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茶園 渚篇
第18話
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「ん...白玉?」
いつのまにか紙と鉛筆をくわえ、白玉は黒羽の足元にいる。
「白玉も書く?」
机の上に乗せてあげると、スラスラなにかを書きはじめた。
(最近、絵を描いてなかったから...)
黒羽は色鉛筆で色を塗りはじめる。
「よし、できた!」
白玉は顔をあげ、黒羽の方を見ている。
「どうかな?上手く描けたかな...?」
そこに描かれていたのは、よく晴れた空の下、笑顔の白玉を抱きかかえる渚の姿だった。
白玉は紙を触る。
(無意識に描いちゃった...)
白玉は紙の上に乗る。
「白玉⁉」
白玉は書き加えたのだ...自らの気持ちを。
「...!これ、渚が絶対に喜ぶよ。それにしても...私より白玉の方が字を覚えるの早いね...。これ、渚に渡そうか」
ふわり。
白玉はぴょんぴょん跳ねて、そのあとは黒羽に抱きしめられてベッドで寝てしまった。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
▼「おい、できたぞ...」
キッチンから渚が顔を出す。
(渚、少し眠そうだな...)
「言ってくれればご飯作ったのに」
▼「俺がやりたいからやっただけだ」
しばらくすると、いつもよりのゆっくりな歩きで白玉が昨夜の紙をくわえてやってくる。
▼「...おい白玉、どうした」
白玉は固まってしまっている。
(照れてるのかな...?)
「白玉、渡すんでしょう...?」
それでも白玉は固まっている。
「そんなに固まらなくても、大丈夫だよ。渡してあげて?」
黒羽は白玉の頭をそっと撫でる。
白玉は安心したのか、渚にすんなりと紙を渡した。
▼「...俺にくれるのか?」
白玉は恥ずかしそうに黒羽の膝の上に乗っている。
▼「これは...」
渚が顔を真っ赤にしたまま、白玉を少し乱暴に撫でる。
▼「こんなこと思ってたのかよ。絵は黒羽が描いたのか」
「うん。白玉のお手伝いをしただけだよ」
▼「...少し店を休みにして、出掛けるか」
「本当に⁉」
白玉も顔をあげる。
▼「おまえを置いていかないから心配するな」
渚は店の方へ走っていってしまった。
「渚、喜んでたね」
ふわり。
黒羽は笑って白玉の頭を撫でてやるのだった。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
▼「どうするか...」
一枚の紙を見ながら、渚はどこに飾るべきか考えていた。
その絵には、幼稚な拙い字でこう書き加えられていた。
《あのとき たすけてくれてありがとう だいすき》
いつのまにか紙と鉛筆をくわえ、白玉は黒羽の足元にいる。
「白玉も書く?」
机の上に乗せてあげると、スラスラなにかを書きはじめた。
(最近、絵を描いてなかったから...)
黒羽は色鉛筆で色を塗りはじめる。
「よし、できた!」
白玉は顔をあげ、黒羽の方を見ている。
「どうかな?上手く描けたかな...?」
そこに描かれていたのは、よく晴れた空の下、笑顔の白玉を抱きかかえる渚の姿だった。
白玉は紙を触る。
(無意識に描いちゃった...)
白玉は紙の上に乗る。
「白玉⁉」
白玉は書き加えたのだ...自らの気持ちを。
「...!これ、渚が絶対に喜ぶよ。それにしても...私より白玉の方が字を覚えるの早いね...。これ、渚に渡そうか」
ふわり。
白玉はぴょんぴょん跳ねて、そのあとは黒羽に抱きしめられてベッドで寝てしまった。
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▼「おい、できたぞ...」
キッチンから渚が顔を出す。
(渚、少し眠そうだな...)
「言ってくれればご飯作ったのに」
▼「俺がやりたいからやっただけだ」
しばらくすると、いつもよりのゆっくりな歩きで白玉が昨夜の紙をくわえてやってくる。
▼「...おい白玉、どうした」
白玉は固まってしまっている。
(照れてるのかな...?)
「白玉、渡すんでしょう...?」
それでも白玉は固まっている。
「そんなに固まらなくても、大丈夫だよ。渡してあげて?」
黒羽は白玉の頭をそっと撫でる。
白玉は安心したのか、渚にすんなりと紙を渡した。
▼「...俺にくれるのか?」
白玉は恥ずかしそうに黒羽の膝の上に乗っている。
▼「これは...」
渚が顔を真っ赤にしたまま、白玉を少し乱暴に撫でる。
▼「こんなこと思ってたのかよ。絵は黒羽が描いたのか」
「うん。白玉のお手伝いをしただけだよ」
▼「...少し店を休みにして、出掛けるか」
「本当に⁉」
白玉も顔をあげる。
▼「おまえを置いていかないから心配するな」
渚は店の方へ走っていってしまった。
「渚、喜んでたね」
ふわり。
黒羽は笑って白玉の頭を撫でてやるのだった。
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▼「どうするか...」
一枚の紙を見ながら、渚はどこに飾るべきか考えていた。
その絵には、幼稚な拙い字でこう書き加えられていた。
《あのとき たすけてくれてありがとう だいすき》
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