僕と先生との物語

げんき

文字の大きさ
上 下
61 / 136
中学校

中学2年生【他校とのトラブル①】

しおりを挟む
2年生になってからも学校では気を付けながらがんばっていた。

5月末の日曜日に事件は起きました。

僕は市川君と一緒に遊園地に遊びに行った。
ただ途中で雨が降ってきたため、早めに遊園地を後にして家の近くのショッピングモールに行く事にした。

そこでエスカレーターに乗っていたら、後ろで何かが落ちた大きな音がしたので、僕と市川君は反射的に振り返ると後ろにいてた3人組の中学生が僕たちに「何見てんねん。ちょっと屋上来いや。」と言って喧嘩をふっかけてきた。

僕たちは最初は軽くあしらっていたが、あまりにもしつこいので屋上に行く事になり移動した。

「何見て来てんねん。調子乗るなよ。」

「大きな音したから振り返っただけやん。嫌な思いさしたならごめん。」と市川君が言ってその場を収めようとした。

すると相手の子が「金出せや。それで許したるわ。」とカツアゲしようとしてきた。

それでも市川君は「お金とか無いし。ごめんな。」と言い、冷静に対応しようとしていた。



その返事を聞いた相手の1人が突然市川君の胸あたりを押し、市川君が吹っ飛んで尻餅をついて倒れた。

僕は許せなかった。
気がつくと無意識のうちに市川君の事を押した相手に殴りかかっていた。

それを機に2対3で殴り合いが始まった。

僕は必死に手を出し相手をボコボコにした。



そして相手の3人に対して逆にお金を要求し詰め寄りました。

そうしてる間にショッピングモールの警備員が駆けつけて来ました。
僕と市川君はめんどくさいことになりたくなかったので、その場から走って逃げました。
でも、追いかけられて捕まってしまった。
相手の子たちも捕まっていた。

その後、事務所まで連れていかれて話を聞かれていると警察が来ました。
そして僕たちはそのまま警察署に連れて行かれる事に。



ついた警察署は小学校の時に補導された警察署と同じ地元の警察署でした。
それぞれ別々に部屋に入れられて取り調べを受けました。

僕のところに来たのは、前と同じ西川さん。

「また会ったな。ここでは会いたくなかったんやけどな。」と言い、僕に何があったのか聞きいてきた。

僕は何があったのか全てちゃんと話しをした。
僕は正当防衛だと訴えてた。
だからこの時点では何も悪い事はしてないと思ってた。



でも、西川さんからは「事情はわかった。でも、相手1人病院行ってる。やりすぎや。」と怒られました。

相手から仕掛けてしたのになんで怒られるんやろ。
最初はそう思ったが、やり過ぎた事も西川さんと話をしてわかったので「ごめん。」と西川さんに謝った。



その後、僕は迎えに来たお母さんと家に帰りました。
お母さんは警察沙汰になって泣いていた。

家に帰ると市川君にメッセージを送った。
すぐに返信もあり、市川君も無事家に帰ったことを知った。



そして、僕たちは明日の学校の話になった。
警察から学校にも連絡すると言っていたので、行けば高橋先生にボコボコにされるのは確実だと思った。

とりあえず翌日、僕たちは学校には行かず、家から少し離れた公園で待ち合わせする事にしました。


しおりを挟む
1 / 5

この作品を読んでいる人はこんな作品も読んでいます!

月が導く異世界道中

ファンタジー / 連載中 24h.ポイント:57,609pt お気に入り:53,900

冷徹執事は、つれない侍女を溺愛し続ける。

恋愛 / 完結 24h.ポイント:248pt お気に入り:182

転生ババァは見過ごせない!~元悪徳女帝の二周目ライフ~

ファンタジー / 連載中 24h.ポイント:8,691pt お気に入り:13,493

顔面偏差値底辺の俺×元女子校

恋愛 / 連載中 24h.ポイント:163pt お気に入り:2

ショート朗読シリーズ

ライト文芸 / 連載中 24h.ポイント:170pt お気に入り:0

傲慢悪役令嬢は、優等生になりましたので

恋愛 / 完結 24h.ポイント:837pt お気に入り:4,401

処理中です...