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白鳥雪 編
閑話『彼女の笑顔のために』三神真緒目線
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雪には、苦手なものなど存在しないのだと思っていた。
◯「...」
「...こ、これはこれで美味しいよ?」
●「...」
雪の家で黒羽ちゃんと三人で食べたことがある。
その時に出てきたのが...
(黒っ!)
◯「申し訳ありません...」
「謝らないで、ちゃんと美味しいから...ね?」
●「...うん、食べられないほどじゃないかな」
◯「申し訳ありません...」
雪が卵焼きをうまく作れないとは意外だった。
私よりも女子力が高い雪は料理・洗濯・掃除と完璧だったからだ。
(あんなに悲しそうにしてる雪、はじめて見た...)
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
別の日。
◯「ちっ...」
●「雪~?何してるの?」
◯「あ、真緒さん...」
周りには、
黄色と黒でできた物体があった。
●「ふ~ん...。あのね、雪」
◯「な、なんでしょう...」
●「もう少し力を抜いて、くるっとやってみ?」
◯「...はい」
それからも一人で練習していたようだ。
どんどん皿の数は増えていき...。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
☆「...おまえでも失敗するのか」
遥が少し笑いをこらえた様子でやってきた。
●「遥も食べる?結構味はいいんだよ~」
☆「真緒もいたのか。俺ももらおう」
◯「遥様に失敗作を召し上がっていただくわけには」
☆「あいつのためなのだろう?おまえがここまで必死にやっているところをプライベートゾーンでは初めて見た。それでチャラにしてやる。あいつを驚かせてやれ」
三人で雪の失敗作を処理した。
味はいいのだ。雪らしく、分量どおり入っているから。しかし、見た目が悲惨なので卵焼きとは思えないのだ。
それにしても...
(こんなに必死になる雪、久しぶりに見た気がする)
仕事以外ではそんなにやる気を出さない。
そんな雪を私は、姉代わりとして見ていて楽しかった。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
うまく作れるようになったあと、私は墓に来ていた。
(花、あの子...本当にいい子を見つけたわよ)
この日の風はやわらかかった。
◯「...」
「...こ、これはこれで美味しいよ?」
●「...」
雪の家で黒羽ちゃんと三人で食べたことがある。
その時に出てきたのが...
(黒っ!)
◯「申し訳ありません...」
「謝らないで、ちゃんと美味しいから...ね?」
●「...うん、食べられないほどじゃないかな」
◯「申し訳ありません...」
雪が卵焼きをうまく作れないとは意外だった。
私よりも女子力が高い雪は料理・洗濯・掃除と完璧だったからだ。
(あんなに悲しそうにしてる雪、はじめて見た...)
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別の日。
◯「ちっ...」
●「雪~?何してるの?」
◯「あ、真緒さん...」
周りには、
黄色と黒でできた物体があった。
●「ふ~ん...。あのね、雪」
◯「な、なんでしょう...」
●「もう少し力を抜いて、くるっとやってみ?」
◯「...はい」
それからも一人で練習していたようだ。
どんどん皿の数は増えていき...。
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☆「...おまえでも失敗するのか」
遥が少し笑いをこらえた様子でやってきた。
●「遥も食べる?結構味はいいんだよ~」
☆「真緒もいたのか。俺ももらおう」
◯「遥様に失敗作を召し上がっていただくわけには」
☆「あいつのためなのだろう?おまえがここまで必死にやっているところをプライベートゾーンでは初めて見た。それでチャラにしてやる。あいつを驚かせてやれ」
三人で雪の失敗作を処理した。
味はいいのだ。雪らしく、分量どおり入っているから。しかし、見た目が悲惨なので卵焼きとは思えないのだ。
それにしても...
(こんなに必死になる雪、久しぶりに見た気がする)
仕事以外ではそんなにやる気を出さない。
そんな雪を私は、姉代わりとして見ていて楽しかった。
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うまく作れるようになったあと、私は墓に来ていた。
(花、あの子...本当にいい子を見つけたわよ)
この日の風はやわらかかった。
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