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第4章
変わったことその弐。ヒュー様と王家
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そしてヒュー様にも婚約者ができた。
お相手はロザリア・ファクター様。
エイド様の妹君で読書をこよなく愛していらっしゃると方らしい。
エイド様を通じてにぃ様も何度かロザリア様に会っているようで、とても賢い方だとにぃ様が言っていた。
今はヒュー様は王国騎士団の第5部隊隊長をしていて、領地のことはほとんどロザリア様にお任せしているのだとか。
第5部隊はアーナンダ国の各地を回り、外れの村や各領地の警備に当たっている超絶出張の多い部隊だ。
にぃ様曰く、相手に惚れこんでの婚約というより利害の一致での婚約だと言うけれど、チルから聞いた話では少なくともロザリア様とヒュー様は仲良し、らしいのでそこのところまた機会があった時に聞いてみようと思っている。
そしてそしてアーナンダ王家。
国王様が正式にクラージュ殿下を次期国王と公表し、他王子は他国の貴族へ嫁ぐことに。
3つ下の腹違いの弟である第4王子イネス・A・アーナンダ殿下だけはクラージュ殿下ご指名で近衛騎士団第2部隊隊長のままでアーナンダ国に残るそうだ。
王女様達も時期が来たら他国へ嫁ぐのだとか。
余計な内紛の火種は排除しますってことなのだけど、ここで問題があった。
第2王女様が他国へ嫁ぎたくない!と自室へ引き籠ってしまわれたのだ。
これに産みの親である第7側妃と国王様は何度も説得を試みるが『嫌だ』一点張りで話し合う気も扉を開ける気もない王女に怒って扉を蹴破ろうとしたところを側近達に止められ(とーさまは傍観していたらしい)、臣下に縋られクラージュ殿下が説得に動いた。
説得と言っても、クラージュ殿下は扉の前で『お前が嫁ぐ相手だ』と言って扉の隙間から相手の写真付きのデータを渡しただけ。
(一年程前にオリヴァーとノヴァの共同開発で魔導鏡(前世でのカメラっぽいやつ)ができた)
そうして相手の容姿とデータを見た王女様はルンルンで部屋から出てきたそうな…。
そんな王女を見て側妃様も国王様も殿下達も死んだ目をしていたようだけど、ルンルン王女様は気にした様子もなく早速結婚予定の相手へ手紙を書いていたのだとか。
この3つが今日までにあった大きな出来事。
そして、今日。
学園から帰還した僕はお家についてすぐ談話室へと呼ばれた。
談話室へ行く前にもの凄い勢いでいつもより綺麗目なきちっとした服装に変えられ、髪型まで綺麗に整えられ、何事だ!?と固まっている間に綺麗に磨かれた僕はぽいっと談話室へと入れられた。
談話室の中にはとーさまとノヴァが居て、戸惑う僕に二人とも苦笑いで取り合えず座るように勧めた。
「ルナイス。提案がある。」
ソファに座った僕を見て、とーさまがワザとらしくごほんっと咳ばらいをしてから口火を切った。
「ルナイスの婚約者にノヴァはどうかと思うのだが…どうだ?」
「え?」
一瞬何を言われたのか理解できなくて、ソファの上で再び固まる。
とーさまを見て、ノヴァを見て…またとーさまに視線を移す。
「ノヴァを…僕の?」
「あぁ。ルナイスの婚約者に。」
「…え?」
確かめるように発した言葉にとーさまが強めに頷く。
再び動いているようで動いていない脳みそを落ち着かせて、深呼吸。
突然すぎて凄く驚いたが、つまりもなにも、僕の婚約者をノヴァにしようって話だ。
婚約者に…ノヴァを…
そんなの僕は…嬉しい。
でも…ノヴァの気持ちはどうなんだろう?
貴族だから恋愛感情ではなくヒュー様のところみたいに利害の一致で結婚する例が多い。
ノヴァは一代限りの男爵で、アーバスノイヤー家からの提案を拒否できない立場にある。
とーさまはノヴァのことも大切に思っているって分かっているけれど、僕がノヴァを好きな気持ちを知って断れないことを分かったうえで言ってる可能性は十分にある。
とーさまも僕にあまいし…
_________
人気キャラ投票を開催します。(需要あるのかわかりませんが)
1位~3位のキャラクターの番外を作成しようかと企んでおりますので
興味のある方は近況ボードより推しキャラの名前をコメント欄にお願いいたします。
お相手はロザリア・ファクター様。
エイド様の妹君で読書をこよなく愛していらっしゃると方らしい。
エイド様を通じてにぃ様も何度かロザリア様に会っているようで、とても賢い方だとにぃ様が言っていた。
今はヒュー様は王国騎士団の第5部隊隊長をしていて、領地のことはほとんどロザリア様にお任せしているのだとか。
第5部隊はアーナンダ国の各地を回り、外れの村や各領地の警備に当たっている超絶出張の多い部隊だ。
にぃ様曰く、相手に惚れこんでの婚約というより利害の一致での婚約だと言うけれど、チルから聞いた話では少なくともロザリア様とヒュー様は仲良し、らしいのでそこのところまた機会があった時に聞いてみようと思っている。
そしてそしてアーナンダ王家。
国王様が正式にクラージュ殿下を次期国王と公表し、他王子は他国の貴族へ嫁ぐことに。
3つ下の腹違いの弟である第4王子イネス・A・アーナンダ殿下だけはクラージュ殿下ご指名で近衛騎士団第2部隊隊長のままでアーナンダ国に残るそうだ。
王女様達も時期が来たら他国へ嫁ぐのだとか。
余計な内紛の火種は排除しますってことなのだけど、ここで問題があった。
第2王女様が他国へ嫁ぎたくない!と自室へ引き籠ってしまわれたのだ。
これに産みの親である第7側妃と国王様は何度も説得を試みるが『嫌だ』一点張りで話し合う気も扉を開ける気もない王女に怒って扉を蹴破ろうとしたところを側近達に止められ(とーさまは傍観していたらしい)、臣下に縋られクラージュ殿下が説得に動いた。
説得と言っても、クラージュ殿下は扉の前で『お前が嫁ぐ相手だ』と言って扉の隙間から相手の写真付きのデータを渡しただけ。
(一年程前にオリヴァーとノヴァの共同開発で魔導鏡(前世でのカメラっぽいやつ)ができた)
そうして相手の容姿とデータを見た王女様はルンルンで部屋から出てきたそうな…。
そんな王女を見て側妃様も国王様も殿下達も死んだ目をしていたようだけど、ルンルン王女様は気にした様子もなく早速結婚予定の相手へ手紙を書いていたのだとか。
この3つが今日までにあった大きな出来事。
そして、今日。
学園から帰還した僕はお家についてすぐ談話室へと呼ばれた。
談話室へ行く前にもの凄い勢いでいつもより綺麗目なきちっとした服装に変えられ、髪型まで綺麗に整えられ、何事だ!?と固まっている間に綺麗に磨かれた僕はぽいっと談話室へと入れられた。
談話室の中にはとーさまとノヴァが居て、戸惑う僕に二人とも苦笑いで取り合えず座るように勧めた。
「ルナイス。提案がある。」
ソファに座った僕を見て、とーさまがワザとらしくごほんっと咳ばらいをしてから口火を切った。
「ルナイスの婚約者にノヴァはどうかと思うのだが…どうだ?」
「え?」
一瞬何を言われたのか理解できなくて、ソファの上で再び固まる。
とーさまを見て、ノヴァを見て…またとーさまに視線を移す。
「ノヴァを…僕の?」
「あぁ。ルナイスの婚約者に。」
「…え?」
確かめるように発した言葉にとーさまが強めに頷く。
再び動いているようで動いていない脳みそを落ち着かせて、深呼吸。
突然すぎて凄く驚いたが、つまりもなにも、僕の婚約者をノヴァにしようって話だ。
婚約者に…ノヴァを…
そんなの僕は…嬉しい。
でも…ノヴァの気持ちはどうなんだろう?
貴族だから恋愛感情ではなくヒュー様のところみたいに利害の一致で結婚する例が多い。
ノヴァは一代限りの男爵で、アーバスノイヤー家からの提案を拒否できない立場にある。
とーさまはノヴァのことも大切に思っているって分かっているけれど、僕がノヴァを好きな気持ちを知って断れないことを分かったうえで言ってる可能性は十分にある。
とーさまも僕にあまいし…
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