563 / 732
赤城玲音 篇
第35話
しおりを挟む
「うう、ん...」
(いい天気だな)
この日は結局、家の裏の丘でピクニックをすることになった。
一つは病み上がりの美音のため。
もう一つは...足が不自由な黒羽のため。
サンドイッチを作りながら申し訳ない気持ちでいっぱいになる。
(私、邪魔?)
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
◆「おはよー!」
「おはよう...」
◆「どうかした?」
「う、ううん!」
(顔に出てたかな...)
「お昼のお弁当、出来たよ」
◆「じゃあ、一緒にきて」
「え、玲音、ちょっと...」
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
玲音は自身の部屋まで黒羽を連れてくると...
◆「ここなら、隠さずに言える?」
(やっぱり、バレちゃってたんだ)
「それは...」
◆「それは?」
「...迷惑、なんじゃないかと思ったの。私がいなかったらもっと色んな場所に行けたかもしれないのに、なのに...」
弱々しく、少しずつ話す黒羽を、玲音はたまらず抱きしめた。
「玲音?」
◆「俺は、黒羽がいてくれないと嫌だよ...。俺に一人で抱えこまないでほしいって言ったのは黒羽だよ。なのに...黒羽が抱えこんだら意味ないよ!でも...俺、全然気がつかなくてごめん。これから努力するから...黒羽のこと、もっと教えて」
ポロポロと零れ落ちる涙を、黒羽は止めることができなかった。
「玲音っ、れ、お...」
◆「俺の前で、いっぱい気がすむまで泣いてよ」
黒羽はたくさん泣いた。
その姿を見て、玲音は黒羽にキスをする。
「んっ...玲音」
◆「なーに?」
「...好き」
◆「な...!?ふ、不意討ちはずるいよ!」
「ぁ...」
二人は時間を忘れ、飽きるほどキスを繰り返した...。
(いい天気だな)
この日は結局、家の裏の丘でピクニックをすることになった。
一つは病み上がりの美音のため。
もう一つは...足が不自由な黒羽のため。
サンドイッチを作りながら申し訳ない気持ちでいっぱいになる。
(私、邪魔?)
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
◆「おはよー!」
「おはよう...」
◆「どうかした?」
「う、ううん!」
(顔に出てたかな...)
「お昼のお弁当、出来たよ」
◆「じゃあ、一緒にきて」
「え、玲音、ちょっと...」
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
玲音は自身の部屋まで黒羽を連れてくると...
◆「ここなら、隠さずに言える?」
(やっぱり、バレちゃってたんだ)
「それは...」
◆「それは?」
「...迷惑、なんじゃないかと思ったの。私がいなかったらもっと色んな場所に行けたかもしれないのに、なのに...」
弱々しく、少しずつ話す黒羽を、玲音はたまらず抱きしめた。
「玲音?」
◆「俺は、黒羽がいてくれないと嫌だよ...。俺に一人で抱えこまないでほしいって言ったのは黒羽だよ。なのに...黒羽が抱えこんだら意味ないよ!でも...俺、全然気がつかなくてごめん。これから努力するから...黒羽のこと、もっと教えて」
ポロポロと零れ落ちる涙を、黒羽は止めることができなかった。
「玲音っ、れ、お...」
◆「俺の前で、いっぱい気がすむまで泣いてよ」
黒羽はたくさん泣いた。
その姿を見て、玲音は黒羽にキスをする。
「んっ...玲音」
◆「なーに?」
「...好き」
◆「な...!?ふ、不意討ちはずるいよ!」
「ぁ...」
二人は時間を忘れ、飽きるほどキスを繰り返した...。
0
あなたにおすすめの小説
JKメイドはご主人様のオモチャ 命令ひとつで脱がされて、触られて、好きにされて――
のぞみ
恋愛
「今日から、お前は俺のメイドだ。ベッドの上でもな」
高校二年生の蒼井ひなたは、借金に追われた家族の代わりに、ある大富豪の家で住み込みメイドとして働くことに。
そこは、まるでおとぎ話に出てきそうな大きな洋館。
でも、そこで待っていたのは、同じ高校に通うちょっと有名な男の子――完璧だけど性格が超ドSな御曹司、天城 蓮だった。
昼間は生徒会長、夜は…ご主人様?
しかも、彼の命令はちょっと普通じゃない。
「掃除だけじゃダメだろ? ご主人様の癒しも、メイドの大事な仕事だろ?」
手を握られるたび、耳元で囁かれるたび、心臓がバクバクする。
なのに、ひなたの体はどんどん反応してしまって…。
怒ったり照れたりしながらも、次第に蓮に惹かれていくひなた。
だけど、彼にはまだ知られていない秘密があって――
「…ほんとは、ずっと前から、私…」
ただのメイドなんかじゃ終わりたくない。
恋と欲望が交差する、ちょっぴり危険な主従ラブストーリー。
診察室の午後<菜の花の丘編>その1
スピカナ
恋愛
神的イケメン医師・北原春樹と、病弱で天才的なアーティストである妻・莉子。
そして二人を愛してしまったイケメン御曹司・浅田夏輝。
「菜の花クリニック」と「サテライトセンター」を舞台に、三人の愛と日常が描かれます。
時に泣けて、時に笑える――溺愛とBL要素を含む、ほのぼの愛の物語。
多くのスタッフの人生がここで楽しく花開いていきます。
この小説は「医師の兄が溺愛する病弱な義妹を毎日診察する甘~い愛の物語」の1000話以降の続編です。
※医学描写はすべて架空です。
あるフィギュアスケーターの性事情
蔵屋
恋愛
この小説はフィクションです。
しかし、そのようなことが現実にあったかもしれません。
何故ならどんな人間も、悪魔や邪神や悪神に憑依された偽善者なのですから。
この物語は浅岡結衣(16才)とそのコーチ(25才)の恋の物語。
そのコーチの名前は高木文哉(25才)という。
この物語はフィクションです。
実在の人物、団体等とは、一切関係がありません。
~春の国~片足の不自由な王妃様
クラゲ散歩
恋愛
春の暖かい陽気の中。色鮮やかな花が咲き乱れ。蝶が二人を祝福してるように。
春の国の王太子ジーク=スノーフレーク=スプリング(22)と侯爵令嬢ローズマリー=ローバー(18)が、丘の上にある小さな教会で愛を誓い。女神の祝福を受け夫婦になった。
街中を馬車で移動中。二人はずっと笑顔だった。
それを見た者は、相思相愛だと思っただろう。
しかし〜ここまでくるまでに、王太子が裏で動いていたのを知っているのはごくわずか。
花嫁は〜その笑顔の下でなにを思っているのだろうか??
壊れていく音を聞きながら
夢窓(ゆめまど)
恋愛
結婚してまだ一か月。
妻の留守中、夫婦の家に突然やってきた母と姉と姪
何気ない日常のひと幕が、
思いもよらない“ひび”を生んでいく。
母と嫁、そしてその狭間で揺れる息子。
誰も気づきがないまま、
家族のかたちが静かに崩れていく――。
壊れていく音を聞きながら、
それでも誰かを思うことはできるのか。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる