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80話◆舞い散る羽毛の雪、夢なら覚めないで…いや、夢なら早く覚めてくれ。
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幻なら…夢なら…どうか覚めないで…!
淡雪のように舞い散る白い羽毛の中に、愛する人が居る。
逢いたいと恋い焦がれた貴方が居る。
わたししか知らない優しい笑顔を、わたしだけに向け手を差し伸べている。
求めていたの貴方を!逢いたかったの貴方に!
だから…これが夢なら…!まだ、覚めないで!
ベッドから降り、傍らに立つ彼に近付く。
差し伸べられた手にわたしも手を伸ばして……
………………えー……?
これが夢なら…!…夢ならどうか早く覚めてくれ!!!!
なんで、わたしの紐パンティ持ってるんスかぁあ!!!
なんで、手からぶら下がってんスかぁ!!
恥ずかしいにも程があるだろう!!!
「君だと思って…ずっと胸の内側に持っていたのだが…
師匠に『任務中に出して見るの、いい加減にしろ返して来い』と言われて……」
これは幻!!早く覚めてくれ!!
敵国に潜入中のイケメン騎士が、わたしのパンティを任務中に出して眺めているとか!!有り得んから!!現実なワケ無い!
「師匠に、『見ているだけではない、匂いをかいだり頬擦りしたりもします』と正直に言ったら『アホかてめえ!』とひどく叱られたので。」
当たり前だぁあ!!アホぉ!!うちの旦那がごめんなさいぃ!
ああ……このブレない程のメグミン馬鹿っぷりはサイモンでしかないわ……
本物だわ……会えて嬉しい……けど、その変態ぶり…やめて……
「……やっぱり、こないだの…帽子の……」
あの小さな物置小屋の様な箱の中に現れた、スチュワートさんと同じ姿をした帽子の剣士は……
わたしの下履きを持ち去った帽子の変態剣士は……やはりサイモンだったのね…
貴方は…転移魔法が使えるの?
ううん、聞いちゃ駄目。
サイモンの能力は、変態…いや、サイモンの仕事に活かされるもの……
何処でどんな人が聞いているか分からないもの。
「俺は一度行った場所に行ける一般的な転移魔法は使えないが、メグミンの居る場所になら来れる。」
……なんで??つか、さらっと能力を暴露してますがな。
「俺の魔力を注いだ物が道標になると言ったら…分かるかな」
あー、何か分かったわ。
サイモンは、わたしの指輪を道標にしてわたしの所に来てくれたのね…けど…そんな事が出来るなら………
「…だっ……だったら、毎日……ひと目だけでも毎日…
会いに来てくれたって良かったじゃないの……」
ポロポロと涙が零れ落ちる。
「会いたいの…ずっと我慢して…怖い目にも何度もあって…寂しくて…寂しくて…!わたし…わたし!」
ものすごい我が儘を言ってるんだって分かる。
メグミン馬鹿のサイモンが、わたしに会いに来ないワケないもの。
頻繁には会いに来れない理由がきっとあるんだ。
「メグミン……泣かないで……」
サイモンの手がわたしの頬を撫でる。
わたしの下履きを持ったまま。
ハンカチがわりにして、わたしの涙が紐パンティに染み込んでいくから、何かもう!!それ手から離して!!
わたしが受け取らんと駄目なんか!!
「……取り乱して、ごめんなさい……サイモン……騎士の妻として…駄目ね、こんなの……」
泣きながら、目の下に当てた紐パンティを受け取る。
何だ、このシュールな感じは……涙が引っ込んだわ。
「今日此処へは愛馬のアンバーに乗って来ている。
俺の使う転移魔法は魔力を多大に消費する。
俺自身の魔力もだが、メグミンの魔力もかなり消費させるようだ。君の身体に負担を掛けてしまう。」
「………わたし魔法使えませんし、魔力なんて無いのだと……」
「魔法を使えなくても魔力はあるはずだ。
それを消費させ過ぎると、ひどい疲労感や倦怠感のようなものを感じて身体が動かなくなる事もある。」
そうなんだ?………こないだの物置小屋の時は何とも無かったけど…。
「だから今日は…メグミンの身体にこの間の影響が出て無いか心配で…様子を見に来たんだ…
…また寂しい思いをさせるが…明日の朝には、再び君と離れなくてはならない…。」
「……はい……分かってます……貴方の妻として……夫の貴方の帰りを待ちます……」
サイモンの指先が、わたしの顎を持ち上げる。
サイモンの顔が近付く。唇が触れそう………
またしばらく会えないのなら、今夜は深く愛し合いたい…。
「俺に黙って、こんな所まで後を追けて来るなんて悪い子だ……
メグミンにはお仕置きが必要だな。今夜は君を激しく嬲ろう。」
━━……は?………はぁ!?
愛し合う…じゃなくて、嬲られんの!?ま、まぁ…まぁ!
結局、抱かれるって事ですし!?いーんですけどね!!
いーんですけど……何かコワッ
……なんでだろう、逃げたくなるのは……!
「わ、わたし……!ちょっと…浴室に忘れ物を…!!
と、取りに行きますね!」
そろそろと、ゆっくりベッド前に立つサイモンの左横を通り過ぎ、いきなりダッシュして彼の背後にあるドアの方に向かおうとする。
「君は」
サイモンの長い左腕がスッとわたしの胸の下に回され、そのまま掬い上げられるように捕らわれて身体が浮かぶ。
「キャアア!!」
床から離れた足が宙で水かきする様にジタバタ前後に暴れ、何処にも進む事が出来なくなったわたしは、そのままベッドの上に身体を投げ出された。
ベッドに撒かれた羽毛が再び宙を舞い、ベッドで仰向けになったわたしと、わたしの両脇に手をついてわたしを見下ろすサイモンに淡雪の様に降って来る。
「俺を煽るのが上手い。
獣はね…逃げたら尚更にに追い掛けたくなるものなんだよ…
逃げた獲物は、より美味しそうに見えるからなのか……」
獣って言っちゃう!?自分を獣って言っちゃうの!?
「ま、待って…!煽ってなんて…」
「追われると知っていて逃げたのだよな?
…追い詰められたいと。君は知っていた。
なぜならこの言葉は、君が何度も読んでいた神サークルさんとやらの聖書の中にあった、俺の言葉だ。」
げふっ!!!
そういやぁ軍服に軍帽姿のサイモンが、そんな台詞言ってたわ!!
この世界にはない、軍服、軍帽のサイモンがアリエス先生を捕虜だとか言って!!
いやぁ、萌えに萌えましたよ!!鬼畜だしエロいし!!
その同人誌の中で鬼畜サイモンが言っていた台詞を、リアルでサイモンがわたしに言うの!!?
怖い怖い怖い!!萌える前に怖い!!煽ってなんてない!
逃げちゃ駄目だ!逆効果!
でもマジで逃げさせてー!!!
「逃がさないって、毎回も言わせるんだな…君は…
いや、ふふふ、言われたいのだな?」
「……!?へぁ…?ちょっと…!!」
何処からわいて出たのか。
て言うか、これスチュワートさんもスファイに使ってた!?
ナニ!何なの!?ヒールナー邸に居る人は、植物とお友達になるの!?
柔らかいが丈夫な植物のつる草がわたしの両手首に巻き付いており、両腕を拡げて上げた状態で、ベッドのヘッドボード両サイドに括り付けられてしまった。
うおお!!わきの下が丸見えじゃないか!!
わたしのくすぐったい場所、第一位わきの下がなんて無防備な事に!!
ここ、くすぐられたら笑い死に出来る!!
「こ、こ、拘束はしないって言ってませんでしたっけ!!!」
「君が俺から逃げなければと言った。
逃げようとすれば話は別だし、鎖の様な君の柔肌を傷付けるような物は使用していない。」
湯浴みの際に邸に勤める年配の女性が用意してくれたナイトドレスは、ヒールナー邸で着ていた物のように透け感が無く、女性物らしい装飾も一切無いズドーンと首から膝下まで寸胴な色気も素っ気も無い寝衣だ。
その寝衣の胸の辺りを掴まれ、バリッと思い切り左右に開かれた。
「はわぁぁああ!!!ボタンがぁ!!!」
喉の下辺りから膝下まで、ツラツラと連なるボタンがブチブチと弾け飛び、わたしはアジの開き……ではなく、開いた寝衣の上に下履き一枚だけで横たわる状態になってしまった。
あらわになった胸はもう、隠せない。
だから両足を強く閉じ、内股に力をいれる。
「や、やぁ…見ないで…見ないで!!」
見られたくない!恥ずかしい!アソコを見られるの………
より恥ずかしい!!下履き見られんの!!
「メグミン、隠しても無駄だよ。君のソコは俺のものだ。君にさえ隠す権利は無い。……さぁ、俺に全てを晒すんだ……その下履きを取って…………」
強く閉じたわたしの足を無理矢理抉じ開けるように、膝に置かれたサイモンの手がわたしの両足を大きく開かせる。
そんなわたしの……
「………………」「………………」
今日の下履きは、メイちゃんお手製のパックリ穴開きパンティです。
今日、湯浴みの後に履ける下着がこれか、エグい蝶しかなかったのよ!!
他の下着は、さっき入浴中に洗ったばかりでまだ乾いてないのよ!!
選択肢が二択だったの!穴か蝶か!!
「……かなり前衛的な下履きだな……僅かな布の隙間から、君の花弁が見え隠れしている。」
はいい!!アバンギャルドでしょう!!
って、もろに見られるより何だか恥ずかしいんですけど!!
「あ、あの…あまり見ないで…直に見られるより、こんな下履き着けてるの見られるの…何だか恥ずかしい…」
「こんないやらしい下履きを……どうして今日、履いている?」
下履きの縦に開いた穴にサイモンの二本の指先が入る。
「え!?っっんんっ!!あ…!!」
下履きに開いた縦の穴に沿うように入った指先は、薄い布の下にすぐある肉厚の花弁同士が重なる部位を掻き分けるようにして、そのまま深い洞に突き進む。
「見えないのに手探りだけで分かってしまうよ…いやらしい君の、気持ちが良い所が。」
「ああっ!や…やぁ!」
右の太ももを柔らかいベッドに押さえつけられ動かせなくなり、足を閉じようと動き回るわたしの左足の進路を肩や腕で塞ぎながら、下履きの中に入ったサイモンの指先が忙しなく動き回る。
谷間に沿うように縦にクチクチと動かした人差し指と中指が、ググっと根元まで穴に押し込まれ、洞の上に在る木の芽を親指が強く押し潰す。
「ああああっ!!だ、ダメぇ!!」
「俺が今日、ここに来る事は知らなかったハズなのに…こんないやらしい下履きを身に着けて…なぜ?まさか、俺以外の誰かに……」
「そんな事あるワケ無いでしょう!!こ、これしか無かったの!!」
部屋の温度がスゥっと低くなった。
サイモンは、わたしに負けず劣らず妄想力があるのだと、最近気が付いた。
この人、わたしが絡むとアホになる!!妄想の鬼になる!!
自分で言った例え話が、頭の中でリアルに映像化されかける!
妄想だけで嫉妬して、この国を永久凍土にしかねない!!
だからもう、わたしの「下着がこれしか無かったんだよね!あはは!」はある意味通用しない。
「俺以外の誰かに…見せるつもりだったのか…?」
んなワケ無いのに!!
「ちっ…!違うの!さ、サイモンを…!サイモンを想いながら!!自分で自分を慰めようと思ったの!!この下履きは便利だから!!大好きなサイモンに、抱かれる姿を思いながら!!サイモンの!サイモンなの!!」
アホみたいに名前を連呼する。もうサイモンの意識を無理矢理、妄想恋敵から引き剥がす!!
「……そうだったのか………どうやって?」
「………………………………………どうやって?」
手首を拘束していたつる草がシュルッとほどかれて何処かに消えた。
「どうやって?」「どうやって!?」
……こ、これは……あれか……いわゆる……自慰ってやつを……
やって見せろと!!??
わたし…わたし!!!やった事、ないんですけど!!!
淡雪のように舞い散る白い羽毛の中に、愛する人が居る。
逢いたいと恋い焦がれた貴方が居る。
わたししか知らない優しい笑顔を、わたしだけに向け手を差し伸べている。
求めていたの貴方を!逢いたかったの貴方に!
だから…これが夢なら…!まだ、覚めないで!
ベッドから降り、傍らに立つ彼に近付く。
差し伸べられた手にわたしも手を伸ばして……
………………えー……?
これが夢なら…!…夢ならどうか早く覚めてくれ!!!!
なんで、わたしの紐パンティ持ってるんスかぁあ!!!
なんで、手からぶら下がってんスかぁ!!
恥ずかしいにも程があるだろう!!!
「君だと思って…ずっと胸の内側に持っていたのだが…
師匠に『任務中に出して見るの、いい加減にしろ返して来い』と言われて……」
これは幻!!早く覚めてくれ!!
敵国に潜入中のイケメン騎士が、わたしのパンティを任務中に出して眺めているとか!!有り得んから!!現実なワケ無い!
「師匠に、『見ているだけではない、匂いをかいだり頬擦りしたりもします』と正直に言ったら『アホかてめえ!』とひどく叱られたので。」
当たり前だぁあ!!アホぉ!!うちの旦那がごめんなさいぃ!
ああ……このブレない程のメグミン馬鹿っぷりはサイモンでしかないわ……
本物だわ……会えて嬉しい……けど、その変態ぶり…やめて……
「……やっぱり、こないだの…帽子の……」
あの小さな物置小屋の様な箱の中に現れた、スチュワートさんと同じ姿をした帽子の剣士は……
わたしの下履きを持ち去った帽子の変態剣士は……やはりサイモンだったのね…
貴方は…転移魔法が使えるの?
ううん、聞いちゃ駄目。
サイモンの能力は、変態…いや、サイモンの仕事に活かされるもの……
何処でどんな人が聞いているか分からないもの。
「俺は一度行った場所に行ける一般的な転移魔法は使えないが、メグミンの居る場所になら来れる。」
……なんで??つか、さらっと能力を暴露してますがな。
「俺の魔力を注いだ物が道標になると言ったら…分かるかな」
あー、何か分かったわ。
サイモンは、わたしの指輪を道標にしてわたしの所に来てくれたのね…けど…そんな事が出来るなら………
「…だっ……だったら、毎日……ひと目だけでも毎日…
会いに来てくれたって良かったじゃないの……」
ポロポロと涙が零れ落ちる。
「会いたいの…ずっと我慢して…怖い目にも何度もあって…寂しくて…寂しくて…!わたし…わたし!」
ものすごい我が儘を言ってるんだって分かる。
メグミン馬鹿のサイモンが、わたしに会いに来ないワケないもの。
頻繁には会いに来れない理由がきっとあるんだ。
「メグミン……泣かないで……」
サイモンの手がわたしの頬を撫でる。
わたしの下履きを持ったまま。
ハンカチがわりにして、わたしの涙が紐パンティに染み込んでいくから、何かもう!!それ手から離して!!
わたしが受け取らんと駄目なんか!!
「……取り乱して、ごめんなさい……サイモン……騎士の妻として…駄目ね、こんなの……」
泣きながら、目の下に当てた紐パンティを受け取る。
何だ、このシュールな感じは……涙が引っ込んだわ。
「今日此処へは愛馬のアンバーに乗って来ている。
俺の使う転移魔法は魔力を多大に消費する。
俺自身の魔力もだが、メグミンの魔力もかなり消費させるようだ。君の身体に負担を掛けてしまう。」
「………わたし魔法使えませんし、魔力なんて無いのだと……」
「魔法を使えなくても魔力はあるはずだ。
それを消費させ過ぎると、ひどい疲労感や倦怠感のようなものを感じて身体が動かなくなる事もある。」
そうなんだ?………こないだの物置小屋の時は何とも無かったけど…。
「だから今日は…メグミンの身体にこの間の影響が出て無いか心配で…様子を見に来たんだ…
…また寂しい思いをさせるが…明日の朝には、再び君と離れなくてはならない…。」
「……はい……分かってます……貴方の妻として……夫の貴方の帰りを待ちます……」
サイモンの指先が、わたしの顎を持ち上げる。
サイモンの顔が近付く。唇が触れそう………
またしばらく会えないのなら、今夜は深く愛し合いたい…。
「俺に黙って、こんな所まで後を追けて来るなんて悪い子だ……
メグミンにはお仕置きが必要だな。今夜は君を激しく嬲ろう。」
━━……は?………はぁ!?
愛し合う…じゃなくて、嬲られんの!?ま、まぁ…まぁ!
結局、抱かれるって事ですし!?いーんですけどね!!
いーんですけど……何かコワッ
……なんでだろう、逃げたくなるのは……!
「わ、わたし……!ちょっと…浴室に忘れ物を…!!
と、取りに行きますね!」
そろそろと、ゆっくりベッド前に立つサイモンの左横を通り過ぎ、いきなりダッシュして彼の背後にあるドアの方に向かおうとする。
「君は」
サイモンの長い左腕がスッとわたしの胸の下に回され、そのまま掬い上げられるように捕らわれて身体が浮かぶ。
「キャアア!!」
床から離れた足が宙で水かきする様にジタバタ前後に暴れ、何処にも進む事が出来なくなったわたしは、そのままベッドの上に身体を投げ出された。
ベッドに撒かれた羽毛が再び宙を舞い、ベッドで仰向けになったわたしと、わたしの両脇に手をついてわたしを見下ろすサイモンに淡雪の様に降って来る。
「俺を煽るのが上手い。
獣はね…逃げたら尚更にに追い掛けたくなるものなんだよ…
逃げた獲物は、より美味しそうに見えるからなのか……」
獣って言っちゃう!?自分を獣って言っちゃうの!?
「ま、待って…!煽ってなんて…」
「追われると知っていて逃げたのだよな?
…追い詰められたいと。君は知っていた。
なぜならこの言葉は、君が何度も読んでいた神サークルさんとやらの聖書の中にあった、俺の言葉だ。」
げふっ!!!
そういやぁ軍服に軍帽姿のサイモンが、そんな台詞言ってたわ!!
この世界にはない、軍服、軍帽のサイモンがアリエス先生を捕虜だとか言って!!
いやぁ、萌えに萌えましたよ!!鬼畜だしエロいし!!
その同人誌の中で鬼畜サイモンが言っていた台詞を、リアルでサイモンがわたしに言うの!!?
怖い怖い怖い!!萌える前に怖い!!煽ってなんてない!
逃げちゃ駄目だ!逆効果!
でもマジで逃げさせてー!!!
「逃がさないって、毎回も言わせるんだな…君は…
いや、ふふふ、言われたいのだな?」
「……!?へぁ…?ちょっと…!!」
何処からわいて出たのか。
て言うか、これスチュワートさんもスファイに使ってた!?
ナニ!何なの!?ヒールナー邸に居る人は、植物とお友達になるの!?
柔らかいが丈夫な植物のつる草がわたしの両手首に巻き付いており、両腕を拡げて上げた状態で、ベッドのヘッドボード両サイドに括り付けられてしまった。
うおお!!わきの下が丸見えじゃないか!!
わたしのくすぐったい場所、第一位わきの下がなんて無防備な事に!!
ここ、くすぐられたら笑い死に出来る!!
「こ、こ、拘束はしないって言ってませんでしたっけ!!!」
「君が俺から逃げなければと言った。
逃げようとすれば話は別だし、鎖の様な君の柔肌を傷付けるような物は使用していない。」
湯浴みの際に邸に勤める年配の女性が用意してくれたナイトドレスは、ヒールナー邸で着ていた物のように透け感が無く、女性物らしい装飾も一切無いズドーンと首から膝下まで寸胴な色気も素っ気も無い寝衣だ。
その寝衣の胸の辺りを掴まれ、バリッと思い切り左右に開かれた。
「はわぁぁああ!!!ボタンがぁ!!!」
喉の下辺りから膝下まで、ツラツラと連なるボタンがブチブチと弾け飛び、わたしはアジの開き……ではなく、開いた寝衣の上に下履き一枚だけで横たわる状態になってしまった。
あらわになった胸はもう、隠せない。
だから両足を強く閉じ、内股に力をいれる。
「や、やぁ…見ないで…見ないで!!」
見られたくない!恥ずかしい!アソコを見られるの………
より恥ずかしい!!下履き見られんの!!
「メグミン、隠しても無駄だよ。君のソコは俺のものだ。君にさえ隠す権利は無い。……さぁ、俺に全てを晒すんだ……その下履きを取って…………」
強く閉じたわたしの足を無理矢理抉じ開けるように、膝に置かれたサイモンの手がわたしの両足を大きく開かせる。
そんなわたしの……
「………………」「………………」
今日の下履きは、メイちゃんお手製のパックリ穴開きパンティです。
今日、湯浴みの後に履ける下着がこれか、エグい蝶しかなかったのよ!!
他の下着は、さっき入浴中に洗ったばかりでまだ乾いてないのよ!!
選択肢が二択だったの!穴か蝶か!!
「……かなり前衛的な下履きだな……僅かな布の隙間から、君の花弁が見え隠れしている。」
はいい!!アバンギャルドでしょう!!
って、もろに見られるより何だか恥ずかしいんですけど!!
「あ、あの…あまり見ないで…直に見られるより、こんな下履き着けてるの見られるの…何だか恥ずかしい…」
「こんないやらしい下履きを……どうして今日、履いている?」
下履きの縦に開いた穴にサイモンの二本の指先が入る。
「え!?っっんんっ!!あ…!!」
下履きに開いた縦の穴に沿うように入った指先は、薄い布の下にすぐある肉厚の花弁同士が重なる部位を掻き分けるようにして、そのまま深い洞に突き進む。
「見えないのに手探りだけで分かってしまうよ…いやらしい君の、気持ちが良い所が。」
「ああっ!や…やぁ!」
右の太ももを柔らかいベッドに押さえつけられ動かせなくなり、足を閉じようと動き回るわたしの左足の進路を肩や腕で塞ぎながら、下履きの中に入ったサイモンの指先が忙しなく動き回る。
谷間に沿うように縦にクチクチと動かした人差し指と中指が、ググっと根元まで穴に押し込まれ、洞の上に在る木の芽を親指が強く押し潰す。
「ああああっ!!だ、ダメぇ!!」
「俺が今日、ここに来る事は知らなかったハズなのに…こんないやらしい下履きを身に着けて…なぜ?まさか、俺以外の誰かに……」
「そんな事あるワケ無いでしょう!!こ、これしか無かったの!!」
部屋の温度がスゥっと低くなった。
サイモンは、わたしに負けず劣らず妄想力があるのだと、最近気が付いた。
この人、わたしが絡むとアホになる!!妄想の鬼になる!!
自分で言った例え話が、頭の中でリアルに映像化されかける!
妄想だけで嫉妬して、この国を永久凍土にしかねない!!
だからもう、わたしの「下着がこれしか無かったんだよね!あはは!」はある意味通用しない。
「俺以外の誰かに…見せるつもりだったのか…?」
んなワケ無いのに!!
「ちっ…!違うの!さ、サイモンを…!サイモンを想いながら!!自分で自分を慰めようと思ったの!!この下履きは便利だから!!大好きなサイモンに、抱かれる姿を思いながら!!サイモンの!サイモンなの!!」
アホみたいに名前を連呼する。もうサイモンの意識を無理矢理、妄想恋敵から引き剥がす!!
「……そうだったのか………どうやって?」
「………………………………………どうやって?」
手首を拘束していたつる草がシュルッとほどかれて何処かに消えた。
「どうやって?」「どうやって!?」
……こ、これは……あれか……いわゆる……自慰ってやつを……
やって見せろと!!??
わたし…わたし!!!やった事、ないんですけど!!!
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