5 / 56
5話 温もりの余韻
しおりを挟む…あの手の温もりが忘れられない…
仕事を終えて家に帰って、撮影で疲れた体を労うようにお風呂に入った。
夕飯は、外で済ませていたので、後はもう寝るだけだった。
布団に入って、ふと昼間の事を思い出す。
手を布団から出して、手を眺めた。
そこにはまだ、陽向の手の温もりが残っているみたいで、なんだか少し恥ずかしくなった。
皆の前であんなにも堂々と手を繋いで…
俺の気も知らないでいい気なもんだ。
俺がどれだけ、ドキドキしたかっ!俺が、どれだけ顔がにやけてしまうのを我慢したかなんてアイツは知らないんだろうな。
手を見つめながら思った。
…でも、陽向の手…温かかった…。
大きくて…
ズキっ…ズキっ…
陽向の手の温かさ…思い出すだけで…っ///
変な気持ちになる…
『やばっ…』
下半身に熱が集まっていくのがわかる。
どうしようもなく疼いてしまう。
好きを昼間隠している分だけ、夜の反動が大きくなっていく。
『…ひなたっ…』
その名前を声に出してしまえば、もう…止められなくなる。
抑え切れない欲望が沸き上がって来て
体中が熱を帯びていく。
パジャマ越しに、熱くなったモノに触れると、すっかり大きく熱を主張していた。
昼間の陽向の手を思い出して、熱くなったその大きさを確かめる様に撫でる。
『…んっ…あっ///…』
一度触れてしまえば、その欲求を止めることなんてできない。
直接刺激が欲しくなって、手を入れて熱くなったモノを引っ張り出す。
反りあがるように、出て来たモノをぎゅっと握りしめた。
この手が昼間の陽向の手なら…どれほど良かっただろう…
自分の手を陽向の手に変換して、動かし始める。
ゆっくりと、妄想に没入するように…
大きな手が俺のモノを握って、上下に動かし始める。
陽向は、こんな時一体どんな顔をするのだろう。
握る手に力が入る。
先端からは、ぬるっとした体液が出始めて瞳を閉じた。
『…ハァハァっ…んっ♡…ひなたっ…んっ…あっ…』
ひとりの夜は暗すぎて、頭の中だけがその映像を映し出す。
陽向の笑顔が、少しづつ変化して…
色っぽい顔つきに変わる
その顔にぞくっとして、手を速めた。
その顔も、妄想でしかないのに…。
くちゅくちゅと夜に響く卑猥な音が、俺に夢を見せる。
先端からは隠し切れない俺の想いと同じように、どんどん溢れてしまう甘い滴。
止める事も出来ないし、隠すこともできないくらいに溢れ出す。
その想いは俺の手を濡らして、加速した。
くちゅくちゅと上下する度に、響く音を聞きながら、ひたすら自分を慰める。
この手が昼間の陽向の手ならと…懇願するように擦り続けて
『あっ…んんっ…イっ…///……』
妄想にまみれた欲望を吐き出した。
……それなのに…このカラダの熱が治まらないのは…なぜ?
カラダの奥が疼いて仕方がないっ。
『…ひなたっ…』
想いが止められないっ!!
『…ひなたっ!…』
0
あなたにおすすめの小説
こんにちは、付喪神です。
江多之折(エタノール)
BL
すみません、息抜き用に連載に昇格しました。そっと連載してる。
背後注意のところに※入れる感じでやります
特に大切にされた覚えもないし、なんならUFOキャッチャーでゲットしてゲーセンの袋に入れられたまま年単位で放置されてたけど、神、宿りました。 見てください、人型です。…なんで?
あ、神といっても特別な能力とかないけど、まぁ気にせず置いといて下さいね。宿ったんで。って汚?!部屋、汚ったな!嘘でしょ?!
え?なんですか?ダッチ…?
社畜気味リーマン(Sっ気有)×付喪神(生まれたての家政婦)の短編。じゃなくなった。でもゆるめ。
白花の檻(はっかのおり)
AzureHaru
BL
その世界には、生まれながらに祝福を受けた者がいる。その祝福は人ならざるほどの美貌を与えられる。
その祝福によって、交わるはずのなかった2人の運命が交わり狂っていく。
この出会いは祝福か、或いは呪いか。
受け――リュシアン。
祝福を授かりながらも、決して傲慢ではなく、いつも穏やかに笑っている青年。
柔らかな白銀の髪、淡い光を湛えた瞳。人々が息を呑むほどの美しさを持つ。
攻め――アーヴィス。
リュシアンと同じく祝福を授かる。リュシアン以上に人の域を逸脱した容姿。
黒曜石のような瞳、彫刻のように整った顔立ち。
王国に名を轟かせる貴族であり、数々の功績を誇る英雄。
あなたと過ごせた日々は幸せでした
蒸しケーキ
BL
結婚から五年後、幸せな日々を過ごしていたシューン・トアは、突然義父に「息子と別れてやってくれ」と冷酷に告げられる。そんな言葉にシューンは、何一つ言い返せず、飲み込むしかなかった。そして、夫であるアインス・キールに離婚を切り出すが、アインスがそう簡単にシューンを手離す訳もなく......。
博愛主義の成れの果て
135
BL
子宮持ちで子供が産める侯爵家嫡男の俺の婚約者は、博愛主義者だ。
俺と同じように子宮持ちの令息にだって優しくしてしまう男。
そんな婚約を白紙にしたところ、元婚約者がおかしくなりはじめた……。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる