんね。まぁ、小魚から進化して強くなるんでしょ? 楽しみにしてるね」
リズは無邪気に笑う。
いつか俺のほうが強くなって立場を変えて見せる。
「ねぇ、ウィズ。とりあえず少し戦ってみない? お互いどれぐらい戦えるかみたいでしょ」
「そうだな。リズがどれだけ強いのか見てみたい」
「私もウィズに期待してるかな? 明らかに普通の種族じゃないしね」
そんなわけで、川の近くにいるモンスターを討伐することになった。
たまたま近くにモンスターがいなかったので、川を下りながらモンスターを捜索する。
「あぁ、やっぱり地上は動けないよね……」
「足も生えてないしな。跳ねるしかできない」
「一応地上も動けるんじゃない? 跳ねれば」
「かなり惨めだけどな。最悪その移動手段をとるよ」
リズとそんなことを話しながらしばらく歩いていると、先に大きめの姿が見えた。
二足歩行で歩いており、茶色の姿はリアルでも何度か見かけたことのある。
熊だ。
モンスターの姿見えたタイミングで、ちらりとリズから視線が向けられてるのを感じた。
「俺は鮭じゃないからな。餌じゃないからな」
「分かってるから。一緒に戦うんでしょ」
「おう。行くぞ」
分かってるなら良い。
目線をリズから外し、いまだ俺たちに気づいていないクマに接近することにした。
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