僕と先生との物語

げんき

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社会人

3年目【祭りでのトラブル②】

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次の日、僕は昨日の夜が遅かったこともあり寝坊しかけた。
ギリギリ間に合ったがここで寝坊してたらと思うとゾッとした。



朝クラスに行くと蓮は居ない。
もうすでに蓮が警察に捕まったという話が広がっていてみんな知っていた。

「げんき先生、蓮捕まったんやんな?大丈夫?」と俊哉が聞いてきた。

僕が答えれずにいるとクラスの拓実が「昨日の祭り地元やしほとんどの人が行ってたから。だから目撃した人もいてるし、騒ぎになってたから噂にもなってる。」と教えてくれた。

ここで隠し通す事は不可能やし、心配しているクラスメイトに嘘はつきたくない。
だから事実だけを簡単に話した。



「とりあえず蓮は怪我もしてないし大丈夫や。ただ、相手の子を怪我さしてるから警察署で話を聞かれた。昨日の夜にお父さんも迎えにきて一緒に家帰ってるから大丈夫や。」

「それなら良かった。でも、何でじゃ今日来てないの?」と俊哉が聞いた。

「蓮のお父さんがちゃんと蓮と話するからとりあえず今日は休ませるって言ってた。
明日以降はまだどうなるかわからんけど、蓮は大丈夫やから。また蓮が戻ってきたら声かけたって。お父さんからだいぶ厳しく怒られてると思うから。それに学校に来たらまた高橋先生からもだいぶ怒られるやろうし。」

「蓮が悪いから怒られるのは仕方ないとは思うけど、2人から怒られるとかそれは蓮かわいそうやからげんき先生助けたって。」と俊哉が言った。

「それは蓮の為にならん。かわいそうやけど仕方ない。蓮がやった事やからな。」

「げんき先生だって高橋先生怒ったらめっちゃ怖い事しってるはずやのに。」と言って俊哉は怒っていた。

拓実が「俊哉、げんき先生にそれ言って怒るのはおかしいやろ。高橋先生に俺は怒られた事ないけど、怒らすとヤバイって事は噂で聞いてる。でも、何も問題起こさんかったら怒られる事もないやん。蓮が今回のは悪い。怒られて当然やと思う。」と言った。

「拓実も俊哉もみんなも蓮の事考えてくれてありがとう。蓮がやった事はもちろん許されへん。だから怒られる。それは蓮が一番わかってると思う。何よりちゃんと反省して同じ事繰り返さんようにしてもらわんとな。だから先生達も蓮の事は厳しく指導する。でも、だからこそみんなはちゃんと蓮の事受け入れたってな。蓮のフォローお願いします。」

「任して。それは大丈夫やから。」と拓実が言った。

俊哉も「わかった。」と答えてくれた。



祭りでのトラブルはあったものの、クラスの雰囲気はよくなってる。
クラスメイトの事をちゃんと考えて受け入れてくれる体制がある。
それがわかり、僕は1人嬉しくなった。



その日の放課後の打ち合わせでクラスメイトが昨日の件を知っていた事を伝えた。
それとクラスの雰囲気も共有した。

打ち合わせの後は僕は高橋先生と一緒に蓮の家に家庭訪問しに行った。



着くと両親が出てきてくれた。
部屋に案内してもらい、蓮の様子を聞いた。
朝からお父さんはだいぶ厳しく蓮に詰め寄ったと言っていた。
手も挙げたと聞いた。
そして、蓮は髪の毛までバリカンで剃られて坊主になっていると言っていた。

蓮は反省しているものの、『坊主になって恥ずかしくて先生達に会いたくない。』と言っているとお母さんが教えてくれた。



僕は今日のクラスでの話をした。
お母さんはクラスメイトが知っている事で蓮との距離ができないか心配していたが、お父さんはそうなっても自業自得だと言っていた。
ただ、2人とも今日のクラスメイトの話を聞いて安心はしてくれていた。



明日は相手の子の家に謝罪に行くから学校を休むと言う事だった。
謝罪は受け入れてもらえるかわからないが、とりあえず行ってくると言っていた。



次の日、蓮は休んだ。
クラスにも「蓮は今日相手の子に謝りに行ってるから休む。」と事実を伝えた。

「ちゃんと謝れてると良いな。」と龍之介が心配していた。



その日の放課後、僕は蓮の家に連絡を入れた。
相手の子への謝罪はできなかったと聞いた。
相手の両親は怒っていて弁護士を雇うとの事だった。
蓮はまだ誕生日がきてなくて13歳。
捕まる事はない。
ただ、民事での裁判になるかもしれないとの事だった。

蓮のお父さんはこの事が解決するまで学校には行かせないと言っていたが、とりあえず学校でも話を聞きたいから別室登校で来させて欲しいと伝えた。
結果、明日から登校してくる事になった。




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