【R18】夜の帳に聖なる契り 『転生後の異世界で、腐女子のわたしがBLネタにしていた推しに喰われる漫画を描く罰ゲーム』

DAKUNちょめ

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91話◆オタクが知る、オタクの国。

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「ミュゲ、着いたよ。
ここが神の居る国と言われる新しい国、神聖国だ。」



わたしは馬の背に揺られながら、ぼへーっと馬を曳くカチュアの声を聞いている。

おとといのサイモンとのブートキャンプの余韻が身体から抜けてない。

貪欲に求められ、ガツガツと貪り食われた身体の芯が火照る。



つくづく…少女マンガのラブシーンみたいな、回りにお花や点描が描かれて『あ、あぁ…』なんて喘いで、『良かったよ』『私もよ…』で終わる様な、優しく愛されました的な性交とは程遠い、わたし達の性交。

ラブアニマル、いや、ラブビーストですもの。サイモンは。

そして、わたしはラブアナコンダ……

何の話をしてんだ、わたしの脳内は。



「……え、アホ国?……着いた……のっっ!!」



のっけから驚く。



国境の大きな門の両脇に、金剛力士像の様に立つ、どこぞの星の戦士が二人。

髪が逆立ってますがな。色も塗られて金髪ですがな。

フュー◯ョン!とか言って指先合わせたら、一人になりそうなお顔をしてますがな。



「…………はぁ?」



呆然としたまま国の中に入ってゆく。

門から中に入れば、至る所に向こうの世界に居た頃に見た懐かしい漫画やゲームの人物、あるいは見た事あるけど知らない、でも確かそれは、エロゲームの誰かさん!的な像………いや、巨大なフィギュアが並ぶ。



山崎めぐみが、あちらの世界で逝った時に人気だった、刀を持った三人の少年像もある。

いや、よく見たら柱も全員居るわ。



これ、わたしの友人が見たら「神ぃぃ!!」って号泣しそう。

神漫画、神アニメ、神ゲームとか言われてた作品の面々が………



あぁ?



「ちょっと、ちょっと待って!?神って、そうゆー…はぁ?えぇ?」



この国を創った人物は、間違いなくわたしと同じ世界、同じ時代に居た人だ!

え?どんな人?まぁ、漫画やアニメ、ゲームが好きだったってのは分かる。

でも、そんな人が戦争おっ始めようとする?



街の途中から、この世界では異形の造形物の像が出て来た。



わたしは詳しくない、マシン物のフィギュア。

いや、ガン◯ムや、◯ヴァ位は分かるけど……



ああ、この人、ゲーム感覚なんだ…。

ゲーム感覚で戦争を起こして、戦いたい、勝ちたい、シミュレーションゲームの感覚で、国を落としてクリアしたいんだ。



「……何だか見た事も無い、異形の像がたくさんありますね。」



カチュアが呟いた。

異形である魔物や魔獣が居るこの世界でも、マシンやロボットは勿論、戦艦や戦車も存在しない為に異形となる。

わたしとしては、この世界に兵器のヒントとなる様な物を持ち込まないで欲しかった。

まだ、火薬や爆薬の発明等がほぼ、なされてない世界。

魔法の使えない人達が魔獣や魔物を倒す為に、いつか武器や兵器を進化させていくだろうけど

戦争をするために……は違う…………



「いや、ただのオタクにそんな兵器を造る知識は無いな。
でも戦争を始めたいんだろうな…と考えたら、この時代での主力は兵器よりも人だよなぁ…
あんまり、そういうゲームした事無いけど、ゲームを優位に進める為には、一騎当千位のアホみたいに強いキャラクター欲しいよね。
ンフフコココって笑う人みたいなんとか、傾いてそうな人とか。」



ブツブツと呟きながら、独り言を言うわたしを、カチュアとメイが心配そうに見つめる。

そんなメイを、物欲しそうに見つめるスファイ。



良かったわ……メイには申し訳無いけどスファイのロックオン対象がわたしからメイに移って。



「………一騎当千………化け物じみて強くて、ここら辺で有名なのって……銀狼鬼…さん?」



となれば、銀狼鬼さんに次ぐ剣士の戦場の狼、スチュワートさんも手に入れたくなるかも。

いや、こんなゲーム感覚で戦争したくなるヤツは只の強い戦士じゃ物足りないかも知れない。

謎のとか、最凶のとか、伝説の、とか英霊呼び出す感覚か!?



「化け物じみて強い……
確かに銀狼鬼はそうなのでしょうけど昔の話ですしね。
今、お会いしても全盛期のお力は無いと思われますよ。」



カチュアは、先日スチュワートが言った「銀狼鬼は女性であり、もう亡くなりました」をミランダに言わなかった。

隠すつもりではなかったが、カチュア自身がスチュワートの告白を信じて良いのか迷ってしまった。



「じゃあ、今、アホみたいに強い人って誰かしら?」



「戦争が無い今だと群を抜いて強い人が誰って、難しいと思いますね。
一対一での試合での強さと、戦場での強さは違いますし。
ただ、普通に強い方でしたらスチュワート様もサイモン様も充分お強い。」



違うんだよなぁ…アホみたいに強いってのは。

化け物みたいに、笑いながら人をいっぱいなぎ倒すような、ゲームでは無双的な…。

サイモンやスチュワートさんも戦場に行ったら出来ちゃうかもだけど……。



「恐らく強い、どの様に、どの位強いかは分かりませんが、ラジェアベリアという国でお抱えになっている、神の御子様と奥方の月の聖女様は、国で抱え込む程に何らかの強い力を持った方として認識されてますわね。」



はぁ?……だって、あの人たち、そもそも人間じゃないし。

俗世にどっぷり浸かり過ぎてて誰もピンと来ないかも知れないけど、一応あれで神様だし。

ラジェアベリアがお抱えって言うよりは、ラジェアベリアに入り浸っている。

殿下の作った菓子食って、食っちゃ寝してるだけなんだけど。



「……限られた人しか……知らないんだっけ。」



と言うより、一部の人にしか信じられてない。

ジャンセンに至っては、最高神のクセに福利厚生に惹かれてラジェアベリアの公務員なんかやっちゃってる。

あれが神様ですって言われても、まさかぁ!で終わるんだろうな。



「…やだ…嫌な形で謎が解けてゆく…パズルが組み上がる……!
アホみたいなパズルが!!わたしが狙われる理由?!
そりゃね、わたし、月の聖女とお友達だけどねっ!!だからってね!!」



馬の上で両手に拳を握って声を大にして言ってしまう。



「奥様!!」「お姉ちゃん!!」



少し距離を置いて追従していたスチュワートがカチュア達に駆け寄る。



「しまった……!!奥様がまた!!」



ミランダは、馬の上から姿を消していた。













「………………。」



再び馬の上からいきなり転移させられたミランダは、馬の上に跨がったスタイルのまま、がに股で両手に拳を握った状態で降り立った。



目の前では、そんなミランダのポーズに腹を抱えて大爆笑しているグリーンヤンキーが居る。



「相変わらず、面白ェ女!!ミランダお前、最高だ!!」



がに股で制止している所に、抱きつこうとしてきたグリーンヤンキーの脇腹に、ミランダが拳を放つ。



「せいやぁっ!!」「おふっ!」



ちょうど、拳を出しやすいポーズだった為に、やってみた。

グリーンヤンキーが少し前屈みになって震えている。



「押忍!!」



なので、ちょっと言ってみた。



「はは、ははははっ!!ますます面白ェ女!!
本気で気に入った!お前は俺の女にする!」



前屈みになって震えていたグリーンヤンキーにミランダが両腕を掴まれる。

前回の様に謎の小屋の中では無く、少しばかり豪華な家具の揃えられた寝室の様な場所。

両手を掴まれたミランダは、そのままベッドに押し倒された。



「わ、わたしの正拳が効いてないなんて!!」



「いや、驚きはしたが効くワケ無いだろ?お嬢様の優しい拳なんて。
面白い言い方するなぁ、お前。」



グリーンヤンキー、マグスは細身で高身長なのでヒョロリと見えがちだが筋肉も付いており体格はいい。

押さえ込まれたら抗えない。

両腕を広げた状態でベッドに押さえ付けられているミランダは、何とか逃れ様と身を捩る。



「ずっと、お前が欲しくてな…他の女を抱くのを我慢してたんだぜ?」



「してたんだぜ!?知らんがな!
そんな事しなくても、他の女とヤりまくってたら良かったんだぜ!」



パニクり過ぎて口調がつられる。

マグスが噴き出して笑い出した。



「ブフッ!!おっもしれぇ…!あーたまらん!
お前が欲しいわ!俺のモンにしないと気が済まねぇ!」



ミランダの胸の膨らみの上にマグスの顔が乗る。衣服のうえからの胸へのキスが始まる。



「………………………」



先日サイモンに激しく貪る様に愛され過ぎて、親指の痕が出来て少し熱を持ってしまった両胸には、サイモンお手製の冷え◯タを貼っている。その上から胸を保護するようにガーゼ等が重なっており、ミランダの胸は巨乳状態だ。

だもんで、何にも感じない。



「お前、こんな胸でかかったっけ?こないだ触った時はもっと、こう…手の平に納まる位の…」



余計なお世話だ!こんちくしょうが!!

そんな表情でマグスを睨む。



「まぁ、脱がせりゃ分かる事だ……俺は下から脱がせてくのが好きなんだよ…さぁ、ミランダ……お前の大事な大事な場所を見させて貰うぜ?」



マグスの左手で両腕を押さえ込まれる。

マグスの右手がスカートの裾を少しずつ捲り上げ始めた。



「や、やめて!見ないで!!やめて!!」



「はん?見るだけで済むワケねぇだろ?舐め回して、いじくり回して、たくさん突いてやるよ!俺の身体から離れられなくなる程な!!」



スカートを捲り上げている途中で、マグスが自分のトラウザーズの中ではち切れそうに膨らんだ股間を見せつける様にミランダの方に腰を向けた。



「……なっ……!」



「どうだ…?俺のはデカイぜ?これで、お前も気持ち良くして……」



「…………ちっさ…」



思わずミランダが呟いてしまった。

呟いてしまった後、すいませんとでも言う様にミランダは顔を横に向ける。



「ち、小さい!?そんな事言われた事ネェよ!!お前、普段どんな化け物見てんだよ!!」



「え、えーっと…アナタがマグナムでしたら、その方はバズーカですので…いえ、アナタのも充分に立派だと存じます。
存じますが、いかんせんその方は神の御子の御子と同じサイズですので、人の身ではまず、同じ土俵には立てませんと言いますか…。」



変な意味でグリーンヤンキーが気の毒になったミランダが変な慰め方をする。

慰められれば慰められる程、逆に辛くなったのか、マグスはミランダのスカートをガバッと捲り上げた。



「うるせぇ!!男はサイズじゃねぇ!!テクニックだ!!」



「いやぁ!やめて!!多分それも、かないません!!」



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