27 / 52
第二章•魔王編
26話◆魔王より恐ろしい姉ちゃん。
しおりを挟む
ディアナンネ国王レオンハルトは寝室のベッドの縁に腰掛け身を屈めるようにし、眉間にシワを刻んで深く考え込んでいた。
「あなた…ライアンの事ですわね…?」
妻のリリー王妃がレオンハルトの隣に腰を下ろし、レオンハルトの手に自分の手を重ねる。
「…まさか、ライアンがロージアに惚れるとは…考えもしなかった。
…こんな事が、神の知るところとなれば…どんな恐ろしい事になるか…
神の意志に背くなど…!」
創造主の神としての恐ろしさ……と言うよりは、ジャンセンの理不尽で我が儘で面倒くさい性格を知っているレオンハルトは、ライアンのせいで国が滅ぼされるのではないかと危惧している。
「あなた…ライアンはまだ子供ですわ…。
かつてはディアーナ様を愛していた兄が、子供のライアンを相手にするとは思えません…。
神の耳に入る程の事ではないのでは…。」
リリーは気にし過ぎだとレオンハルトを安心させるように言う。
「しかしだな、リリー!」
コンコン
深夜の寝室の窓をノックする音が響く。
レオンハルト国王と、リリー王妃の顔が青くなる。
幽霊だとか、お化けだとか、そんなモノより恐ろしい者が現れたのを知って。
「陛下、ちょっと相談。貴方を抱いた男、私です。」
「貴方は俺を抱いてないし、俺は貴方に抱かれておりませんよ!!」
レオンハルト国王が慌てて寝室の窓を開け、唐突に現れたジャンセンを部屋に迎え入れる。
「久しぶり、元気そうで何よりだねバカップル。」
まだ、そう呼ぶのか!
部屋に入るなり、イチイチ人を苛立たせんでも!と思うも、ジャンセンの現れた理由を思えば文句を言えるような立場ではなく、レオンハルト国王は床に膝をつき、ジャンセンに頭を下げた。
「ジャンセン!いや、創造神よ…!
此度の愚息の考えについては、今後よくよく言い聞かせるので、どうか…どうか!
子供のたわ言だと思って目を瞑って貰えませぬか!」
ジャンセンは開いたままの窓の枠に腰掛け、土下座するようなレオンハルト国王を見ている。
「神の意志に背くような、そんな事は致しません!
息子には魔王の事を忘れさせます!魔王の役割の邪魔はさせません!
だから、どうか…!
もし、何かしらの罰を与えると言うならば、この私を…!」
「創造神様!わたくしも…!夫だけが悪いのではございません!」
ジャンセンは必死なレオンハルトとリリーを見て、楽しげに笑う。
「何で罰?
あのねー今日、私がここに来たのは、バカップルの息子をうちの息子夫婦に預けたいけどいーよね?って言いに来たんだ。」
………は?それ、駄目ですとか、嫌ですとか言えないヤツ?
ほぼ決定?
「魔王、魔王って言うけどね、魔王生む程の劣悪な環境なんて、そうそう出来るモノじゃないからね?
息子夫婦だって、そうならない為の旅をしてるんだし。」
床に膝をついたレオンハルトとリリーは顔を見合せてから、おずおずとジャンセンに尋ねる。
「……と、言いますと…?」
「ロージアが魔王にならない為に、前もって悪い芽を摘むって、バカップルの息子の考えはいいアイデアなんだよ。
ロージアだって魔王になりたいワケじゃないんだし。
……なのに魔王にならない内は、孤独に一人で永い時を過ごさなきゃって思い込んでいる。」
「……うちの息子を預かる…ってのは?」
「お前ら、国内が平和だからって過保護に育て過ぎ!
お前らの息子、クソの役にも立たない程のヘタレだからな。
ロージアを魔王にさせないと言うなら、それなりに力をつけて貰わないとね…あと…うちの娘が勝手に決めたんだが…………。」
創造神の言う、うちの娘…。
破壊神変態女神ディアーナ様。
その名前が頭に浮かんだだけで、ろくなモンじゃねぇ!と思ってしまうのは何故だろうと、レオンハルト達は思った。
王城で、創造神ジャンセンとディアナンネ国王夫妻が久々の邂逅を果たしている頃。
国境を隔てる巨大な門の前で、地面に寝そべる少年はゼーハー荒い呼吸を繰り返しながら高い位置に輝く月を仰ぐ。
「……何体……何体倒したのかな…俺……」
「あんたが相手をしたのは30体程。ちゃんと倒したのは5体。少ないわ!本体を狙え言ったでしょうが!
何で、俺はやりきったぜ!みたいなツラしてんのよ!」
容赦無いディアーナは寝そべる少年の襟首を掴んで引摺り起こし、無理矢理立たせる。
「あんたが相手をしたあれは全て作り物。
剣が触れただけで、溶けたでしょ?本物はあんな簡単に倒せないわよ。
殺さなきゃ殺される位の気持ちでやり合わないとね。」
ディアーナは立たせた少年の身体をはたいて土埃を払ってやる。
しばらく姿を消していたレオンハルトが現れてディアーナの側に立った。
「待たせてすまない、ディアーナ。
この付近の目立つ瘴気は浄化して来た。
しばらくは魔物も魔獣も出ないだろう。」
少年は、金髪の青年が少女を呼んだ名前に初めて気付いた。
「ディアーナ…ディアーナ様!?本物の!?
レリーフで、タコの剣を持つ変態女神の!」
ディアーナは笑顔で少年の胸ぐらを掴む。
「本物の私は変態でもないし、タコの足も持ってないわよ。
頭より先に、身体で理解して貰おうかしら?」
「ディアーナ、弱いものイヂメはやめときなさい。…まったく、キレかけている姿も可愛いんだから…」
いきり立つディアーナを背後から抱き締めるレオンハルト。
胸ぐらを解放された少年は、呆然と二人のイチャイチャを眺めていた。
「……変態夫婦だ……」
そういえば父から話を聞いた事がある。
絶対に逆らってはいけない、この世の最高神である創造主と、その息子と娘の夫婦。
娘は特にワケ分からん。
遊び始めたら、その楽しみを邪魔しようものならプチが待っている。
そんな父の言った言葉が意味不明だと聞き流していたのだが…。
「…強い姉ちゃん…いや、ディアーナ様は…俺を鍛えてどうするの…?そんなんでロージアを倒せるかって言ったよね…?」
恐る恐る、イチャイチャしている二人に声を掛ける。
少年に尋ねられたディアーナは目を輝かせ、人差し指を立て嬉しそうに答える。
「君には人間の勇者、第一号になってもらいます!」
「…………え?……魔王って、かなり先にならないと…出ないって……俺、じいちゃんの勇者?」
じいちゃんどころか、下手したら生きていない位先だと聞いた覚えが…。
「ボーズは、ロージアと結婚したいと今も思ってんのか?
まぁ、ガキの言った事だし…勢いや雰囲気で言ったってのもあるかも知れないが…。」
レオンハルトが少年に尋ねれば、少年は少し俯いて唇を噛んだ。
「分かんない…でも、謝りたい…。
だから、ロージアに逢いたい…逢ってくれなくなったけど…。
俺は…ロージアに逢いたくてたまらないんだ…。」
消え入りそうな声を出す少年に反して、嬉しそうに声を張ったディアーナは目を輝かせる。
「そう!それが恋と言うモノなのだ!少年の初恋かしら!?
勇者第一号!この先、魔王が復活!どこかの国が、世界が、滅ぼされるかも知れない!
そんな時、魔王の前に現れて魔王を倒す者!勇者!
そしてそれは魔王の夫!
世界の滅亡をかけた決戦は、スケールの大きな夫婦喧嘩でした!に、するわよ!!」
レオンハルトは苦笑しつつも、否定する事は無く。
少年は、誰かしらの助けを求めて回りをキョロキョロ見渡すが、当然誰も居らず。
「…するわよって…断言…?しようと思ってとかじゃなく…?」
ディアーナが声を張る。
「するわよ!!ライアン、あなたはロージアの夫で勇者第一号になる!」
父から聞いた、娘はワケ分からん。
ほんとにワケ分からん…。
分かるのは、逆らえばプチが待っている。
プチがナニかは分からないが……本能が声を上げている。
こわっ!!!
「あなた…ライアンの事ですわね…?」
妻のリリー王妃がレオンハルトの隣に腰を下ろし、レオンハルトの手に自分の手を重ねる。
「…まさか、ライアンがロージアに惚れるとは…考えもしなかった。
…こんな事が、神の知るところとなれば…どんな恐ろしい事になるか…
神の意志に背くなど…!」
創造主の神としての恐ろしさ……と言うよりは、ジャンセンの理不尽で我が儘で面倒くさい性格を知っているレオンハルトは、ライアンのせいで国が滅ぼされるのではないかと危惧している。
「あなた…ライアンはまだ子供ですわ…。
かつてはディアーナ様を愛していた兄が、子供のライアンを相手にするとは思えません…。
神の耳に入る程の事ではないのでは…。」
リリーは気にし過ぎだとレオンハルトを安心させるように言う。
「しかしだな、リリー!」
コンコン
深夜の寝室の窓をノックする音が響く。
レオンハルト国王と、リリー王妃の顔が青くなる。
幽霊だとか、お化けだとか、そんなモノより恐ろしい者が現れたのを知って。
「陛下、ちょっと相談。貴方を抱いた男、私です。」
「貴方は俺を抱いてないし、俺は貴方に抱かれておりませんよ!!」
レオンハルト国王が慌てて寝室の窓を開け、唐突に現れたジャンセンを部屋に迎え入れる。
「久しぶり、元気そうで何よりだねバカップル。」
まだ、そう呼ぶのか!
部屋に入るなり、イチイチ人を苛立たせんでも!と思うも、ジャンセンの現れた理由を思えば文句を言えるような立場ではなく、レオンハルト国王は床に膝をつき、ジャンセンに頭を下げた。
「ジャンセン!いや、創造神よ…!
此度の愚息の考えについては、今後よくよく言い聞かせるので、どうか…どうか!
子供のたわ言だと思って目を瞑って貰えませぬか!」
ジャンセンは開いたままの窓の枠に腰掛け、土下座するようなレオンハルト国王を見ている。
「神の意志に背くような、そんな事は致しません!
息子には魔王の事を忘れさせます!魔王の役割の邪魔はさせません!
だから、どうか…!
もし、何かしらの罰を与えると言うならば、この私を…!」
「創造神様!わたくしも…!夫だけが悪いのではございません!」
ジャンセンは必死なレオンハルトとリリーを見て、楽しげに笑う。
「何で罰?
あのねー今日、私がここに来たのは、バカップルの息子をうちの息子夫婦に預けたいけどいーよね?って言いに来たんだ。」
………は?それ、駄目ですとか、嫌ですとか言えないヤツ?
ほぼ決定?
「魔王、魔王って言うけどね、魔王生む程の劣悪な環境なんて、そうそう出来るモノじゃないからね?
息子夫婦だって、そうならない為の旅をしてるんだし。」
床に膝をついたレオンハルトとリリーは顔を見合せてから、おずおずとジャンセンに尋ねる。
「……と、言いますと…?」
「ロージアが魔王にならない為に、前もって悪い芽を摘むって、バカップルの息子の考えはいいアイデアなんだよ。
ロージアだって魔王になりたいワケじゃないんだし。
……なのに魔王にならない内は、孤独に一人で永い時を過ごさなきゃって思い込んでいる。」
「……うちの息子を預かる…ってのは?」
「お前ら、国内が平和だからって過保護に育て過ぎ!
お前らの息子、クソの役にも立たない程のヘタレだからな。
ロージアを魔王にさせないと言うなら、それなりに力をつけて貰わないとね…あと…うちの娘が勝手に決めたんだが…………。」
創造神の言う、うちの娘…。
破壊神変態女神ディアーナ様。
その名前が頭に浮かんだだけで、ろくなモンじゃねぇ!と思ってしまうのは何故だろうと、レオンハルト達は思った。
王城で、創造神ジャンセンとディアナンネ国王夫妻が久々の邂逅を果たしている頃。
国境を隔てる巨大な門の前で、地面に寝そべる少年はゼーハー荒い呼吸を繰り返しながら高い位置に輝く月を仰ぐ。
「……何体……何体倒したのかな…俺……」
「あんたが相手をしたのは30体程。ちゃんと倒したのは5体。少ないわ!本体を狙え言ったでしょうが!
何で、俺はやりきったぜ!みたいなツラしてんのよ!」
容赦無いディアーナは寝そべる少年の襟首を掴んで引摺り起こし、無理矢理立たせる。
「あんたが相手をしたあれは全て作り物。
剣が触れただけで、溶けたでしょ?本物はあんな簡単に倒せないわよ。
殺さなきゃ殺される位の気持ちでやり合わないとね。」
ディアーナは立たせた少年の身体をはたいて土埃を払ってやる。
しばらく姿を消していたレオンハルトが現れてディアーナの側に立った。
「待たせてすまない、ディアーナ。
この付近の目立つ瘴気は浄化して来た。
しばらくは魔物も魔獣も出ないだろう。」
少年は、金髪の青年が少女を呼んだ名前に初めて気付いた。
「ディアーナ…ディアーナ様!?本物の!?
レリーフで、タコの剣を持つ変態女神の!」
ディアーナは笑顔で少年の胸ぐらを掴む。
「本物の私は変態でもないし、タコの足も持ってないわよ。
頭より先に、身体で理解して貰おうかしら?」
「ディアーナ、弱いものイヂメはやめときなさい。…まったく、キレかけている姿も可愛いんだから…」
いきり立つディアーナを背後から抱き締めるレオンハルト。
胸ぐらを解放された少年は、呆然と二人のイチャイチャを眺めていた。
「……変態夫婦だ……」
そういえば父から話を聞いた事がある。
絶対に逆らってはいけない、この世の最高神である創造主と、その息子と娘の夫婦。
娘は特にワケ分からん。
遊び始めたら、その楽しみを邪魔しようものならプチが待っている。
そんな父の言った言葉が意味不明だと聞き流していたのだが…。
「…強い姉ちゃん…いや、ディアーナ様は…俺を鍛えてどうするの…?そんなんでロージアを倒せるかって言ったよね…?」
恐る恐る、イチャイチャしている二人に声を掛ける。
少年に尋ねられたディアーナは目を輝かせ、人差し指を立て嬉しそうに答える。
「君には人間の勇者、第一号になってもらいます!」
「…………え?……魔王って、かなり先にならないと…出ないって……俺、じいちゃんの勇者?」
じいちゃんどころか、下手したら生きていない位先だと聞いた覚えが…。
「ボーズは、ロージアと結婚したいと今も思ってんのか?
まぁ、ガキの言った事だし…勢いや雰囲気で言ったってのもあるかも知れないが…。」
レオンハルトが少年に尋ねれば、少年は少し俯いて唇を噛んだ。
「分かんない…でも、謝りたい…。
だから、ロージアに逢いたい…逢ってくれなくなったけど…。
俺は…ロージアに逢いたくてたまらないんだ…。」
消え入りそうな声を出す少年に反して、嬉しそうに声を張ったディアーナは目を輝かせる。
「そう!それが恋と言うモノなのだ!少年の初恋かしら!?
勇者第一号!この先、魔王が復活!どこかの国が、世界が、滅ぼされるかも知れない!
そんな時、魔王の前に現れて魔王を倒す者!勇者!
そしてそれは魔王の夫!
世界の滅亡をかけた決戦は、スケールの大きな夫婦喧嘩でした!に、するわよ!!」
レオンハルトは苦笑しつつも、否定する事は無く。
少年は、誰かしらの助けを求めて回りをキョロキョロ見渡すが、当然誰も居らず。
「…するわよって…断言…?しようと思ってとかじゃなく…?」
ディアーナが声を張る。
「するわよ!!ライアン、あなたはロージアの夫で勇者第一号になる!」
父から聞いた、娘はワケ分からん。
ほんとにワケ分からん…。
分かるのは、逆らえばプチが待っている。
プチがナニかは分からないが……本能が声を上げている。
こわっ!!!
0
あなたにおすすめの小説
タダ働きなので待遇改善を求めて抗議したら、精霊達から『破壊神』と怖れられています。
渡里あずま
ファンタジー
出来損ないの聖女・アガタ。
しかし、精霊の加護を持つ新たな聖女が現れて、王子から婚約破棄された時――彼女は、前世(現代)の記憶を取り戻した。
「それなら、今までの報酬を払って貰えますか?」
※※※
虐げられていた子が、モフモフしながらやりたいことを探す旅に出る話です。
※重複投稿作品※
表紙の使用画像は、AdobeStockのものです。
ハズレスキル『自動販売機』を授かって婚約破棄されましたが、 実は回復薬も魔力食も出せる最強スキルでした
暖夢 由
ファンタジー
十八歳の成人儀式で授かったのは、誰も聞いたことのない《自動販売機スキル》。
役立たずと嘲られ、婚約者レオンには即座に婚約を破棄され、人生が崩れ落ちたように思えた。
だがそのスキルには、食べ物を作り、摂取すれば魔力を増やし、さらに“治癒効果”を付与できるという隠された力があった。
倒れた母を救い、王都の名門・ヴァルセイン伯爵夫人を救ったことで、カミーラは“呪詛”という闇の存在を知る。伯爵邸で出会った炎の力を持つ公爵家次男レグナスとの出会いが、彼女の運命を大きく変えていく。
やがて王都全体に“謎の病”が蔓延。カミーラは治癒スープの炊き出しを行い、人々を次々と回復へ導く。
一方、病の裏で糸を引いていたのは………。
“無価値”と嘲られたスキルが、いま世界を癒し、未来を照らす光となる――。
ダンジョンを拾ったので、スキル〈ホームセンター〉で好き勝手リフォームします
ランド犬
ファンタジー
異世界に転移した佐々木悠人は、召喚でも勇者でもなかった。ただ迷い込んだ先で見つけたのは、王都を望む郊外にひっそりと口を開けるダンジョン。足を踏み入れた瞬間、発動したスキルは
――〈ホームセンター〉
壁を張り替え、部屋を増やし、畑や牧場、カフェまで作れる不可思議な力だった。
気ままに始めたリフォームは、もふもふなネコミミ獣人の少女との出会いをきっかけに、思わぬ変化を呼び始める。
拡張され続けるダンジョンの先で、悠人が作り上げる“住める迷宮”とは――?
国外追放ですか? 承りました。では、すぐに国外にテレポートします。
樋口紗夕
恋愛
公爵令嬢ヘレーネは王立魔法学園の卒業パーティーで第三王子ジークベルトから婚約破棄を宣言される。
ジークベルトの真実の愛の相手、男爵令嬢ルーシアへの嫌がらせが原因だ。
国外追放を言い渡したジークベルトに、ヘレーネは眉一つ動かさずに答えた。
「国外追放ですか? 承りました。では、すぐに国外にテレポートします」
田舎娘、追放後に開いた小さな薬草店が国家レベルで大騒ぎになるほど大繁盛
タマ マコト
ファンタジー
【大好評につき21〜40話執筆決定!!】
田舎娘ミントは、王都の名門ローズ家で地味な使用人薬師として働いていたが、令嬢ローズマリーの嫉妬により濡れ衣を着せられ、理不尽に追放されてしまう。雨の中ひとり王都を去ったミントは、亡き祖母が残した田舎の小屋に戻り、そこで薬草店を開くことを決意。森で倒れていた謎の青年サフランを救ったことで、彼女の薬の“異常な効き目”が静かに広まりはじめ、村の小さな店《グリーンノート》へ、変化の風が吹き込み始める――。
転生幼女のチートな悠々自適生活〜伝統魔法を使い続けていたら気づけば賢者になっていた〜
犬社護
ファンタジー
ユミル(4歳)は気がついたら、崖下にある森の中に呆然と佇んでいた。
馬車が崖下に落下した影響で、前世の記憶を思い出したのだ。前世、日本伝統が子供の頃から大好きで、小中高大共に伝統に関わるクラブや学部に入り、卒業後はお世話になった大学教授の秘書となり、伝統のために毎日走り回っていたが、旅先の講演の合間、教授と2人で歩道を歩いていると、暴走車が突っ込んできたので、彼女は教授を助けるも、そのまま跳ね飛ばされてしまい、死を迎えてしまう。
享年は25歳。
周囲には散乱した荷物だけでなく、さっきまで会話していた家族が横たわっている。
25歳の精神だからこそ、これが何を意味しているのかに気づき、ショックを受ける。
大雨の中を泣き叫んでいる時、1体の小さな精霊カーバンクルが現れる。前世もふもふ好きだったユミルは、もふもふ精霊と会話することで悲しみも和らぎ、互いに打ち解けることに成功する。
精霊カーバンクルと仲良くなったことで、彼女は日本古来の伝統に関わる魔法を習得するのだが、チート魔法のせいで色々やらかしていく。まわりの精霊や街に住む平民や貴族達もそれに振り回されるものの、愛くるしく天真爛漫な彼女を見ることで、皆がほっこり心を癒されていく。
人々や精霊に愛されていくユミルは、伝統魔法で仲間たちと悠々自適な生活を目指します。
クラス転移したけど、皆さん勘違いしてません?
青いウーパーと山椒魚
ファンタジー
加藤あいは高校2年生。
最近ネット小説にハマりまくっているごく普通の高校生である。
普通に過ごしていたら異世界転移に巻き込まれた?
しかも弱いからと森に捨てられた。
いやちょっとまてよ?
皆さん勘違いしてません?
これはあいの不思議な日常を書いた物語である。
本編完結しました!
相変わらず話ごちゃごちゃしていると思いますが、楽しんでいただけると嬉しいです!
1話は1000字くらいなのでササッと読めるはず…
1歳児天使の異世界生活!
春爛漫
ファンタジー
夫に先立たれ、女手一つで子供を育て上げた皇 幸子。病気にかかり死んでしまうが、天使が迎えに来てくれて天界へ行くも、最高神の創造神様が一方的にまくしたてて、サチ・スメラギとして異世界アラタカラに創造神の使徒(天使)として送られてしまう。1歳の子供の身体になり、それなりに人に溶け込もうと頑張るお話。
※心は大人のなんちゃって幼児なので、あたたかい目で見守っていてください。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる