幽閉された聖女は塔の上でネト充する

ツルカ

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 そうしてはじめて、私は魔族の塔を出た。けれどすぐに高熱で意識を失い、次に目を覚ました時には病室の中だった。
 そのまま数か月ほど、助け出された国の王都の病院で過ごすことになった。
 完全看護の個室の部屋の中で、私は徐々に体調を戻して行った。





 一月ほどして熱も咳も収まって来たころ、見舞いにやって来たのは、なんと「王子」と「姫」だった。

「聖女さん!お久しぶりです!お会いしたかったですよ~~~!」

 そう元気な声で、まるで姫の口調みたいに言うのは、細い目に可愛らしい笑顔を浮かべる、王子の容姿をもった男の人だった。

「や~。聖女さんまたせてごめんね~もっと早く助け出せるはずだったのに大寒波がやってきちゃってさ~」

 そう胡散臭い笑みを浮かべながらも、王子のような口調で言うのは、姫の外見を持つ女の子だった。

 ぱちくりと二人を見まわす私の視線を受けて、いたずらをした子供のような笑顔で二人は笑った。

「ネットの中では外見と名前を入れ替えてるんだよ~」
「その方が楽しいじゃないですか!」

 王子は、この国の第一王子サイール様、姫はこの国の第三王女ファーラ様だと名乗ってくれた。

「ん~ずっと説明出来なかったけれど、ずいぶんと前から聖女さんのことを気にしていた人たちの声は少しずつ上がってきてたんですよ。勇者もその一人ですが、それであのゲームの中に探しに来てて」
「少し様子を見るので私たちも一緒に過ごしていたら普通に楽しくなって遊んじゃいました!」
「ずっと隠しててごめんね~」
「本当に申し訳ないです」

 私は首を振って答えた。世界のどこかに自分のことを気に掛けてくれていた人々がいたのかと、初めて知ることが出来た。ずっと言い続けていたことは無駄ではなかったのだと。騙していたようだと彼らも勇者も気にしていたけれど、そんな風にすら私に関わってくれたことに感謝をしていた。

「私たちは一緒に討伐軍として出ることになってたんだけど、出発までの準備に時間が掛かって勇者もぶち切れる寸前になっていたんだよ~。結局勇者の意向で、魔族領に入る直前までログインしてたんだ~」

 完全に王子の口調で説明をしてくれる、可愛らしい姫は、それでもゲームの中で親しんだ人と同じ人に思えた。

「魔族領に入ってしまうと、人の魔力を使うと、人がいることを感知されてしまいますから、そう簡単にネットに接続するわけにもいなかったんですよ」

 姫の口調で語ってくれる、柔和な笑顔の王子も、私が知っている人ときっと同じ人だと思う。

「そうは言っても勇者は一度人間領に戻ってネットの世界に聖女さん探しに行ってたんだよ~見つからなかったって言ってたけど」

 姫の言葉に、私は勇者のことを思う。
 もう長い間ネットに接続していなかった。その間に勇者はネットの中で私を探してくれていたんだろうか。

「元気になったらまた遊びましょう」
「友達だからね~!」

 本物の王子と姫だと言う二人は、ゲームの中と変わらぬ明るい笑顔で、手を振って病室を後にした。
 その姿は、あの日、ゲームの中で、最後に見かけた姿とまるで変わらないように思えた。







 勇者は、私が意識を戻す前から、毎日病室に来ていたらしい。
 彼は毎晩ひっそりとやって来ていた。
 最近は少しやつれた顔をしていて目の下に隈も出来ている。

 勇者――本名を、グレイクという青年だと、私は初めて知った。

「……忙しいの?」

 私は小さな声を、少しずつ発することが出来るようになっていた。

 私の言葉に「ああ」と答えたグレイクは、現実でも、言葉足らずでぶっきらぼうな男のようだった。
 二人きりの病室に、何度も長い沈黙が訪れた。

「……これからの生活の準備をしている」
「生活?」
「一緒に暮らす準備だ」

 私は思わず吹き出していた。

「え?なんで?」
「え?」

 目を見開き、本当に意味が分からない、と言った顔をしたグレイクが私を見つめていた。

「結婚の約束をしただろう」
「ゲームでしょ。ゲーム婚でしょう。現実じゃないでしょう」

 私の言葉にグレイクは言葉の意味を考えるようにしてから、私の瞳を覗き見た。

「ゲームと現実は違うのか?」

 そこからか……と私は何と言っていいのか分からず、困惑していた。

 私の困ったような視線の先にいる彼の瞳もまた、困ったような色を浮かべていた。

 人に疎まれ育った「勇者」という宿命を生まれ持つグレイクは、初めて好きになったという私を、生真面目な性格ゆえに真っすぐに思ってくれて、魔族の塔から救い出してくれた。

 彼的には、ついでに魔族も制圧して戻って来た、と言う。

 なんと、魔王はとっくに亡くなっていたのだそうだ。
 前聖女を殺した時に浴びた聖女の魔力の影響で、聖女の後を追うように亡くなっていた。

 魔族たちは、前魔王の意思を継ぐように聖女を閉じ込め続けていただけなのだ。
 命令する魔王がいない状況下で、聖女の様子が変わろうが、死にかけようが、いつか魔王が戻る日まで、何も手出しするつもりもなく、ただ生前の魔王の言いつけ通りに、聖女に食事を送り身の回りを清潔にさせる魔法だけを続け、閉じ込めていたのだと言う。

 そうして人族も知ることになった。
 魔王が生まれるとき、対のように、聖女も生まれるのだと言うことを。

 そして人に攻撃を仕掛けていた魔族の一派を制圧し、また戦力の多くを失った魔族と人族の間には、一時的な平和の条約が結ばれた。

 彼はこの国の、人族の、これ以上もない本物の勇者だった。
 その彼が、これ以上私というお荷物を抱え込みながら生きる必要などどこにもないのだ。
 魔王以外には何の効果もない魔力しかもたず、勇者に守られなければきっともう生きていなかっただろうと思えるほどの、ひ弱な生き物である私が、彼の役に立てるとも思えなかった。

「ゲームじゃなくて、ちゃんと現実で好きになった人に、結婚を申し込むんだよ」

 視線を落としてそう言った私をグレイクはしばらく見つめていた。そうして手にしていた鞄の中を探った後に、小さな箱を出した。
 嫌な予感がした。まるで指輪の入っている大きさの箱だった。

 ベッドの脇にひざを折ったグレイクは、箱を開けると――案の定指輪が入っていたのだけど――言った。

「結婚してほしい」

(っていうかこの指輪、ゲーム婚の時の指輪にそっくりなんだけど!)

 小さな宝石も、細さも、小さな模様も、まるで作ったようにそのままだった。
 思わず笑いだしてしまった私の頭を、グレイクが優しく撫でる。
 私はグレイクの瞳を見つめて言った。

「……結婚出来ない、かな」
「……え?」

 もう少し一緒に過ごしてからもう一度言って欲しい……そう続けて言おうと思っていた私は、その瞬間、辺りが暗黒色の魔力で満ちるのを感じていた。

 視界が闇で染まる。
 この暗黒色の魔力の発生源は、目の前の、この黄金色の髪の男の足元からだった。

 なぜ勇者である彼からこんなにも禍々しい力が湧き出るのか――

 本能的に聖女の力を体から溢れさせた私は、虹色の輝きを辺りに煌めかせ、暗黒色の力を蹴散らして行く。その様子を見ながら私は理解していた。聖女の力が効く魔力は世界でたった一つだと。

 魔王の、魔族の、魔力に対してだけ、だと。

「俺は今何を――?」

 呆然と呟くグレイクを前に、人族で最大の魔力を持つと言う勇者と――魔王と言う存在は表裏一体のものだったのかと理解した私は、思わずと言ったように、にへらっと笑った。

 グレイクが嫌な表情をして私を見つめた。

「結婚しましょう」

「……!?」

 グレイクの手に両手を合わせて、私の魔力を彼の中に少し送り込む。するとそれに気付いた彼は、呟くように言った。

「やはり、お前の魔力は気持ちがいいな……」

(そっか、聖女の魔力が気持ちいいと思えるうちは、きっと彼は真の意味で魔王にはならないだろうな)

 そんなことを考えながら、あの日ゲームの中で彼が思ったことは、変態でもなんでもなく、本能的な真実だったんだろうなって、やっと気がついた。

(いつか、誰かの役に立って死にたいと思ったことがあったけれど)

 人族の魔力も、魔族の魔力も併せ持つ。
 奇跡のように膨大な力をその身に抱えるこの人の。

 生きる事の手助けが。

 ほとんどの人には役にも立たない……
 非力な力しか持たない私にも、出来るのかもしれない。


 叶うならばこの人の為に生きたいと、心から思っていた。








 結婚式は慎ましく、なのに王族もやって来る騒ぎがあったりもしたけれど、無事に終わり、グレイクが買ったという小さな家は、あの時ゲームの中で借りていた家にそっくりだった。
 たぶん、世界を知らない私の為に、安心できる場所を用意しようとしてくれたグレイクの配慮だったのだと思う。




 見つかった聖女の身元は、すぐには判明しなかった。
 もう少し健康を取り戻してから、旅をして家族を探そうとグレイクが言ってくれた。

 会ったこともない家族を正直想像することも出来なかったし、新しく家族になったグレイクのその気遣いだけでとても嬉しかった。

 グレイクに名前を付けて欲しいと言ったら、とても驚いていた。

 けれども、名前もなく身よりもない私を思い、真面目な顔で長い時間を掛けて考えてくれた。
 彼の生真面目さを好ましく思いながらも、それでも心の中では、今更新しい名前より、聖女ちゃんと呼ばれた方が振り向いてしまいそうだとも思っていた。意識を取りもどしてから、聖女以外の名前で呼ばれたことなどなかった。

「故郷に咲く、白い花がある。明け方に咲く小さな花だ。朝日を浴びて白銀色に輝く……まるで君のように。フィンフィルという花だ」

 身元が分かるまでは、フィンという名前で呼ばれることになった。
 けれども私は、彼の付けたその名前でずっと呼ばれたいと思っていた。




 落ち着いてから懐かしいゲームの世界にみんなでログインしたけれど、すっかり人が減りさびれてしまっていた。仕方なく、新しいゲームでまた遊びましょうと別れた。
 もう寂しくはならなかった。これっきりにならない人々と私は知り合えていたのだから。



 ネットの中には、今は私の知らない新たな交流コンテンツも増えていた。
 移り変わりが激しく眩暈がするように感じるのは、なにもネットの世界だけではなかった。
 そこにいる人も、私への評判も、知らない間に変わっていた。

 ネットの痛い子聖女ちゃん、が本物であったことが既に知れ渡っていた。

 偽物の情報の中に、本物が交じり込んでいたこと。
 そのことは思いの外、人々の心に衝撃を残していた。
 対応していた部門では責任を問いただされていた。
 ネット上には、本物であると思っていた声や、批難をしたことへの謝罪など、様々な声が溢れていた。
 今だからどうとでも言える議論は、まるで手のひらを返したようだったけれど、本人のコメントが出ないことで次第に収束に向かっているようだった。

 かつて知り合いだった人からも、多くの連絡が届いていた。
 驚きの声や、心配する声、近況報告、子供の写真を送ってくれた人もいた。
 加えられた、何も出来なくてごめん、という一文に感じたのは、古い付き合いがあった人に対する純粋な気遣いと、親しみのようなものだった。




 世の中の何もかもが実際に目にするのははじめてで、子供のようにはしゃぐ私の隣で、グレイクは嫌がるようすも呆れるようすもなく楽しそうに笑っていた。

 そうグレイクはだんだんと、良く笑うようになっていた。



 だけれど、幸せに過ごせば過ごすほど、これでいいのかと思い悩むことがあった。

 今のかりそめの平和は、聖女と魔王が亡くなったときに終わるのだろう。
 次の二人が生まれたときに、また新たな争いが生まれるのだろう。
 平和を望む二人が生まれるとは限らない。自分のような存在がまた生まれるかもしれない。

 いつか未来に生まれる二人が、聖女と魔王が対で生まれる運命すら変えられればいいのにと、そう思っていた私の心からの願いは、実は私たちの子供が生まれた時点で叶っていた。

 魔王と聖女の対の存在は、混ざり合った時に、浄化する運命だったのだ。

 世界で一番強い魔力を持つ魔王と、世界で一番弱い魔力を持つ聖女の、その魔力の質は、重なり合うときに空気に溶けるように消えていくものとして生まれ出でていた。

 それは本来難しいことではなかった。
 慈しむこと。理解を諦めないこと。手を差しのべること。小さな幸せを願うこと。
 ただそれだけのこと。

 長い時を経て、かつての誰かの願いや涙や苦しみの末に、小さな家の中の若い夫婦によって、やっと重なり合う時が来ていたことなど。

 もちろん私たちはそのことを、ほんの少しも知らなかった。
 それが分かるのは、二人が幸せに生きて死んだ後となるのだから。



 そうして未来は、ただの、人族と魔族に託されることになる――――




***

ある日の午後。

グレイク「なんのゲームをやってるんだ」
フィン「新作の攻略ゲームだよ!」
グレイク「勇者パーティ爆発寸前~愛の囁きは究極魔法と共に~……俺に容姿がそっくりなんだが」
フィン「……一緒にやろうよ?」



*ネットを作った転生者とはその後、出会える機会があったそうです。
「脳内アイドルグループを作り出すまではっ!俺たちの戦いは終わらない……!!ちょっ……人の話聞いてよ!生命をおびやかされたときに記憶の底から前世の記憶を掘り起こすことがあるなんて常識だってばよ。宇宙も世界も一つじゃないんだし、たまたま違う世界から生まれ変わったんじゃないかって考えが主流。まぁ常識も認識も時代によってコロコロ変わるもんだけどさ」


*遥か未来に、ネットの進化と魔力の研究と平和への努力と理解が進んだ末に、まるで二つの想いが重なり合うように、人族のネットと魔族のネットが繋がる未来も来るのかもしれません。



*fin




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感想 4

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みんなの感想(4件)

キサキレオナ

ファンタジーと近未来が融合した斬新な世界観ですね!さすがです。
ファンタジー的なきれいな世界観ときれいな登場人物と、ネットのカオスな世界・ヒッキーが混在してるのもすごい。この辺の設定のセンスは衰えませんなー師匠。
ずっと信じてもらえないと思いながらネト充wしていたのに、ちゃーんと気づいてくれてる人はいるんですね。素敵なお話でした(^^)

2020.12.01 ツルカ

感想ありがとうございます。
師匠……のワードに驚きましたよ。お師匠さま(´-`)
ファンタジーと近未来融合してたんだーと思ってしまった作者ですw楽しんで頂けて嬉しいです。
昔ネットやネトゲをしていた時の気持ちを思い出しながら書いたものです。ネト充ってキーワードが使いたかったのかも知れません💦
読んでくださって丁寧な感想を教えて頂けて本当にありがとうございました!

解除
めい^._.^
2020.09.25 めい^._.^

聖女ちゃんは本当の事を言ってるのに、やはり証拠等ないと信じて貰えないものですね。。
その点、勇者は不器用ながらも聖女(偽物かも)ちゃんを信じて王子たちと助けに行った所が勇者だなぁ~と感じました。

あと、聖女ちゃんの気持ちを考えるとこうぎゅーっと心が痛みます。辛い( ´:ω:`
ラストはまさかの展開でしたがあるあると言えばあるあるなのかも?私は好きですw

それと、私は小説の世界に飛び込んでいける
そんな作品が好きなのですが、この作品も世界に飛び込んでいける作品だと思っています。
この作品に出会えて良かったです。(*ˊˋ*)
すみません語彙力皆無です(>_<;)

2020.09.25 ツルカ

めい様、素敵な感想をありがとうございました。
この作品は完結してだいぶ経ってますので埋もれていたのではないかと思うのですが、見つけて下さって楽しんで頂けてとても嬉しいです。
聖女ちゃんの気持ちに共感していただけたのなら、報われる気持ちです(^^)
私も、物語の世界に飛び込んでいける作品がとても好きです。
いつかそんな風な作品が書けるようになりたいと思っていたので、めい様の感想がとても嬉しかったです。
幸せにして頂ける観想をありがとうございました!

解除
ユノ
2019.05.27 ユノ

聖女ちゃんの諸々の想いに何度もグッと堪えたものがありました。
何度も読み返したくなります。
文字と文字の、行と行の、その間に浮かぶ風景がとても切なく愛おしい作品だと感じます。
勇者の側から静かに添えられ続ける理解も、他愛ない二人のやりとりも、このお話に色を加えていて。
私はこの作品、とても好きです。

2019.05.29 ツルカ

ユノ様

感想を教えて下さってありがとうございました!
読み込んで下さっていている、優しいお言葉に、とても励まされました。
何度も読み返したくなる、間に浮かぶ風景の切なさ、など、言って頂けたこと全部がとても嬉しかったです。
書いた直後は加筆しようかと思っていたのですが、だんだん挫けてそのままになってしまい、今回ユノさんにとても嬉しい感想を頂けて、もう一度書いてみようかという気持ちになれました。
加筆するとしたら、勇者sideを付け足す形になるかと思いますが、少し期間が空くと思いますので、また忘れた頃にでも見に来て頂けると嬉しいです。

解除

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