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赤城玲音 篇
第33話
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◆「昨日は、かっこわりいとこ見せちゃったな...」
「そんなことないよ!私は...色んな玲音が見られてよかった」
◆「黒羽...」
電話が鳴る。
◆「美音!どうした?...え?ごめんな、ダメな兄ちゃんだよな...。ゆっくり休め」
「どうしたの?」
◆「あいつ、体調悪いのを無理やり働いてたらしい。熱で倒れたと連絡があった。だから...」
「?」
◆「黒羽も、ついてくる?」
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
(よかった、公安零課の仕事かと...)
その夜、玲音のバーにきていた。
◆「いらっしゃい!」
(働く玲音、かっこいい...)
玲音はてきぱき動いていく。
そんななか、女性が襲われていた。
~「てめえ、可愛いじゃねーか...」
ー「や、やめて...」
明らかに様子がおかしい。
「玲音、あれ!」
◆「ありがとな、黒羽」
玲音は怖い顔になった。
◆「おいあんた、うちの店で何やってんだ」
~「この可愛い子がぶつかってきてよー」
◆「いいからでてけ」
~「...んだと、てめえ!」
◆「せいや!」
玲音は男をなぎ倒した。
◆「酔っぱらって暴れた。...現行犯な」
いつの間に呼んだのか、警察に引き渡している。
◆「お客様、大丈夫ですか?」
女性は青ざめて震えている。
(もしかしたら、役に立てるかもしれない...)
「...~♪」
気づいたら私は歌っていた。
...『追想の子守唄』。あの日海で歌ったものと同じだ。
ー「あ、ありがとうございます。なんか元気出ました...」
「それならよかったです」
ふわり。
本当にありがとうございました、と感謝の言葉を口にして彼女は帰っていった。
◆「...あの夜も、歌ってくれたの?」
「え?...まさか」
◆「あの日は遠征の帰りで...俺らの船はマフィアの攻撃を受けて沈没して...俺は流された。その時、人魚に会ったんだ。...綺麗な声で歌ってくれて...」
「じゃあ、玲音があの時の人...!」
黒羽も話した。
20になってようやく陸を見られたこと。
海を流される人影を見て陸へあげたこと。
...歌と勿忘草を残したこと。
◆「そうだったのか...。じゃあ俺らは、その時から運命が決まっていたのかもな!」
玲音の言葉に思わず笑みがこぼれる。
「玲音、子どもみたい...」
◆「黒羽が笑うなら子どもでいいよ」
二人で笑いあいながら片づけをすすめていった...。
「そんなことないよ!私は...色んな玲音が見られてよかった」
◆「黒羽...」
電話が鳴る。
◆「美音!どうした?...え?ごめんな、ダメな兄ちゃんだよな...。ゆっくり休め」
「どうしたの?」
◆「あいつ、体調悪いのを無理やり働いてたらしい。熱で倒れたと連絡があった。だから...」
「?」
◆「黒羽も、ついてくる?」
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
(よかった、公安零課の仕事かと...)
その夜、玲音のバーにきていた。
◆「いらっしゃい!」
(働く玲音、かっこいい...)
玲音はてきぱき動いていく。
そんななか、女性が襲われていた。
~「てめえ、可愛いじゃねーか...」
ー「や、やめて...」
明らかに様子がおかしい。
「玲音、あれ!」
◆「ありがとな、黒羽」
玲音は怖い顔になった。
◆「おいあんた、うちの店で何やってんだ」
~「この可愛い子がぶつかってきてよー」
◆「いいからでてけ」
~「...んだと、てめえ!」
◆「せいや!」
玲音は男をなぎ倒した。
◆「酔っぱらって暴れた。...現行犯な」
いつの間に呼んだのか、警察に引き渡している。
◆「お客様、大丈夫ですか?」
女性は青ざめて震えている。
(もしかしたら、役に立てるかもしれない...)
「...~♪」
気づいたら私は歌っていた。
...『追想の子守唄』。あの日海で歌ったものと同じだ。
ー「あ、ありがとうございます。なんか元気出ました...」
「それならよかったです」
ふわり。
本当にありがとうございました、と感謝の言葉を口にして彼女は帰っていった。
◆「...あの夜も、歌ってくれたの?」
「え?...まさか」
◆「あの日は遠征の帰りで...俺らの船はマフィアの攻撃を受けて沈没して...俺は流された。その時、人魚に会ったんだ。...綺麗な声で歌ってくれて...」
「じゃあ、玲音があの時の人...!」
黒羽も話した。
20になってようやく陸を見られたこと。
海を流される人影を見て陸へあげたこと。
...歌と勿忘草を残したこと。
◆「そうだったのか...。じゃあ俺らは、その時から運命が決まっていたのかもな!」
玲音の言葉に思わず笑みがこぼれる。
「玲音、子どもみたい...」
◆「黒羽が笑うなら子どもでいいよ」
二人で笑いあいながら片づけをすすめていった...。
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