僕と先生との物語

げんき

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中学校

中学3年生【3年生としての自覚】

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3年生になり、クラスや学年は受験モードに入った。

僕も最初の1カ月はがんばっていた。

前に言われた通り、放課後の勉強も続けていた。

定期テストで150点取るためにがんばっていた。



順調にスタートを切り、先生たちは毎日のように褒めてくれた。

特別何かすごい事をしてるわけではないが、みんなと同じように過ごしていたら褒めてくれた。



ただ、1カ月程経った頃からクラスでは進路の話が出るようになった。
授業の中でも、入試の仕組みを説明された。

どんな学校があるのか調べる事にもなった。



このぐらいの時からどんどんと不安になりしんどくなってきた。

僕は保護観察中。
勉強も全然できないし、テストの点も誰よりも悪い。
こんな僕に内申点なんてありません。



この頃には少しずつ放課後の勉強もがんばってたし、テストの点数も少しずつ伸びていたから、僕も高校に行きたいと思うようになっていた。

でも、改めて冷静に考えてみると、こんな状況で行ける学校なんてないと思った。



そう思い始めると何のためにがんばってるのかわからなくなってきた。
クラスの受験モードもしんどく感じた。
みんながいろんな高校の話をしている中で、自分だけ話に入って行けない気がした。



「げんき進路どうするん?どこの高校行くの。」とクラスメイトから聞かれることが増えた。

みんなが悪気なく僕に聞いてるのもわかる。
それでも僕は自信を持って高校に行きたいとは言えなかった。
ましてや、どこの高校とか決めるのも僕にはない話やと思った。



毎日そんな話題があり、進路に向けての各高校のパンフレットが配られる度にしんどかった。



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