愛梨

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私の心の中にある一輪の華
どんなに水を与えても
どんなに養分を与えても咲く事のない華
蕾は硬く閉じたまま
暖かい陽射しを浴びることもなく
寒くて冷たい暗闇の中にただ存在するだけ
あなたと出会い
蕾は少しづつ開き始め
そして美しい華を咲かせた
あなたが与えてくれた暖かな優しい陽射し
愛の水
今までどんな事があっても咲かなかったのにあなたは簡単に咲かせてくれた
でもあなたが居なくなって
華は一枚、また一枚と散っていった
やがて枯れ果て何も無くなった
あなたはほんの少しだけ華を咲かせ
私に愛を与えてくれた
消えてしまうなら咲かずに蕾のままで良かった
華すら無くなった私の心
もう存在する意味なんてない
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