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緑川 真人 続篇
第2話
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▲「...どうかな?少し落ち着いた?」
真人は理解していた。
恐らく黒羽が不安がっていることに。
心のなかで、あらゆるものに怯えていることに。
「どうして...」
▲「見ていれば分かるよ」
(真人は本当に心配してくれてるんだな...)
「大丈夫だよ。私の側には、いつも真人がいてくれるから」
ふわり。
▲「...強いね、黒羽は」
「そんなことないよ!真人たちには追いつけないけれど...それでも、私ができることをやってみたいの」
▲「黒羽...。まず何ができるか、考えてみよう」
「うん!」
病院の小さな灯りが二人を照らした。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
「おはよう」
▼「おう」
「体調はどう?」
▼「だいぶましだ」
「よかった...」
入院してから二ヶ月。渚の怪我は想像以上に酷く、三ヶ月ほど入院することになってしまった。
▲「何の花がいい?」
▼「おまえの分野だろ」
○「折角きてくれたんだから、もっと素直に接すればいいのに」
▼「うるせー...」
病室はいつも賑やかで。
平穏な日々が続いていた。
笑顔も絶えなかった。
黒羽は花屋の仕事をこなしながら、毎日病院に行っていた。
黒羽の足は、少しずつよくなった。
今は杖も必要ないほどには回復した。
▼「俺が退院したら、おまえの足の治療を続行するからな」
「いいの?だって、渚はまだあまりよくないのに...」
▼「だから、退院したらだ。今はまだ、そんな状態ではないからな」
「ありがとう」
ふわり。
黒羽はいつものように笑って、気丈にふるまった。
▲「...黒羽、ちょっときて」
「え?」
真人はぐいぐい黒羽の腕を引っ張っていく...。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
「どうしたの?」
▲「また考えてたでしょ?」
「え?」
▲「迷惑なんじゃないか、とか」
「それは、」
黒羽が言いかけたとき、唇に柔らかいものが触れた。
「んっ...」
息苦しくなり、口を薄く開く。
その隙間から舌が絡めとられていき、黒羽の思考は次第に溶けていく。
「ふ...ぅ...ま、さと」
▲「言ったでしょ?誰も迷惑なんて思わないって」
「分かった、から...。ここ、病院、」
▲「じゃあ、続きは部屋に帰ってからだね」
「⁉」
▲「黒羽に拒否権はないからね?」
少し悪戯っぽい笑顔を浮かべて、真人と再び渚の病室を目指す。
黒羽はあまりにも唐突すぎる真人の一言で、思わず気絶しそうだった。
真人は理解していた。
恐らく黒羽が不安がっていることに。
心のなかで、あらゆるものに怯えていることに。
「どうして...」
▲「見ていれば分かるよ」
(真人は本当に心配してくれてるんだな...)
「大丈夫だよ。私の側には、いつも真人がいてくれるから」
ふわり。
▲「...強いね、黒羽は」
「そんなことないよ!真人たちには追いつけないけれど...それでも、私ができることをやってみたいの」
▲「黒羽...。まず何ができるか、考えてみよう」
「うん!」
病院の小さな灯りが二人を照らした。
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「おはよう」
▼「おう」
「体調はどう?」
▼「だいぶましだ」
「よかった...」
入院してから二ヶ月。渚の怪我は想像以上に酷く、三ヶ月ほど入院することになってしまった。
▲「何の花がいい?」
▼「おまえの分野だろ」
○「折角きてくれたんだから、もっと素直に接すればいいのに」
▼「うるせー...」
病室はいつも賑やかで。
平穏な日々が続いていた。
笑顔も絶えなかった。
黒羽は花屋の仕事をこなしながら、毎日病院に行っていた。
黒羽の足は、少しずつよくなった。
今は杖も必要ないほどには回復した。
▼「俺が退院したら、おまえの足の治療を続行するからな」
「いいの?だって、渚はまだあまりよくないのに...」
▼「だから、退院したらだ。今はまだ、そんな状態ではないからな」
「ありがとう」
ふわり。
黒羽はいつものように笑って、気丈にふるまった。
▲「...黒羽、ちょっときて」
「え?」
真人はぐいぐい黒羽の腕を引っ張っていく...。
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「どうしたの?」
▲「また考えてたでしょ?」
「え?」
▲「迷惑なんじゃないか、とか」
「それは、」
黒羽が言いかけたとき、唇に柔らかいものが触れた。
「んっ...」
息苦しくなり、口を薄く開く。
その隙間から舌が絡めとられていき、黒羽の思考は次第に溶けていく。
「ふ...ぅ...ま、さと」
▲「言ったでしょ?誰も迷惑なんて思わないって」
「分かった、から...。ここ、病院、」
▲「じゃあ、続きは部屋に帰ってからだね」
「⁉」
▲「黒羽に拒否権はないからね?」
少し悪戯っぽい笑顔を浮かべて、真人と再び渚の病室を目指す。
黒羽はあまりにも唐突すぎる真人の一言で、思わず気絶しそうだった。
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